ITパスポート試験の勉強をしている人の中には、「何年分の過去問を解けばいい?」と疑問を持っていたり、「ITパスポートの問題は過去問から出ない」と聞いたことがあったりするのではないでしょうか。

ITパスポート試験では、過去問と同じ問題は出題されませんが、対策は過去問中心の勉強がおすすめです。

過去問を有効活用すれば、ITパスポートの合格は一気に近づきます。

本記事では、ITパスポート試験の過去問の扱い方や勉強方法、おすすめの参考書などを解説します。

「自分に合った過去問はどれか」や「どのように対策を進めるべきか」などを理解して、効率的に勉強を進めてみてはいかがでしょうか。

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ITパスポートの過去問は何年分解けば合格できる?

ITパスポートの合格に必要な過去問演習の量は、3年分が目安となります。

ただし、単に数をこなす勉強では効果が薄いため注意が必要です。

過去問で出題された各選択肢の背景や関連事項まで学ぶことが大切です。

問われ方が変わっても解答できる水準まで知識を深めてください。

また、一通り解答して終わりではなく、間違った問題は後日振り返りましょう。

間違った論点を復習して、ひとつずつ潰していけば、効率的に頻出度の高い知識を習得できます。

加えて、ITパスポートの合格基準は6割(600点/1,000点)ですが、問題演習の時点で6割の正答率では不安が残ります。

安定して8割正解できるようになれば、合格できる可能性が高いでしょう。

ITパスポートの試験問題は過去問から出ない?

ITパスポート試験では、過去問と全く同じ問題が出題されることはありません。

しかし、同じ問題文が出ないだけで同一の論点が繰り返し出題され、出題形式も同じです。

そのため、過去問演習を行うことで、頻出度の高い問題に数多く触れることができます。

また、問題形式に慣れることができ、自分の苦手分野を明確にできる点もポイントです。

知識を効率的に定着させるには、参考書でのインプットだけでは足りません。

実際に問題演習を行ってアウトプットを繰り返すことで、合格に必要な知識を効率的に習得できるようになります。

ITパスポートは過去問だけで合格できる?

