国立大学法人大学職員の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、国立大学法人大学職員の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に公務員試験の面接対策を行いましょう。

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【東京工業大学】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年8月10日(水)
面接時間:16時30分~17時10分
面接官: 3名

場所・雰囲気

大きさは小会議室程度、面接官との距離は3m程度

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。

面接官A:では荷物を椅子の上において着席してください。

受験者:はい。失礼いたします。

面接官A:どうぞ。

(着席)

面接官A:では面接を始めさせていただきます。よろしくお願いします。

受験者:よろしくお願いいたします。

面接官A:ではマスクを外してお名前をお願いします。

受験者:〇〇〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。

面接官A:お願いします。ではマスクを着けてください。自宅が長崎とのことですがいつから東京に来られてたんですか?

受験者:昨日から東京に来ておりました。

面接官A:そうなんですね。東工大に来たのは前回の面接含めて二回目ですか?

受験者:はい。そうです。

面接官A:そうですよね。母校と比べて東工大の雰囲気はどうですか?

受験者:はい。東京にありながらもキャンパス内は緑が豊かでとても落ち着いた雰囲気を感じております。学生も教員も落ち着いた環境で活動ができるのはとても魅力に思います。

面接官A:そうですか。ありがとうございます。では、アイスブレイクはこれくらいにしまして〇〇さんのことを聞いていこうと思います。まず、東工大の事務職員を志望した理由を聞かせてください。

受験者:はい。東京工業大学の事務職員を志望した理由は、私がこれまでに所属してきた組織の中で先頭に立ってみんなを引っ張ると言うよりは全体を見てサポートする役割が多く、学生や教員の方が活動しやすい環境づくりをしたいと思ったことです。日本一の理工系総合大学である東京工業大学で数十年後に日本や世界の常識を変えるような人材の育成や研究の一助になり、広く社会貢献がしたいと思い、志望しました。

面接官A:ありがとうございます。数ある国立大学の中でもなぜ東工大にされたのでしょうか?

受験者:はい。東京工業大学を志望したきっかけは、大学受験の際に、東京工業大学を志望していたことがきっかけです。力及ばず違う学校に入学しましたが、憧れていた学校に職員として働けたらやりがいを持って働けると思い志望しました。また、説明会などでも新しいことに挑戦できるような環境があるということを聞き、魅力に思い志望しました。

面接官A:ありがとうございます。では、他の面接官からも聞かせていただきます。

受験者:はい。

面接官B:よろしくお願いします。面接カードに大学卒業以降の経歴が書いてありませんでしたが、お聞きしてもいいですか?

受験者:はい。大学卒業後は、新卒で銀行員として勤務していました。その後、2020年12月に退職し、公務員試験を受験しましたが、力及ばずどこにも内定が頂けなかったので、9月から3月まで携帯販売の接客のアルバイトをして、その後公務員試験を受験しました。

面接官B:そうだったんですね。ありがとうございます。残食の業務はどういうことをしていたんですか?

受験者:前職では、主に融資の事務をして、少しだけ営業もしておりました。具体的には住宅ローンに関する融資を行っており、窓口に来たお客様対応などもしておりました。

面接官B:大学職員としてどのような業務をしたいですか?

受験者:はい。私は、研究推進や学務、安全管理の業務を行いたいと思っています。学生や教員の方と同じ立場に立って、サポートをして活動しやすいような環境を作りたいと思っています。

面接官B:ありがとうございます。ではまた別の面接官からお話を聞かせていただきたいと思います。

面接官C:では私から。趣味の欄にスポーツとありますがどんなことをされるんですか?

受験者:小さい頃からいろいろなスポーツを行ってきており、球技がとても好きで行っております。最近はあまりしていないのですが、ランニングをしています。また、2月から犬を飼い始めたので一緒に散歩をすることもあります。

面接官C:そうなんですね。とてもいいですね。料理も得意なんですか?

受験者:はい。得意です。現在は実家に住んでおり、両親と姉がいるのですが、みんな働いておりますので、私が夕食を作っています。

面接官C:そうなんですか。そんな料理をすることが多いですか?

受験者:レシピを調べたりして作ったことがない料理を作ることが多いです。

面接官:そうですか。難しいと感じたことはないですか?

受験者:小さい頃から料理はしていて、とても得意なので難しいと感じることはないです。

面接官:すごいですね。家族の方も助かっているでしょうね。家族や友人からはどんな人と言われることが多いですか?

