千葉県庁の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、千葉県庁の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に公務員試験の面接対策を行いましょう。

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【千葉県庁】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

面接日:2022年7月27日(水)
面接時間:15時~15時30分
面接官:3名

※集合時間は朝。面接と合わせて適性検査を実施。午前に適性検査、午後に面接を行うグループと、午前に面接、午後に適性検査を行うグループに分かれました。

場所・雰囲気

比較的広めの部屋。面接官との距離はそこまで離れていなかったが、面接官同士は離れて着席していた。

面接内容・再現

受験者:失礼いたします。受験番号〇〇〇、〇〇〇〇です。本日はよろしくお願いいたします。

面接官A:本人確認のため、一度マスクを外して頂けますか。

受験者:はい。

面接官A:ありがとうございます。では、マスクを着けて着席願います。

本日は2次試験を受験して頂き、ありがとうございます。面接では難しい内容を尋ねることはありませんので、リラックスしてください。今は緊張していますか。

受験者:はい。第一志望である千葉県庁の面接ということで、とても緊張しています。

面接官A:第一志望なんですね、ありがとうございます。自宅から会場まではどのくらい時間がかかりましたか。

受験者:1時間程度です。

面接官A:そうですか。ちなみに、本日の面接に向けて練習とかはしていましたか。

受験者:はい。千葉県が開設しているジョブカフェちばなどを利用し、模擬面接などを行ってきました。

面接官A:ジョブカフェちばを利用されていたんですね。ジョブカフェには公務員試験を受験している人も多く利用していたんですか。

受験者:職員の方いわく、公務員試験の受験生もたくさん来ているとのことでした。

面接官A:そうですか。では、本題に移りますが、〇〇さんは前職経験があるようですが、どうして公務員へ転職しようと思ったのですか。

受験者:はい。前職ではゆうちょ銀行向けATMを担当しており、その中で郵便局の災害復旧に携わることがありました。そうした中で、災害による被害の防止や減少に携わりたいという思いが積み重なっていき、公務員という仕事に関心を抱きました。

面接官A:ありがとうございます。学生時代には公務員試験は受験していないのですか。

受験者:はい。学生時代はメーカーを中心に就職活動を行っていたため、就職先として公務員は考えていませんでした。

面接官A:では、今回が初めての公務員試験ということですか。

受験者:はい、初めてです。

面接官A:先ほど、面接対策はジョブカフェなどを利用していたとのことですが、筆記試験に対してはどのように準備してきたのですか。

受験者:通信の予備校を利用していました。退職時期が12月と、筆記試験に向けて時間が限られていたので、移動時間を無くすなど出来る限り時間を確保したかったのが理由です。

面接官A:分かりました。就職活動の状況についてですが、他には特別区を受験されているんですね。

先ほど、第一志望は千葉県庁とのことでしたが、もしどちらも合格した場合には、こちらに入庁するという認識でよろしいですか。

受験者:はい。

面接官A:ありがとうございます。入庁後、健康上で配慮してほしいことはありますか。また、前職において、健康上の理由により休職したことはありますか。

受験者:配慮して頂きたいことはございません。また、休職などもありません。

面接官A:分かりました。話は変わりますが、前職で培ったことを教えてください。

受験者:はい。前職で培ったこととして、「周囲と信頼関係を構築し、物事を進める力」があります。ATMの設置などに伴う調整の中で、グループ会社から中々協力を得られないことがありました。そこで、私に対する信頼不足が原因ではないかと考え、毎週訪問した上で、業務の近況や困りごとを確認とそれに対するサポートを行いました。こうした結果、私からのお願いに対しても、円滑に協力を得られるようになりました。

面接官A:では、その培ったことを入庁後どのように活かしていけますか。

受験者:県庁職員の主な業務として、市町村との調整を始めとする、様々な主体との調整があると考えています。そうした調整の場面で発揮することで、円滑に物事を進められるように尽力します。

