【2024年】公務員試験の会計学おすすめ参考書・問題集5選
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「国税専門官を志望してるけど、会計学の学習に自信がない」
「会計学の勉強ってどうすればいいの?」
「科目数が増えて、全科目きちんと学習できるか不安」
といった不安を抱えている人に向けて、効率的な学習法と参考書・問題集を紹介させていただきます。
公務員試験で大切なことは、学習の効率性です。1つの科目を完璧にすることは大切ですが、それを20科目以上するとなると大学4年間では足りません。
なので、必要なことは頻出分野を押さえ、汎用的な解き方・考え方を理解することです。
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公務員試験に出る会計学とは?
そもそも会計学とは、会計基準や制度、ひいては会計実務はどのようなものが最適かを学ぶ学問です。
資格で言えば簿記試験をイメージしてみてください。
公務員試験の会計学は、簿記で言えば「商業簿記」がメインで出題されています。
会計学で出題される問題の分野は次のようなものになります。
- 企業会計と会計原則
- 資産会計
- 負債及び資本会計
- 損益会計
- 財務諸表の種類と表示
- 外貨換算・金融商品
- 本支店・合併・連結会計
- 財務諸表分析
- 簿記会計
分野は幅広いですが、論点の数はそこまで多くありません。いかに典型問題をマスターするかが重要になっています。
その上で会計学が専門試験で占める割合は次の通りです。
- 国税専門官:8問/40問(必須)
- 財務専門官:6問/40問(選択)
国税専門官を目指す方は、会計学は必須です。
会計学は出題割合も8問と多く、そこまで難易度高くなく、他の専門科目に比べて学習範囲も広くないので、得点は取りやすい科目です。
残念ながら、会計学には頻出分野はありません。
強いて言えば、【企業会計と会計原則】【資産会計】の2分野が頻出になります。
それぞれの分野に重要なポイントがあり、それに対応した問題を解けるようにすることがとにかく大事です。
会計学のおすすめ参考書・テキスト3選
ここでは、会計学を勉強していくための参考書やテキストを紹介します。
基本的に初学者向けの内容になっているテキストを紹介させていただきます。
『公務員Vテキスト (16) 会計学 第11版 (国税専門官 対策) 』
イラストや資料、キーワードを使って、何を学習するかをイメージできるように全体像」から始まり、ポイントを絞った内容になっています。
公務員試験予備校の老舗であるTACが出版している参考書です。
TACというブランドから安心と安全を得ることができます。
また図解も他の書籍に比べて多く掲載されているため、直感的な理解で学習を進めることができます。
すこし分量が多いので計画的な学習が必要です。
『わかりやすい解説! 会計学 (公務員試験 特別公開授業シリーズ)』
1冊を何周もするというコンセプトです。
公務員試験のカリスマ講師である島村隆太氏が、会計学の短期高得点のコツを伝授してくれます。
ページ数が少なく、要点だけを学習したい方にはピッタリの参考書です。
ただ要点だけに絞ったものになるので、解説が不十分であることがありますので、簿記3級程度の基本知識が入っていれば問題ないかと思います。
『みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記』
会計学の基本を学ぶためのテキストになります。
基本的な仕訳や用語を理解するために利用してください。
「なぜ?」「どうして?」を解消できるわかりやすい説明と図解で、覚えるべきポイントが明確です。
加えてweb動画でワンポイント解説もあるので困ったときに解説動画を見れることもいいですね。
しかし会計学の学習はしていないのでこちらの学習が終わった後に上記2冊のテキストを改めて学習してください。
会計学のおすすめ問題集2選
次に会計学の問題集を紹介します。
問題集は参考書やテキストで概要が頭に入っていることが前提になりますので、まずは会計学の概要をテキストなどで理解しましょう。
お伝えする問題集は2つです。
『公務員試験 新スーパー過去問ゼミ7 会計学』
効率よく学べる良問が厳選されていて、2段階の解説でされています。
そして出題のPOINTがコンパクトに整理されているので、反復学習に最適です。
公務員試験の過去問と言えばコレ!と言う人も多いシリーズです。
解説がポイントでされているので、理解もしやすいところがおすすめポイントです。
多くの受験生が利用している問題集なので学習効果の信憑性が高いです。
『公務員試験 過去問攻略Vテキスト (15) 会計学』
テキストとセットで利用することが前提で作られており、頻出度が☆で表現されているので頻出度順に学習できます。
公務員試験予備校の老舗であるTACが出版している問題集ですね。
テキストと同様に図解も多く、解説が非常に分かりやすいです。
2章で紹介した①公務員Vテキストとセットで活用しましょう。
解説の方法が統一されているので、学習しているときの混乱は少なくなります。
会計学を勉強するポイント
会計学の学習には次のようなステップがあります。
- 入門内容
- 概要理解
- 過去問演習
1の入門内容については、基本入門書でまずは理解するために、会計の入門書をまずは通読しましょう。
特に「簿記なんて初めて聞く」、「仕訳って何?」という場合は、このステップを踏んだ方がいいですね。
最近では簿記3級のテキストがとても分かりやすくなっているので、簿記3級で入門レベルを学習しても構いません。
2の概要理解については、いわゆる会計学を学習します。
2章で解説したテキスト・参考書を用いて、内容を理解していきましょう。
用語や仕訳が難しいことがありますが、数をこなして頭に入れていきましょう。
3の過去問演習については、何度も過去問を解き直し、解法パターンを押さえましょう。
3章で紹介したような重要度付きの過去問題集を繰り返し解くのが最短ルートです。
基礎問題・重要度の高い問題を優先的に解きながら、「なぜこのような答えになるのか」をしっかりと説明できるようにしましょう。
また、会計学を学ぶ上では簿記資格の学習も有効的です。
会計学の試験は簿記2級の商業簿記の内容が理解できていれば、ほとんど網羅できています。
将来国税官になりたいと思っている高校生や大学1,2年生は簿記の学習から始めて、簿記2級の資格を取ってしまいましょう。
そうすれば過去問演習から学習がスタートできます。
ちなみに国税専門官になったらすぐに簿記2級を取るように言われるので、学生の間から取っておくことはおすすめです。
公務員を目指している方へ
いかがでしたでしょうか。
会計学は国税専門官や財務専門官を受験する人しか学習しない科目ということもあり、参考書や問題集は多くありません。
だからこそ、先輩方の成功事例または失敗事例を聞くことで自分自身の学習にも役立ててください。
また、公務員を目指している方に向けてアガルートでは、
を行っており、実際の試験問題例や合格体験記をまとめたものを配布しています。
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