実用イタリア語検定試験は過去問が公開されているため、受験対策として活用している方も多いでしょう。

しかし、過去問演習だけでは合格できるか不安になってしまいますよね。

また、独学で受験勉強をしている場合、どの参考書や問題集を選べば良いのか迷いがちです。

本コラムでは、実用イタリア語検定におすすめな参考書と問題集を厳選して紹介します。

過去問をゲットする方法や独学での合格が可能かどうかについても触れているため、今後の参考にぜひご覧ください。

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実用イタリア語検定試験対策におすすめの参考書・問題集10選

過去問演習だけでは不安という方のために、実用イタリア語検定の各級のレベルに合わせたおすすめの参考書・問題集を紹介します。

イタリア語検定3級・4級・5級対策におすすめの参考書・問題集

以下、3級・4級・5級対策におすすめの問題集・参考書です。

実用イタリア語検定 2023 3・4・5級 〔問題・解説〕CD付

(出典:Amazon

2022年秋(第55回の3・4・5級)と2023年春(第55会オンライン(IBT)、3・4・5級)で実際に行われた実用イタリア語検定の試験問題が収載されています。

各問題文の対訳と解説があるため、間違った問題の復習もしやすいでしょう。

また、文章問題に関しては、より詳しい解説が付いています。

なお、リスニング試験の音源としてCDが付属しています。

MP3形式をダウンロードできるURLも記載されているため、スマホに入れて利用することも可能です。

CD付き この一冊で合格! イタリア語検定4・5級テキスト&問題集

(出典:Amazon

一冊で合格できるように作成された、実用イタリア語検定4・5級のテキスト・問題集です。

テストの各パートに概要と出題内容、攻略のポイント、注意点がわかりやすく解説されています。

また、模擬問題も収載されているため、試験直前には実力を確認するのに役立ちます。

さらに、文字を隠せる赤シートとリスニング試験対策用のCDが付属しており、暗記学習からリスニング対策までできる1冊です。

イタリア語検定4・5級突破

(出典:Amazon

4・5級の検定試験で出る問題内容や覚えるべき単語が網羅されたテキストです。

単語のリストが付いているため、単語集を買う必要がありません。

また、単語のほかに語彙や熟語なども載っているため、より深くイタリア語を勉強することができます。

ただし、リスニング試験対策用のCDがなく、問題数が少ないというレビューもありました。

文法については詳しく解説されているため、文法の入門書として活用するのがおすすめです。

イタリア語検定4・5級突破単語集[改訂版]

(出典:Amazon

過去問を分析してピックアップされた約1,400語が載っている単語集です。

関連表現などを含めると、約1,900の単語と表現が掲載されています。

過去の出題に沿った例文付きのため、暗記だけでなく実用的な使い方も習得可能です。

改訂版は全体の見直しだけでなく、IT、医療、政治や経済などの注目される分野の語彙も追加されています。

また、音声収録を無料ダウンロードできるため、スマホ学習などにも活用できます。

イタリア語検定3級突破

(出典:Amazon)

4・5級レベルの知識がある方向けの一冊です。

日常会話に必要な基礎文法が各項目ごとにまとめられ、わかりやすく解説されています。

また、練習問題が多く、問題ごとの解説が丁寧です。

過去問よりも問題数が多く、自分自身の苦手な分野が細かいところまでわかってよかったというレビューもありました。

文法を学習するのに活用するのはもちろん、試験前の復習にも活用できます。

イタリア語検定3級突破単語集[改訂版]

