合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格された自治体

香川県庁

公務員をめざした理由・契機

私が公務員を目指したのは、正直なことを言うと、安定した職に就きたかったからという理由が一番大きいです。コロナ禍で社会の様々な部分が不安定になっているなかで、公務員の安定性は非常に大きな魅力でした。

さらに、日々の生活をより豊かにする民間企業の仕事に対し、その豊かさの前提となっている日常生活の基盤を支えるという縁の下の力持ち的な公務員の仕事内容自体も、私の性格に合っていると感じました。
また、公務員の中でもどの地方自治体、官庁を第一志望にするかを悩んだ時期もありましたが、地元が好きであるという気持ちが大きかったことと、数年で部署を異動することで県が担う非常に幅広い分野の仕事を経験できるという点に魅力を感じたことから、地元の県庁を第一に志望しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

公務員試験の予備校を探している際にいくつかの予備校をランキング形式で紹介しているサイトを見かけ、そのランキングの上位にアガルートの名前があったことから資料を請求しました。
届いたお試しの講義動画とテキストが良かったことと、内定すれば全額返金という特典があること、さらにフルオンラインで受講できることに惹かれ、最終的にアガルートに決めました。

勉強の方針と進め方

アガルートを受講しはじめてから、テキストと動画をザッと一周してその後はひたすら過去問を周回するというやり方で進めていました。

また科目が多い分、時間配分が非常に大事であると感じたため、大学受験期にも取り組んでいた特に得意な科目、あるいは苦手な科目については対策の時間を敢えて取らないことにし、その分初学であり配点の高い科目でもある法律や経済科目の学習時間の確保に努めました。
数的処理については少しの時間であってもなるべく毎日問題を解くようにしていました

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

大きな失敗や挫折があったわけではありませんが、大学の授業や発表準備に忙殺されることが多く、なかなか試験勉強の時間が取れないことが懸念事項でした。
折角長期休暇の間に集中して覚えた事柄についてもいつの間にか忘れてしまっていることがあり、そのことがやる気の低下に繋がっていました。

しかし、忘れた分だけまた覚えたときに前より忘れにくくなる、と考え方を変えることにしました。毎日の勉強についても、何もやらないよりたとえ数分であってもやれば積み重なっていくはずと気持ちを切り替えることでモチベーションを保ちました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

時事対策のテキストと動画が非常に分かりやすくまとまっていたため、時事に関してはアガルートの教材のみで勉強していました。動画は倍速で再生して、移動時間中に聞くことも多かったです。社会科学のテキストも、ポイントがわかりやすく振り返りがしやすかったです。

また数的処理のテキストには豊富な問題が掲載されていたため、過去問を周回するのに大いに活用させていただきました。テキストの頭から順に解いていくのではなく、それぞれの分野の問題を満遍なく解くことを意識して演習を繰り返していました。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

私は公務員の試験勉強を始めるまで、法律科目にも経済科目にも一度も触れたことがありませんでした。アガルートを受講する前に独学で勉強していた頃は、これらの科目が本当に分からなくて、テキストを1ページ進めるだけでも一苦労といった感じでした。

しかしアガルートの講義動画とテキストを用いた学習では重要なポイントを整理して理解することができるため、すんなりと勉強が進みました。過去問を何回も解いているうちに、全然分からなかったはずのこともいつの間にか分かるようになっていました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

面接シートの添削と模擬面接を何回かしていただきました。まず面接シートに関しては、文量や字の大きさから、内容や表現の仕方に至るまで、丁寧にご指導いただきました。
面接本番ではほとんど面接シートの内容に沿った質問をされたため、先生のご意見をいただきながら面接シートを練れたことは面接前の自信にもつながりました。

また模擬面接ではオンラインと対面の両方を受けさせていただいたのですが、それぞれ的確なご指導をいただき、自分だけでは気づくことのできなかった話し方の癖などをご指摘いただけたのが非常にありがたかったです。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

大学の授業の空きコマや、日々の隙間時間を使って勉強していました。またバイトをやめてからは、大体20時くらいには寝る準備を全て済ませて、21時半〜22時くらいまで勉強時間を取るようにしていました。私は睡眠時間が短くなると何もかもが駄目になってしまうタイプなので、23時前には就寝して睡眠時間を確保するということも心がけていました。

長期休暇中は、早く寝た分朝の7時くらいから勉強を開始していました。また、毎日のタスクをざっくり書き出して課題が見やすくなるようにしていました。

直前期の過ごし方

引き続き過去問の周回を行いつつ、これまで触れていなかったいわゆる捨て科目についても、隙間時間でテキストにざっと目を通すことでなんとなく目に馴染みのある情報を増やそうとしていました。