受験者:はい。友人などからはオンとオフの切り替えがはっきりしているといわれることが多いです。大学時代の部活動などの時にはしっかりしているけど、私生活はだらしないと言われます。

面接官C:だらしないっていうのはどんな感じですか?

受験者:授業の無いときはずっと寝ていたりなどですね。

面接官C:でもそれは弱点というよりはむしろ良いことでもありますよね。

受験者:私もそう感じています。やるときとそれ以外の時をしっかり区別していれば問題ないと思っています。

面接官C:そうですよね。では逆に弱みは何だと思いますか?

受験者:私の弱みは、人の意見を聞きすぎることだと思っています。会議や話し合いの時などに人の意見を聞きすぎて自分の意見を曲げてしまうことがあります。

面接官C:自己主張ができないということですかね。

受験者:そうですね。対策としては、人の意見を聞く前にしっかりと自分の意見を言うことで主張するようにしています。

面接官C:そうなんですね。大学時代には情報工学を専攻していたとありますが、大学職員としてどんな部分で生かせそうですか?

受験者:授業でExcelの授業があり、大学職員の業務上でもExcelやWordなどは必ず使うと思いますので、その時に生かせると思っています。実際に前職でもお客様の情報や売り上げの管理をExcelで行っており、最初はそのExcelのシートが使いにくかったのですが、私が関数を用いて作り直し、効率的に管理することができるようになりました。

面接官C:いいですね。ではまた最初の面接官から質問させていただきます。

面接官A:前職ではどんなことを意識して業務を行っていましたか?

受験者:はい。前職ではお客様の立場に立って物事を考えるように意識していました。お客様の立場に立ち、何を求めているのかを会話をしながら探るようにしていました。

面接官A:なるほど。ではどんなことを学びましたか?

受験者:はい。前職では、考えて行動することを学びました。一人にいくつもの案件があり、その進め方やお客様の相談に対してどのようにアプローチしていくか考えて行動することで対応力も身に付きました。

面接官A:ありがとうございます。では最後に何か質問などはありますか?

受験者:はい。質問はありませんが、採用を頂いた際にはまた1から社会人として初心を忘れずに業務にあたりたいと思っています。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

面接官A:こちらことお越しいただいてありがとうございました。では、荷物をもって退室してください。

受験者:はい。失礼いたします。

面接を終えての印象

終始、はっきりと受け答えができており、よくできたかなと感じていました。

犬の散歩の話や私生活がだらしないという話の時は笑いながら話し、面接官の方も笑いながら聞いて頂けたので雰囲気良く面接ができました。
しかし、面接官に中の一人の50代くらいの男性が、他の面接官が質問をしてこちらが話しているときに下を向いて寝ているんじゃないかと思うほどの態度で、少し怖かったですが、他の面接官の目を見て受け答えをして気にしないようにしていました。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接は受講しておりませんでした。

他の受験生の印象

基本的に面接の順番が最初で、集団面接もなかったのであまり他の受験生とは会わなかったのですが、やはり皆さんも緊張している様子でした。

受験生へのアドバイス

場所は駅前にありアクセスもいいので面接当日に行っても迷うことはありませんが、「東京工業大学に来るのは初めてですか?」という質問があり、「昨日下見に来させていただきました。」と言うと、いい印象だったので、行ってみてキャンパス内の雰囲気を感じておいたほうがいいと思います。

基本的には穏やかな雰囲気で質問をしていただけるので緊張せず、受け答えをしていれば大丈夫です。「なぜ東工大なのか」ということを聞かれるので、魅力を調べたり、HPを見たりして、他の大学と違う点と見つけておいたほうがいいです。

【一橋大学】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年7月21日(木)
面接時間:14時00分〜14時20分
面接官: 4名

場所・雰囲気

少し広めの会議室で行った。コロナ対策用のアクリル板が置いてあり、距離は遠かった。

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。

面接官A:席にお掛けください。

受験者:失礼いたします。

面接官A:本人確認のため、マスクを外してください。生年月日と名前を言ってください。

受験者:(マスクを外し、面接官に伝える。)

