「公務員試験どこを受けるか迷っているけど、国家一般職のメリットって?」

そんなお悩みをお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

本稿では、国家一般職の年収と他公務員・一般企業との年収比較結果をご説明したいと思います。
公務員試験を目指す参考にしていただければ幸いです。

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国家一般職の年収はどれくらい?

令和6年度国家公務員一般職の年収は約668万円(約6,688,737円)です。

国家一般職が該当する「行政職俸給表(一)」の給与は、平均給与月額は405,378円、俸給は323,823円で、平均年収は約668万円(約6,688,737円)です。

平均年収:約668万円(約6,688,737円)
入庁後の年収:約388万円(約3,884,760円)
平均給与月額:約405,378円
初任給:235,440円
(地域手当なし場合:196,200円)※行政職俸給表(一)1級25号

国税庁の令和5年分民間給与実態統計調査結果によると、民間企業に勤務した給与所得者の平均年収は460万円(男性569万円・女性316万円)であることを考慮すると、かなり高いと言えるでしょう。

しかし、見た目の数字だけでなく公務員の充実した福利厚生も加味すべきでしょう。

さらに公務員は例外的な場合を除き、解雇されることがありません。
そうした安定性も含めると非常に魅力的な職業と言えるでしょう。

※平均年収は「平均給与月額×12ヶ月+平均給与月額×ボーナス(4.5ヶ月)」で算出
※入庁後の年収は「初任給額×12ヶ月+初任給額×ボーナス(4.5ヶ月)で算出
※参考:人事院勧告
※参考:地方公務員給与実態調査

関連記事:国家公務員「一般職」とは?種類・仕事内容・試験科目・難易度等を解説

国家公務員の年収はどれくらい?

国家公務員の年収は約684万円(6,844,217円)です。

人事院の令和6年度国家公務員給与等実態調査によると、国家公務員(全俸給)の平均給与月額は414,801円、俸給は336,041円で、平均年収は約684万円(6,844,217円)でした。

種類平均金額
俸  給(全俸給)336,041円
地域手当等43,679円
俸給の特別調整額11,871円
扶養手当8,736円
住居手当6,988円
その他7,486円
平均給与月額(合計)414,801円
平均年収6,844,217円

国家一般職の昇給の流れ

では、国家公務員の給料はどのように上がっていくのでしょうか?

令和6年国家公務員給与等実態調査の結果を参考に、年代別に国家公務員(行政職俸給表(一))の高校卒・大学卒の平均俸給額と平均年収を一覧化しました。

年代高校卒大学卒
平均給与月額平均年収平均給与月額平均年収
20代約214,236円約3,717,491円約242,815円約4,006,448円
30代約321,370円約5,454,492円約344,044円約5,676,721円
40代約421,039円約7,058,786円約472,626円約7,798,324円
50代約486,038円約7,996,533円約527,472円約8,703,288円

20代:高卒の場合約371万円、大卒の場合約400万円
30代:高卒の場合約545万円、大卒の場合約567万円
40代:高卒の場合約705万円、大卒の場合約779万円
50代:高卒の場合約799万円、大卒の場合約870万円

国家一般職の年収は、最終的に900万円まで達することもあるようです。

安定して高収入を得られ、そして福利厚生も充実していると考えるとかなり理想的です。

ただし、公務員の平均俸給額・平均年収は40代から大幅に伸びているため20、30代は民間と比べて少なく感じるかもしれません。

※平均年収は平均給与月額×12ヶ月+平均給与月額×4.5(ヶ月)で算出

国家一般職と地方公務員の平均年収・初任給を比較

国家一般職と地方公務員、市役所職員の平均年収を比較しました。

区分平均年収平均初任給
国家一般職約6,688,737円約235,440円
地方公務員(都道府県)約6,462,142円約190,966円
地方公務員(指定都市)約5,360,567円約186,699円
地方公務員(市役所)約6,348,707円約187,665円
令和6年度国家一般職と令和5年度地方公務員の平均年収・初任給を比較

地方公務員は、地域によって差が激しいので志望する都道府県を調べて比較するとよいでしょう。

イメージとしては、規模の大きい都市だと地方公務員の方が上回り、それ以外だと国家一般職の方が高いです。

ただ+-50万円に収まるので、仕事内容・働き方のフィットで選ぶのがおすすめです。

最後に

国家一般職は、年収や安定性を考慮するとかなり優良な就職先と言えます。

もし仕事内容や働き方に魅力を感じるのであれば、躊躇せず公務員試験にチャレンジしてみてください。

本稿が、皆さんの悩み解決のお役に立てば幸いです。

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