「貸金業務取扱主任者の資格を取りたいけれど、どの講座が自分向きか分からない…」と感じることはないでしょうか。

限られた時間で効率よく勉強するには講座の利用がおすすめですが、比較すべきポイントが多く、迷ってしまう方も少なくありません。

本コラムでは、貸金業務取扱主任者の資格試験対策ができる通信講座・予備校4社を比較します。

各社の価格や特徴、メリット・デメリットなどもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

貸金業務取扱主任者の通信講座・予備校のおすすめ4選

貸金業務取扱主任者講座おすすめ4社の特徴やメリット・デメリットを紹介します。

  • アガルート
  • TAC
  • 金融財政事情研究会
  • スタディング

アガルート

まずは、アガルートの貸金業務取扱主任者講座についてです。

2025年向け商品は販売時期調整中です。参考までに2024年商品を紹介します。

アガルート貸金業務取扱主任者講座

特徴

アガルートの貸金業務取扱主任者講座の特徴は、高い合格率です。

受講生の令和5年度貸金業務取扱主任者試験の合格率は88.89%。全国平均の2.87倍です。

アガルートの貸金業務取扱主任者講座は、過去問に重点を置いた学習スタイル。

頻出単元のインプットを徹底しているため学習範囲が無駄に広くならず、短時間でも効率的な学習が叶います。

実際に、民法分野における70%以上が過去問で学べる範囲から出題された年もありました。

そのため、アガルートでは過去問や過去問解説に力を入れ、合格までの最短ルートを描いています。

また、フルカラーのオリジナルテキストは視覚的な情報整理も可能です。

「重要事項を凝縮したインプット用テキストがほしい!」という方に人気があるので、目で学びたい派でも安心です。

メリット・デメリット

アガルート貸金業務取扱主任者講座のメリットは、多機能な動画講義と充実したサポート体制です。

講義は1チャプター10分程度で完了するよう工夫されているので、隙間時間を有効活用できます。

また、9段階の倍速再生も可能なので、スピード学習するのもよいでしょう。

さらに、音声のダウンロードもできるので、あらかじめダウンロードしておけば、じっくり画面を見れない通勤中や家事の合間にも使えます。

合格カリキュラムは総合講義に比べ受講料が高くなるデメリットはありますが、質問制度や月に1回のホームルームなど充実したサポートが受けられます。

受講生が気軽にすぐ質問できるオンライン質問サービス「KIKERUKUN」では、講師や有資格者が回答してくれるため、分からないところやつまづきが起きた時も頼ることができます。