面接官A:では志望動機をお願いします。

受験者:私が大学職員を目指したのは大学時代に留学を決意し、一歩を踏み出す手助けをしてもらった経験からです。一人で海外に長期間留学することに不安があった私に大学職員の方が短期留学を勧めてくれました。その結果今でも行って良かったと思える貴重な経験ができました。そのため、学生一人一人の立場になり、未来への一歩を踏み出す手助けをしたいと思いました。また、一橋大学は国際的に活躍する人材を育成しているため、志望しました。

面接官B:留学はどこへ行ったんですか。また大変だったことはありますか。

受験者:オーストリアでドイツ語を学びました。現地で生活する上で英語が通じない場面にでくわすことがあり、自分のドイツ語力向上のために、授業終わりに担当の先生に積極的に質問をしていました。

面接官B:入職後どのようなことをしたいですか。

受験者:英語力を活かして国際化推進や留学支援をしたいです。

面接官B:もしそのような部署でなくても大丈夫ですか。

受験者:さまざまな業務を体験したいので大丈夫です。

面接官C:英語学習を継続するモチベーションの維持はどうしていましたか。

受験者:高校時代から英語が好きだったため、あまり勉強と結びつけておらず、映画や洋楽を通して学んでいたのがモチベーションの維持につながったと思います。

面接官C:なぜ転職をかんがえましたか。

受験者:現在は国家公務員として勤務しており、縦割りで仕事をしていくため、横断的なジョブローテーションの機会を得ることが難しいためです。

面接官D:一橋大学の国際的な取り組みで知っているものはありますか。

受験者:U7plusallianceに日本の高等教育機関として参加して、地球規模の課題解決のために貢献されていることをホームページで拝見しました。

面接官D:仮に内定が出たら、転職活動を終了し、今の仕事を辞められますか。

受験者:はい。こちらが第一志望ですのでその場合は転職活動を終了し、現職の退職のため調整します。

面接官A:時間になりましたので、最後に何か言っておきたいことはありますか。

受験者:自分の今まで身につけてきた行動力や英語力を活かして一橋大学の革新的な取り組みの一翼を担いたいと考えております。

面接官A:この結果は7月27日までに合格者のみ連絡します。今日はありがとうございました。

退出

面接を終えての印象

20分程度だったが一人ずつ面接官質問をしてくるので緊張感があった

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接では他大学の取り組みまで知らないといけないと言われたが、実際はそこまで深掘りされなかった。模擬面接は詰められているような感じがしたが、実際の面接ではそのようなことがなかったため、安心した。

他の受験生の印象

私が受験したときは他に受験生がいなかったため、不明。

受験生へのアドバイス

エントリーシートに書いた内容はしっかり覚えていき、その大学の特徴も調べた方が面接で答えられない状況にならないため、落ち着いて対応できると思う。

【徳島大学】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年8月30日(火)
面接官:5人
面接時間:15時55分~16時5分

場所・雰囲気

部屋の大きさも面接官との距離も、遠いと感じるなど気になるようなことはなかった

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。

面接官A:名前をお願いいたします。

受験者:(名前)です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官A:着席してください。これからいくつか質問しますので、簡潔に答えてください。

面接官B:アルバイトをいくつか経験していますが、なぜですか。

受験者:様々な仕事のアルバイトを通して自分がどんな仕事に向いているかを探すためと、社会経験のためにいくつかアルバイトをしました。

面接官C:サッカーを12年間続けてこられていますが、サッカーの魅力を教えてください。

受験者:チームスポーツなので自分一人ではできず、仲間の大切さを実感することができることです。また、サッカーだけでなくスポーツは見ている人にも元気を与えられることが魅力だと思います。

面接官D:大学生のうちにやり残したことはありますか。

受験者:もっとパソコンの勉強をしておけばよかったと思うので、これからの学生生活のうちに勉強したいです。

面接官E:留学に行ったことはありますか。

受験者:いったことはありませんが友人と卒業旅行で行こうという話をしています。

面接官E:どこに行くか決まっていますか。

受験者:韓国か台湾に行こうと思っています。

面接官A:徳島県内で就職したいと思っていましたか。

受験者:はい。人混みが苦手なので、徳島県内に就職したいと思っています。

面接官B:コロナへの支援で徳島大学が実施しているものを利用したことがありますか。

受験者:はい。お米やカップ麺などの食糧と、ティッシュなどの日用品をいただいたことがあります。

面接官C:徳島大学のホームページを見たと思いますが、印象に残っていることはなんですか。

受験者:スタートアップの支援など新しいことに積極的に取り組んでいるところです。

面接官A:最後に何か言っておきたいことはありますか。

受験者:学生支援や広報活動だけでなく、どんなことにも積極的に頑張りたいと思っています。本日はありがとうございました。

面接官A:以上で面接を終わります。ありがとうございました。

面接を終えての印象

すぐに終わったイメージだった。あまり手ごたえはなかった。落ちたと思っていた。

自己PRなどを聞かれなかったので他の公務員試験とは少し違った質問だと感じた。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

