「公務員試験を受けたいけど、効率的な財政学の対策方法が分からない…」
「そもそもいつから勉強すればいいの…」

そんなお悩みをお持ちの方も多いと思います。

本稿では、財政学の攻略法を基本情報・頻出分野・具体的な対策法の3つのパートに分けてご説明します。

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財政学ってどんな試験?

財政学って何?

公務員試験経済系科目のひとつである財政学は、非常に多岐にわたる内容を扱いますが、分析対象を大きく分けると3つに分かれます。

1 政府部門と財政制度

一つ目は、政府部門と財政制度です。

日本における政府の構造、租税制度、予算制度などを扱い、日本の現状について理解を深めます。

2 政府の政策に関する評価・経済的影響

二つ目は、政府の政策に関する評価・経済的影響です。

公共財(公園、消防、警察など)や公共サービス、租税などを扱い、どのような政策が考えられるか学びます。

3  政策決定過程の問題

三つ目は、政策決定過程の問題です。

政策決定を行い、実行する政府の問題について考えます。

政治学や行政学の内容とも関わりがあり、多くの行動主体について分析します。

少し難しい説明になりましたが、全くもって恐れる必要はないです。

公務員試験の財政学は、

  • 暗記中心
  • ミクロ経済学とマクロ経済学とほぼ同じ内容が約半分

となっていて、実質的な勉強量は他の科目の半分です。

ミクロ・マクロ経済学ほど深い理解を求められないため、時間的な負担も軽くなっています。

しかし、対策を怠ってしまうと足元をすくわれるため注意が必要です。

のちほど、より具体的な対策方法を見ていきましょう。

出題される試験と出題数

財政学が出題される試験は以下のようになっています。

国家総合職(経済区分):5問/40問
国家一般職:5問/40問
東京都特別区:5問/40問
地方上級:3問/40問
市役所上級・中級:3問/40問

主要科目を除くと出題数はかなり多いです。

勉強量もそこまで多くないので確実に得点したいところです。

捨て科目にすると、かなりの点数を失うためリスクが大きくなります。

財政学の頻出分野

財政学の頻出分野は下記の通りです。

  • 財政制度(予算制度、財政投融資、地方財政、国債制度、税制)
  • 財政事情(わが国の財政事情、各国の財政事情)

財政理論はミクロ経済学・マクロ経済学と重なるため、出題頻度を下げているという印象を受けます。
財政制度はかなり頻出なため、対策が必要です。

分野ごとにも頻出度に差があるため重要度付きの問題集、過去問を使うのがベターです。

財政学の勉強法

いつから勉強すればいいか

ミクロ経済学・マクロ経済学と内容が重複するため、まずはミクロ経済学とマクロ経済学を先に完成させましょう。

重複しない内容は暗記が中心であるため、直前期に始めても十分間に合います。
他の暗記科目との兼ね合いを見てスケジュールを立てるのがおすすめです。

勉強法

最新の過去問を使う

時事・統計データを扱うので出来る限り最新のものを使いましょう。

重要度付きの過去問を繰り返し解いて、頭に定着させるのが王道の勉強法です。

問題を見て、すぐに答えが分かってしまうぐらいになれると非常に安心です。

問題集・過去問を複数冊勉強する必要はなく、過去問のみで十分です。

薄めの問題集を追加でやってもOKです。

財政制度から勉強

量の少ない楽な分野からやりがちですが、財政制度は財政学全体の基礎であり、頻出事項が詰まっているため先に勉強しましょう。

より重要度の高いものを優先的に進めるという意識を常にもっておくと効率よく点数につながります。

時事問題対策は必須

時事問題は時事対策専用の参考書を使えば十分対策できます。

忘れずに対策しておきましょう。

財政学を学んだことがない場合は?

財政学は学んだ経験がなくても特に問題ありません。

どうしても不安であれば財政学に関する薄い新書を読むと全体像をざっと把握できます。

基本的には過去問を解いて、どんどん進めていきましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

公務員試験の財政学は、一見難しいですがしっかり対策すれば安定的な得点源になります。

本稿が、皆さんの悩み解決のお役に立てば幸いです。

ありがとうございました。

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