また、月に1回のホームルームという動画配信では、アンケートを通して講師とコミュニケーションをとることも可能。

受講生に共通する悩みや勉強方法の解説など、講義内容以外に関するノウハウも授けてもらえるので活用してみましょう。

TAC

次に、TACの貸金業務取扱主任者講座を紹介します。

2025年4月中旬頃に申込開始を予定しています。参考までに2024年商品を紹介します。

特徴

TACの貸金業務取扱主任者講座は、勝負科目である貸金業法に力を入れることが特徴です。

出題分野の過半数が貸金業法という貸金業務取扱主任者独自の傾向を読み取った対策であり、カリキュラムに濃淡があります。

その他民法・財務会計などの分野にも触れますが、正解しやすい消費者保護法に注力しているので、あらかじめ知っておきましょう。

メリット・デメリット

TAC貸金業務取扱主任者講座のメリットは、問題演習の量が多いことです。

ミニテストや過去問題集、さらに総合本科生の場合、過去の出題傾向が反映された公開模試を期間中1回受験できます。

自分の弱点を把握しやすいでしょう。

また、振替授業や重複出席など通学ならでは制度や、通信生も自習室の利用ができるなど、多様な大手予備校ならではのフォロー制度も大きなメリットです。

回数無制限の質問対応もしているので、気になったことがあれば利用できます。

デメリットは、受講料が高いことです。

内容や質より価格重視の人は、やや不向きでしょう。

金融財政事情研究会

次に、一般社団法人 金融財政事情研究会の貸金業務取扱主任者資格試験対策講座についてです。

特徴

一般社団法人 金融財政事情研究会の貸金業務取扱主任者資格試験対策講座の教材は、テキスト2冊と別冊の法令集です。

加えて、Web上で添削課題の解答や提出を行うことができます。

テキストはテーマ別にわかりやすく解説されており、図表・図解なども使われているため、文章だけでは理解するのが難しいという人におすすめです。

さらに、確認問題が項目ごとに用意されており、アウトプットしながら学習を進めることができます。

メリット・デメリット

金融財政事情研究会の貸金業務取扱主任者資格試験対策講座のメリットは、料金が低価格なことです。

オンライン講義や質問サービスなどはありませんが、わかりやすいテキストや添削付き講座を低コストで受講することができます。

デメリットは、動画による講義がないことです。

オンラインの動画講義は用意されていないため、主にテキストでの学習になります。動画講義を取り入れながらインプットしたい人には不向きでしょう。

スタディング

最後に、スタディングの貸金業務取扱主任者講座を紹介します。

特徴

スタディングの貸金業務取扱主任者講座は、テキストなど紙の教材はなく、パソコン・スマートフォン・タブレットで受講が完結するスタイルです。

25講座(約12時間分)の講座にも、それぞれWebテキストがついてくるので同時閲覧しながら理解度を深められるでしょう。

また、基本講座・スマート問題集・セレクト過去問集は申し込んですぐから使えるので、モチベーションの高い状態で始められるのも利点です。

メリット・デメリット

スタディング貸金業務取扱主任者講座のメリットは、低価格な受講料です。

教室・大量の講師陣・営業・紙ベースのテキストを一切省いた効率的な運営をしているでコストカットし、誰でも手が届く学習を叶えました。

その一方でデメリットとなるのが、紙のテキストや問題集がないことです。

基本講座・スマート問題集・セレクト過去問集など、全ての教材がオンライン上で提供されます。

紙のテキスト・問題集がほしい人や直接書き込みたい人には不向きでしょう。

貸金業務取扱主任者の通信講座・予備校安い順ランキング

価格
金融財政事情研究会16,170円
スタディング19,800円
アガルート43,780円~
TAC96,000円~

受講料のコスパの良さはスタディング。

教材や受講環境も十分充実していますが、教室や大量の講師陣、紙のテキストなどを省くことで、費用を安く提供しています。

一方で、オリジナルテキストや問題集などの教材、サポート内容が充実している講座は受講料が高くなる傾向があります。

しかし、アガルート受講生の令和5年度貸金業務取扱主任者試験では、88.89%と高い合格率を実現させています。

講師による分析された教材やフォロー体制は合格への近道となるでしょう。

貸金業務取扱主任者の通信講座・予備校の比較一覧

価格(税込)講義・特徴教材サポート体制
アガルート43,780円~76,780円
※2024年商品
※2025年商品は販売時期調整中
過去問中心の効率的・効果的な学習/法律のプロによる分かりやすい講義/講義はオンラインで完結総合講義/過去問解説講座/過去問セレクト答練/製本テキスト/デジタルブックオンライン質問サービス/月1回のホームルーム/条件を満たせば全額返金orお祝い金の合格特典
TAC96,000円~118,000円
※2024年商品
※2025年商品は2025年4月中旬頃申込開始
大手予備校/通学も選べる/貸金業法で得点を稼ぐ/問題演習の量が多い基本テキスト/過去問題集/ミニテスト/直前演習テキスト/分野別過去問題集質問回数無制限/振替受講・重複出席可(通学)/自習室利用可/WEBフォロー
金融財政事情研究会16,170円テーマ別のわかりやすい解説/図表・図解が豊富/項目ごとの確認問題テキスト/別冊の法令集/Web添削課題/動画講義なしWeb上で添削課題の解答・提出
スタディング19,800円(一括支払いの場合)合計12時間の25講座/スマホでの視聴も可/貸金業法と民法を重点的に学ぶ紙の教材なし/ビデオ・音声講座/Webテキスト/スマート問題集/セレクト過去問集合格お祝い制度あり/学習レポート機能/勉強仲間機能

※2024年12月3日時点の情報です。※時期やキャンペーン等によって変更になる可能性があります。

まとめ

貸金業務取扱主任者講座は、各社から豊富に提供されています。

自分に合った学びのスタイルを見つけることが、学習の効率化を支える一歩です。

講座ごとの特色やテキストの内容を理解し、無理のない支払いに抑えられるかも想定しながら、選定を重ねましょう。

講座選びに悩んだときは、資料請求や無料体験の活用がおすすめです。