当然ですが、公務員になるためには試験を突破する必要があります。

そのため「公務員試験に落ちたらどうしよう」と不安になる方も多いです。

そこで今回は、公務員試験に落ちたあとの選択肢や落ちる割合、再受験のメリット・デメリットなどを解説しているため、是非参考にしてください。

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公務員試験に落ちたあとはどうなる?

公務員試験は倍率も高いため、中には1ヶ所も合格できない方も現れます。
しかし「万が一公務員試験に落ちたら」と過剰に不安がる必要もありません。

例え不合格になったとしても、その後の選択肢が複数あるためです。

また、半数以上が不合格となる試験がほとんどであるため「落ちた人はダメ」と卑下する必要もありません。

公務員試験に落ちたらどのような道に進む?

万が一公務員試験に落ちた際の選択肢は、主に「公務員浪人」か「民間企業への就職」です。

公務員試験の倍率を考えると、非常に多くの方がこれらの選択をしていると考えられます。

中には「民間企業に就職したらもう公務員にはなれない」と考える方もいますが、そのようなことはありません。

民間企業に就職したあとでも受験資格を満たしていれば公務員試験の受験は可能です。
また、社会人枠の採用も存在するため、十分にチャンスはあります。

このように、一度試験に落ちたとしてもその後に公務員試験にチャレンジできる機会は数多くあるため、過度に不安がる必要はありません。

公務員試験に落ちる人の割合は?

一例として、2023年に実施された国家公務員一般職試験(大卒程度)の倍率は「約2.5倍」です。
16,318人の受験者に対して、合格者は6,476人です。
反対にいえば残りの約10,000人は不合格となっています。

※出典:2022年試験実施状況 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)

ほかにも、2022年に実施された特別区職員採用試験(Ⅰ類/一般方式)の事務職の倍率は「約3.6倍」です。
9,374人の受験者に対して2,308人が合格となっています。
一方で残りの約7,000人は不合格となっており、公務員試験の難しさがわかります。

※出典:令和4年度 I 類採用試験【一般方式】実施状況|特別区人事・厚生事務組合

もちろん、多くの方が複数個所を受験すると考えると、1ヶ所も内定が出ない可能性は低くなります。

しかしそれでも、多くの受験生は公務員試験に合格できないことがわかるでしょう。

【大卒・高卒別】公務員試験に再挑戦するメリット・デメリットとは?

万が一公務員試験に落ちても、再チャレンジする機会は数多くあります。

それでは公務員試験の再受験を行う場合、どのような選択肢やメリット・デメリットがあるのでしょうか。

公務員試験を再受験するメリット・デメリット

公務員試験の再受験にはメリットが存在する一方でデメリットも存在します。

再受験と就職の選択は、今後の人生設計に大きくかかわります。
そのため、メリット・デメリットを正しく理解し、後悔のない選択に繋げましょう。

公務員になるメリットは主に3点あります。

  • 公務員になるチャンスが生まれる
  • 現役生より公務員試験に関する知識がある
  • 一度受験しているため試験対策がしやすい

まず、公務員試験を再受験するメリットは何といっても「公務員になれるチャンスが生まれる」です。
民間企業ではなく公務員として働きたい方は、諦めずに再チャレンジをしても良いでしょう。

今まで蓄積された知識に加えて、更に1年間の学習期間が取れるため、勉強時間の観点からすると十分といえます。
また、一度公務員試験を経験しているため、受験の雰囲気や対策がわかり、現役生と比較してアドバンテージを得られる点もポイントです。

一方で、公務員試験を再受験する場合、以下のようなデメリットも生まれます。

  • 翌年の試験で合格するとは限らない
  • 複数年浪人することで民間企業への就職が難しくなる可能性がある
  • 精神的な負担が生じる

このようなデメリットがありますが「社会人として働きながら公務員を目指す」といった選択を行う場合、これらのデメリットが軽減されます。

しかし社会人として働きながら公務員を目指すことも容易ではないため、自分に最も適した公務員の目指し方をよく考えることが重要です。

翌年の公務員試験に再チャレンジする方法

現役時の公務員試験に落ちた場合であっても、さまざまな方法で再受験が可能です。

例えば大卒の方である場合、翌年の再受験に向けて以下のような選択肢が取れます。

  • 就職留年をして勉強を続ける
  • 公務員浪人もしくはフリーターとして勉強を続ける
  • 民間企業で働きながら大卒程度の再受験を行う
  • 一定期間民間企業で働いたうえで社会人枠で再受験を行う

また、高卒の方の場合であっても再受験に向けてさまざまな選択が可能です。

  • 専門学校へ進学して公務員試験対策を行う
  • 大学へ進学して大卒程度の試験に備える
  • 民間企業に就職して翌年再受験を行う
  • 一定期間民間企業で働いたうえで社会人枠で再受験する

中には「社会人として働きながら公務員試験の対策は難しい」と思っている方もいます。

確かに社会人として仕事をしながら、並行して試験対策を行うことは容易ではありません。
しかし、スケジュール管理や効果的な学習ができれば、十分に合格が狙えます。

実際にアガルートの受講生には、社会人として働きながら公務員試験に合格した方も多数存在しています。

以下の記事では実際に社会人から公務員試験に合格した方のインタビューをまとめているため、是非ご覧ください。

※合格者の声:仕事をしながら1日4時間、キツイ学習スケジュールをこなしきり市役所に内定 萩原 翼さん

※合格者の声:疲れているときは問題を少し解いて終わりの日も。大切なのは「何も勉強しない日を作らないこと」関 翔平さん

民間企業に就職する方法

公務員試験に落ちた場合、民間企業への就職にシフトすることもひとつの手です。
しかし、公務員試験終了後に民間企業への就職に切り替える場合、決して時間に余裕はありません。

民間企業への就職を視野に入れる場合、民間就活の全体像を理解し、業界を決め、エントリーする企業を決定する必要があります。

ほかの学生はもっと早い時期から就職活動をしている点も不利に働くでしょう。

しかし、公務員試験終了後の民間への就職活動が一切無理とはなりません。
すぐに気持ちを切り替えて、早急に着手することで確実に成功確率が向上するでしょう。

また、民間企業への就職を視野に入れている方は、公務員試験と並行して就職活動を行うことも手です。
本格的な就職活動はせずとも、全体像の把握や自己分析、業界の決定などを行うだけで、ほかの就活生との差を縮めることができるでしょう。

まとめ

今回は、公務員試験に落ちた際の選択肢や、公務員試験を再受験するメリット・デメリットなどを解説しました。

公務員試験は合否が明確に出る試験であるため「万が一落ちたらどうしよう」と不安に思う方も多いです。
しかし、試験の失敗を過剰に不安がる必要はありません。

仮に不合格になったとしても、そのあとの選択肢が多岐に渡るためです。

そして、公務員試験に落ちた方は、もう一度翌年に受験する決断を検討しましょう。

今まで勉強して積み上げた知識や、実際に試験を受けた経験は大きなアドバンテージとなります。
また、公務員試験は既卒でも採用されやすいといった特徴もあるため、再受験が不利に働きにくい点もポイントです。

現在はさまざまな方法で公務員試験の再受験が可能であり、既卒の合格者も数多く存在するため、前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者 渡邉新太

渡邉新太(わたなべ あらた)

大学現役時に以下の公務員試験に独学で合格。
・国家公務員一般職
・国税専門官
・東京特別区
・地方上級(地元県庁)

そして、公務員としての勤務を経た後に、フリーランスのWebライターとして独立。
現在は公務員時代の知識や経験を活かして、多くの方の人生の選択に役立てるよう日々奮闘しています。

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