「法務教官になるために、必要なことって何だろう？」「どのような勉強やスキルが、法務教官に求められているんだろうか？」

法務教官として働くためには、法務省専門職員（人間科学）採用試験に合格する必要があります。しかし、試験を突破するためには何をすべきかがよくわからない人も多いです。

そんな人におすすめなのが、予備校の活用です。予備校なら学習計画の立案や必要な教材の提供、面接指導など合格に必要なサポートをしてくれます。

そこで今回の記事では、法務教官を目指す人におすすめの予備校を価格や特徴とともに紹介します。予備校を活用し、合格へ大きな一歩を踏み出しましょう。

法務教官になるために、おすすめできる予備校4校を紹介します。紹介する内容は、以下7つの項目です。

• 講座の価格
• 合格率・実績
• 講義内容・特徴
• 面接対策
• 学習サポート
• 教材（テキスト）
• どんな人におすすめか

法務教官の通信講座・予備校のおすすめ4選

アガルート

価格（税込）	【2025年合格目標】 245,520円：教養+専門型ワイド対策カリキュラム/ライト 295,020円：教養+専門型ワイド対策カリキュラム/フル
合格率・実績	令和5年合格・内定者210名
講義内容・特徴	どのようなブラウザ・OSでも学習可能 必要な情報だけを提供する講義 全額返金制度
面接対策	受講生の状況に合わせた分析・模擬面接
学習サポート	講師に何度でも無料で質問可能
教材（テキスト）	フルカラーでわかりやすいレイアウト 大量の情報を整理できる教材
どんな人におすすめか	最短で合格したい人

アガルートアカデミーの特徴・選ばれる理由

アガルートアカデミーは、法務教官を目指す受験生にとって最適な教育環境を提供しています。

特長は無駄を省き、必要な知識のみを効率的に身につけられる講座体系にあります。従来の予備校が多様な講座をパッケージ化して提供するのに対し、アガルートでは合格に必要な最小限の講義のみを厳選しています。学習者は重複した内容を学ぶ時間の無駄を避け、効果的に学習を進められるのです。

テキストもアガルートの魅力の一つで、フルカラーで視覚的に情報を整理しやすく、出題傾向や過去の実績に基づいて作成されています。また、テキストは資格や科目の特性に応じて工夫されたレイアウトで、学習しやすい工夫が施されています。

学習はオンラインで行うため、いつでもどこでもアクセス可能です。テキストも画面上に同時表示されるため、重たいテキストを持ち歩く必要もありません。さらに、8段階の倍速機能や音声ダウンロードオプションも提供されており、一人ひとりのニーズに合わせた柔軟な学習が可能です。

面接対策講座は過去の面接を再現・分析し、具体的なアドバイスを提供します。講義ではテーマごとに掘り下げた考察とまとめ方を学び、模擬面接を通じて実践力を高められるのです。

二次試験対策講座も行っており、論文添削や無制限の模擬面接を通じて、受講生が実力を磨けるようサポートしています。論文添削はオンラインで行われ、講師から具体的なフィードバックを受けられます。模擬面接やグループワーク対策も含まれているため、受講生は面接やグループディスカッションに自信を持って臨めるでしょう。

アガルートアカデミーのメリット・デメリット

アガルートのデメリットとしては、通信講座としては受講費がやや高めである点が挙げられます。

しかし、法務教官を目指す人向けの講座であるカリキュラムは、十分な講義時間、効率的に学べるカリキュラム、充実したフォロー制度などを考えると決して高いとは言えないでしょう。

アガルートで学ぶ最大のメリットは、質の高い講師と教材で最短合格を目指せることです。指導実績豊富なプロ講師が学習面・メンタル面をしっかりサポートします。

フルカラーテキストは視覚的に情報を整理しやすく、出題傾向や過去の実績に基づいた内容です。

なお、講師への質問は回数無制限ですので、初学者も安心して学習できるでしょう。回数無制限の模擬面接や論文添削など二次試験対策も非常に充実しています。

合格に必要な事項に絞って学べる、無駄を省いたカリキュラムですので、短期間で合格したい方にもおすすめです。

アガルートの講座は高品質な教材と強力なサポート体制で、効率的かつ効果的に合格を目指せるでしょう。

アガルートアカデミーの学習サポート内容

加えて、フォロー制度も充実しています。学習サポーターによる個別の学習計画の相談や、講師に直接聞ける「オンライン質問サービスKIKERUKUN」、オンラインでの業務説明会など、学習者を多方面から支えます。

