介護福祉士の国家試験は午前と午後の1日かけて実施されます。

制限時間内に適切にマークシートを埋めていなければ点数を取ることはできません。

今回は試験時間の時間配分について解説していきます。

介護福祉士試験の時間配分や効率的な使い方、問題を解くペースなど全ての問題を解答できる方法を紹介していきますので参考にしてみてください。

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介護福祉士試験の試験時間

介護福祉士試験は午前と午後に分かれており、試験時間は午前の部が10時から11時40分までの100分間、午後の部が13時35分〜15時35分までの120分間となります。

午前の部では63問、午後の部では62問が出題されます。

問題を解く際の効率的な時間の使い方

それでは問題の解きかたのポイントから見ていきましょう。

順番に沿って解く

問題番号1番から順番に解いていきます。

解きやすい問題や自信のある問題からかいつまんで解く方もいますが、これはマークシートの書き間違えが出てきます。

時間配分が難しくなるうえに全てを消して書き直す手間がでてきて時間を使ってしまうためおすすめしません。

自信のない問題はとりあえずマークしてとばす

順番通りに問題を解いていくと、つまづく問題も出てきます。

そんな時には問題用紙にマークをつけて次に進みましょう。

これかな?と思う解答をマークシートに薄く記入しておくと、書き間違えを防ぐことができます。

また自信をもって選択肢からはずせるものがあるはずです。

違うとわかっているものは番号を消したりして、見直した時に読む時間を節約することもできますのでおすすめです。

ひとつの問題に固執しない

もう少し考えたら答えがわかりそうだという問題でも、時間を使いすぎていると感じた場合は一度離れましょう。

ある程度学習してきた方であれば、すぐに解ける問題もあるので時間に余裕ができてきます。

その時間でもう一度考え直す時間にして、解答していきます。

介護福祉士国家試験 1問あたりにかける目安

では、1問あたりにかけられる時間をみていきましょう。

午前の部 1問あたりにかける目安 95秒

午前の部では63問出題されます。

例年、10時から11時40分が午前の部の試験時間になりますので、

100分÷63問=約1.59

となります。

介護福祉士試験は試験時間内で十分見直しを含めてできる量で、途中退席者もかなりいる試験です。

そのため、問題数を時間で割った約97秒で考えてよいでしょう。

もしスピーディに解きたい、見直しの時間をたっぷり取りたいという方は、90秒ペースで問題を解いていけば十分な余裕ができます。

ただ、ケアレスミスしないことが大切ですので、焦らず進めていきましょう。

午後の部 1問あたりにかける目安 116秒

午後の部では62問と問題数が変わってきます。

時間は13時35分〜15時35分で120分のため、

120分÷62問=約1.94

となります。

そのため、1問あたり116秒です。

少し余裕があるように思いますが、午後は医療的な問題や総合問題があるため難易度的には難しくなっています。

午後の部も午前の部と同様に、十分に見直しもできる時間があります。

もしスピーディに解きたい、見直しの時間をたっぷり取りたいという方は、100秒ペースで問題を解いていけば十分な余裕ができます。

解答ミスしない解き方

最後に、解答ミスしない解き方について紹介していきます。

焦りは禁物

見直す問題が多いと残り時間が少なくて焦ってしまうこともあります。

問題を解くことよりも時間が気になって集中できなければ本末転倒です。

先ほど紹介したのはあくまでも目安です。

模試や日頃の勉強で時間を気にしていれば行っていれば、本番では体感でわかるようになります。

1問に120秒以上かかってしまう問題もありますが、30秒で解けてしまうものもあるはずです。

自信をもって違うと思われる選択肢は番号に印をつけておくと、見直すときに時間をかけずに見直しできます。

時間を要することも必要

じっくり考えて答えを出して見直す問題を少なくすることで、心に余裕も出てきます。

見直す問題が多いと残り時間が少なくなってきたときに焦って、誤った解答をしてしまうことにも繋がります。

時間があるうちにしっかり熟考して、答えが出そうであればしっかり時間を使いましょう。

しっかり考えて出した答えであれば、見直しの時には一度見ている問題になります。

そのため解読する速さは初見よりも早いはずです。

必要な所には時間を使うことも頭に入れてペース配分していくことが必要です。

事例問題はポイントをマーキングしておく

総合問題の4問は事例形式で問題が出題されます。

事例のため問題文が長く、解読に時間がかかってしまうので目安の時間を過ぎてしまうことも多くあります。

事例を読んでいきながら大切なことにはアンダーラインや丸をつけておくとよいでしょう。

特に注意しておかなければならないのは、

  • 年齢
  • 要支援度、要介護度
  • 疾患
  • 生活環境
  • ADL

などがあります。

先に問われている問題を一度読んでから事例内容を確認して、印をつけていく方法も一つの手です。

つけた印は消さずにそのままにしておきます。

最後に見返すとき、始めから事例を確認する手間を省けたり、ポイントを見逃してしまうケアレスミスの予防にも役立ちます。

まとめ

介護福祉士試験の時に時間を気にしながら問題を解いていくことは大切です。

しかし時間を気にしすぎると、心に余裕がなくなってきてケアレスミスを招いてしまう恐れがあります。

焦らず心に余裕をもって試験に臨めるように、日頃から時間配分を気にしながら学習する週間が大切です。

きちんとした時間配分は点数アップにも繋がっていきますのでがんばりましょう。

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この記事の「監修者」遠藤 愛 講師


遠藤 愛 講師


全くの異業種から介護の世界に飛び込み、訪問介護員として介護業界での勤務をスタート。住居環境・経済状況が様々なケースを担当。

現在は、医療ソーシャルワーカーとして、地域の在宅・施設の福祉職と協働しながら、数多くの高齢者・障害者とその家族への退院支援業務にあたる。

この記事の「校正」マーケティング室コンテンツチーム



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