公務員試験の服装は?筆記・面接試験それぞれのオススメ
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「公務員試験当日の服装は何が正しい?」などと考えていませんか。
公務員試験の服装は、一次試験は私服、二次試験はリクルートスーツが基本です。また、高校生は制服、社会人はビジネススーツで受験をする方が多いです。
しかし、スーツなら何でも良いわけではありません。色やデザイン、着こなし方も評価に繋がる可能性がある点に注意しましょう。
本記事では公務員試験の服装を一次試験・二次試験別で解説しています。服装や身だしなみひとつで面接官の第一印象が変わるといっても過言ではないため、ぜひ参考にしてください。
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【男女別】一次試験(筆記)の服装と身だしなみ
公務員試験の一次試験(筆記試験)の服装・身だしなみは私服でも問題ありません。公務員試験の筆記試験では、服装や髪形などは合否に影響しないためです。
なお、国家公務員試験であっても地方公務員試験であっても、推奨される服装はほぼ変わりません。服装は多くの受験区分で共通していると考えてください。
男性の服装・身だしなみ
男性の中には「スーツは着慣れない(窮屈)」と感じる方もいるため、普段から着慣れている服装で試験に臨むことがおすすめです。
私服のポイントは「温度調節がしやすいかどうか」です。季節によっては「半袖で会場入りをしたら冷房が効きすぎて寒い」といった事態が起こり得ます。
そのため、簡単に着脱ができる前開きの上着などがあれば便利です。一方で冬の時期は、すぐに脱げるよう、外に着込む服装が良いでしょう。
また、私服なら何でも良いというわけではありません。見た目が採点化されないとはいえ、悪目立ちする服装は推奨しません。
具体的にはオフィスカジュアルを意識した服装が良いです。上はYシャツやポロシャツ、下はチノパンなどが良いでしょう。色は白や黒、紺などの落ち着いた色を選ぶことが無難です。
また、可能ならば目立つアクセサリーも外して当日を迎えられれば理想です。
ただし公安職など、一次試験で体力試験が課される場合は指定の服装で試験を受けましょう。
女性の服装・身だしなみ
女性も普段から着慣れた服装で試験に臨みましょう。
男性と同様、温度調節ができるかどうかが重要なポイントです。カーディガンやジップアップ式のパーカーといった着脱しやすい服装を選択しましょう。
また、冬場の試験の場合、室内が暑いときにすぐに衣類を脱げないため、上に着るコートなどで温度調節を行いましょう。
服装は悪目立ちしない、オフィスカジュアルを意識しましょう。露出が多い服装や派手な色合いは避けて、落ち着いた色合いの服装を選択する点がポイントです。特に制限はありませんが、上はシャツやブラウス、下は短すぎないスカートやチノパンなどが無難です。
また、派手なピアスやネックレスなども外しておきましょう。
ただし公安職など、体力試験が課される試験の場合は、指定の服装を確認したうえで試験に臨む必要があります。
実際の試験会場にいるみんなの服装は?
公務員試験の一次試験(筆記試験)で実際に試験会場にいる方の服装も、ほとんどが私服です。スーツ姿の方は少数派であるため「私服で行って悪目立ちしたらどうしよう」などと不安に思う必要はありません。
ただし、社会人採用試験などの年齢層が高い試験区分の場合、スーツの割合が高まる可能性があります。
その場合でも、特段私服だからといって不利になることはありません。もし「自分だけ私服な点が気になって試験に集中できない」といった場合は、別途スーツを持参しても良いでしょう。
【男女別】面接(二次試験)の服装と身だしなみ
公務員試験の二次試験(面接試験)の際はスーツ姿で試験に臨みましょう。
公務員試験の面接では服装・第一印象が評価ポイントとなっているケースが多いです。そうでなくても、服装がだらしなければ面接官からの評価は落ちてしまうでしょう。
男性の服装・身だしなみ
男性の場合、新卒者はリクルートスーツ、中途採用者はビジネススーツを着用しましょう。
サイズ感は第一印象を大きく変える要因となるため、しっかりと測ってもらいましょう。また、スーツの色は黒やグレー、紺といった落ち着いた色が理想です。
以下のポイントも細かく確認されるため、試験前日にはチェックしましょう。
- 靴は磨かれているか
- シャツが皺だらけではないか
- シャツの襟元は汚れていないか
- ネクタイは派手でないか
また、髪型を含む身だしなみも評価に影響します。以下のポイントに着目して身だしなみを整えましょう。
- 髪の毛は耳にかからない
- 前髪で目が隠れないよう
- 髪色は黒が理想
- 髭を剃り残さない
- 爪を短く切る
- ネックレスやピアスなどは外す
ただし、試験案内でクールビズが推奨になっている場合は、ジャケットやネクタイの着用は不要です。面接試験は夏の時期に行われるケースが多いため、試験要綱を確認しましょう。
女性の服装・身だしなみ
女性の場合も公務員試験の二次試験は、新卒であればリクルートスーツ、中途採用であればビジネススーツが良いです。
スーツの色は黒やグレー、紺色の落ち着いた色を選択しましょう。また、スーツやシャツの柄は無地が無難です。
下はスカートとパンツのどちらでも問題ありませんが、スカートを着用する場合は立ったときに膝が少し隠れる程度の丈の長さが理想です。
ほかにも、面接試験では以下の点もチェックされています。
- 靴は磨かれているか
- シャツが皺だらけではないか
- ストッキングは伝線していないか
また、面接試験では服装に加えて、身だしなみも重要です。以下のポイントを押さえた身だしなみを意識しましょう。
- 前髪が目にかからないようにする
- 髪が肩につく長さの場合は結ぶ
- 落ち着いた髪色にする
- メイクはナチュラルメイク
- 派手なアクセサリーは控える
- ネイルもない方が無難
ただし、試験案内でクールビズが推奨されている場合、ジャケットの着用は不要です。二次試験の募集要項などを事前に確認しましょう。
実際の試験会場にいるみんなの服装は?