アガルートアカデミーは合理的な学習環境を提供し、公務員試験合格を目指す受験生に最適なカリキュラムを提供しています。合格者へ全額返金を行う制度や学生向けの割引クーポンも用意されており、公務員を目指す受験生にとって魅力的な予備校だといえるでしょう。

アガルートアカデミーのカリキュラムを受講した決め手

アガルートアカデミーの通信講座を利用して合格・内定をもらった人がアガルートアカデミーを選んだ理由として、講座の価格、オンラインで学習したかったから、お得な内定特典があることを挙げています。

アガルートアカデミーを選んだ理由	割合
講座の価格が安かったから	28%
予備校に通学するのではなく，オンラインで学習したかったから	27%
内定特典があったから	15%
講師が良かったから	9%
サンプル講義・サンプルテキストが良かったから	8%
その他	13%

※令和5年度公務員試験に合格・内定者を対象としたアンケート結果のアガルートのカリキュラムを受講した決め手から引用

LEC東京リーガルマインド

価格（税込）	【2025年合格目標】 352,000円：法務教官／保護観察官専願コース
合格率・実績	法務省専門職員（人間科学）矯正心理専門職B・保護観察官の 両方で1位合格者を輩出
講義内容・特徴	専門科目を基礎から固め、実践力を磨ける講座
面接対策	無制限の面接シュミレーションが可能 キャリアコンサルタントによる自己分析
学習サポート	通信講座の受講生でも利用できる担任講師制度
教材（テキスト）	指導歴30年以上のノウハウを詰め込んだわかりやすい教材
どんな人におすすめか	通学を考えている人上位合格を目指す人

LECの特徴・選ばれる理由

LECの法務教官を目指す人向けのプログラムは、多岐にわたる科目をバランス良く学べます。

心理学、社会福祉学、教育学、社会学といった専門科目を網羅し、教養試験や論文、面接対策も充実しています。受験生が苦手としがちな数的処理は、基礎からしっかりと学べる構成で、インプットとアウトプットを通じて実践力を高めることが可能です。

講師陣は公務員試験に精通した専門家たちで構成されているため、わかりやすい講義が可能です。また、科目数が多い公務員試験の特性を踏まえ、過去問を徹底分析し、効果的な学習法を提供しています。

さらにLECでは公務員試験に必要な時事対策や模試も充実しており、実際の試験に近い形で学習を進めることができます。面接対策も万全で、回数無制限のリアル面接シミュレーションが可能です。本番さながらの経験を何度も詰めることは、大きなメリットだといえるでしょう。

LECの講座はオンライン受講が可能であり、全国どこからでもアクセスしやすい点が大きな利点です。公務員試験に関する豊富な実績と継続可能なフォロー制度が、多くの受験生を合格に導いています。

LECのメリット・デメリット

LECの法務教官を目指す人向けの講座のメリットは、幅広い分野を体系的に学びながら、実践力が身につけられることです。多くの受験生が苦手とする数的処理も、基礎からアウトプット・インプットを通じて学ぶので、つまずかずに理解できるでしょう。

デメリットは、講師との距離が近く、質問や相談がしやすい反面、講師との相性が悪い場合、学習進捗に影響が出やすい点です。

また、面接練習が無制限で行えますが、試験前は面接練習の予約が混雑するため、二次試験対策がスケジュール通りに進めない可能性があります。

LECの講座は専門科目をバランス良く学べて、十分なサポート体制も整っていますが、面接練習のスケジュール管理には注意が必要でしょう。

クレアール

価格（税込）	【2025年合格目標】 330,000円：法務教官・保護観察官コース
合格率・実績	2022年 公務員合格者数 325名
講義内容・特徴	通信講座のためWeb学習続けられる 合格できる通信講座が理念
面接対策	全16回の面接対策講義
学習サポート	学習に関する悩みはいつでも担任に相談可能
教材（テキスト）	20～30分でも効率的に学習できる映像講義
どんな人におすすめか	通学が難しい人個別サポートを求めている人