自分が人と話すことが得意なので、面接練習と比べてもあまり変わったことはなかった。

緊張なども面接練習と同じくらいだった。

他の受験生の印象

中途採用で受けに来ている人が多いという印象だった。

どちらかというと女性の方が多いように感じた。とても真面目そうだと思った。話しやすい人が多かった。

受験生へのアドバイス

初めて行くときは迷うかもしれない。徳島大学の学生も本部には行かないので調べてから行ったほうがいい。

【九州大学】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年11月18日(金)
面接時間:14時~14時30分
面接官:4人

場所・雰囲気

国立大学法人 九州大学伊都キャンパス 日本ジョナサン・KS・チョイ文化館 会議室 約60㎡

面接官との距離2~3メートル

面接開始前に案内役の人に、マスクを外して面接室に入るよう指示があった。

また、面接室に入った後、左側のテーブルに荷物を置いて 中央の椅子の横に立ち、その後は面接官の指示に従うよう指示があった。

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。

面接官A: お名前をお願いします。

受験者:〇〇〇〇と申します。よろしくお願いいたします。

面接官A:着席してください。それではそれぞれの面接官から、いくつか質問いたしますのでお答えいただきますようお願いします。

受験者:わかりました。

面接官B:これまでお仕事してきた中で印象的だったお仕事を教えてください。

受験者:国立大学で勤務してきた中で一番印象に残るお仕事は、国立大学法人化です。国の制度から、国立大学法人独自のものに多くの制度変更がありました。私は当時、パートタイムの非常勤職員として入職し、2年程度経過していたのですが、入職後に覚えてきた様々な制度から、さらに大きな変更があり、新しい規則等を読み込むのに大変苦労したことを覚えています。

面接官B:現在の部署で改善点があると思うことがあれば教えてください。

受験者:それは個人的なことでしょうか、組織全体のことでしょうか。

面接官B:どちらでも結構です。

受験者:私が勤務している情報企画課では、係単位でのお仕事とは別に、部内で係を横断してプロジェクトチームを組んで業務をしており、業務の指示系統が係のもの、プロジェクトのもの、と別系統となっています。そのため、係の上司やプロジェクトリーダーが、それぞれのメンバーが現時点で抱えている業務が把握しにくく、一人のスタッフに荷重に業務負荷がかかっているケースがあると感じています。これらの指示系統を統一化し、スタッフの業務をしっかりと把握できる体制が必要かと考えます。

面接官B:わかりました。私からは以上です。

受験者:ありがとうございました。

面接官A:次は私から質問いたします。

受験者:よろしくお願いします。

面接官A:自身の強みを教えてください。

受験者:情報システム部事務部に長い間パートタイムの非常勤職員として所属していましたので、仕事の関わりから、情報に関する技術、用語に詳しいです。

情報システム部に配属される事務職員の方は、皆さん口をそろえて、「会議などで飛び交う用語に専門用語が多く、耳慣れず分からない、会議の内容を理解するのに一苦労である」と言われます。私は長年、情報系会議の議事録をとったり、情報に関わる事務支援を行ってきましたので、情報用語に詳しいです。情報に関する用語も含め、事務職員として必要な情報スキル、リテラシーはほかの事務職員よりも高いと自負しています。どの部署でも情報システムは扱っているかと思いますので、これらのスキルはどの部署でも活躍できる知識だと考えています。

面接官A:わかりました。それでは次の質問に行きます。他の人から見て、あなた自身はどういう人物だと思いますか。

受験者:はい。自分自身のことを客観的にみると、協調性があり誰とでも仲良くできていると思います。また、よく、上司や同僚からは、「あなたと話していると自分も明るく元気になれる。」と言われることがあります。私は特に意識しているわけではないのですが、そういう評価をいただくことに照れくさくもあり嬉しく思います。

