介護福祉士の勉強法!勉強時間や独学についても詳しく解説
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介護福祉士国家試験の勉強法について、「どんな勉強をすれば合格できるだろう」と悩んでいませんか?
勉強するにも何から始めれば良いか、考えても難しいですよね。
この記事では、合格に向けての勉強法、勉強時間の目安や予定の立て方などを、ご紹介します。
効率よく勉強したい方は、ぜひご一読下さい。
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介護福祉士国家試験は独学でも合格できるのか?
介護福祉士国家試験は、独学でも合格することは可能です。
介護福祉士国家試験の合格率は70~80%程度と福祉系の試験の中では合格率の高い試験です。
介護福祉士の合格基準は問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上(例年72点〜78点程度)の得点の者となっています。
併せて、試験科目11科目群すべてにおいて得点する必要があります。以下が試験科目群です。
- [1] 人間の尊厳と自立、介護の基本
- [2] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- [3] 社会の理解
- [4] 生活支援技術
- [5] 介護過程
- [6] こころとからだのしくみ
- [7] 発達と老化の理解
- [8] 認知症の理解
- [9] 障害の理解
- [10] 医療的ケア
- [11] 総合問題
※「人間の尊厳と自立」と「人間関係とコミュニケーション」はそれぞれ問題数が2問と少ないですが、仮に得点がない場合でも不合格になるということではありません。
「人間の尊厳と自立」は「介護の基本」、「人間関係とコミュニケーション」は「コミュニケーション技術」とセットで得点すれば良いことになっています。
問題形式はマークシート方式で五肢択一です。
複数肢選択式や記述式ではないので、間違っている回答を除外することでも解答できます。広く浅くでもまんべんなく知識を持っていることで解答にたどり着くことができるので、比較的回答がしやすい試験です。
独学でも過去問や参考書を使って試験の合格を目指すことができます。
関連コラム:介護福祉士の合格率と合格基準点(難易度補正)について解説!
介護福祉士の試験勉強は働きながらできる?
介護福祉士の試験勉強は働きながらでも勉強できます。
実際に介護現場で働きながら、勉強をしていると自然と身についている知識が問題に出てきます。
特に事例問題は介護現場で働いていることで具体的にイメージしやすい部分も多く、大きな強みとなるでしょう。
また、問題集や通信講座といった自宅で勉強できるものがあるので、上手く活用することで働きながらでもスキマ時間を活用して効率よく勉強することで合格を目指すことができます。
独学・通学・通信講座の違いは?
独学・通学・通信講座それぞれの違いは、簡単に説明すると次の通りです。
独学 | 自分で勉強する方法やペースを選べる。費用が掛からない。 |
通学 | テキストや講義で効率よく勉強できる。学習ペースはある程度決まっている。 |
通信講座 | テキスト、講義で効率よく勉強できる。学習ペースは選べる。 |
また、それぞれメリット・デメリットがあるので自分にあったやり方で勉強しましょう。
独学のメリット・デメリット
メリット | ・費用を抑えられる ・自由に勉強方法を考えられる ・好きなタイミングで始められる |
デメリット | ・どのように始めれば良いか分からない ・モチベーションの保持が難しい ・分からない時に人に聞けない |
独学の場合、一人で解決することが殆どで「ちゃんと勉強できるか不安」と孤独を感じる場合があります。
しかし、通う時間や場所、勉強するための費用が抑えられ、自分のペースで勉強ができます。
コストを抑え、1人でもモチベーションを維持してコツコツ勉強したい人に独学は向いているでしょう。
通学のメリット・デメリット
メリット | ・対策法や疑問点がその場で聞ける ・色んな年代の人と交流ができる ・モチベーションが保てる |
デメリット | ・決まった日程で通う必要がある ・費用(講座代・交通費など)が掛かる ・その場の空気に馴染めるか分からない |
通学の場合、講座以外に行くための交通費・食事代や時間など勉強するために他のことに費用が掛かります。
しかし、直接相談ができ、同じ合格を目指している同志が居るため、孤独な不安が解消されます。
学校感覚で勉強をしたい人には、通学は向いているでしょう。
通信講座のメリット・デメリット
メリット | ・自宅でできる ・テキストが充実している ・独学よりはモチベーションが保てる |
デメリット | ・独学とは違い費用がかかる ・テキストの量にプレッシャーを感じる ・続けられるか不安 |
通信講座の場合、独学と通学の中間と言えます。
しかし、自宅に居ながら専用の講座資料をベースに問題を解いたり、分からない時や勉強でつまづいた時は、講師に相談したりすることが可能です。
そのため「独学で勉強したいけど、少し不安がある」「でも、自宅でマイペースに勉強したい」と思っている方の選択肢の1つとなるでしょう。
関連コラム:【2022年8月】介護福祉士試験の通信講座・予備校おすすめ6社を徹底比較
介護福祉士国家試験の合格に必要な勉強時間の目安は?