クレアールの特徴・選ばれる理由

講座はオンラインのため、自宅や移動中でもインターネットさえあれば自由に学習を進めることが可能です。講義動画はPC、スマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスでアクセスできるので、場所を選ばずに勉強することができます。多忙な方や自分のペースで学びたい人におすすめです。

講義の音声ファイルも提供されており、オフラインでも学習を続けることができます。講義は1回90分程度ですが、20～30分の小テーマに分かれているので、忙しい人でも無理なく学習を進められます。

クレアールの受講生には担任講師が割り当てられ、学習計画の立て方や進行上の悩み解決をサポートします。また、公務員試験に特有の問題解決の悩みを解消するため、数的処理、経済原論、自然科学などの科目に関する解説動画も提供されています。動画では、講師が問題を解きながら解説を行うため、問題への理解が一層深まることでしょう。

面接対策としては映像講義で面接の概要と対策を学び、個別指導でエントリーシートや面接シートの添削、模擬面接も実施されます。さらにオプション安心保証により、受講期間を1年間延長することも可能です。

クレアールのメリット・デメリット

クレアールの 法務教官・保護観察官専門科目パックコースは、専任講師のサポートや詳細な解説動画、個別の面接指導などのメリットがあります。

クレアールはオンライン通信講座ですが、エントリーシートや面接シートの添削、模擬面接の個別指導が受けられます。過去問の解法、つまずきやすい箇所の解説を講師が詳しく行うので苦手ができにくいでしょう。

デメリットとしては、テキストがフルカラーでないため視覚的に覚えにくいことや、カリキュラム内容が上位合格を目指す人には不十分であることが挙げられます。また、すべてオンラインで完結する学習システムなので、対面指導を希望する人には適しません。

効率的に学び、合格ラインを超えることを目指す人には強力なサポートを提供する講座と言えます。

資格の学校TAC

価格（税込）	【2025年合格目標】 242,000円：法務省専門職本科生
合格率・実績	2023年 公務員試験最終合格者 5,857名
講義内容・特徴	いつでも・どこでも学習できる通信講座 一部講座は通学可能
面接対策	面接の基本から模擬面接まで実践力を磨く指導
学習サポート	学習・進路・面接・計画すべての相談が可能な担任講師制度
教材（テキスト）	出題傾向を的確に把握できるオリジナル教材
どんな人におすすめか	通信講座だけでなく、対面講座も受けたい人出題傾向を把握し、効率よく学習したい人

TACの特徴・選ばれる理由

TACの公務員講座は、筆記試験から人物試験までを網羅する合格カリキュラムを備え、受験生活をトータルでサポートする担任講師制度が特長です。全国のTAC生から得られる情報量を基にした面接対策も、多数の最終合格者を輩出する要因となっています。

特に法務省専門職（矯正心理専門職・法務教官・保護観察官）の試験に特化したカリキュラムは、過去問の徹底的な分析に基づき、効率的な学習を可能にしています。筆記試験対策では重要な論点をくまなくピックアップし、問題演習と解説、記述式答案の添削指導で受験生の理解を深めます。

面接試験対策では心理職・福祉職専用の講義も含め、面接の基本からマナーや志望理由、自己PRの作成方法まで丁寧に指導します。実践力を磨く模擬面接は本番さながらの体験を提供するため、万全の準備で本番に挑むことができるでしょう。

TACの講義を担当する講師は各科目の専門家であり、初学者でも安心して学べる環境が整っています。さらに、オリジナル教材は過去問の出題傾向を把握し、合格に必要な知識を凝縮して提供します。

TACのメリット・デメリット

資格の学校TACの法務教官を目指す人向けの講座は、筆記試験から人物試験までを網羅する合格カリキュラムと、受験生活をトータルでサポートする担任講師制度が大きなメリットです。

法務省専門職（矯正心理専門職・法務教官・保護観察官）対策に特化したカリキュラムで無駄を省いた学習ができるのも魅力。

一方で、受講料が高めであることと、面接対策のスタートが遅めである点がデメリットとして挙げられます。また、法務教官を目指す人向けの講座はWeb通信講座となるので、対面指導を希望する方には適さないでしょう。