(出典:Amazon

実施された過去の3級試験を分析して選んだ単語が約1400語覚えられる単語集です。

さらに、関連表現などを含めると、約1900の単語と表現が掲載されています。

各単語には過去の出題に沿った例文が載っており、使い方も同時に理解できます。

また、出題頻度の高い単語には同義語・反意語などの関連語も掲載されているため、効率良く単語が覚えられるでしょう。

改訂版では熟語や成句表現が新たに加えられています。

音声内容はダウンロード・ストリーミング対応されているため、ネイティブの発音を繰り返し聞くことが可能です。

イタリア語検定1級・2級・準2級対策におすすめの参考書・問題集

以下、1級・2級・準2級対策におすすめの問題集・参考書です。

実用イタリア語検定 2023 1・2・準2級 〔問題・解説〕CD付

(出典:Amazon

2022年秋(第55回、1・2・準2級)と2023年春(第56回オンライン(IBT)、準2級)で実施された実用イタリア語検定の試験問題が収録されている1冊です。

問題文についての対訳と解答に加え、文章問題には詳しい解説が付いています。

実際の問題が解けるため、試験直前の模擬試験用として活用しても良いでしょう。

また、1・2・準2級のリスニング試験対策ができるCDも付いている問題集です。

記載されているURLからCDの内容をMP3形式でダウンロードできるため、スマホでの学習も可能です。

イタリア語検定2級突破

(出典:Amazon

イタリア語の基本文法を理解している上級者の方向けのテキストです。

過去の出題形式を分析してピックアップされた文法について、わかりやすく解説されています。

文法事項や出題傾向別にポイントがまとめられているため、各項目を理解しながらテキストを読み進められます。

練習問題も収録されているため、検定試験の実践力も養われる1冊です。

また、リスニング試験のCDも付属されているため、リスニング試験対策にも役立ちます。

使えるイタリア語単語3700 MP3 CD-ROM付き

(出典:Amazon

準2級まで対応している実用性の高い単語を約3,700語収録した単語集です。

掲載されている単語をジャンル別に分類するなど、覚えやすい工夫がされています。

また、各単語に検定での該当する級が明記されています。

自分が受験するレベルに合わせて活用できるため、検定対策の単語集として最適です。

掲載されている単語は、すべて付属のCDにネイティブ発音で収録されています。

目だけでなく、耳からも単語を覚えられる1冊になっているでしょう。

例文と覚える イタリア語必須イディオム・連語1493 [音声DL付]

(出典:Amazon

イタリア語での会話に必要な慣用句(イディオム)や相性の良い単語の組み合わせ(連語・コロケーション)が習得できるテキストです。

数多くあるイディオムや連語の中で、イタリア語講師や翻訳通訳の仕事に携わっている著者が必ず覚えておくべきと選んだものが収録されています。

イディオムや連語は例文を用いて紹介されているため、会話内の使い方も良くわかります。

基本の文法や単語を習得し終えて、さらに語彙力を身に付けたい方、イディオムを中心に勉強したい方に最適な1冊です。

実用イタリア語検定が出している過去問を紹介

実用イタリア語検定試験では、過去の検定問題と解説をe-ラーニング配信講座やeプリント配信で販売しています。

e-ラーニング配信講座を利用する場合は、エデン株式会社のeden e-ラーニングシステムを使用します。

使用にはユーザーIDとパスワードの登録が必要です。

検定試験のWEB受験申込みとは異なるシステムのため、混同しないように注意しましょう。

購入後はリスニング、文法(筆記)の各コースを100日間、何回でも繰り返し演習できます。

また、間違えた問題のみを復習することも可能です。

各級で問題がわかれているため、希望する配信講座を選んで購入手続きを行いましょう。

以下、e-ラーニング配信講座の利用料金です。

利用料金(100日間有効)
リスニング各コース330円
文法・筆記各コース220円
※参考:学習ツール|[伊検] 実用イタリア語検定試験|イタリア語検定協会

そしてeプリント配信を利用すれば、全国のコンビニ・スーパーに設置されているマルチコピー機で過去問を印刷できます。

過去問は各レベル、開催ごとに印刷が可能です。

プリントすると、問題冊子、リスニングのスクリプト、翻訳、問題解説が付いてくるほか、印刷されたURLにアクセスするとリスニング問題の音源再生ができます。

問題冊子は実際の試験で使用されたB5サイズ、音源は実際のリスニング試験を収載しているため、模擬試験感覚で過去問演習ができるでしょう。

以下、各級の価格と対応ストア、該当する配信講座の一覧です。

各級の価格(消費税込み)
1級720円(800円)
2級720円(800円)
準2級720円(800円)
3級720円(800円)
4級640円(800円)
5級560円(600円)
配信講座
第52回(2021年春季) 準2級、3級、4級、5級
第51回(2020年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第49回(2019年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第48回(2019年春季)準2級、3級、4級、5級
第47回(2018年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第46回(2018年春季)準2級、3級、4級、5級
第45回(2017年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第44回(2017年春季)準2級、3級、4級、5級
第43回(2016年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第42回(2016年春季)準2級、3級、4級、5級
第41回(2015年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第40回(2015年春季)準2級、3級、4級、5級
第39回(2014年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第38回(2014年春季)準2級、3級、4級、5級
第37回(2013年秋季)1級、2級、準2級、3級、4級、5級
第36回(2013年春季)準2級、3級、4級、5級
第35回(2012年秋季)1級、2級、3級、4級、5級
第34回(2012年春季)3級、4級、5級
第33回(2011年秋季)1級、2級、3級、4級、5級
第32回(2011年春季)3級、4級、5級
第31回(2010年秋季)1級、2級、3級、4級、5級
対応ストア
セブン-イレブン
ローソン
ファミリーマート
ミニストップ
デイリーヤマザキ
イオン系列スーパー
※参考:学習ツール|[伊検] 実用イタリア語検定試験|イタリア語検定協会
※価格の()内はセブン-イレブンでの価格です
※対応ストアでもeプリント配信に対応していない店舗もあります

過去問を無料でゲットする方法

実用イタリア語検定試験の過去問を無料でゲットする方法を2つ紹介します。

  • 過去問サンプル
  • e-ラーニング配信講座の見本問題

過去問サンプル

実用イタリア語検定試験の公式サイトでは、無料で過去問サンプルを公開しています。

過去問サンプルは過去問題からの抜粋です。

各級ごとに問題と解説がわかれているため、サンプルでもしっかり過去問演習ができます。

なお、書類はPDF形式、音源はMP3形式でダウンロード可能です。

また、実用イタリア語検定試験の公式サイトでは、オンライン(IBT)で実施された試験問題のスクリーンショットが見られます。

実際の5級試験で画面操作を練習できるため、実践力が養えるでしょう。

e-ラーニング配信講座の見本問題

e-ラーニング配信講座では過去問の見本問題があります。

無料で試すことができるため、過去問演習として活用しても良いでしょう。

また、過去問の見本問題を試すことで、自身のデバイスで問題なくe-ラーニングが利用できるかどうかを確認できます。

もっと過去問を解きたい場合は、希望の級を購入して学習しても良いでしょう。

実用イタリア語検定は独学で合格できる?

