不動産鑑定士試験で必要となる電卓について悩んでいませんか?

特に不動産鑑定士試験では情報が少なく、どのような電卓を使用すればいいのかなど、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

このコラムでは不動産鑑定士試験における電卓の必要性、おすすめの電卓、電卓の選び方のポイントなどがわかります。

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不動産鑑定士試験に電卓は必須?

不動産鑑定士試験では電卓は必須となります。

電卓を使用することができる試験科目は、論文式試験における「会計学」と「不動産の鑑定評価に関する理論(演習)」(以下、演習)の2科目となりますが、会計学については計算問題が出題されるとは限らないため、電卓を使用しない場合もあります。

一方演習では、試験時間の大部分は電卓を用いて計算する時間になりますから、電卓は必須となります。

なお、経済学では計算が必要となる場合が多いですが、電卓を使用することは認められません。

不動産鑑定士試験におすすめの電卓3選

ここでは不動産鑑定士試験におすすめの電卓を3つ紹介します。

  • シャープ  EL-G37
  • CASIO  AZ-26S
  • CASIO JS-20DC

電卓①シャープ EL-G37

引用:amazon

EL-G37は不動産鑑定士試験の受験に必要な機能を十分に備えた電卓です。

不動産鑑定士試験における演習を解答するためには、キーロールオーバー機能(早打ち機能)が付いている電卓である必要がありますが、EL-G37は2キーロールオーバー機能が付いており、1秒間に20回の入力が可能な高速早打ちに対応しています。

不動産鑑定士試験受験生のみならず、税理士試験や公認会計士試験といった計算科目が中心となる国家試験の受験生の中でも愛用者が多い電卓です。

電卓②CASIO AZ-26S

引用:amazon

AZ-26Sも不動産鑑定士試験の受験に必要な機能を十分に備えた電卓です。

キーロールオーバー機能も付いていますので、安心して使えると言ってよいでしょう。

CASIO製の電卓とシャープ製の電卓の大きな相違点はキーの配置にあり、CASIO製の電卓は「0」のキーが他の数字のキーから1列ずれて配置されており、クリアキー(「C」)の下に配置されています(シャープ製の電卓は「1」のキーの下に「0」のキーが配置されています)。

慣れの問題でもありますが、「0」のキーは大変多く使用するため、おそらく皆様の想像以上に速度に影響が出ますから、自分が慣れ親しんだ配置の電卓を選ぶと良いでしょう。

AZ-26Sも、不動産鑑定士試験受験生、税理士試験受験生、公認会計士試験受験生などが多く使用している電卓です。

電卓③CASIO JS-20DC

引用:amazon

JS-20DCも不動産鑑定士試験の受験に必要な機能を十分に備えた電卓です。

JS-20DCは3キーロールオーバーの機能が付いており、高速早打ちに対応しています。

AZ-26Sと同様にCASIO製電卓の配置でありますが、両者の違いはクリアキー(「C」)とオールクリアキー(「AC」)の位置が反対である点です。

この違いも好みの問題ですから、自分が慣れ親しんだ配置の電卓を選ぶと良いでしょう。

電卓の選び方のポイント

ここでは電卓の選び方のポイントを3つ紹介します。

  • 使いやすいサイズの電卓を選ぶ
  • キーロールオーバー機能が付いているものを選ぶ
  • 関数電卓は使用できない

使いやすいサイズの電卓を選ぶ

不動産鑑定士試験の演習では、電卓を用いて計算する時間が長くなることから、ご自身が使いやすいサイズの電卓を選ぶことが重要です。

サイズを誤ってしまうと計算速度が遅くなってしまったり、正確性が劣る原因になります。

一般的にはご自身の手のひらより少し大きいサイズの電卓が使いやすいサイズとされており、極端に小さいサイズの電卓は避けるようにすると良いでしょう。

キーロールオーバー機能が付いているものを選ぶ

電卓はキーロールオーバー機能が付いているものから選びましょう。

ある程度電卓を打つ速度が早くなると、キーロールオーバー機能が付いていない電卓では正確な計算ができないことになります。

不動産鑑定士試験の演習では可能な限り電卓を早く操作する必要がありますから、電卓の機能でタイムロスをしないように気を付ける必要があります。

電卓自体の性能にも依存するため一概には言えないのですが、1キーロールオーバー機能では少し不安ですから、可能であれば2キーロールオーバー機能か3キーロールオーバー機能が付いているものから選ぶと良いでしょう。