法務教官の受験に特化したカリキュラムと、万全な二次試験対策が強みの講座ですが、費用や受講形態が自分に合っているか見極める必要があります。

【価格・安さ】法務教官の通信講座・予備校ランキング

各予備校の法務教官向け講座の価格をランキング形式で紹介します。

費用・価格がお得な予備校ランキング

順位	予備校名	講座名	価格（税込み）
1位	資格の学校TAC	法務省専門職本科生	242,000円
2位	アガルート	教養+専門型ワイド・スタンダード対策 カリキュラム/ライト	245,520円
3位	クレアール	法務教官・保護観察官コース	330,000円
4位	LEC東京リーガルマインド	法務教官／保護観察官専願コース	352,000円

各予備校の講座価格には、それぞれの特徴が反映されています。

アガルートの教養+専門型ワイド・スタンダード対策カリキュラムは245,520円となっており、オンライン完結型の講義形態が価格を抑えるだと考えられます。

クレアールは法務教官・保護観察官コースを330,000円で提供ています。

最も高額なLEC東京リーガルマインドの法務教官／保護観察官専願コースは352,000円です。無制限の面接シミュレーションやキャリアコンサルタントによる自己分析など、上位合格者の輩出実績に裏打ちされた充実したサポートが価格に反映された結果だと考えられます。

法務教官の予備校はいつから行くべき？

法務教官（国家公務員）を目指す場合法務教官の予備校へ行くタイミグは、試験の約1年前、もしくは大学生であれば3年生になる前の春休みから学習を開始するのが理想的です。

国家公務員試験の準備には、平均して1,000～1,500時間の勉強時間が必要とされています。時間を効率的に確保するためには毎日4時間勉強すると約10ヶ月、3時間ならば約14ヶ月が必要なのです。面接対策も含めると、準備期間は1年から1年4ヶ月程度が適切とされています。

国家公務員の一次試験は通常4月末に始まるため、それに合わせて早めに学習を開始することが望ましいです。ただし、受験する職種や個人の基礎学力によって必要な学習時間は異なるため、一概に最適な開始時期を定めることは難しいです。

そのため、公務員試験の準備を始める最良のタイミングは、個々の状況に応じて「できるだけ早く」が適切です。予備校に通うことを検討する場合も、早期に始めることで、学習計画を立てやすくなり、試験に向けての準備を十分に行うことが可能になります。
参照：公務員試験の勉強はいつから始める？まだ間に合う？タイミングや勉強時間を紹介

法務教官に効率よく合格するならアガルート！

今回の記事では、法務教官を目指す人におすすめの予備校を4校紹介しました。各校が提供している講座や特徴を振り返りましょう。

予備校	特徴
アガルート	フルカラーでわかりやすい教材全額返金制度
資格の学校TAC	あらゆる相談が可能な担任講師制度
クレアール	続けられる・合格できる通信講座 20～30分で効率的に学習可能
LEC東京リーガルマインド	指導歴30年以上のノウハウを詰め込んだわかりやすい教材

法務教官を目指す場合、試験の1年以上前からの学習が理想的です。合格には、平均1,000～1,500時間の勉強が必要になります。一次試験は4月末に始まるため、早期に予備校を利用することで効率的な学習計画の立案と充分な試験対策ができるでしょう。

アガルートでは、法務教官になるために無料受講相談やガイドブックの配布を行っています。初めて公務員試験を受ける人にとって、力強いサポートとなること間違いなしです。詳細は、以下よりご確認ください。

公務員試験合格・内定者を対象としたアンケート調査概要

アンケート概要	公務員試験合格・内定者アンケート
調査方法	アガルートアカデミー内でのアンケート調査
調査対象	アガルートの通信講座を利用して 公務員試験合格・内定をもらったユーザー
調査対象者数	210名
調査対象地域	日本国内

アンケート回答者の属性

年齢	高卒	社会人	修士課程	大学2年	大学3年	大学4年
人数	1名	61名	6名	1名	1名	63名
割合	1%	46%	5%	1%	1%	47%

アガルートのカリキュラムを受講した決め手

アガルートを選んだ理由	割合
講座の価格が安かったから	28%
予備校に通学するのではなく，オンラインで学習したかったから	27%
内定特典があったから	15%
講師が良かったから	9%
サンプル講義・サンプルテキストが良かったから	8%
その他	13%