国家公務員総合職は政策の企画立案に携わるため、高度な知識や技術を必要とします。そのため、数ある公務員試験の中でもトップクラスの難易度です。

合格者の出身大学を見てみると、東京大学や京都大学などの国立大学が多数を占めています。

私立大学出身では試験で不利になるのではないかと、お悩みの方もいるでしょう。

しかし、国家公務員総合職の試験では出身大学が合否に影響することはありません。十分な試験対策を行えば、国立大学出身でなくても突破できます。

この記事では国家公務員総合職の出身大学別の合格者数をランキング形式で紹介し、求められるスキルなどを紹介します。

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【2024年最新】国家公務員総合職 出身大学別最終合格者数ランキング

2024年度国家公務員総合職試験の、出身大学別最終合格者数は下表のとおりです。ただし、合格者数が10名以上の大学に限られています。

また、秋試験は教養区分、春試験は教養区分を除いた国家公務員総合職の試験を指します。

順位大学名大学種別2023秋合格者数2024春合格者数合計
1東京大学国立174189363
2京都大学国立51120171
3早稲田大学私立3472106
4慶応義塾大学私立385189
5立命館大学私立28486
5東北大学国立137386
7大阪大学国立145872
8北海道大学国立125870
9千葉大学国立26365
10中央大学私立115061
11一橋大学国立273158
12広島大学国立15556
13九州大学国立54651
14岡山大学国立4949
15東京工業大学国立34346
16筑波大学国立73643
17明治大学私立24042
18東京理科大学私立13839
19名古屋大学国立33437
20神戸大学国立53035
21新潟大学国立13233
22日本大学私立2828
23東京農工大学国立2626
24信州大学国立2424
25大阪公立大学公立2424
26同志社大学私立2222
27東京海洋大学国立2121
28東京都立大学公立11920
29専修大学私立21618
30横浜国立大学国立21517
31東京農業大学私立1616
32岩手大学国立1313
33弘前大学国立1212
33愛媛大学国立1212
33長崎大学国立1212
33鹿児島大学国立1212
33関西大学私立1212
33立教大学私立11112
39山口大学国立1111
39上智大学私立1111
39東京外国語大学国立2911
42お茶の水女子大学国立1910
42中京大学私立1010
人事院「2024年度国家公務員採用総合職試験(春)の合格者発表」をもとに作成

合格者数1位の大学は?

国家公務員総合職試験で合格者数が1位の大学は、東京大学です。

2023年秋・2024年春の試験の合計合格者数は363名と、ダントツの合格者数を誇ります。2位の京都大学の171名と比べても、2倍以上の差があります。

合格者数ランキング上位の国立大学は?

東京大学と京都大学のほか、東北大学や大阪大学、北海道大学など多くの国立大学が上位にランクインしています。

人事院の発表によると、2024年度の合格者数のうち国公立大学出身者は全体の69%です。

2021年度の試験では73.8%だったため、合格者数に占める国公立大学出身者の割合は徐々に低下していることがわかります。

合格者数ランキング上位の私立大学は?

ランキング上位の私立大学を見てみると、3位早稲田大学、4位慶応義塾大学、5位立命館大学となっています。

10位には中央大学がランクインしているため、上位10校のうち4校が私立大学です。

また、公務員試験対策に力を入れている私立大学も増えています。

例えば、5位の立命館大学の2021年度合格者数は45名でした。しかし、2024年度の合格者数は約2倍の86名となっています。

現役の国家公務員総合職の講演会を開催したり、奨励金制度を充実させたりするなど、大学側の積極的なサポートの結果と言えるでしょう。

ランキング下位の大学出身者は国家総合職になれない?

