これからITパスポート試験を勉強しようと思っている人の中には「ITパスポートは独学でも合格できるのだろうか？」と考えていませんか。

ITパスポート試験は、専門性の高い内容が出題され、モチベーションの維持も難しいため、独学での合格は決して簡単ではありません。

そこで本記事では、独学で合格できるのか、独学で合格するための勉強方法について解説します。

必要な勉強時間や独学が難しいと感じた際の対処法なども紹介するので、ITパスポートの試験対策を独学で行うべきかが判断したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ITパスポート試験は独学でも合格できる？

ITパスポート試験は独学でも合格を目指せます。

IT系の国家資格の中では比較的難易度が低く、実際に独学で合格している方も多いです。

しかし、100〜200時間ほどの学習が必要なうえ、専門性の高い内容が出題されるため、独学での合格は決して簡単ではありません。

独学で非効率な対策を行うと、時間や受験料が無駄になる可能性もあるでしょう。

独学には、通信講座と比較したメリット・デメリットがあります。

人によって向き・不向きがあり、中には通信講座の方が効率的に学習できる方もいます。

まずは独学の特徴を適切に理解して、向いている学習方法を判断しましょう。

ITパスポート試験に独学で合格する勉強方法

独学でITパスポート試験に合格するためには、適切な学習方法の理解が重要です。

ここでは、ITパスポート試験に独学で合格する勉強方法を解説します。

• テキスト・参考書で勉強する
• インプットとアウトプットをバランスよく繰り返す
• 隙間時間にアプリや動画・勉強サイトを活用する

テキスト・参考書で勉強する

独学でITパスポート試験の合格を目指す場合、必ずテキスト・参考書を用意しましょう。

問題集やアプリにも解説が掲載されていますが、テキスト・参考書ほど詳しくありません。

特にITパスポートの初学者の場合、過去問の簡易的な解説だけでは理解できず、挫折してしまう原因となります。

また、現在は数多くのテキスト・参考書が販売されており、特徴はさまざまです。

以下のような点に着目して自分に合ったテキスト・参考書を選びましょう。

• 最新の情報が掲載されているか
• 図表が豊富か
• 網羅性は高いか
• 例題はついているか など

過去問を繰り返し解く

ITパスポート試験では、過去問と同じ論点が繰り返し出題されます。

過去問の論点をすべて理解するだけで、合格水準の知識を習得できるといっても過言ではありません。

また、過去問を解くと出題傾向や苦手分野を把握でき、重点的に学習すべきテーマが明確になります。

ITパスポートの過去問と解答は公式サイトに掲載されています。

ただし、公式サイトの過去問は解説が掲載されていないため、解説つきの過去問集やスマホアプリなどの利用をおすすめします。

自分の勉強方法に合っていて、スキマ時間にも活用できる媒体を選びましょう。

インプットとアウトプットをバランスよく繰り返す

インプットとアウトプットをバランスよく繰り返すことで、効率よく知識が定着します。

中には「参考書を網羅的に学習してから問題集に切り替える」という方もいますが、基本的にはおすすめしません。

インプットの直後に問題集でアウトプットすることで、知識が定着しやすくなるためです。

練習問題で間違えた論点は、参考書に戻って再度インプットしましょう。

逆にアウトプット中心の学習だと、論点の背景や関連事項を学びにくいです。

特に初学者の場合、背景や関連事項と紐づけて学習すると記憶に定着しやすいため、参考書でのインプットも重要となります。

隙間時間にアプリや動画・勉強サイトを活用する

ITパスポート試験の対策では、スキマ時間を有効活用することも重要です。

ITパスポート試験の出題内容は広く浅くで、一問一答形式でも学びやすいため、スキマ時間でも効率的に学習できます。

通勤中や休憩時間などの短時間でもコツコツ学習すれば、多くの知識を習得できるでしょう。

スキマ時間では、以下のような勉強方法がおすすめです。

• アプリや勉強サイトを活用して過去問演習
• YouTubeなどの動画サイトの解説動画でインプット

スキマ時間ではテキストを広げて勉強することが難しいため、手軽に利用できる媒体を準備しましょう。

ITパスポート試験の独学に必要な勉強時間・期間はどのくらい？何ヶ月かかる？

ITパスポート試験に独学で合格できる勉強時間の目安は以下の通りです。

• 基礎知識がある方：100～150時間ほど
• 初学者：180時間ほど

ITやシステム開発運用、経営技法などの基礎知識があれば、インプットに要する時間を削減できます。

1日で確保できる勉強時間から逆算して、合格までに必要な期間を算出しましょう。

必要な学習時間を180時間と仮定すると、必要な期間は以下の通りです。

一日の学習時間	合格に必要な期間
2時間	3か月
3時間	2か月
4時間	1.5か月

仕事や学校が終わった後に、2〜3時間を確保することは決して簡単ではありません。

休憩時間や通勤・通学時間などのスキマ時間を活用して、コツコツと学習時間を稼ぎましょう。

起床時間を早めて早朝に勉強する方法もおすすめです。

スキマ時間を有効活用できれば、帰宅後に疲れた状態で長時間勉強する必要はなくなるでしょう。

なお、必要な学習時間については、勉強の効率性にも左右される点に留意してください。

ITパスポート試験を独学するメリット・デメリット

前述したように、独学でのITパスポート試験対策にはメリット・デメリットがあります。

独学が自分に向いているかを判断するためにも、特徴を適切に理解しましょう。