面接官A:分かりました。〇〇さんは人と比べてストレスを溜め易い方ですか。

受験者:これまで他人と比較したことがないので難しいですが、人並みには溜まる方だと思います。

面接官A:そのストレスはどうやって解消していますか。

受験者:お笑い芸人が出ているテレビ番組を見たり、ラジオを聞き、笑うことでストレスを解消しています。

面接官A:テレビ番組はよく見ているんですか。

受験者:見ることは多いです。バラエティー番組だけではなく、報道番組も毎日見るようにしています。

面接官A:分かりました。では最後に、前職が営業とのことですが、営業は向いていたと思いますか。

受験者:営業といっても、新規顧客の獲得ではなく、受注済案件に関する調整がメイン業務でしたが、様々な関係者との調整に関しては、苦に感じることも少なかったので、向いていた面もあるかと思います。

面接官A:ありがとうございます。私からは以上です。

受験者:ありがとうございました。

面接官B:続いて私から質問します。卒業論文のテーマが「コンセッション方式PFI」とのことですが、研究内容について簡略に説明してください。

受験者:はい。当時、一部の空港整備で活用されており、報道にも出ていたコンセッション方式PFIに関して、諸外国の実施事例の調査等をもとに、日本での今後の可能性をまとめました。

面接官B:そのコンセッション方式PFIは、千葉県政においてどのように活用出来ますか。

受験者:可能性レベルではありますが、空港整備でいえば成田空港、水道運営でいえば県営水道に活用することが考えられます。

面接官B:分かりました。大学では、テニスサークルに所属されていたとのことですが、所属していたのは何人くらいでしたか。

受験者:およそ100人程度だったかと思います。

面接官B:役職には就いていましたか。

受験者:いえ、就いていませんでした。

面接官B:サークル活動で苦労したことはありますか。

受験者:<申し訳ございません。どのような回答をしたか覚えておりません。>

面接官B:最近関心をもった事柄は何ですか。

受験者:物価高騰により県内経済、県民生活への影響です。

面接官B:どうしてそれに関心を持ったのですか。

受験者:ガソリンや食料品などの価格高騰は、県民の生活に大きな影響を及ぼします。県民の生活を支えることは、県庁の大きな役割ですので、どのような形で支援を行うことが出来るのか、関心を持ちました。

面接官B:分かりました。〇〇さんは相手と意見が割れた際、相手の意見を受け止めるタイプですか。もしくは、自分の主張を通すタイプですか。

受験者:相手の意見を受け止めるタイプです。まずは相手の意見を受け止めた上で、互いが納得出来る点を見出していくと思います。

面接官B:最後の質問ですが、公務員を目指すために、筆記試験対策や面接練習以外で、取り組んだことはありますか。

受験者:千葉県松戸市にある県営の防災センターを見学しました。県が運営する施設がどのような場所か知るために訪問し、施設内ツアーにも参加しました。自らの肌でどのような場所か体感することが出来たので、見学して良かったと感じています。

面接官B:分かりました。私からは以上です。

受験者:ありがとうございました。

面接官C:最後に私から質問します。県職員の志望動機の中に、「県全体の発展を目指す広域自治体に関心があった」とありますが、千葉県が抱える課題として具体的にどのようなことがありますか。

受験者:高齢化への対応が必要と考えます。県全体の高齢化率が27%程度であるのに対し、例えば南房総エリアでは、半島性の影響などもあり、43%程度と高い数値になっています。ですので、こうした高齢化がより進行している地域への対応が、重要であると考えます。

面接官C:どのような対応が考えられますか。

受験者:例えば、最近の報道で、原則出社から原則テレワークに切り替える企業が出てきていると耳にしました。南房総エリアは豊かな自然環境が整っており、さらには東京からも比較的近く、いざとなれば短時間で東京に向かうことが出来るという利点もあります。そこで、先ほどのような企業に対し、売り込むという表現は適切ではないかもしれませんが、南房総エリアを拠点にしたテレワークを訴求していくといった取り組みが必要かと考えています。