ランキングを見て、国公立大学や有名私立大学の出身でなければ合格できないと肩を落とされた方がいるかもしれません。

しかし、ランキング外の大学だからといって国家公務員総合職試験に合格できないわけではありません。

試験の合否は筆記試験と人物試験の合計点で決まり、出身大学は選考基準となっていないからです。

また、かつては国家公務員総合職の大半が東京大学出身者でしたが、現在ではほかの国公立大学や私立大学の合格者も多くなっています。

国家公務員総合職を志望する東京大学出身者が減少していることや、多様な人材を確保するために採用試験が見直されていることが要因と考えられます。

有名大学ではないからと諦めずに筆記試験対策や面接対策を万全に行えば、国家公務員総合職に合格することは可能です。

国家公務員総合職に求められるスキル

国家公務員総合職は政策立案などに携わり、国家公務員一般職よりも高度な知識や技術を求められる職種です。

求められるスキルとして、次のようなものが挙げられます。

  1. 向上心
  2. 忍耐力
  3. バランス感覚

順番に見ていきましょう。

1. 向上心

国家公務員総合職に向上心は欠かせません。政策立案を通して、国の行く末を左右する重要な意思決定を行うからです。

国全体にかかわる社会問題は複雑で多岐にわたり、明確な解決方法がないものばかりです。

これらの課題を解決するためには発想力だけでなく、国内や諸外国の情報を収集し分析するといった能力が必要です。

また、法改正に対応するために既存の法律を読み解いたり、新たな法案を作成したりといった技術も求められます。

専門分野の知識を深めるだけでなく、新たな技術も積極的に習得する向上心があれば、入省後の活躍を期待できます。

2. 忍耐力

国家公務員総合職として働くには、心身ともにタフであることが求められます。

国家公務員といえば、朝早くから夜遅くまで働いているイメージが強い方も多いでしょう。

近年では国家公務員でも働き方改革が進められているものの、時期や配属先によっては多忙となることが見込まれます。

特に幹部候補生となる国家公務員総合職では、国会対応業務が想定されるため、会期中はほかの職種よりも忙しくなります。

また、国の方向性を決定づける職務にあたるため、ミスが許されません。

公務員に向けられる社会の眼差しの厳しさも相まって、プレッシャーを感じる場面が数多く想定されます。

厳格な職場環境の中でも、力を発揮できる精神力が必要です。

3. バランス感覚

国家公務員総合職では知識の専門性だけでなく、幅広い知見や視野の広さも求められます。

国民が求めているものを広く理解し、効果的な政策を立案しなければならないからです。

一方にとっては有益でも、別の方面から見るとマイナス効果が発生していることがあります。

例えば消費税はすべての国民から公平に徴収できますが、所得が少ない人ほど負担が大きくなる制度です。

いずれを重視するかによって、とるべき選択は異なってくるでしょう。

国家公務員総合職は、国にとってより良い政策を実行していく責務を負っています。

そのため、他省庁の職員や外部の専門家といったさまざまな立場からの意見を正確に聴取し、調整する力が求められます。

多様な意見を取り入れながら政策を立案できるバランス感覚が重要です。

国家公務員総合職になるには?

国家公務員総合職になるには人事院が実施する公務員試験に合格後、各省庁が実施する「官庁訪問」で内定を得る必要があります。

採用試験に合格しただけでは、採用面接を受ける権利を取得しただけに過ぎません。

採用試験には、春試験と秋試験があります。国家総合職の公務員試験科目は、春試験ではマークシート方式の1次試験と、専門記述・政策論文および人物試験の2次試験が実施されます。

秋試験は教養区分試験と呼ばれ、大学3年次の秋に受験するものです。

専門試験がない代わりに、政策課題討議試験や企画提案試験といった、春試験では実施されない科目があります。

合格後の官庁訪問は、春試験の合格者と一緒に行います。

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国家公務員総合職の大学別合格者ランキングを紹介してきました。

東京大学の合格者が大半を占める時代は終わり、近年では地方国公立大学や私立大学の出身者の合格数も増えてきています。

国家公務員総合職試験では出身大学によって合格が左右されることはなく、試験対策を万全に行えば誰でも合格が狙えます。

しかし、試験の難易度は非常に高く、独力で十分な対策を行うことは困難です。

アガルートでは、法律区分・教養区分いずれにも対応したカリキュラムを用意しています。

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また、内定獲得の難関とされる官庁訪問についても講師がシミュレーションを実施。

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