合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

 4年生の3月ごろになんとなく就職について考えていたところ、大学で法律について学んでいたため、それを活かせる仕事はないかと思い仕事を探していました。正直公務員に絶対なりたいと思ったことはく、不安定な経済状況の中で、公務員は、安定し、人に恥じる職業でもないので、目指そうと考えました。

しかし、多くの人のように公務員になりたいと思ってずっと前から対策していたわけではありません。アガルートの広告を見て、人事院の実施要項を確認して、ペーパーテストが主な試験なのであれば、短期間でも何とかなると思って、取り組んでみました。
加えて、国家、地方どちらでも公務員は福利厚生が大企業並みということは知っていたので、これからの長い人生安定しているほうがよいと思い志望したのも理由の1つです。

アガルートアカデミーを受講しようと思ったきっかけ

1番に、料金は安いことです。他社と比べて半分以下の料金ですることができました。私の在籍していた大学でも、生協を通じて、「公務員講座」なるものがありましたが、おおよそ30万円ほどするため高額でした。

加えて、コロナ真っ最中であったため、通信制の授業がほとんどだったにもかかわらず料金据え置きであり、それを利用する利点は薄いと感じました。一方アガルートではもともと通信制をとっているため、サービスの低下の心配性はなく、全額返金制度と相まって利用を決めました。

また、通信制であるからこそ、自分で講義(受験勉強内容)を次々と進めていくことができるのも、通信制ならではの利点です。それに大学生協で行われるような集団で講義を1週ずつ行うものと比べてもアガルートの通信制のシステムは私のような志望が遅かった人間は向いていたと言えます。

勉強の方針と進め方

私は試験3か月前の3月頭ごろから勉強を開始したため、全体像を見ることから始めました。そして選択科目の中で自分は何が1番向いているかを考えるなど、具体的に机に向かう前にその調査から始めました。

やる科目が決まってからは1日6時間以上ただひたすらに取り組みました。とにかく時間がなかったため、先に問題集(過去問)をみてから、解いてみて初見でいけたところは放置し、わからないところはテキストなどで確認し、覚える、そして次に進むという形で全科目通しました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

失敗経験はこの公務員試験に関して言えば、選ぶ科目を間違えたことです。もともと私は数字がまともに読めないのに、経済系(マクロ、ミクロ経済学)の勉強に時間を無駄にかけてしまいました。何度やってもわからないものはわからないし、そもそも好きでもないから理解しようとするのにも苦難が伴います。

それを乗り越えるために、私は別の道を行きました。つまりその科目を受験科目から外し、別のもので代替をしました。とにかく時間がなかったので、必死に勉強してとかそういうものではなかったです。あえて避けて通るというのも乗り越える工夫の1つだと思います。

教養試験対策の利用方法

数的処理講座が非常に勉強になりました。どうしても避けては通れないため、少しでもわかりやすく1点でも多くとる必要がありました。その中で1からわかりやすく、(数学の基礎から)指導してくれるこの講座は素晴らしいと感じました。

ほかにも教養試験の時事問題の講座も役に立ちました。新聞を読む機会などあまりなく、情報を入手することなど現代の大学生においてはそこまでないと思うので、プロの講師がそれについて解説してもらえるのは助かりました。面接においても役に立つ講義です。

専門試験対策の利用方法

科目をだいたい網羅しており、どの講義も質が高かったです。その中でも、「行政学」や「社会学」などの暗記科目は役に立ったと感じました。

一般に民法や憲法などは法学部生であれば、マクロミクロ経済であれば経済学部生は触れたことがあり、公務員試験程度では苦労しないと思うが、上記の暗記科目だけは新規で覚え、理解する必要があります。よってその一見大事でなさそうな科目でもきちんとフォローしている点は素晴らしいです。実際に暗記科目で高得点をとることができました。

人物試験対策の利用方法

正直、この人物試験対策はほとんどアガルートの公務員講座で対策はしていなかったです。正確には対策する時間がなかったです。個別の面談などアガルート独自のフォロー体制もあり、強く推しているので、時間がある受験生(1年前から準備している人)は利用するべきだと思います。

とはいっても、私も利用しておけばもっとはやく内定が決まったのではないか、試験でもっと高順位が取れたのではないかと思い、私も利用しておけばよかったと思います。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

寝る時間を除いて、ほとんどの勉強の時間に費やしました。しかしずっと机に向かっているというわけではなく、なにか作業の中で今日取り組んだ内容を思い出したり、間違えたことを書き留めたノートを見返したりしながら生活していました。

机に向かっていわゆる勉強をしていたのは1日の中で4時間ほどです。大学の授業の単位も50単位ほど残っていたため、他の合格者ほど時間をおそらく確保できないと思うが、そこは質で勝負しました。

直前期の過ごし方

直前期といっても、私にとっては常に直前期であったため、特にやることはありませんでした。いつも通りの生活の中で過去問を解き、間違えれば直し、またテキストを読むということを繰り返しました。

当然模試なども受けたことがなかったので、過去問の間違えなおしを徹底して行いました。ほかにはコロナがまだ影響を強く持っていたため、体調管理に気を付けました。

試験本番でも、いつも通りやれば大丈夫だと思い臨みました。取り組んだ絶対的な時間が少ないため、わからない問題が出てもしょうがない、わかるところだけで点をとって受かろうという割と軽い気持ちで本試験に臨みました。

