「公務員試験の財政学でおすすめの参考書・問題集を知りたい」とお考えではありませんか？

公務員試験の財政学は主要科目とまではいかないまでも、出題数が多い分野となっています。

学習範囲も広くないため、確実に得点したい科目といえるでしょう。

しかし、経済学や財政学を専門としていない方からすると、ハードルが高い科目と感じる方も多いです。

そこで今回は、公務員試験の財政学でおすすめの参考書や問題集を紹介しています。

最後には財政学の学習の進め方についても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

公務員試験に出る財政学とは？

公務員試験の財政学は、主に以下の3つの内容が問われる科目です。

公務員試験の主要科目と比較して、範囲が広くない点が特徴です。

また、半分程度の範囲が主要科目であるミクロ経済学およびマクロ経済学と同じであるため学習の負担はさらに軽減されます。

一方で出題数は主要科目を除くと非常に多い点が特徴です。

例えば、国家公務員総合職の経済区分や国家公務員一般職、東京特別区では5問、地方上級や市役所でも3問程度の出題がされます。

特に財政制度と財政事情は頻出分野です。

各分野に以下のような内容が含まれています。

特に財政事情については近年の財政状況を扱う時事的な側面があります。

そのため、最新の情報を踏まえた対策を行うことが重要です。

財政学のおすすめ参考書・テキスト2選

ここでは、公務員試験の財政学でおすすめの参考書・テキストを紹介します。

公務員試験の財政学は過去問や問題集中心の学習がおすすめです。

そのため本格的な参考書の購入は必須ではありませんが、経済科目になじみがない方の場合は参考書を読んで知識の基盤を作る対策をとる方が良いでしょう。

『公務員試験 最初でつまずかない経済学 ミクロ編（マクロ編）』

最初でつまずかない経済学ではグラフの内容や専門用語などを都度に解説しているため、経済分野になじみのない方でもスムーズにインプットを進められます。

上述した通り、公務員試験における財政学の半分程度の範囲はミクロ経済学およびマクロ経済学と同じです。

そのため、経済原論の基礎的な参考書を最初に読むこともおすすめです。

もちろん、経済原論の対策も同時に進められます。

詳しくは後述しますが、財政学の対策の順番は、ミクロ経済学およびマクロ経済学のあとがおすすめです。

そのため本書で経済分野やミクロ経済学およびマクロ経済学の基礎知識を備えてから財政学の学習に進みましょう。

財政学のおすすめ問題集2選

ここでは、公務員試験の財政学でおすすめの問題集を2冊紹介します。

公務員試験の問題集を選ぶ際は、出題数や解説のわかりやすさ、頻出・重要度の記載の有無などに着目しましょう。

『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ7  財政学』

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新スーパー過去問ゼミシリーズの魅力は、国家総合職や一般職、専門職、地方上級、C日程市役所の過去15年間の出題傾向が記載されている点です。

テーマごとに出題傾向を確認できるため、自分が対策すべき範囲を明確にしながら学習を進められます。

また、各問題で難易度が三段階に設定されているだけでなく必修問題や学習効果の高い問題も掲載されています。

スケジュールや知識レベルに合わせて「基礎から順番に習得する」「時間がないから必修問題と学習効果の高い問題だけを押さえる」といった活用も可能です。

問題数も十分であるため、本書一冊で財政学の対策が完了できます。

『2024-2025年合格目標 公務員試験 本気で合格！過去問解きまくり！ 【18】財政学』

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本気で合格！過去問解きまくり！シリーズは毎年改正が行われる点が特徴で、最新の問題や近年の出題傾向を押さえた問題が収録されているため、効率的な学習ができます。

必ず習得すべき必修問題と基本・応用にわかれた実践問題、講師が選んだ直前復習が収録されています。

過去9年間の各採用区分の出題傾向も掲載されているため、志望先や学習の進捗に合わせて対策ができるでしょう。

また、ガイダンスやアドバイスといった学習効率が向上するコンテンツも掲載されている点も魅力です。

こちらも一冊あれば財政学の合格ラインに十分達することができます。

財政学を勉強するポイント

公務員試験の財政学は、ミクロ経済学やマクロ経済学の学習がある程度完了したあとに着手をすることがポイントです。

これらの科目は財政学よりも出題数が多く、範囲も半分程度は同じです。

また、範囲が重複しない部分は暗記の内容が中心であるため試験の直前期に始めても十分に間に合います。

財政学は過去問を繰り返し解く対策がおすすめです。

ミクロ経済学やマクロ経済学の対策が済んでいれば、基本的に独自の参考書は不要です。

問題集は必ず最新のものを使用し、頻出度が高い問題を中心に解いていきます。

特に財政制度は財政学全体の基礎であり頻出事項が多いため、優先的に着手することがおすすめです。

また、対策の時間が足りない場合は頻出の範囲や基礎問題を中心に押さえましょう。

財政学を学んだことがない場合、最初は正解がわからないケースも多いでしょう。

問題文と解説文を読むといった意識で、知識のインプットを行うことが大切です。

公務員を目指している方へ

今回は公務員試験の財政学でおすすめの参考書や対策の方法などを解説しました。

財政学は主要科目を除くと非常に出題数が多い科目です。

しかし学習の範囲は決して広くないため、確実に得点できるように対策を行えば公務員試験の合格が大きく近付くでしょう。

また、公務員試験の対策では、公務員予備校の活用もおすすめです。

公務員予備校を活用すれば、財政学を含む一次試験の対策に加えて、面接や小論文試験のサポートも受けられます。

現在は面接重視の試験も多いため、大きなアドバンテージとなるでしょう。

しかし「公務員予備校が自分に合っているかわからない」といった方も多いです。

そこでアガルートでは無料の受講相談を実施しています。公務員試験の悩みや学習方法を、電話やメール、Zoomを用いて相談できます。

また、試験の問題例や合格した人の体験記をまとめたパンフレットも無料で配布しているため「どのようなサポートを受けられるか」「自分に合った対策方法か」などを確認しましょう。

アガルートは通信講座であるため、校舎型の予備校よりも費用が安価です。

また、移動時間が不要で、場所を選ばずに学習を進められます。

公務員試験の合否は対策方法に大きく左右されるため、ぜひご検討ください。