結論、実用イタリア語検定試験は独学での合格が可能です。

ただし、独学での試験対策にはメリットとデメリットがあります。

そのため、誰しもが独学だけで合格できるわけではありません。

独学のメリットとデメリットは、以下のとおりです。

<メリット>

  • 自分のペースで学習できる
  • 費用が抑えられる

<デメリット>

  • 勉強法から目標立て、学習スケジュールまで自分で決めなければならない
  • すぐに質問できる人がいない
  • モチベーションの維持が難しい

費用がかからない点や自分のペースで学習できる点は、独学のメリットです。

しかし、すべて自分で判断して試験対策を行わなければならないため、実用イタリア語検定試験に慣れていない方はスムーズにいかないかもしれません。

また、何かあっても相談や質問ができる人がいないため、人によってはモチベーションの維持が難しいでしょう。

独学で不安な方はイタリア語教室や通信講座を活用しよう

独学だけで合格を目指すのは少し不安という方は、イタリア語教室や通信講座の利用がおすすめです。

ただし、イタリア語教室・通信講座にもメリットとデメリットがあります。

メリットとデメリットを理解して、どの学習法が合っているのか検討してみましょう。

イタリア語教室に通うメリットとデメリット

以下、イタリア語教室に通うメリットとデメリットです。

<メリット>

  • 手厚い指導が受けられる
  • 一緒に学ぶ人がいるため、モチベーションが保ちやすい

<デメリット>

  • 費用が高い
  • 通うのが大変

イタリア語教室に通うメリットは手厚い指導です。

プロの講師からイタリア語の講義を受けられるのはもちろん、検定試験に関する相談や質問がすぐにできるでしょう。

ただし、通学制のイタリア語教室は費用が高いです。

また、仕事や授業などで忙しい方は、通う時間を確保するのが大変かもしれません。

以下、イタリア語教室での学習が合っている人の例です。

  • イタリア語を講師から直接習いたい方
  • 通学を希望する方
  • 誰かと一緒に学習を進めたい方

通信講座のメリットとデメリット

以下、通信講座のメリットとデメリットです。

<メリット>

  • ネイティブ講師による講義
  • 自分の好きな時間、好きな場所で学べる
  • 通学生のスクールよりは費用が抑えられる

<デメリット>

  • 誰かと一緒に勉強したい方にとってはもの足りなく感じる

通信講座のメリットは、ネイティブ講師によるわかりやすい講義が受けられる点です。

オンラインの通信講座であればビデオ講義が利用できるため、何度も繰り返し見ることもできます。

また、講義やテキストをスマホなどのデバイスで利用できる通信講座を選べば、自分の好きな時間・場所で学べます。

通勤電車などのスキマ時間でも勉強できるため、仕事や授業などでまとまった時間が確保できない方にぴったりです。

また、オンラインの通信講座は、通学タイプのスクールよりも費用が抑えられます。

ただし、同じ教室で一緒に学ぶ人がいないため、誰かと一緒に勉強したい方はもの足りなさを感じるかもしれません。

以下、オンラインの通信講座が合っている人の例です。

  • ネイティブ講師の講座を受けたい方
  • 短期間での合格を目指している方
  • 仕事や授業などで忙しい方
  • スマホなどを使ってスキマ時間での学習法を試したい方
  • 独学での学習に限界を感じている方
  • 少しでも費用を抑えたい方

まとめ

本コラムでは、実用イタリア語検定におすすめな参考書と問題集を紹介しました。

以下、コラムの要点をまとめます。

  • 参考書・問題集は受験する実用イタリア語検定の各級のレベルに合わせて選ぶ
  • リスニング試験対策をしたい場合は、CDが付属している参考書・問題集を選ぶ
  • 実用イタリア語検定試験では、過去の検定問題と解説をe-ラーニング配信講座・eプリント配信で販売している
  • 実用イタリア語検定試験の公式サイトでの過去問サンプル、e-ラーニング配信講座の見本問題は無料で利用できる
  • 実用イタリア語検定試験は独学で合格できるが、メリット・デメリットがある
  • 独学で合格を目指すのは不安という方は、イタリア語教室や通信講座がおすすめ

独学だけでは不安、だけど費用はなるべく抑えたいという場合は、オンラインの通信講座がおすすめです。

通信講座をうまく活用して、最短合格を目指しましょう。

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この記事の監修者 ウッケッドゥ・ダビデ 講師

Uccheddu Davide(ウッケッドゥ・ダビデ) 講師

・イタリア語教師歴は10年以上

・イタリア語検定対策の豊富な経験

・日本語能力試験1級(N1)を取得

・翻訳者、通訳者としての実績も多数

ダビデ講師の紹介はこちら

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