ここでは、2つのメリットと3つのデメリットを解説します。

独学のメリット① 無料・低コストで学べる

費用を抑えてITパスポート試験の対策を行える点が、独学のメリットのひとつです。

独学で学習を進める場合、必要な費用はテキスト・問題集の購入費と受験料のみです。

無料アプリやYouTubeの動画などを活用すれば、さらにコストを抑えられます。

ただし、自分に合った教材選びや情報収集が必要な点に留意してください。

また、自分に合わない教材を選んだ結果不合格となり、複数回分の受験料を支払うことになっては本末転倒のため注意しましょう。

通信講座のアガルートの「ITパスポート試験対策講座」は、合格したら全額返金の特典がついています。

「費用を抑えて本気で合格を目指したい」と考える方は、ぜひ検討してみてください。

独学のメリット② 自分の好きな時間で学習できる

独学であれば、自分の生活に合わせて好きな時間に学習できます。

学校や仕事、プライベートの予定と調整できるため、柔軟に学習スケジュールを組めるでしょう。

理解が難しいテーマに時間をかけ、基礎知識がある分野の学習を最低限に留めるといった方針を取れる点も魅力です。

一方、通学が必要な講座はスケジュールを自由に決められないため、仕事やプライベートの予定を調整する必要があります。

また、自分の得意・不得意にかかわらず、同レベルの解説が行われる点にも注意が必要です。

ただ、独学は誰にも管理されない分、計画的な学習スケジュールや、自己管理が必須となります。

独学のデメリット① 時間の確保が必要

以下のような理由から、独学は講座の活用よりも対策に時間がかかります。

• テキスト選びが必要
• 自分で情報収集を行う必要がある
• 不明点を質問できる人がいない
• 専門家の指導・サポートがない分学習効率が落ちる

ITパスポートの試験対策は情報の最新性が重要であるため、情報収集は欠かせません。

講座であれば最新の情報を得られるため、独学よりも対策時間の短縮が可能です。

また、不明点が生じた際に質問できる人物がいない点も独学のデメリットです。

自分で調べると時間がかかり、不明点が曖昧なままだと得点力が下がる原因となります。

加えて、専門家の指導・サポートがない分、学習効率が落ちるため、講座と同じ水準の知識を独学で得るには、より多くの時間が必要です。

独学のデメリット② モチベーション維持が難しい

モチベーションの維持が難しい点も独学のデメリットです。

スクールのように切磋琢磨できる仲間がいなく、合格特典もありません。

最初はモチベーションが高くても、時間が経つにつれて徐々に下がってきてしまう例も多いです。

また、難しい論点が出て理解が進まないと、急にモチベーションが下がる可能性もあるでしょう。

モチベーションが下がると学習意欲がなくなり、サボってしまう原因となります。

最悪の場合、途中で挫折してしまう可能性もあるため、目的や目標意識を明確にしてモチベーションを維持する工夫を取り入れましょう。

独学のデメリット③ ITに関心がない場合は難しい

会社の指示で受験するなど、IT分野への関心が低い方がITパスポートの試験対策を独学で行う難易度は高いです。

ITパスポート試験は、範囲が広く専門用語も多いです。

IT分野に興味関心がないと、新しい専門用語が出るたびに勉強が苦痛になり、途中で挫折してしまう原因となります。

加えて、独学はテキストでの学習が基本のため、IT分野に興味関心がないと中々イメージが湧かないでしょう。

一方で、講座を受講して専門家の解説を交えれば、テキストだけの学習より理解が促進されます。

IT分野に興味関心がない場合は、講座やスクールの活用がおすすめです。

ITパスポート試験の独学が難しいと感じたら

独学でのITパスポート試験の対策が難しいと感じたら、専門家の解説を聞ける講座の活用を検討しましょう。

中でも独学と近い環境で効率よく学習したい場合は、通信講座がおすすめです。

通信講座は独学よりも費用がかかりますが、質の高い教材やわかりやすい講義を活用して対策を進められます。

一発で合格できれば、受験料も最小限に抑えられるでしょう。

特に通信講座のアガルートの「ITパスポート試験対策講座」は、データサイエンティストが出題傾向を測り、必要な知識を9時間で学べる講座を実現しています。

また、新しい問題にも対応できるように、2時間の過去問解説講義も加えて、問題へのアプローチ方法を紹介している点も特徴です。

見たことがない問題が出題されても、自分がもっている知識で正答を導き出す力を習得できます。

インターネット環境があれば、時間や場所に囚われず講義を受講できるため、スキマ時間を有効活用したい方や外出先で学習したい方にもおすすめです。

さらに、当カリキュラムを受講してITパスポート試験に合格した場合、特典として受講料の全額返金を受けられます。

費用を抑えて本気でITパスポート試験に合格したい方にもピッタリです。

今ならサンプル講義とテキストデータの無料体験ができるため、興味のある方はぜひご検討ください。

まとめ

本記事では、ITパスポート試験の対策を独学で行うメリット・デメリットや勉強方法、学習時間・期間などを解説しました。

ITパスポートは独学でも合格を目指せる試験です。

独学によって費用を抑えられ、生活に合わせて学習スケジュールを調整できます。

しかし、講座よりも学習時間がかかり、モチベーションの維持も難しいなどのデメリットもあります。

メリット・デメリットを適切に把握して、どのように対策を進めるべきかを判断しましょう。

ITパスポートの取得によって、社会人にとって必須であるITや経営・マネジメントなどの知識を証明できるため、この記事を参考にして合格を目指してみてはいかがでしょうか。