岐阜県庁の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、岐阜県庁の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に公務員試験の面接対策を行いましょう。

【岐阜県庁】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

1回目
試験日：2022年8月2日（火）
試験時間：16：18～16：40
面接官：3人

2回目
試験日：2022年8月3日（水）
試験時間：13：00～13：22
面接官：3人

場所・雰囲気

２０人くらいが収容される大きさ、距離は３ｍくらい

面接内容・再現

1回目

私：失礼いたします。

面接官A：受験番号と名前お願いいたします。

私：受験番号〇〇〇〇、〇〇〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官Ａ：着席してください。

私：失礼いたします。

面接官Ａ：よろしくお願いします。あなたは周りからどんな人だと言われますか？

私：許容範囲が広い人だと言われます

面接官Ａ：具体的なエピソードがあれば教えてください

私：友達が怒るような内容でも腹が立たないからです。また、自分の経験談を話すと「どうしてそのことを許せるのか。」とよく言われます。

面接官Ａ：ありがとうございました。

面接官Ｂ：次は私から質問させていただきます。岐阜県庁を志望された理由を教えてください。

私：はい。かしこまりました。私が岐阜県庁を志望する理由は、大学で中国の農村の活性化について学び、日本でも地域をもっと活性化させたいと思ったからです。

面接官Ｂ：では、岐阜県の魅力はなんだと思いますか。

私：岐阜県の魅力は３つあると思います。２つは主観的な理由で、もう１つは客観的な理由です。１つ目は、自然の豊かさ、特に空気の良さです。愛知県の大学に通っていて最寄りの駅につくといつも落ち着いた気持ちになりますし、安心感があります。それは、岐阜県の自然環境がいいからだと思います。２つ目は、人柄です。大学に進学して多くの方と関わる中でやはり岐阜県の方といるときは一番居心地がいいと感じます。３つ目は、アクセスのよさです。名古屋にも大阪にもすぐ行ける地理的な魅力があります。

面接官Ｂ：ありがとうございました。

面接官Ｃ：次は私から質問させていただきます。コロナ禍の状況の中で、職員の残業が多くなっていますがそれでもいいですか？

私：はい、大丈夫です。県民の方のために働く職員さんたちは尊敬しています。

面接官Ｃ：周りに否定されてしまうときがあってもいいですか？

私：はい、大丈夫です。否定されても、相手の話を聞き、お互いの認識のズレなどがあれば修正しようと心がけます。

面接官Ｃ：岐阜県内で転勤がありますがいいですか？

私：はい、大丈夫です。もともと旅行が好きなので新しい土地には興味があります。

面接官Ｃ：ありがとうございました。

面接官Ｂ：現在の併願状況を教えてください。

私：はい、民間企業１社が決まっていて、１社が結果待ちです。

面接官Ｂ：公務員は併願されていますか？

私：いいえ、していません。

面接官Ｂ：本庁の志望度を教えてください。

私：第一志望です。

面接官Ｂ：民間の企業はどんな会社ですか？

私：愛知にある医療系の商社です。

面接官Ｂ：ありがとうございました。

面接官Ｂ：岐阜県庁ではどんな仕事したいですか？

私：多文化共生の分野に関わっていきたいです。

面接官Ｂ：岐阜県庁でどんな活躍ができますか？

私：大学で学んだ中国語や中国の農村地域についての知識を生かして、多文化共生、人口増加に貢献していきたいと考えています。

面接官B：ありがとうございました。

面接官A：これで面接試験は終了です。退出していただいて大丈夫です。

私：ありがとうございました。失礼いたします。

2回目

私：失礼いたします。

面接官A：受験番号と名前お願いいたします。

私：受験番号〇〇〇〇、〇〇〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官Ａ：着席してください。

私：失礼いたします。

面接官A：大学で学んだことを教えてください。

私：中国語を専攻し、ゼミでは中国の農村地域での活性化について学んできました。

面接官B：学生生活の中で１番頑張ったことを教えてください。

私：中国語の勉強です。コロナ禍でもアプリとスキマ時間を利用してHSK５級に合格しました。

面接官Ｂ：では、岐阜県の魅力はなんだと思いますか。

私：岐阜県の魅力は３つあると思います。２つは主観的な理由で、もう１つは客観的な理由です。１つ目は、自然の豊かさ、特に空気の良さです。愛知県の大学に通っていて最寄りの駅につくといつも落ち着いた気持ちになりますし、安心感があります。それは、岐阜県の自然環境がいいからだと思います。２つ目は、人柄です。大学に進学して多くの方と関わる中でやはり岐阜県の方といるときは一番居心地がいいと感じます。３つ目は、アクセスのよさです。名古屋にも大阪にもすぐ行ける地理的な魅力があります。(前回と同じ質問だった。)

面接官B：コロナ禍で大学生活に変化があったと思いますが、１番頑張ったことは何ですか？

私：中国語の勉強です。直接コミュニケーションが取れない中で語学力を高めようと努力しました。

面接官B：コロナ禍で学んだことはなんですか？

私：人と関わることの大切さです。環境に応じてインターネットを利用しコミュニケーションをとることの大切さを学びました。

面接官C：県庁の仕事は忙しいですが大丈夫ですか？

私：大丈夫です。働いている方を尊敬します。

面接官A：これで面接試験は終了です。退出していただいて大丈夫です。

私：ありがとうございました。失礼いたします。

面接を終えての印象

1回目は和やかな雰囲気で、２回目は若干圧迫気味だった。

中国の農村は住民出資で企業をつくり、住民主体で地域を活性化しているが、岐阜県ではまだ制度や取り組みの周知が住民レベルまでいきわたっていないことを課題を思っているという趣旨の発言をしたら、岐阜県の行政が機能していないというのかと若干逆ギレされた。弁明をして、もっとよくなるように自分が貢献したいと答えたシーンがあった。

緊張はしたが、今までの経験があったし、予想していない質問はなかったので焦らず対応できた。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接は１回しか受けていなかったのであまり経験がないが、模擬面接よりも１つの設問に対する深堀が多かった印象を受けた。

また、面接カードの内容ではないこと(コロナのこと)も聞かれたので、そこがもっと模擬面接をしていればさらに適当な返答ができたかもしない。県職員の大変さについての質問が実際には多かった。

時事について模擬面接では質問されたが、実際には時事については特に触れられず、自分自身のことを話すことが大半を占めていた。

他の受験生の印象

個人面接では１人だったので他の受験生の様子はわからないが、集団討論では前日にLINEグループをつくって流れを確認して、情報を共有していた。

あと、集団討論ではあまり意見を言わない人は落とされていたので発言量は大切だと思った。周りに友達がいなくてもあまり気にせず試験に集中した方がいいが、情報を持っている受験者も多いので、前後の人とは仲良くなってもいいと思う。

待ち時間は割と静かだったが、同じ大学の人同士で話している姿が見受けられた。２日目は比較的緊張もとれて会話の声も増えた印象がある。

受験生へのアドバイス

はやく行き過ぎても控室には入れないので、暑い中待たされる。だが入室すると冷房がとても効いていたので上着を持っていく方が良い。半袖の人もいた。

バスの時間をしっかり確認してから出ないと本数が少なくて歩く羽目になる。真夏で２５分かけて歩くのはかなりきつかった。手持ちの扇風機は持って行った方がいい。

昼ご飯は持参だが、すこし歩くとコンビニがある。外は暑いので来る前に買っておくとよい。面接時間によっては、４時間以上待たされる場合があるので注意。

昼休みに面接会場の下見を心配な人はしておいてもよい。