面接官C:分かりました。県民が千葉県に求めていることは、どのようなことですか。

受験者:やはり、自分たちが抱える不安を解消してほしいということかと思います。

面接官C:不安とは具体的にどのようなことですか。

受験者:現在でいえば、「物価の高騰で生活が苦しくなっているので、何とかしてほしい」などがあり得るかと思います。

面接官C:では、その不安に対し県として何が出来ますか。

受験者:収入が少ない世帯への支援金などが考えられます。

面接官C:分かりました。これまでに、何か独創的なアイデアを出したことはありますか。

受験者:はい。前職において、所属チームで令和2年7月豪雨による製品の被害・対応状況を取りまとめた際、それまで、担当者が各担当製品の状況を個別に課長へメール報告していたのですが、状況を一つにまとめた表、いわゆるマスターファイルのようなものを作成・共有し、それを更新することで状況をまとめることを提案しました。これにより、報告に要していた時間の短縮に成功し、迅速に上層部へ報告を上げることが出来ました。独創的というのは大げさかもしれませんが、以上です。

面接官C:ありがとうございます。例えばですが、〇〇さんが新規プロジェクトを任されて、行き詰ったとします。こうした時、どうしますか。

受験者:まずは、上司や先輩に相談するかと思います。

面接官C:それ以外にはありますか。

受験者:文献調査などを行うかと思います。

面接官C:調査という点では、インターネットの活用も方法の一つかと思いますが、インターネット活用についてはどのように思いますか。

受験者:短時間で多くの情報を得ることが出来るという点で、インターネットの活用は有効な方法だと思います。一方で、SNSの浸透などにより、不確かな情報もインターネット上には多く存在しているので、得た情報の真偽をしっかりと判断することが重要だと思います。

面接官C:分かりました。では、最後に自己PRを30秒程度でお願いします。

受験者:はい。私の長所として記憶力が挙げられます。相手の顔・名前を覚えているだけでなく、相手との会話内容を覚えていることも多く、より相手との距離を縮めることが出来ました。また、トラブルが発生し、過去の対応方法を参照する必要があった際には、チームの誰よりも早く過去の資料などを見つけ展開していました。公務員の仕事は、法律や条例に基づき行いますので、記憶力を活かすことが出来るのではないかと考えています。こうした長所などを活かし、千葉県の更なる発展に向け、全力で取り組みます。何卒、よろしくお願いいたします。

面接官C:ありがとうございます。

面接官A:それでは、以上で面接を終わります。ありがとうございました。

受験者:本日はお時間を頂き、ありがとうございました。失礼いたします。

面接を終えての印象

面接カードに沿った質問が少ないように感じました

また、社会人経験があったので、大学時代のことは触れられると思っていませんでしたが、卒論やサークル活動に関する質問があり、戸惑いました。
ですが、総じて、落ち着いて回答することが出来ていたのではないかと思います。

他に印象に残っていることとしては、面接練習で県が運営するジョブカフェちばを活用したことや、県営の防災センターを見学したことを話した際、面接官の表情も和らぎ、メモも取っていたことです。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

アガルートの模擬面接では、面接カードの内容に関し、深掘りをして頂きました。
一方で、実際の面接では、上述のように、面接カードに沿った質問が少なかったので、質問のかぶりは少なかったという印象です。

ですが、模擬面接で深掘りされた時の受け答えを練習していたことで、実際の面接で深掘りされても、慌てることなく落ち着いて回答することが出来ました

また、模擬面接を受けた際、転職理由をしっかり整理するようアドバイスして頂けましたが、千葉県庁の面接に限らず、他自治体の面接でも質問されたので、アドバイスして頂き、とても助かりました。

他の受験生の印象

事務職に関しては、会場にいた受験生のほとんどが男性でした。

控え室では、受験生全員が黙々と面接に向けて準備していたような印象で、緊張感が部屋全体に広がっていました。そのため、他受験生とは面接日には全く会話しておらず、特段これといった印象が残っておりません。

受験生へのアドバイス

面接の順番ですが、会場に張り紙があるため、当日の朝には分かります。

1つの面接室で6人程度が実施されることから、順番が後ろの方になると待ち時間がだいぶあります。そのため、面接対策本など時間を有効に活用出来る物を持参していくと良いかと思います。

また、個人的な印象ですが、面接室のドアが厚いので、ノックは強めにすることを意識した方が良いかと思いました。

実際、私はノックの音が小さかったのか、ノックしても室内から「どうぞ」の声がかからなかったので、室外から「失礼します」と言い入室しました。(他受験生の時に、「どうぞ」と言っていたのかは不明です)

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