「貸金業務取扱主任者の試験が迫ってきたけど、必要な持ち物はどのようなものがあるんだろう?また、前日までに何を準備しておけばいいんだろう?」

このような疑問をお持ちの方のために当記事では、貸金業務取扱主任者の試験当日に必要な持ち物や、前日までに準備しておくことをまとめました。

不安を解消し気持ちを整えて試験当日を迎えたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

貸金業務取扱主任者の試験当日に必要な持ち物

貸金業務取扱主任者の試験当日に必要な持ち物は以下の通りです。

  • 受験票
  • 本人確認書類
  • 筆記用具
  • 通信機能のない腕時計

あると便利な持ち物

  • 口の閉まるかばん
  • 地図帳・時刻表
  • のど飴

なお、貸金業務取扱主任者の試験中に電卓は使用できません。したがって、貸金業務取扱主任者の試験当日に電卓は不要です。

持ち物に関する注意事項

以下、それぞれの持ち物についての注意事項です。

受験票について

受験票には2種類あります。

  • 受験票①
  • 受験票②兼写真票

受験票②兼写真票は試験会場で回収されます。

また、写真票の写真はコピー用紙(通常の事務用紙)に印刷したものが必要です。

スマホで撮った写真自体は不鮮明などの問題がなければ許されますが、写真専用紙に印刷しないと認めてもらえません
写真については、当日トラブルになりやすいので、条件に合っているか注意しておきましょう。

本人確認書類について

貸金業務取扱主任者の試験で認められている「本人確認書類」は、次の通りです。

(a)運転免許証(運転経歴証明書も含む)
(b)個人番号カード(マイナンバーカード)
(c)パスポート
(d)在留カード・特別永住者資格証明書

受験申し込み後、婚姻等により氏名が変更になった場合は所定の事前手続きが必要です。会場での変更申請はできません。

なお、在留カード・特別永住者資格証明書は外国人(外国籍)の場合に必要でになります。この場合、通称名で受験申し込みをしたのであれば、通称名が確認できる住民票(これはコピーでも可)も当日持参する必要があります。

また、健康保険証などはここで言う「本人確認書類」に該当しないので注意しましょう。

(a)〜(d)以外を「本人確認書類」として認めてもらいたい場合は、事前に協会の承認が必要です。

筆記用具について

試験はマークシート方式なので、筆記用具が必要です。

書きやすく消しやすい点を考えると、濃さはHBかBがおすすめです。
鉛筆でもシャープペンシルでも大丈夫ですが、途中で芯が詰まったり折れたりするトラブルもありますので、複数本持っていくのがベストです。

消しゴムはプラスチック消しゴムが指定されています。これも机から落とすおそれがあるので複数個持っていきましょう。

腕時計について

会場に時計がなかったり、あっても座席の位置によっては見えづらい場合があります。

通信機能のない腕時計を身に付けていくことをおすすめします。

かばんについて

参考書などは試験中、かばんにしまう必要があります。
トートバッグなど口の開いたかばんだと中身が見えるおそれがあるので、口の閉まるかばんに入れていくとよいでしょう。

地図帳・時刻表について

通常はスマートフォンで充分ですが、電池切れなどで使えないと大変なので、念のため、あれば安心という意味で記載しました。

地図帳や時刻表は、必要な部分だけのコピーでも良いでしょう。

のど飴について

試験時間は2時間ですが、試験前にのどが乾いてペットボトルの飲料などをたくさん飲むと、試験中にトイレに行きたくなるおそれがあります。

前日や、当日の試験会場に向かう間にのど飴でのどの調子を整えておくのもいいかもしれませんね。

貸金業務取扱主任者の受験票を紛失した時の対処法

貸金業務取扱主任者の受験票が不着、もしくは紛失した場合は、再発行を受ける必要があります。

貸金業務取扱主任者の受験票を紛失した場合

令和4年度の試験は、公式サイトに受験票の再発行を受ける場合の案内がありましたが、現在は案内がありません。

もし受験票を紛失してしまった場合は、試験窓口へ問い合わせましょう。

貸金業務取扱主任者の受験票を紛失した場合の手続き

試験窓口に問い合わせて、指示を受けましょう。

参考までに令和4年度試験の対応を記載します。受験票を紛失した場合は、各会場の事務局で以下のとおり再発行の手続きが必要でした。

  1. 「新型コロナウイルス感染予防チェックリスト」の項目のチェック
  2. 本人確認
  3. 仮受験票の作成

手続きに要する時間を考えて早めに会場入りしましょう。再発行には10分程度時間がかかります。

貸金業務取扱主任者の試験前日までにやっておくこと

ここでは、試験前日までにやっておきべきことをご紹介します。

必要な持ち物の確認

前日までに、必要な持ち物が揃っているか、しっかり確認しておきましょう。

会場までのルートと所要時間を確認  

貸金業務取扱主任者試験の試験日は日曜日です。平日と電車やバスの時刻が違うことがあります。

予定ルートに沿って、乗り換えや待ち時間も考慮して所要時間を確認しましょう。

また、最寄りの駅などから会場まで徒歩何分かも確認しましょう。バスで行くことを予定していても、渋滞でバスが遅れることがあります。受験者が多くてバスに乗れない可能性もあります。

受験会場は改めて確認しましょう。同じ大学でもキャンパスが複数ある場合があります。似たような地名がある場合もあります。

受験票記載の会場と貴方が想定している会場が同じなのかしっかり確認しましょう。

なお、同日に同じ地域で別の試験をしている場合もあります。みんなが歩いている方向に行けばいいと考えるのは危険です。貸金業務取扱主任者試験の受験会場を把握しておきましょう。

行き方に不安がある方は、前もって受験会場の下見をしておくと安心して当日が迎えられますね。

試験のルールや注意点を確認

試験時刻もチェックしましょう。

集合時間には到着するように、遅くとも試験開始時刻30分前には受験会場に到着するようにしましょう。

また、貸金業務取扱主任者試験は午後ですので、午前中に栄養は取っておきましょう。

尿意や便意を感じないで2時間の試験時間を過ごせるようにイメージしておきましょう。

貸金業務取扱主任者の試験に関する問い合わせ先

試験前日より前は、資格試験に関する問合せ窓口は 03-5739-3867  です。

受付時間は9時30分~12時・13時~17時30分(土日祝日を除く)です。

詳しくは公式はサイトを確認してください。

また、受験者からの問合せなどに対応するため、試験日前日及び試験日当日に専用の問合せ窓口を設置しています。 

これは受験票に記載されています。

その他、交通トラブルや自然災害に対する対応は、スマートフォンで確認できます。受験票裏面記載のQRコードを読み取って利用しましょう。

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この記事の監修者 相賀 真理子 講師

北海道放送・テレビ神奈川の元アナウンサー。

家業の不動産業にも深く関わり、現在、不動産専門行政書士としても活動中。