面接官A:わかりました。私からは以上です。ありがとうございました。

受験者:ありがとうございました。

面接官C:それでは、私から質問させていただきます。

受験者:よろしくお願いします。

面接官C:九州大学に採用されたらどういう部署で働いてみたいですか。

受験者:学生支援に興味がありますので、学生支援に関わる仕事がしてみたいです。また、もう一つ、現在九州大学では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に力を入れておられるとおもいます。そういった業務にもかかわってみたいと思います。

面接官C:私からは以上です。

受験者:ありがとうございます。

面接官D:それでは、私からいくつか質問いたします。

受験者:よろしくお願いします。

面接官D:趣味は何ですか。

受験者:一眼レフカメラの撮影が趣味です。休日はカメラを持ってあちこちに撮影に出かけています。主に季節を感じられる風景を撮影しています。

面接官D:銀塩写真?デジタル?

受験者:デジタルです。

面接官D:伊都キャンパスは自然が多く景色が綺麗でしょう。思いませんか。

受験者:はい、本当にそう感じます。 近くの糸島市にある可也山に沈む夕日を見たときは本当にきれいで圧巻されました。

面接官D:私もその景色は見たことがあります。 夕焼けの空に沈む夕日が本当にきれいですよね。

受験者:はい。本当にきれいでした。

面接官D:過去の職歴について教えてください。有限会社コイデで勤務されていますね。ここでは何の業務をされていたのですが。

受験者:はい、そこでは美容室勤務をしていました。美容業を行っている会社になります。

面接官D:実は私、通っている美容室がコイデという名前で。福岡市中央区警固にあるんですが、もしかして系列のお店ですか?

受験者:退職したのがずいぶん前ですので、おっしゃっている美容室コイデが同じ系列かはわかりませんが、名前が同じですし、もともと歴史が長い会社でしたので、可能性はあるかとおもいます。

面接官D:そうですか。ありがとうございました。次の質問ですが、九州大学の登用試験は毎年、非常勤職員等を対象に行われていますが、あなたはしばらく受験されていませんでしたね。どうしてですか。

受験者:以前受験したときは数年前だったかと思います。それからずいぶん年数があきましたが、これまで受験していなかった理由は家庭の都合によるものです。一番下の子どもが昨年度まで保育園に通っており、送迎が必要だったり、日常生活において育児に時間を必要としており、職務に十分に専念できる環境ではありませんでした。

本年度から下の子どもが小学校に入学し、保育園の送迎もなくなり、また、子ども自身も家で留守番ができるまでに成長したため、業務に専念できる環境が整ったと思い、本年度は受験させていただきました。これまで受験したいと思いながら受験できる環境になかったため、本日は面接の機会をいただき嬉しく思っています。

面接官D:はい、ありがとうございます。では、本日の面接は以上です。最後に自己PRをお願いします。

受験者:私の強みは情報スキルが高い事務職員ということです。どこの部署にいっても必ず活躍できる人材になることをお約束します。

面接官D:はい。今日はありがとうございました。

受験者:ありがとうございました。

面接を終えての印象

私が面接官の質問に答えている間、4人の面接官がずっとうなずきながら聞いてくれました。

私の意見に納得して共感してくれているのかなと感じ、面接の時点で手ごたえを感じました。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

本番は面接会場に入室するまで、ドキドキが止まらずとても緊張しました。

面接中はとにかく無我夢中で質問に答えました。

他の受験生の印象

個人面接だったので他の受験生の様子は分かりませんでした。

受験生へのアドバイス

場所は、九州大学伊都キャンパスの西ゲート付近の入口でとても分かりやすいと思います。

面接の日は11月とはいえ暖かい日でしたが、空調も寒すぎず暑すぎずちょうどよかったです。

面接はとても緊張しますが、面接官は優しい印象の方ばかりでしたので、安心して面接に臨んでください。

はきはきと自分の言葉で自分の意見をしっかり伝えることが大事です。インターネットで調べたようなマニュアルのような回答ではなく、ぜひ自分の考えたことを自分の言葉で話してください。

相手の心に伝わるよう真心を持って質問に答えてください。面接官全員に「この人と一緒に仕事がしてみたい」と思わせるような、自分のもっている強み、人柄の良さを存分に伝えてください。

何はさておいても、相手の心に訴えかけるような受け答えができること。これがとても大事なことだと思います。

【東北大学】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年8月25日(木)
面接時間:10:00~11:00
面接官: 1人