直前期からテキストをしっかり読み込んで内容を完全に理解をする、というのは難しいですが、試験本番のときに目にする問題が全く見たことがないものであるよりは、なんとなく見たことがあるものの方が解答を選ぶきっかけを掴みやすいかなと思いそうしていました。
特段、普段と違う心構えなどはせず、とにかくいつも通りの状態で受けようと思っていました。

試験期間中の過ごし方

期間中に関しても、過ごし方は直前期とほとんど変わりませんでした。第一志望である地元県庁の試験日までに国家や東京都も受けていたので、その問題と解答速報を見て自分の弱い分野の復習をし直したくらいでしょうか。

とにかく法律科目や経済科目、数的処理の過去問をまわし、夜はしっかり寝て朝は早めに起きるということを続けていました。早起きの習慣がついていたおかげで、試験当日も特に苦労することなく準備をして早めに試験会場に向かうことができました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

教養科目は比較的得意でしたし、当日の手応え的にも多分できているだろうなと思っていました。特に文章理解や数的処理といった出題数の多い科目でそれなりに点が取れた感覚があったので、自然科学や社会科学の問題で分からないものがあっても落ち着いて受験することができました。

それでも、それまでに受けた他の試験と違い問題が会場で回収され、自己採点ができない状態だったので、一次合格が発表されるまではかなりドキドキしていました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

個別面接では常に笑顔で受け答えができたので、手応えはありました。私が受けた面接では面接官が六人いらしたのですが、その内お一人が背もたれにダラっともたれて腕を組んでいるような強面の方で、なるほどこれが噂に聞く「クレーマー対応確認要員」か、と思いました。

面接中はその方の姿勢その他ことは特に気にせず普通に受け答えしていたのですが、こちらが目線を合わせて話していると段々頷いて聞いてくださるようになって、隠しきれないお人柄の良さを垣間見させていただけたことによっしゃ、と思いました。

集団討論では、同じグループになった方々が皆さん積極的に意見を出してくださる方で、試験としての出来云々よりも楽しく討論ができたと思えたことが非常に良かったと思います。

合格・内定した時の気持ち

素直にとても嬉しかったです。ずっと地元で公務員として働きたいと思っていたので、あとは卒業さえすれば地元で働けるという環境を整えられたことに安堵しました。

周りの友人は民間就活をしている人が多く、就活を終えて卒論準備に全力で取り組んでいる彼らの様子を見ていると、授業と就活と卒論準備を両立しなければならない自分の状況に焦りを覚えることもありました。
しかし、あまり自分を急かさずにコツコツと学習を続けられたのが良かったかなと思います。応援してくれた家族や友人、ご指導くださったアガルートの講師の皆様にとても感謝しています。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

最初のうちに、力を入れる科目とそうでない科目をしっかり分けて勉強できたことがよかったのではないかと思います。たくさんある試験科目全てに力を注ぐことはできません。

私の場合は、特に得意な文章理解と特に苦手な自然科学については、過去問で問題の出され方を確認した他には何も対策をせず、そこでできた時間を使って法律科目や経済科目に全力で取り組みました。闇雲に勉強するのではなく、自分が欲しい教科ごとの点数を具体的に設定して、計画的に学習できたことが全体の点数向上につながったのではないかと思います。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私は地元の県産品のブランド力強化や販路拡大などの仕事に取り組みたいと思っています。数年前、友人に教えたおすすめの地元県産品をいたく気に入ってもらえたことがとても嬉しくて、地元の魅力的な県産品についてもっと色んな人に知ってもらいたいと思うようになりました。

また、自分が知らない県産品が多くあることにも気づき、県外だけでなく県内に向けてのPRも重要であると感じるようになりました。県庁職員として、魅力的な県産品についての情報を広く発信していくことで、地元のさらなる活性化に貢献できるような仕事をしたいと考えています。

また、県庁では数年おきの異動によって、様々な業務を経験することができることも私にとっては一つの魅力になっています。どこに配属されても、自分にできる業務に全力で取り組み、経験を積んでいきたいです。

受験生に対するメッセージ

試験勉強をしているとき、択一の暗記も、記述の書き方も、面接の準備も、何もかもうまくいくかどうか分からなくて、一体何が正解なんだー! と不安になりながら日々動画やテキストに向き合っていました。

試験を終えて振り返ってみると、そういう不安があったからこそ、試験まで色んな可能性を考えて、確実な準備をしてこれたのかな、という気がします。結果が出るまでは精神的にきついこともあるかもしれませんが、そういうきつさも含めて、試験のために頑張っていること全てが自分の糧になっているのではないでしょうか。
努力を続けている限り、きっと何一つ無駄なことはないと思いますので、自信を持って勉強を進めていただければ大丈夫なのではないかと思います。頑張って下さい。