介護福祉士国家試験の、勉強時間は目安として約250時間と言われています。
介護福祉士に合格るするには約250時間必要だとすると、ただ250時間勉強すればいいのではなく、どのような期間を設定して、時間配分するかが大切となってきます。
合格に必要な勉強期間の目安
介護福祉士の勉強を始めるなら、6ヵ月前、最低でも3ヶ月前を目安にしましょう。
勉強は早く始められるなら始めたほうがいいですが、早すぎると集中力の維持が難しく挫折の原因にもなります。
反対に短すぎても気持ちだけが焦ってしまい、上手く勉強に身が入りません。
6ヵ月前の場合
勉強期間を6ヶ月前に設定した場合1日約1~1.5時間の勉強時間で250時間になります。
内訳250時間÷6ヶ月=1ヶ月41.6時間41.6時間÷30日=1日1.3時間 |
毎日勉強する時間を作れなくても、2日に1回は2時間ほど勉強する時間を設ける事で、余裕を持って勉強することができます。
焦らず気持ちに余裕を持って、試験勉強をしたい方は6ヶ月前から始めましょう。
3ヵ月前の場合
勉強期間を3ヶ月前に設定した場合1日約3時間必要です。
内訳250時間÷3ヶ月=1ヶ月83時間 83時間÷30日=1日2.7時間 |
毎日でなくても、休みの日に集中して3〜4時間ほど勉強時間を作れると、3ヶ月という短期間でも十分に勉強する事は可能です。
短期集中型の方でも、これ以上の勉強時間を確保するのは、仕事や家事の合間にと考えると大変です。
そのため、遅くても3ヵ月前には勉強を開始しましょう。
介護福祉士の試験勉強におすすめの参考書・問題集
介護福祉士国家試験の勉強を始めるなら、参考書や問題集が必要です
参考書によって解説の順番や内容はさまざまで、複数のものを使いこなそうとすれば混乱してしまい結果的に、効率が悪くなります。
- 内容の見やすさ
- どんな状況で使えるか(自宅・外出先など)
- 情報量
- 最新のものか
上記のようなポイントを押さえて、自分の勉強法に合う参考書・問題集を選ぶことが重要です。
この項では、試験勉強におすすめの参考書・問題集を「内容」と「ポイント」に分けて解説していきます。
関連コラム:【介護福祉士国家試験】テキストを選ぶ基準とおすすめ本3冊
おすすめの参考書・テキスト「わかる!受かる!介護福祉士国家試験合格テキスト」
内容 | 介護福祉士国家試験の過去の出題実績、出題基準から必要な知識を分かりやすくまとめた1冊。オールカラーで図やイラストを用いて視覚的に見やすく、各科目の知識を効率よく理解できます。 |
ポイント | 専門用語や内容の補足も充実していて、見落としがちなポイントも逃さず学習できる。項目ごとに理解度チェックが出来るのでインプット・アウトプットに役立つ。 |
おすすめの参考書・テキスト「見て覚える! 介護福祉士国試ナビ」
内容 | 出題範囲の全体像が掴めるように、1科目ごとの中身を細かく分類表示。介助方法や介護用具もイラストを使い、丁寧に解説されている。 |
ポイント | 過去出題された問題で理解度の確認ができるよく出る項目が集結しており、試験前最終の短期集中にも役立つ科目ごとの一問一答で予習復習ができる |
おすすめの問題集「介護福祉士国家試験 一問一答ポケットブック」
内容 | 試験に出やすい問題を〇✕形式で出題のポケットブック。小さいながらに問題の解説付きで、どこでも効率よく勉強できる。 |
ポイント | コンパクトで持ち運びに便利移動中や仕事の休憩中など、スキマ時間に手軽に勉強できる赤シート付きで、手軽な繰り返しの復習に役立つ |
おすすめの問題集「介護福祉士国家試験過去問解説集」
内容 | 実際に過去出された試験問題の直近3回分が入った1冊。実際に出た問題の解答の解説、選択肢1つ1つに解説があり、科目別に出題傾向が分かる。 |
ポイント | 実力試しができる実際に出た問題で試験の感覚を掴むのに役立つ解説入りで出題への理解を深められる |
介護福祉士国家試験の勉強に過去問は必要?