場所・雰囲気

リモート

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。

面接官:受験番号と名前お願いいたします。

受験者:受験番号○○〇、(名前)です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官:よろしくお願いします。

面接官:なぜ貴学を志望いたしましたか。

受験者:私が貴学を志望した動機は、貴学が掲げる「社会と共にある大学」として、様々な共創を進める中で「機縁」を重んじ、今ここで何をなすのかということに真摯に取り組んでいる姿に共感したからです。
東北大学総合情報誌「まなびの杜」に書いている内容では、機縁は元々仏教の言葉ですが、貴学では新しい何かが生まれる場に瞬時に作用する力を担うものとして使っています。
特に、新型コロナウイルスに対しては大規模ワクチン接種センターや「東北大学新型コロナウイルス対応特別研究プロジェクト」をいち早く設置し、機縁を生かす取り組みにも感銘を受けたからです。
その中でも、一つ目の「パンデミックをめぐる公共政策—ウィズコロナ/アフターコロナの地域社会と法政策」では、六つの公共政策を上げそれぞれに対しての対応策を掲げています。
この六項目の中に、「市民コミュニティの維持」があり、「市民生活における文化活動コミュニティ」と「高齢者コミュニティのICT交流の推進」の二つの対応策を掲げています。
人が生活をしていくうえでコミュニティを維持していくということは、とても重要な役割を持っていると考えています。

コロナ禍という特別な状況下において、ICT交流の重要性を示したことも機縁だと考えます。現在と状況は違いますが、東日本大震災を経験したときも、コミュニティや人との交流の重要さを感じました。
当時の私は、友達とも会うことができず、忙しくしている両親に自分の気持ちを打ち明けることもできずにいた時に訪ねてきてくれた担任と話せたことで、気持ちが楽になりました。
誰かと話すことで自分の気持ちが軽くなったり、新たな発見があるのではないかと思います。

私が貴学に就職した際には、この二つの経験を活かし、学生と積極的に関わり合うことで、学生が抱えている不安や疑問などを解消する存在になりたいと思っています。

面接官:学生時代に経験した最も大変なことは何ですか?

受験者:私は、大学一年生の時からドラッグストアでアルバイトをしています。新型コロナウイルスの影響により、ドラッグストアは品薄状態であるにもかかわらず、連日多くのお客様が来店していました。
そこでレジを担当している際に、コロナ禍であるためお客様は普段よりもいらだっており、ストレスがたまっているように見受けられました。更に、レジには普段では考えられないような長蛇の列ができており。
私はその状況に困惑し、ミスをしてはいけないという気持ちもあり緊張していました。

しかし、考え方を変えてお客様の立場に立って考えると、生活のことを心配するお客様も余裕がなく助けを求めているのだと思いました。
見方を変えて考えると、緊張が和らぎ落ち着きを取り戻すことができました。自分が焦りや緊張を抱えて悩むよりも、自分ができることを考え、少しでもお客様の気持ちが和らぐような接客を行うべきだと思いました。

自分の視点だけでなく相手の視点に立って考えることで、困難を克服することができました。

面接官:あなたが大事にしている言葉、軸などがあれば教えてください

受験者:「対話」です。どのような状況、このようなオンラインであっても、人と人が会話を行う事は今後も必ず行われると考えられます。
そこにおいて、互いに信用し合うことが仕事でも恋愛でもプライベートでも必要なことだと考えています。そのため、「対話」が私の中で重要な軸となっています。

面接官:他に受けている企業や学校などはありますか。

受験者:○○や○○を受けていますが、生徒と関わることができるという点で、学校が上にあります。

面接官:面接は以上となります。ありがとうございました。

受験者:ありがとうございました。

面接を終えての印象

思っていたよりも面接官の方の喋り方や雰囲気が固くなかったので、自分もしっかりと自分の言いたいことを話すことができた。

また、リモートであったので自室で行うことができたので安心して行うことができた。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接よりも、緩いと言ったら間違いかもしれないが、ふんわりとした雰囲気で終始進めることができた。

他の受験生の印象

他の生徒とともに行わなかったので不明。

受験生へのアドバイス

たくさん話してしまって自分は時間が少しオーバーしてしまいましたが、そういった対話の力を買われて合格になったと、言われたので臆せずにたくさん喋ることが重要だと思います。

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