公務員試験の二次試験で実際に試験会場にいる方のほとんどはスーツ姿です。
特に大卒程度試験の場合、面接は夏季に実施されるため、クールビズが推奨されています。そのため、多くの方はジャケットの着用をせず、男性はネクタイの着用もありません。
しかしクールビズ推奨であってもジャケット着用をしている方も一定数存在します。ジャケットの有無が試験結果に影響はしませんが、夏季は汗もかきやすく、集中力の低下やメイクが崩れる原因ともあるため、クールビズでの受験がおすすめです。
また、どうしてもジャケットの有無が不安な方は、別途ジャケットを持って行っても良いでしょう。
記載なし(指定がない)場合はどうする?
二次試験の服装に指定がない場合も、スーツ姿で試験を受けるべきといえます。
面接試験はその人の人物について評価する試験であるため、実際に職場で働ける姿で受験すべきです。
また、本当に私服・スーツどちらでも良いケースであっても、スーツ姿ならばまず間違いはありません。
大学生・高校生・社会人のOK・NGな服装と身だしなみ
基本的に高校生や大学生、社会人であっても服装、身だしなみの注意点は同じですが、若干変わる点もあります。
ここでは、大学生・高校生・社会人別で、公務員試験の服装と身だしなみを解説します。
大学生の場合
大学生の場合、基本的に上記で紹介した服装や身だしなみで問題ありません。
しかし、大学生はスーツの着こなしやマナーに関する知識が不足している方も多いです。具体的には以下のようなポイントです。
- ジャケットのボタンが上ひとつのみを留める(2ボタンの場合)
- 着席時はボタンを外す
- ジャケットのポケットは、屋外で出して室内で入れる
- 靴下は白を使わない
- スーツのポケットにスマホなどの私物を入れない
面接官がここまで細かくスーツのマナーを見ているとは限りませんが、印象が良くなる要因となる可能性があります。
社会人になってからも大切なマナーとなるため、この機会にスーツの着こなしを覚えて二次試験に挑みましょう。
高校生の場合
主に高校生が受験する高卒程度試験の場合、高校の制服での受験がおすすめです。実際に多くの方が制服で受験をしています。
もちろん、リクルートスーツでの受験でも全く問題ありませんが、就職時にビジネススーツを購入することを考えると、制服での受験で良いでしょう。
また、高卒程度試験は一次試験であっても制服で受験する方の割合が多いです。上述した通り、一次試験は服装の違いで合否に影響はありませんが、気になる方は制服での受験も選択肢となるでしょう。
なお、高校を卒業した方が高卒程度試験を受験する場合は、大学生や社会人と同様の服装で全く問題ありません。
社会人の場合
社会人の方が公務員試験を受験する場合、一次試験は私服、二次試験はビジネススーツでの受験がおすすめです。
中途採用の場合は、一次試験でスーツを着用する方の割合が上がります。しかし、一次試験の服装は合否に影響しないため、スーツに限らず筆記試験に集中できる服装の選択がおすすめです。
また、二次試験はビジネススーツでの受験が推奨ですが、派手な色のスーツやワイシャツの着用はおすすめしません。あくまでも「公務員として働く人材として相応しいか」を意識した服装選びを行いましょう。
また、腕時計や靴についても、落ち着いた雰囲気の色合いやデザインを選ぶことで、マイナス評価を避けられるでしょう。
公務員試験を控える方へ
今回は公務員試験の服装について解説しました。
公務員試験の服装の基本的なポイントは「一次試験=私服でも可」「二次試験=原則スーツ」です。特に二次試験の服装は、面接の評価に影響する要素であるため、印象の良い服装や正しい着こなしを意識しましょう。
また、当日の服装や持ち物は試験前日までに余裕を持って決めておきましょう。自身の服装が不安だと、試験に集中できず、折角付けた力が十分に発揮できない可能性があります。
今から正しい知識を身に付けて自信を持って試験に臨みましょう。
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