介護福祉士国家試験の勉強に、介護福祉士国家試験に過去問は必要です。
過去問を使う事で試験への理解を深めることができます。
出題傾向を知ることができる
過去問を解くことで、各科目における出題傾向や頻出問題を知ることができます。
介護福祉士は11科目群(13科目)あるので、合格するためにはより出題されやすい問題に慣れておくことが重要です。
本番に慣れることができる
介護福祉士国家試験は時間が決まっています。
<午前>10:00~11:40 1時間40分
「人間の尊厳と自立」「 人間関係とコミュニケーション」「 社会の理解」「こころとからだのしくみ」「発達と老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」「医療的ケア」
<午後>13:35~15:35 2時間
「介護の基本」「コミュニケーション技術」「生活支援技術」「介護過程」「総合問題」
※第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験より試験内容と時間が変わりました。
関連コラム:介護福祉士国家試験の試験内容・情報をわかりやすくまとめて紹介!
介護福祉士国家試験は全125問、試験時間220分なので、1問あたり約1分30秒から2分で解答しなくてはいけません。
過去問を本番形式で解くことで、本番でも焦らずに回答をすることができるようになります。
過去問は最低何回解けばいい?
過去問は最低でも2回(できれば3回)は繰り返す方が良いでしょう。
繰り返す事でなんとなく正解していた問題も、正解の理由が明確になり理解を深めることができます。
例えば、1回目で不正解の問題の解説をみて理解しても、2回目で同じ問題を読んだときに「分からない」場合があります。
その反対に、1回目で正解した問題が2回目で「違っていた」ということもあり得ます。
なので、過去問は1度解くだけではなく、2回~3回繰り返し解きましょう。
関連コラム:介護福祉士試験は過去問だけで受かる!理由と活用法を解説
介護福祉士の過去問はどこで手に入れられる?
過去問は、無料で手に入れるなら社会福祉振興・試験センターの公式HPで入手できます。
選択肢・解答・合格基準も記載してあるので最初に過去問を解く際には、印刷して試験本番を想定して解いてみることをおすすめします。
その他、紹介した問題集でも過去問を確認することができます。
過去問でわからないところや解説が気になった時は?
過去問を解く際にはわからないことがあっても、立ち止まらないことがポイントです。
試験は長くて1問2分までかけることができます。2分かけてわからないところがあったら次の問題に進みましょう。
すぐに解答や解説を確認するのは理解不足になりやすく、再度同じところで悩む原因にもなります。
科目や、年度ごとに解いてみてまとめて復習しましょう。
試験センターで配布している過去問には解説がありません。
参考書を見ても答えがわからなかったり、解説が気になることがあります。
アガルートの介護福祉士国家試験講座ではテキストにおける解説だけでなく、多くの過去問題が、過去問解説講座(動画)で解説されており、一問一問丁寧に理解を深めることができます。
ただテキストを読むだけでなく、テキストと共に動画も見ることで、理解を進められます。
アガルートではFacebookを通じて、講師に質問することができ、過去問でわからないことがあってもすぐに解説をしてもらうことができます。
勉強に行き詰まることが多くなったら、サポート制度の手厚い講座を検討してはいかがでしょうか?