関数電卓は使用できない

不動産鑑定士試験では関数電卓を使用することはできません。

電卓の機能として、sin、cos、tan、微積分等の計算ができるものを関数電卓と言い、大学等で使用していた方も多くいらっしゃると思います。

このような関数電卓の使用は不動産鑑定士試験では認めていないため、注意する必要があります。

電卓を使う際の注意点

ここでは電卓を使う際の注意点を3つ紹介します。

  • 普段から電卓を用いて計算する
  • 電卓の機能を活用する
  • 電卓は2台用意する

普段から電卓を用いて計算する

普段から電卓を用いて計算するようにしましょう。

スマートフォンがあれば電卓のアプリで計算ができるのですが、電卓を使用する頻度を多くしていかなければ速度や正確性が向上しません。

普段から電卓の入力に慣れておくことによって、電卓の速度と正確性が向上し、不動産鑑定士試験の演習で高得点が取れるようになるため、意識すると良いでしょう。

なお、電卓は早く叩くことを意識して入力しないと速度が中々向上しませんので、普段から4から5本の指を用いて、できる限り早く叩くことを意識することが重要です。

電卓の機能を活用する

電卓の機能はフル活用しましょう。

電卓にはメモリー機能やグランドトータル計算、定数計算など、不動産鑑定士試験の演習を解答するうえでよく使用する機能があります。

これらの機能を使いこなせるかによって解答スピードにかなりの差がでることから、うまく活用できるようにしましょう。

なお、不動産鑑定士試験の予備校や通信講座では最低限の電卓の機能も教えてもらえることが一般的です。

電卓は2台用意する

可能であれば、突然電卓が壊れた場合のために同じ電卓を2台用意しておくと安心です。

試験時間中に壊れた場合でも事前に2台用意してあれば交換できますし、試験直前期に壊れてしまった場合でも、別の電卓を使用すると感覚が異なり速度の低下やミスの原因になりますから、事前に用意しておくと良いでしょう。

余談ですが、私は試験期間中に自分の愛用していた電卓が壊れていることが判明し、2台用意していなかったことから大変焦りましたので、皆さんもご注意ください。

電卓は左打ちできるようになったほうがいい?

電卓は左打ちできるようにするべきか疑問に思うかもしれませんが、結論としてはどちらでもいいでしょう。

右利きの人が左打ちをすることによって、筆記用具を右手に持ったまま電卓を入力できるといったメリットは存在します。

このことから、特に右利きの人が電卓をどちらの手で入力すべきかといった疑問を持つかも知れません。

しかし電卓を右手で打つか左手で打つかの本質は、利き手がどちらかとは無関係に、電卓において用いる機会が多い「0」と「+」のキーのどちらを親指で叩くべきかというものです。

これは個人の好みの問題になりますから、両手で試してみてやりやすい方法を選べばいいでしょう。

まとめ

不動産鑑定士試験の演習は時間的制約が極めて厳しい科目です。

制限時間内に解答が終わらないこともよくある科目ですから、様々な工夫をして、少しでも解答スピードをあげる必要があります。

そのため、普段から電卓の入力スピードを向上させることを意識するとよいでしょう。

不動産鑑定士試験における電卓で悩まれている方に、本コラムが参考になったのであれば幸いです。

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この記事の著者

阿部 美幸

令和元年不動産鑑定士試験 合格
北海道大学大学院経済学院会計情報専攻 卒業
大手資格予備校の講師として公務員試験(経済系科目・法律系科目・会計学等)、日商簿記検定試験を⾧年指導。
効率的な勉強方法を追及するため、自身で様々な資格試験を受験し、合格している。
自身の学習経験に加え様々な合格者の学習方法を分析し、効率性を追及した講義と教材の提供を行っている。

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