試験期間中の過ごし方

1次試験が終わっていからは自己採点をし、それがおそらく通過しただろうと感じたため、人事院面接の対策を実施しました。私の通う大学の長らくお世話になっている、信頼できる職員の方に、手伝っていただいて面接カードの内容の確認をして、話す内容を文章にして推敲していただきました。

ほかには大学の単位が残っていたので、その大学の期末試験対策もして、単位をとることに力を入れていました。筆記試験に続いてコロナ対策、体調管理に気を付けて日々を送っていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ
 終わったときはだいたいできたと思いました。不安としていた数的処理は全くわからない問題もあったが、わかる問題もありました。時事問題も同じです。解いているときに、そこはかなり手ごたえはありました。

また、この筆記試験のシステム上、そこまで、教養試験は重要視されないため、とりあえず20点ぐらいとれていればいいだろうほどの気持ちでした。しかし本試験で腕時計を忘れたので、時間を確認することができず、変に書き直して回収が始まっても嫌なので、自分を信じてある程度の確認をして、終わりました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ
法律系科目、民法、憲法等で満点を取る気持ちで受験しました。筆記試験の中でもかなりウェイトの多い専門試験であるため、さすがに緊張しました。

しかし数問悩んだ部分(2択まで絞った)もあったが、おおよそ完全に解くことができました。ほかに暗記科目である行政学なども、テキストの内容やかつて自分が間違えたところなどを思い出しつつ、5問中3問は自信をもって回答することができ、手ごたえはありました。3か月という短い期間でも自分が時間をとって必死にやってきたことがテスト中に自分の自信を持たせてくれたました

③人物試験を受験した時の手ごたえ
この人物試験が1番自信がなかったです。もしかしたらこれで落ちるかもしれないと思いました。

やはり対策が不十分であることに違いないし、私自身が尖っており、面接では受けが悪いことも知っていたからです。よってそれをうまく隠し、面接官によいと思ってもらうためによい私を装うのですが、それも難儀でした。

大学でしてもらった面接対策のことを思い出しながら、ノートにメモしたことを見て、丸暗記の話にならないようにうまく立ち回りました。そして呼ばれた順番も遅く緊張もかなりありました。

④合格・内定した時の気持ち
国家一般職試験に合格した時は、嬉しかったとともによくできたなと自分を褒めました。

もちろん周りの友人、家族も祝ってくれました。しかしその時点では仕事が確定したわけではありませんでした(いわゆる内々定がなかった)。そのため、これから官庁訪問が待っていると思うと、複雑な気持ちでした。
12月に内定が決まり、一般的には遅かったです。しかし決まって正直に嬉しかったです。しかも第1志望の法務局であったため、なおさらでした。4月から仕事があることが確定し、就職活動もすべて終わりになるため、ホッと一息の瞬間でした。

振り返ってみて合格の決め手は?

合格の決め手は、逃げ道を作らずに、ただひたすらに努力したことです。公務員志望でも保険として民間企業の就職活動をする人もいるが、それは逃げているだけです。

やると決めたからには絶対に合格という究極の目標を求めてただ、努力するだけです。裏技などなく、学んで、間違えて、直して、学んで、という一連の流れを折れずに繰り返すだけ。それが私にはできました。天才でもなんでもなく、人よりあきらめない気持ちが少し強かっただけです。その少しのものちょっとしたものを持つだけで強くなれると感じます。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

実現したいことは今の段階ではないです。入省したとしても、私にできることは限られているからです。しかし、強いて言えば、私がもっと高い位についたときに、もっと国民の生活が便利になるように工夫を加えていきたいと思います。

ただ、生涯、仕事をするうえで誠実さのある役人でありたいと思う。私は出先機関で働くゆえに国民の皆さんと触れ合う機会が多少あります。だからこそ、信頼を得て、期待に応える役人でありたいと思います。

間違えたことをしたならば、誠心誠意謝り、正しいことであれば、まっすぐにそれを通す。ほかの悪いものに巻き込まれずに、きちんと遂行する。

そうして日々の業務に取り組んでいきたいとは考えています。そうすれば上司だけではなく、国民からも高く評価される人間になると考えたからです。

受験生に対するメッセージ

試験の筆記に関していえば、強い勉強のバックグラウンドを持っているほうが有利です。私がそうであるようにセンター試験全科目をやった国立大学の学生は有利です。おそらく8割5分から9割ほどとれる学生であればほぼ苦戦せずにある程度の勉強で試験は突破できると思います。

面接だけ(ウェブテストも一応ある)民間就職では、その結果はブラックボックスです。きちんと努力してそれが報われる公務員試験はちゃんと努力ができる学生であれば報われる素晴らしい制度であると思います。

特にやりたい仕事はないが、本気で就職を考えていて、どんなことでもやり通せると思う学生であれば公務員試験を受けて、公務員になることをおすすめします。(特に国家系)

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?
なにもしていない。全く考えていなかったです。

②なさっていた場合は,どのような業種・職種を志望されていましたか?
 なし

③公務員試験の対策と併行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら,ぜひお聞かせください。
大学の単位取得との併行が厄介でした。