介護福祉士の勉強方法
介護福祉士国家試験の勉強をするにも、「何から始めたら良いのか分からない」「何を用意すべき?」と不安はつきものです。
勉強の始め方や実際の勉強法などについて詳しく解説をしていきます。
介護福祉士の勉強をするために必要なもの
以下のものを用意しておくと、始めやすいです。
用意するもの | ポイント |
筆記具 | 参考書や問題を解くのに必要不可欠。色分けしてポイントを押さえるマーカーなど。カラフルにぜず2色くらいがベスト。(大事な部分はピンク・ポイントはイエローなど) |
メモ帳 | ルーズリーフなどを使って、要点や苦手項目をまとめる。ちょっとした覚え書きなど。 |
時計・タイマー | 出題1問にどれくらい掛かるかを計ってみる。時間の管理などに。 |
参考書・問題集 | 自分に合ったものを用意する。まずは1冊ずつ準備。 |
付箋 | 参考書・問題集で補足や、再度繰り返し見るべき箇所に貼り付けるマーカー同様、2色くらいで色分けする。 |
勉強するための環境作り
試験勉強をするために、集中できる環境を作るのは大切なこと。
- デスクの上を何もない状態にする
- 勉強に必要な物だけを用意する
- 携帯電話はマナーモードか消音にしてしまう
携帯電話・ゲーム機器は勉強する間だけは、なるべく別の場所に移動をしましょう。
どうしても目につくと集中力が切れてしまい、つい触りたくなってしまいます。
また「自宅では集中できない」という方は、公園やカフェ、通学やオンライン講座など、自分に合った環境作りをするのも良いでしょう。
介護福祉士の勉強手順
以下の流れを繰り返し行ないましょう。
- 参考書を使って内容の理解を深める
- 問題を解いてみる
- 問題の解答確認
- 不正解だった内容の解説を読み理解を深める
始めのうちは、分からない問題が多いですが、わからないなりに解いてみましょう。
問題を解いて復習を繰り返すことで知識を定着させることができます。
自然と理解力が早まり、問題と知識が繋がってきます。
勉強する科目の優先順位は?
勉強を始める際には「どの科目から勉強すればいいの?」と困る方に向けて優先して勉強すべき科目について解説をしていきます。
生活支援技術で高得点
介護福祉士国家試験の試験対策における一番のポイントは問題数が26問もある「生活支援技術」です。
「生活支援技術を制すれば試験を制す」と言っても過言ではありません。
実際、難易度が高く点数が伸びにくいとされる「社会の理解」は制度に関する問題も多く、試験範囲も広いため、試験対策に時間を要します。
それに比べて「生活支援技術」は、事例問題などイメージしやすい問題も多く、問題数に照らし合わせても、試験範囲が広くありません。
生活支援技術で最低でも20点以上獲得することで合格の確率がグッと上がります。
試験直前の勉強でも点数が伸びる科目です。諦めずに取り組みましょう。
医療系科目は暗記で点数が伸ばそう
「こころとからだのしくみ」「発達と老化の理解」「認知症の理解」「障害の理解」「医療的ケア」といった科目は医療に関わる問題の多い科目です。
これらの科目は、”暗記”すればどんどん点数が伸びます。
例えば「認知症の理解」における認知症の種類と特徴を覚える(暗記)だけで、確実に加点できます。範囲も広くはありません。
それ以外の科目についても、疾病とその特徴をセットで覚えていくことで多くの問題が解けるようになります。医療的ケアは5問と問題数が少ないですが出題範囲も狭く、手順や留意点を抑えれば問題ありません。
これらの科目は試験直前でも頭に叩き込むことで、本番の試験で一気に点数が伸びることがあります。
よく出題される範囲は?
特に”認知症”に関する勉強することが有効です。
なぜなら試験科目の「認知症の理解」だけでなく、「介護の基本」「生活支援技術」「総合問題」など、横断的に認知症に関する問題が出題されているからです。
このように出題傾向を知ることで、勉強すべき点が明確になることがあります。
介護福祉士国家試験の出題傾向について
ここ数年、試験問題自体がわかりやすくなっている(選択肢の正否がわかりやすく、正しい答えが導きやすい)傾向があります。
それは近年外国人の受験者が増えたことも関係しているかもしれませんが、しっかりと問題文を読み込むことで、正答に近づけることができます。
模試は受ける必要ある?いつ受けたら良い?
「過去問やテキストの問題で十分」「対策を練っているから大丈夫」と考えている方は受けなくても良いでしょう。
反対に「自分の実力を試したい」「弱点を知りたい」と考えているなら受けてみることをおすすめします。
本番を仮定して受ける試験なので、介護福祉士国家試験のある1月より前に受ける必要があります。
試験の1~3ヶ月前の10月から12月にかけて模試が開催されているので、採点結果から自分の勉強の進度を確認したり苦手科目を洗い出すのに役立てましょう。
難易度が高く時間をかけたほうがいい科目は?
