合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格された自治体

秋田市役所

公務員をめざした理由・契機

私は地元での就職を考えていて、将来家族との時間を大切にしたいと考えていたため転勤のない職業を探していた。その条件を踏まえると民間企業に目ぼしい企業はなく、公務員に興味を持った。
最初の頃は民間に比べての給与の低さなどから公務員を目指すことへの躊躇いなどは多くあったが、自分の教養を深める機会になると言い聞かせ、ただひたすらに勉強を続けた。

だが、面接対策や論文試験対策をしていくうちに現在の日本が置かれている状況や地域の活性化にはどのような取り組みが必要とされているかということを知る機会が多くあり、そのような取り組みに主体的に取り組むことができる公務員という職業に魅力を感じるようになり、本腰を入れて公務員を志望するようになった。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

大学の生協にも公務員講座は存在していたが、模試の代金を含めると40万円近くになり、費用を自分で賄おうと考えていた私には到底払える金額ではなく、民間の予備校の講座を受けることを決めた。

友人が東京アカデミーに通っていたので、「東京アカデミー」と検索をかけたところ、上にアガルートが出てきた。アガルートのHPを覗くと「合格への最短ルート」や「全額返金」などといった苦学生の私には魅力的すぎる言葉が目に入り、申し込んだ。

勉強の方針と進め方

はじめに、人生でほとんど触れたことのない法律科目に手をつけた。これらは順番が特に肝心であり、憲法、民法、行政法の順番で取り組んだ。一周し終わった後、もう一周すると相乗効果によりさらに理解が深まるので尚いいだろう。

公務員試験は科目が多く、勉強する上でのポイントがいくつかある。その1つは捨て科目を作ることだ。実際、私は地歴は全て捨てたし、アガルートでも国際関係の講義がなかったりなど効率に悪い科目を捨てることを体系的に進めているし、これは最短合格を目指す上でもとても良いことなのである。

もう1つは、1日の勉強方法である。公務員試験は科目が多い。なので、勉強しても期間が空いて覚えていないということが多くある。よって、1日に1つの科目をみっちりやるのではなく、できるだけ多くの科目に触れることが記憶を定着させる上でも大切なのだ。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は大学の勉強やアルバイトが忙しいということや、大学生は遊ばなければならないという謎の感情から公務員試験勉強をあまりしていない時期が12月まで続いた。

12月の時点では法律の主要3科目しか勉強が終わっていなく、公務員試験は確実に落ちることになると感じていた。このままでは来年から我が家の穀潰しになってしまう、そんな感情からこの状況を打破すべく、アルバイトを辞めた。これにより、繰り上がりで穀潰しとなった訳だが、就職に向け励む大学生が穀潰しになるのと無職が穀潰しになるのとでは訳が違うであろう。
結果として合格したのだからこの判断は正解であったと言える。何かを変えることができるのは何かを捨てることができる者である。夢を掴むために多少の犠牲は必要であろう。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

教養試験に関しては、大学受験の貯金が活きたといえる。幸い数的処理も得意な体質であったのでそこまで苦労することはなかった。強いていうのであれば、地学や生物などを早すぎる時期に学んでもどうせ忘れてしまうのだから直前期にやることをお勧めしたい。

早い時期には法律科目や経済科目、教養科目で言えば数的処理や文章理解などの得点源となる科目に力を入れ、効率的に勉強を進めていく必要がある。教養科目の全体的な感想としては、重要分野がまとめられていて効率よく学習を進められた。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

専門科目は全く予備知識がない状態から始めたので記憶の定着に時間がかかり、非常に苦労した印象がある。しかし、小林先生や林先生をはじめ、時折冗談を交えて楽しい雰囲気で学習することができたのでなんとかモチベーションを保つことができたと思う。

ここで、最短合格を謳うアガルートでは頻出分野を中心に学習するのが基本であるのだが、法律科目は他の科目に比べカバーできる範囲が広く、安定して得点が期待できると感じた。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

人物試験は面接対策講座を見て、服装や髪型、目線など細かいことから面接のイロハを学ぶことができた。実際の面接は、私自身毎日研究室に通っているという兼ね合いからすることができなかったが、大学の就職支援課で対面の面接練習を行っていたため、そこで実際の面接の対策をすることになった。

しかし、アガルートで面接対策の動画を見たことによって予備知識を多くつけることができたため、面接練習を効率的な進めることができた。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

人間忙しいように見えて、意外と時間はあるものである。特に大学生はそうである。私は電車に乗っている時間や朝起きてからボーッと携帯を眺めているような、所謂死んだ時間がないように心がけた。
私は12月くらいまでは勉強に身が入ってなかったため、年を越したあたりからは心を入れ替えて、公務員試験に充てられる時間は全て当ててきた。

しかし、次第に精神的に苦しくなってきたためストレス発散にため運動を取り入れた。心の健康を保つことも勉強し続ける上で重要なポイントの1つである。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして,どのような心構えで試験を迎えましたか?

