国家総合職で受かりやすい官庁はどこ?合格するための3つの対策
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「国家総合職試験で受かりやすい官庁はある?」などと考えていますか。
国家公務員総合職試験は最終合格後に官庁訪問があるため、確実に採用されたい人は受かりやすい官庁に官庁訪問をしたいですよね。
そこで本コラムでは、国家総合職で受かりやすい官庁や官庁訪問の対策、各官庁の採用者数などを解説しています。
目標とする官庁の決定に役立つ内容となっているため、ぜひご覧ください。
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国家総合職試験で受かりやすい官庁はどこ?
国家総合職試験の最後にある官庁訪問の倍率は各官庁によって異なります。そのため受かりやすい官庁を明確に出すことはできません。
基本的には財務省や経済産業省といった人気の省庁や専門性の高い省庁、採用人数が少ない省庁は競争が激化して受かりにくい傾向にあります。
また、ほかの官庁と比較して採用数が多い組織もあります。「採用数が多い=受かりやすい」ではありませんが、ひとつの参考となるでしょう。
関連記事:国家公務員総合職とは?春試験・秋試験の内容と気になる疑問を講師が解説!
採用人数の多い省庁と人気の省庁
採用人数が多い省庁であれば、それだけチャンスはあるとも考えられます。採用数が多い主な官庁は以下の通りです。
【国家公務員総合職試験 採用予定人数が多い主な官庁(2025年採用)】
- 国土交通省:137名
- 農林水産省:127名
- 特許庁:66名
- 厚生労働省:63名
- 総務省:57名
- 経済産業省:56名
なお、上記の人数は技術系などの人数を含めた人数である点に留意しましょう。
また、明確に「受験者が多い」「倍率が高い」といった官庁を出すことは難しいですが、以下の組織は人気が高い傾向にあります。
【国家公務員総合職試験 人気の官庁】
- 財務省
- 経済産業省
- 総務省
- 警察庁
- 国土交通省 など
ただし注意が必要な点が、上述した通り「採用数が多い=受かりやすい」ではない点です。採用数が多い官庁は受験者も多い可能性があるためです。
例えば、総務省は70名と比較的多くの採用枠がありますが、受験生からの人気も高いため、十分な対策が必要となるでしょう。
結局「受かりやすい官庁」は誰も明確に判断できないため「就職先で何をしたいか」を重視して受験先を選ぶことがおすすめです。
難易度ばかり重視して興味のない官庁に入っても、熱意をもって仕事に取り組めない可能性があります。
また、就職先で何をしたいかが明確であれば、官庁訪問でも理論的な回答が可能となり、仕事に対する熱意も伝わるため、結果として採用の可能性は向上するでしょう。
官庁訪問に合格するための3つの対策
国家総合職試験に最終合格しても、内定が出ないケースは少なくありません。
そのため、官庁訪問で内定を得るための対策を行うことが重要です。
ここでは重要な3つの対策を紹介します。
業務説明会や政策セミナーに参加して情報収集
各官庁で行われる業務説明会や、施策セミナーには可能な限り参加しましょう。
官庁訪問では志望動機や各官庁の管轄で興味のある分野、施策や現状の問題点に関する意見など、下調べがないと話せない質問も受けます。
パンフレットでも各官庁の基本的な知識は得られますが、実際に働く職員の声を聴くことで新たな知識や考え方を得られるきっかけとなります。
また、業務説明会や政策セミナーの経験を踏まえて回答ができれば「本気でこの官庁に入庁したい」という熱意も伝えられるでしょう。
模擬面接で対策
何度も模擬面接を受ける対策も非常に重要です。
官庁訪問は公務員試験の一次試験や二次試験とは異なり、面接試験のみで合否が決まるため、面接の内容が採用に直結します。
模擬面接は大学の就職支援やハローワークでも受けられますが、おすすめは公務員予備校の模擬面接の活用です。
官庁訪問では民間企業では問われないような質問もされます。
そのため、公務員試験の合格に特化した指導を受けられる公務員予備校が、最も効果的に対策を進められる手段といえるでしょう。
エントリーシートの対策
官庁訪問の際はエントリーシートの作成が必要となります。
従来は官庁訪問先で直接作成するケースが主流でしたが、現在は事前にメール送信もしくは作成のうえ持参といった場合が多いです。
エントリーシートの内容は、面接官の第一印象や質問のベースとなります。高評価を得られるエントリーシートを作成できれば、好印象に繋がるだけでなく面接の質問のイメージも作りやすくなるでしょう。
エントリーシートの作成は、第三者からの添削を受けることがおすすめです。自分では気付けない修正点や文章の悪癖が理解できます。
そして、エントリーシートの作成も模擬面接と同様に公務員予備校で受けることがおすすめです。公務員試験のツボを押さえた指導を受けられます。
【府省別】2025年度採用予定人数一覧
国家公務員総合職試験の各府省庁で2025年に採用予定の人数は以下の通りです。
府省庁名 | 採用予定数 | 府省町名 | 採用予定数 |
---|---|---|---|
会計監査員 | 5名 | 文部科学省 | 31名 |
人事院 | 8名 | 厚生労働省 | 63名 |
内閣府 | 16名 | 農林水産省 | 127名 |
デジタル庁 | 6名 | 経済産業省 | 56名 |
公正取引委員会 | 7名 | 特許庁 | 66名 |
警察庁 | 35名 | 国土交通省 | 137名 |
個人情報保護委員会 | 2名 | 気象庁 | 9名 |
金融庁 | 15名 | 海上保安庁 | 5名 |
消費者庁 | 4名 | 環境省 | 30名 |
総務省 | 57名 | 原子力規制庁 | 7名 |
消防庁 | 2名 | 造幣局 | 3名 |
法務省 | 41名 | 国立印刷局 | 4名 |
出入国在留管理庁 | 10名 | 防衛省 | 35名 |
公安調査庁 | 8名 | 防衛装備庁 | 25名 |
外務省 | 36名 | 衆議院法制局 | 1名 |
財務省 | 42名 | 参議院事務局 | 2名 |
国税庁 | 15名 | 参議院法制局 | 1名 |
ただし、上記の採用数は技術系などを含めた人数となっています。
また、同じ府省庁でも勤務先が異なるケースや、採用している試験種が限定的なケースもあるため、詳細は人事院の情報を確認しましょう。
参考:総合職試験 府省等別採用予定数
公務員試験合格には通信講座対策がオススメ
今回は国家総合職で受かりやすい官庁や、官庁訪問の対策について解説しました。
国家総合職の官庁訪問で受かりやすい職種は断言できません。そのため「就職して何をしたいか」を基準にした官庁選びがおすすめです。
国家総合職試験は、最終合格しても内定が出ない方が少なからず存在します。そのため、官庁訪問の対策を入念に行うことが重要です。
公務員試験の対策方法はさまざまですが、おすすめは公務員予備校や通信講座の活用です。
特に以下のような方は通信講座の活用がピッタリといえます。
- 予備校が遠い
- 部活やサークルが忙しくて時間がない
このような方でも、通信講座であれば隙間時間を最大限に活用して対策を進められます。また、校舎型の予備校と比較して費用を抑えられる点も大きな魅力です。
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大学現役時に以下の公務員試験に独学で合格。
・国家公務員一般職
・国税専門官
・東京特別区
・地方上級(地元県庁)
そして、公務員としての勤務を経た後に、フリーランスのWebライターとして独立。
現在は公務員時代の知識や経験を活かして、多くの方の人生の選択に役立てるよう日々奮闘しています。