ポイントとしては、時事的なものに関する科目や、さまざまな視点・知識や分野を必要とする科目には重点を置いた方が良いと言えます。
特に、以下は押さえておくと良いでしょう。
難易度が高い科目 | 特徴・理由 |
社会の理解 | 介護保険法や障害者総合支援法など、法律に関する分野から出題される。 幅広く制度に関する知識が求められるので、普段からニュースを見たり、基礎知識を身につけたりしておきましょう。 |
発達と老化の理解 | 幼児から高齢までの幅広い出題。特に体の構造や疾病内容の出題がある。そのため、年齢と共に生じる体の変化や、特徴、かかりやすい病気などの理解を深めましょう。 |
障害の理解 | 障害者に関係する法律や障害の原因・種類・疾病など範囲は広い。そのため、地域連携や介護保険制度との関わりなど、他との関係性も理解する必要がある。 |
医療的ケア | 介護職で可能な医療行為などが出題されるが、状況や状態によって可能範囲が違ってくる。そのため、多方面からの知識が必要(内容、対象者の状況、病気の状態など) |
総合問題 | 全ての分野からトータルして出題されます。そのため、専門用語なども押さえ、文章への理解力も高めていきましょう。 |
介護福祉士の勉強法に関するよくある質問
毎日何時間勉強したらいい?
生活スタイルによりますが、毎日2〜3時間くらいを目安に考えると良いでしょう。
毎日勉強するのが大変な人で土日に時間が取れるなら、土日に5~8時間勉強まとめて勉強するといった工夫もできます。
仕事や家事があると「毎日勉強する時間がない」「無理に勉強しても頭に入らない」となりモチベーションが落ちてしまいます。
とはいえ、毎日勉強が出来ない場合は「休みの午前中は勉強しよう」「スキマ時間はテキストを開こう」など、常に勉強する意識を持っておくことがモチベーションを維持して勉強を継続するコツです。
土日にまとめて勉強するのと、平日にコツコツ勉強するのどっちが良い?
結論としては、土日だけの勉強をするより、毎日コツコツと勉強する方が良いです。
理由としては、間が空いてしまうと忘れやすくインプット・アウトプットが上手くできないことが挙げられます。
そのため、「土日だけ」「平日だけ」と言わず、毎日少しでも時間を設けることが効率よく勉強できるポイントです。
定期的に休みが決まっている場合は予定が立てやすいので、学校の時間割のような感覚で、簡単な決めごとをしても良いでしょう。
インプットとアウトプットどっちが大事?
どちらも大事ですが、アウトプットすることで自信に繋がります。
いくら頭の中で理解していても、実際に答えを求められたときに、パッと出てこなければ意味がありません。
間違えても、正解の答えや解説をしっかり理解(インプット)して、実際に問題を読んで、解いていく(アウトプット)ことが重要です。
繰り返しインプット・アウトプットしていきましょう。
介護福祉士の試験対策
介護福祉士国家試験に合格するための対策は、日頃の積み重ねが大切です。
合格する気持ちをしっかり持ち、試験の日に向けて取り組みましょう。
コツコツ取り組む
「継続は力なり」ということわざがある通り、コツコツと試験勉強に取り組むことが対策の1つです。
なんとなく勉強している気になっているだけでは、いけません。
自分の得意、不得意を知り、克服しようとする気持ちを持って取り組みましょう。
「今日はこれだけしよう」「明日はここをしよう」など、自分の中で小さな目標を決めるのもおすすめです。
インターネットやアプリなどで一日1科目の過去問を解くだけでも確実に力が身についていきます。
本番を想定して問題を解く
試験が近づいてきたら本番を想定して問題を解きましょう。
実際に本番を想定した環境を作ることで本番でも緊張せずに実力を発揮できるようにしましょう。
実際の試験は午前と午後に分けて実施されるので長丁場です。
- 実際の開始時間に始めてみる
- 図書館など、他人の居る空間で本番形式で印刷した過去問を解いてみる
- 模試を受けてみる
過去に介護福祉士国家試験を受けた人が周りに居れば、話を聞いてみるのも良いでしょう。
関連コラム:【介護福祉士試験の時間配分】1問あたりの秒数や解答ミスしない解き方を解説
関連コラム:【介護福祉士】「直前期」に必要な勉強と、もうやらないほうがいいこと
体調管理
手順のところでも述べましたが、試験当日までの体調管理も重要な対策の1つです。
せっかく頑張って勉強してきたのに、試験間近や当日になって体調を崩してしまっては意味がありません。
試験は1年に1度きりの大切な日です。