直前期はとにかくアウトプット中心に取り組み、過去問をとにかく解いていた。私は、前半怠けてしまったことから人一倍努力する必要があったため、アルバイトも遊ぶことももちろんやめ、大学の研究活動も一時的に中断して公務員試験に全てをつぎ込んだ。

私の中では大学受験と同じレベルで勉強をした期間であったと思う。直前期となれば論文試験の対策となるため毎日1000字程度の作文を書くことを心がけた。これは後に面接にも活きてくるのでおすすめである。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は筆記試験が全て終わるまでは気を抜かないよう心がけた。筆記試験が全て終わってからは1週間程度息抜きの期間を設け気分転換をした。面接練習に関しては一日中やる必要はないかと思うので筆記試験よりは楽に取り組めたかと思う。

公務員試験は先が見えないくらい長い戦いであるが、ここまできたらあと一歩であるし、ここでやらなければ今まで勉強してきた努力が簡単に無駄になってしまうので、最後の踏ん張りとして努力を継続しなければならない。

教養試験を受験した時の手ごたえ

何度か模試などを受けていたがそれよりは簡単な印象であった。地理歴史は完全に捨て科目としたのだが本番も3問しか出題がなかったので捨てて正解だったと感じた。英文もそこまで長い文はなくセンター試験と比較しても易しいと感じた。数的処理さえきちんと対策していれば問題ないかといった印象であった。

しかし、時事は少し他とは毛色が違い対策したような分野の出題は少なかった。面接対策にもなるので日頃から新聞やニュースを見れば良かったと感じた。

専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験もそこまで難しい印象はなかった。見たことのない選択肢があってもしっかりと対策していれば消去法的に答えが導けた。国際関係などからは時事の問題がでたりしたので、時事を学ぶことが教養科目だけでなく専門科目にも活きてくるのだと感じ、時事対策をすることは安定して得点をするために非常に重要な役割を担っているのだなと感じた。

全体的な印象としては対策した分野はほとんど回答できたため、アガル-トの講義で十分合格圏内のレベルに達せると思った。

人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験はアガル-トの講義を始め、学校の就職支援課にて対面での面接練習を重ねてきたので十分に力を発揮できたと思う。面接時間も10分程度と長いものではなかったので聞かれたこともメジャーなものがほとんどであり、さほど深掘りされることもなかったのでしっかりと受け答えができたので手応え的には非常に良いものであったと思う。

論文試験の対策などをしっかり行っていれば日本全体でどのようなことが課題となっているかがわかるので、筆記試験後に受験自治体での取り組みを調べる上での前提条件が学べて良いだろう。

合格・内定した時の気持ち

まず、込み上げていたのは協力、応援してくれた周りの人たちへの感謝の思いであった。そしてその人たちの期待に応えられることができたことに喜びを感じた。

また、約1年、苦しい時期もあったものの自分を信じて努力を継続してきた自分にも賞賛を与えたいと思った。だが、私は内定をもらうこと自体が最終目標とは思っていないので、今後も多くのことを学び、公務員に求められていることに対し十分成果が出せるよう引き続き努力していきたいと考えた。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

振り返ると、合格の決め手は諦めなかったことにあると思う。公務員試験は長く辛いものである。友人の友人が辛くて公務員試験を諦めた、そんな話も聞いたことがあった。私自身も大学での研究活動や実験など多くの部分で時間が失われて公務員試験の勉強に充てる時間が少なく挫折しかけたこともあった。

だが、私は諦めなかった。その諦めない気持ちというのは幼い頃から現在までの経験にあると私は思う。特に、幼い頃から野球をやっていて、そこで培った負けん気の強さや精神的、肉体的なタフさというのは、諦めまいという気持ちが湧き出てくる原動力だったのではないかと思う。
勝負は公務員試験の対策をしてから始まるのではなく、(大袈裟かもしれないが)この世に生を授かったときに始まっているのかもしれない。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私は公務員として、環境問題に取り組みたいと思う。昨今では、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを政府が宣言していたり、火力発電の運用の減少による電力不足からクリーンエネルギーの活躍が期待されたりなど、今後の持続可能な社会を実現する上で環境分野に対する取り組みというのは力を入れて取り組むべきことであると思う。

そこで、私は大学でアオコや活性汚泥などの微生物を用いた微生物燃料電池という所謂、再生可能エネルギーに関連した研究をしているため、その知見を活かして地域の強みを活かした現存する再生可能エネルギーの普及や新たな発電方法の導入支援など多くの方面から、将来にわたって持続可能な社会の実現する礎を築いていきたいと考える。

受験生に対するメッセージ

今後公務員試験の合格を目指す皆さん、公務員試験は長くて孤独で辛いものです。ですが、自ら学ぶというのも自分の教養を深めるためにもいいものです。普通に生きていたのでは知る由もなかった多くのことを公務員試験を通じて学ぶことができます。ですので、ある程度楽しんで勉強するということも公務員試験を受ける上で大切であると思います。

ですが、先ほども言った通り長い戦いになるので、成績が伸び悩んだり、周りの民間就職の友達が遊んでいることに対しての嫉妬心が芽生えたりなど辛い時期というのは誰にでも必ずくると思います。
そこで気持ちが折れないことが何より大切です。自分で決めた道なのですから結果はどうであれ最後まで後悔のないように取り組みましょう。継続していれば必ず合格への道が見えてくるはずです。

最後に、大学の公務員講座が高くて受けられないと言った人や効率的に学習し最小努力で合格を目指したいという方にはアガルートで受講することを強く勧めます。自宅で講義を見られるので移動時間もないですし、講義の動画も何回も見返せます。

アガルート自体は新しい予備校で歴史も浅く、不安に思う方もいるかもしれませんが、先生方は実績のある方々であり、授業もわかりやすく面白いので全く心配ない(むしろ大学生協の講座よりはよっぽど良いのではないか)と思います。合格に向け、頑張ってください。

▶使用していた文房具やツール

高校時代からであるがコピー用紙にひたすら書き込んでいた。勉強のお供はミンティアのシャイニーピンク。ガムは吐く必要があるのでミンティアをお勧めしたい。