1級建築施工管理技士は建築業界で最高峰の資格のひとつとされ、その取得は多くの人の目標となっています。

この資格が「すごい」と言われる理由は何なのでしょうか。

本コラムでは、1級建築施工管理技士がすごい理由を解説し、さらに資格を取得するために押さえておきたいポイントも紹介します。

1級建築施工管理技士の資格に興味のある方や取得を目指している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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1級建築施工管理技士がすごい理由4選

1級建築施工管理技士がすごい理由は以下の4つです。

  • 資格の取得難易度が高い
  • 大規模工事の責任者になれる
  • 年収アップを期待できる
  • 転職や昇進に有利になる

資格の取得難易度が高い

1級建築施工管理技士は、取得難易度の高い資格です。

直近の第一次検定の合格率は36.2%、第二次検定の合格率は40.8%。
資格を取得するにはどちらも合格しなくてはならないため、実質的な合格率は推定10%~20%程度しかありません。

下表は、直近6年分の第一次検定と第二次検定の合格者のデータです。

第一次検定
年度受験者数合格者数合格率
2024年37,65113,62436.2%
2023年24,07810,01741.6%
2022年27,25312,75546.8%
2021年22,2778,02536.0%
2020年22,74211,61951.1%
2019年25,39210,83742.7%
第二次検定
年度受験者数合格者数合格率
2024年14,8166,04240.8%
2023年14,3916,54445.5%
2022年13,0105,87845.2%
2021年12,8136,70852.4%
2020年16,9466,89840.7%
2019年15,8767,37846.5%

第一次検定の合格率は約36〜51%、第二次検定の合格率は約40〜52%で推移しています。
年によって難易度にややバラつきがあるものの、資格の取得難易度は高いと言えるでしょう。

第一次検定は試験範囲が広く、建築学や施工管理法、法規など幅広い知識が求められます。
全体で60%以上かつ応用能力問題で60%以上の正答率が必要で、基準を満たさなければ不合格です。

また第二次検定は、経験記述が大きなカギ。
自身の施工経験を課題に沿って記述する必要があり、合否を左右する重要なポイントとなります。

知識と実務能力が試される経験記述こそ、第二次検定の難易度を一層高めている関門と言えるでしょう。

大規模工事の責任者になれる

1級建築施工管理技士の資格を取得すると、監理技術者・主任技術者として大規模工事の責任者になれます。

主任技術者は、建設業者が受けもつ工事現場で施工管理を行う責任者のことで、請負金額にかかわらず設置が義務づけられています。

また監理技術者は、特定建設業者が発注者から直接請け負った大規模工事(建築一式工事で7,000万円以上、それ以外で4500万円以上)で必要となる役職で、主任技術者の上位資格にあたります。

これらの役職に就くことで、工事全体を統括し、安全管理や品質管理の責任を負えるため、社会的に重要な役割を果たせるでしょう。

年収アップを期待できる

厚生労働省の職業情報提供サイトjob tagによると、建築施工管理技士の平均年収は638.2万円。

日本の平均年収460万円(令和5年分民間給与実態統計調査結果について)を大きく上回っているにもかかわらず、さらなる年収アップに期待できます。

理由としては、前述したような大規模工事に携わりやすくなる点や、多くの企業で資格手当が支給されている点があげられるでしょう。

規模の大きな工事にかかわることで報酬が増え、資格手当として毎月数万円が上乗せされるケースも珍しくありません。

転職や昇進に有利になる

建築業界において、1級建築施工管理技士は需要が高い資格です。

1つ目の理由は、公共工事の入札で有利になること。

公共工事の入札には「経営事項審査(経審)」という評価制度があり、1級建築施工管理技士が在籍する企業はこの審査で加点を受けられます。

企業の競争力を高められるため、1級建築施工管理技士の資格取得者を求めている企業は多いです。

2つ目の理由は、建設業界の人材不足・建設需要の増加傾向という現状。

特に高度経済成長期に建設されたインフラの老朽化対応や自然災害からの復興が求められているため、1級建築施工管理技士の需要は今後も継続すると見込まれています。

以上から、1級建築施工管理技士の資格取得は転職・昇進の大きなアドバンテージになるでしょう。

1級建築施工管理技士の資格をとるポイント

1級建築施工管理技士の資格取得を目指すなら、以下のポイントを押さえることが重要です。

  • 適切なスケジュールを立てる
  • さまざまな現場を経験する
  • 独学ではなく通信講座を利用する

適切なスケジュールを立てる

1級建築施工管理技士の取得には、通常100〜400時間の勉強時間が必要と言われています。

初心者の場合、勉強時間は400時間が目安となります。
例えば、1日2時間勉強した場合、約200日(約7か月)ほどかかる計算です。

現場経験が豊富なら100時間程度の勉強で済むため、1日2時間勉強して50日(約2か月)で合格を目指せるでしょう。

初心者は7か月ほど、現場経験のある方は3か月ほどの準備期間を確保するのがおすすめです。

さまざまな現場を経験する

第二次検定では、実務に基づく知識を問う経験記述が出題されるため、日々の業務を通じて実務スキルを磨くことが重要です。

対策方法としてのおすすめは、さまざまな現場を経験できる会社に入ること。

一戸建てやマンション、店舗、商業施設など、さまざまな建物で経験を積むことで、現場でしか培えない施工管理や課題解決のスキルが向上します。

また、現場で責任のある役割を任されるのも試験で有利にはたらく経験です。

多様な業務を経験できるため、より幅広くの知識とスキルが身につくでしょう。

独学ではなく通信講座を利用する

1級建築施工管理技士の試験勉強は、独学ではなく通信講座を活用するのがおすすめ。

独学には「疑問点をすぐに解決できない」「モチベーションを維持しにくい」といったデメリットがあるからです。

一方の通信講座では、合格に必要な教材やカリキュラムが整備されており、効率的に学習を進めることが可能。

さらに添削指導を通じて、最も難易度が高い経験記述を効果的に対策できる点も大きなメリットと言えるでしょう。

まとめ

1級建築施工管理技士の資格は、建設業界でのキャリアアップに欠かせない施工管理資格で最上級の資格です。

取得することで、大規模工事の責任者として活躍でき、年収アップや転職・昇進のチャンスを広げられます。

しかし取得難易度は高く、実質的な合格率は推定10%〜20%程度しかありません。
広範な知識と経験が求められ、計画的な学習と多様な現場経験が必要です。

効率的な学習方法としておすすめなのが通信講座での学習です。

アガルートの建築施工管理技士講座には必要な知識が体系的にまとめられているため、独学で合格する自信のない方はチェックしてみてください。

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