また、試験は毎年、寒い時期に開催されるので試験会場での寒さ対策も考えて下さい。
規則正しい生活、健康的な食事を心掛けて、体調を崩さないようにしましょう。
介護福祉士国家試験に向けた学習計画・スケジュールの立て方
介護福祉士国家試験の勉強を開始する時期と勉強時間のシミュレーションです。
試験の6か月前から勉強をする想定です。
月 | 毎4~6日、平均的に勉強した場合 | 勉強した内容(参考書や問題集にて) |
7月 | 1日1時間×週4日=4時間 4時間×4週=16時間 | 分野や科目の確認・全体の予習 |
8月 | 1日1.5時間×週4日=6時間 6時間×4週=24時間 | 分野や科目の確認・全体の予習 |
9月 | 1日1.5時間×週4日=6時間 6時間×4週=24時間 | 問題集の活用・苦手科目の確認科目ごとに問題を解いてみる |
10月 | 1日2時間×週5日=10時間 10時間×4週=40時間 | 苦手科目を重点的に全体の流れを確認 |
11月 | 1日2時間×週6日=12時間 12時間×4週=48時間 | 苦手科目を重点的に全体の問題シュミレーション |
12月 | 1日3時間×週7日=21時間 21時間×4週=84時間 | 試験に向けて全体のシュミレーション |
この表では勉強時間が236時間で14時間足りていません。
10月頃からは本格的に問題集などを開始すると同時に、仕事の合間や寝る前を利用して「スキマ時間」に勉強したり、土日の勉強時間を増やすことで、補うことができるでしょう。
前半のうちは「今日はこの科目」「明日はこの科目」といったように、科目で分けて勉強をするのが勉強量的にもおすすめです。
試験の受験受付などが開始されると、試験に対する実感も湧いてくるので、本格的に気持ちの切り替えができてくるので、次第に勉強時間も増えてきます。
必要な勉強時間から逆算して、自分の生活スタイルに合わせて勉強スケジュールを立てましょう。
関連コラム:介護福祉士試験に短期間で合格する勉強方法は?3ヶ月で間に合う?
息抜きも大切
試験への気持ちが焦って、勉強のし過ぎで体調を崩しては元も子もありません。
特に試験の日は寒い時期なので、風邪などの体調不良には気を付けたいもの。
「勉強に行き詰まった」「仕事や家事の両立で疲れた」という時は息抜きをしましょう。
ストレッチしたり、友人や家族と遊びに行ったり、美味しい物を食べたりすると頭も心もリフレッシュできます。
まとめ
介護福祉士国家試験の勉強方法や対策について説明しましたが、”やる気スイッチ”は、なかなか入らないものです。
多くの方が働きながら、とても忙しい中で試験勉強をするので、それも仕方のないことだと思います。
アガルートの介護福祉士国家試験講座ではそうした方も継続して学び続けられるように、スキマ時間を上手く活用できるようなコンテンツを準備しています。
過去問解説講座(動画)、Facebookで講師に直接質問できるフォロー制度など、受講者の方々それぞれの歩幅に合わせながら学びを進めることができるようになっています。
自分に合った勉強方法を見つけ、試験に向けて良い準備をしていきましょう!!
第35回(令和4年度)介護福祉士国家試験の合格発表は2023年(令和5年)3月24日14時。受験者のみなさんと良い結果を分かち合えることを願っています!!
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▶資料請求して特典を受け取るこの記事の監修者 五十嵐 勉 講師
五十嵐 勉 講師(講師紹介はこちら)
介護現場(特別養護老人ホーム、老人保健施設、訪問看護事業所等)で介護福祉士として勤務し、その経験を活かして、介護福祉士養成校で講師を務める。
養成校では教務主任、実習責任者、国家試験対策等を担当。福祉・教育分野を専門としている。
「これまで介護福祉士の養成校で国家試験対策に携わってきました。国家試験合格のためには、一歩ずつ丁寧に学びを重ねていくことが重要です。
試験の傾向と対策をしっかり押さえて、良い準備をしていきましょう。」
この記事の「校正」マーケティング室コンテンツチーム
アガルートでは資格試験に関するコラムを日々投稿しています。
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①コラム題材の選定
②コラム構成案の作成
③専門家への執筆依頼
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