令和3(2021)年に2級建築施工管理技士の「学科試験」は「第一次検定」に名称が変更され、同時に試験制度が大きく見直されました。

比較的最近の改正のため、「学科のみ合格の場合は有効期限はあるの?」と曖昧な方もいるでしょう。

当コラムでは2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)について、制度改正後の有効期限の有無や合格後に得られる資格などを詳しく解説します。

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2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)のみ合格した場合の有効期限は? 

2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)のみに合格した場合の有効期限はありません。

従来の試験制度では第一次検定の合格が翌々年までしか維持できず、第二次検定(旧:実地試験)に2回不合格となった場合は第一次検定から再度受験する必要がありました。

しかし令和3年の制度改正によって現在は「無期限」扱いとなり、1回第一次検定に合格すればいつでも第二次検定から受験できます。

第二次検定の受験には一定以上の実務経験が求められますが、現行制度なら第一次検定に合格後、自分のペースで経験を積んで挑戦することが可能。

「受験しやすさ」「合格しやすさ」を上昇させる、受験生にとって嬉しい改正といえるでしょう。

とはいえ2級建築施工管理技士の第二次検定は難易度が高いため、チャンスが増えたからと油断せず、本試験で最善を尽くせるよう試験対策をしてください。

2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)のみ合格してできること

令和3年からの新制度では、2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)に合格すると「2級建築施工管理技士補」の資格を取得できます。

2級建築施工管理技士補の資格で”監理技術者補佐”の仕事はできませんが、「建築への強い関心と知識」の証明として役立てることは可能です。

特に、就職・転職活動をする場面では心強いカードとなるでしょう。

第一次検定は17歳以上であれば受験可能なため、建築業界を目指す学生の方にもおすすめの資格です。

なお第一次検定の受験には年齢の規定しかありませんが、第二次検定の受験には1〜3年の実務経験が求められます。

新制度における第二次検定の受験資格は以下の通りです。

  • 2級建築施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験3年以上
  • 1級建築施工管理技術検定 第一次検定合格後、実務経験1年以上
  • 一級建築士試験合格後、実務経験1年以上

出典:令和7年度2級建築施工管理技術検定のご案内

2級建築施工管理技士の第一次検定を受験後に第二次検定を受験する場合は、3年以上の実務経験が必要となります。

2級建築施工管理技士補の資格で建築会社に就職するなど、現場で経験を積みながら第二次検定の受験を目指すルートがおすすめです。

2級建築施工管理技士の第二次検定の勉強は通信講座がおすすめ! 

2級建築施工管理技士の第二次検定の試験対策には、通信講座の利用がおすすめです。

第二次検定の例年の合格率は40〜50%ほど。

一見「高い」ようにも思えますが、実務経験者が対象にもかかわらず半数以上は不合格なことを踏まえると、非常に難しい試験といえるでしょう。

中でも、受験者自身の施工経験を問われる「経験記述」は難関とされています。

  • 受験者の体験を記述するため「正答」がない
  • 論理的な文章力が求められる
  • 過去の施工経験に関する正確な記憶が必要となる

など、経験記述には「独学が難しい」特徴が多数あります。

回答が記述式で明確な答えがないため、本人には完成度が判断しにくい点も厄介です。

自分の基準でのみ演習を繰り返しても、本試験では「合格に値しない」と評価される恐れもあります。

しかし通信講座を受講すれば、講師による添削・例文の提示など、完成度の高い経験記述のためのサポートを受けられます。

わからないことはすぐに質問できる点・学習方針をはっきりさせられる点も通信講座ならではの魅力です。

広い試験範囲を前にしても効率よく学習が進むことで、勉強へのモチベーションが維持しやすいメリットもあります。

まとめ

当コラムでは、2級建築施工管理技士の第一次検定・第二次検定について、以下の内容で解説しました。

  • 2級建築施工管理技士の第一次検定に合格した場合、有効期限はない。
  • 第一次検定に合格すると、「2級建築施工管理技士補」の資格を得られる。実務に携わることはできないが、就職・転職の際に役立てられる。
  • 第一次検定は17歳以上で受験できるため、建築業界を目指す学生の受験もおすすめ。
  • 第二次検定を受験する場合は1〜3年以上の実務経験が必要。
  • 第二次検定には独学では対策の難しい「経験記述」が含まれるため、通信講座の利用がおすすめ。

令和3年の試験制度改正以降、2級建築施工管理技士の第一次検定(旧:学科試験)合格の有効期限はなくなりました。

第二次検定の受験には実務経験が必要なため、第一次検定に合格後は現場で働きながら受験の準備を進めましょう。

第二次検定は独学での対策が難しい出題が含まれるため、受験勉強の際には通信講座の利用がおすすめです。

第三者視点の添削など充実したサポートが受けられるだけでなく、本業のかたわら効率よく学習を進められるでしょう。

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