ITパスポート試験は、参考書を使わず、過去問演習だけでも合格を目指せます。

むしろ、参考書でインプットばかりする勉強よりも、効率的に必要な知識を習得できるといえます。

前述した通り、ITパスポートは過去問と同じ論点の問題が繰り返し出題されるためです。

多くの過去問集には問題と対応した解説が掲載されているため、知識のインプットとアウトプットをバランスよく行えるでしょう。

ただし、過去問の解答を暗記するだけでは合格できないため注意が必要です。

すべての選択肢と解説に目を通し、問題演習を通じて背景や関連事項を学びましょう。

また、一般的に使われるIT用語やビジネス知識になじみがない方や、パソコンを使ったことがない方などは、並行して参考書を用いた学習がおすすめです。

ITパスポートは専門的な用語が数多く出てくるため、なじみのない方にとっては、過去問の解説文だけでは不十分な可能性があります。

この場合でも、参考書は辞書代わりに考え、過去問を重視した勉強を行うことが重要です。

ITパスポートの解説付き過去問題集おすすめ3選

現在、ITパスポートの過去問集は数多く販売されています。

それぞれ特徴が異なるため、目的や知識レベル、学習期間などに合わせて自分に合った教材を選択しましょう。

ここでは、ITパスポートの試験対策でおすすめの過去問題集を3冊紹介します。

かんたん合格ITパスポート過去問題集

※出典:Amazon.co.jp

かんたん合格ITパスポート過去問題集」には、過去7年分の過去問と分野別のよく出る問題が掲載されています。

誤答の選択肢についても丁寧に解説されているため、過去問を中心に知識を固めたい方にもおすすめです。

また、購入者限定特典として、スマホやタブレットでも学べる単語帳や過去問アプリを利用できる点も魅力です。

電子書籍版のPDFなどもダウンロードできるため、外出先やスキマ時間を有効活用できるでしょう。

ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集

※出典:Amazon.co.jp

ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集」は、問題収録数の多さが魅力の過去問題集です。

計4回分の最新公開問題と、最新のシラバスに対応した模擬試験が2回分掲載されています。

さらに、計23回分の過去問をPDFでダウンロードでき、合計2,900問に触れることができます。

多くの問題に触れながら知識を習得したい方におすすめです。

また、500語以上の頻出用語をまとめた「要点整理book」や、過去問演習WEBアプリ「DEKIDAS-WEB」を使えば外出先でも気軽に勉強できます。

みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集

※出典:Amazon.co.jp

みんなが欲しかった! ITパスポートの教科書&問題集」は、参考書部分と過去問部分を分冊できる参考書・問題集です。

見開き型の問題集となっており、問題を解いて右側を見れば、すぐに解説を確認できます。

さらに、履歴や正答率がわかる問題集アプリも利用できるため、スキマ時間も有効活用できます。

参考書部分はイラストや図表が豊富に使われており、初心者でも論点をイメージをしながらインプット可能です。

問題集だけの学習では自信がない初学者にもおすすめの一冊です。

ITパスポートの過去問の入手方法

ITパスポートの過去問の入手方法は、大きく以下の3つです。

  • IPAの公式ページからPDFをダウンロード
  • 過去問道場などの勉強サイト
  • 過去問アプリや本

それぞれ特徴が異なるため、自分に合った媒体の過去問を選択しましょう。

IPAの公式ページからPDFをダウンロード

ITパスポートの主催者である「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)」の公式ホームページから、平成21年以降の過去問をPDFでダウンロードできます。

無料でダウンロードでき、非常に多くの問題に触れられる点が大きなメリットです。

また、試験の形式を体験できるCBT疑似体験ソフトウェアが提供されているため、出題形式に慣れたい方にもおすすめです。

ただし、解答には正答のみが記載されており、解説文は掲載されていません。

過去問を通じて知識をインプットしたい方には向いていない可能性があります。

過去問道場などの勉強サイト

ITパスポートの過去問や解説がまとめられた勉強サイトが存在します。

代表的なサイトは「ITパスポート過去問道場」です。

試験回や分野を指定できるため、苦手分野などを重点的に学べるでしょう。

また、スマホやタブレットでも利用できるため、スキマ時間を使って勉強しやすい点も魅力です。

解説も詳しく記載されており、本サイトのみで合格した方も存在します。

ほかの勉強サイトをあげると「ITパスポート試験ドットコム」や「みちともデジタル」があるため、使いやすいサイトを選択しましょう。

過去問アプリや本

スマホで使える過去問アプリや、書籍型の過去問を購入する手段もあります。

過去問アプリを活用すれば、スキマ時間を活用しながら対策を進められます。

また、書籍型の過去問は数多く販売されており、自分のレベルや目的、学習期間などにマッチした教材を選びやすい点が魅力です。

しかし、書籍型の過去問は購入費が必要で、スマホアプリも制限なく使うには課金が必要なケースが多いため注意しましょう。

ITパスポートの過去問を使った勉強方法

ITパスポートの試験対策を効率的に進めるためには、試験日から逆算して戦略的に学習することが重要です。

ここでは、過去問を使ったITパスポートの勉強方法を解説します。

過去問を使って現状把握をする

ITパスポートの試験対策を始める際は、最初に過去問を解いてみましょう。

現状の理解度を把握でき、得意分野と苦手分野を明確にできます。

得意分野と苦手分野を明確にできれば、メリハリをもった学習が可能となります。

苦手分野を重点的に対策できるため、効率よく得点力を上げられるでしょう。

また、出題形式や問題の雰囲気、試験のレベルなどを確認できるため、本番を見据えて勉強を始められる点もポイントです。

最初はほとんどの問題に解答できない可能性がありますが、全く気にする必要はありません。

繰り返し解いて苦手分野を克服する

ITパスポートの試験対策は、過去問を使ったアウトプット重視の勉強がおすすめです。

過去問や問題集を繰り返して知識を定着させましょう。

特に苦手分野の問題は重点的に解答し、得点率を底上げすることが大切です。

ITパスポートの合格基準は600点/1,000点ですが「テクノロジ系」「ストラテジ系」「マネジメント」の3分野の評価点が1分野でも300点を下回ると不合格になります。

苦手分野を放置して偏った勉強を行うと、評価点を下回るリスクが生じるため注意が必要です。

過去問演習を行い、間違った問題は必ずチェックして、後日再度解答しましょう。

時間を置いて同じ問題を複数回解くことで、知識は定着します。

正答以外の解説文も読む

過去問演習の際は、必ず正答以外の解説も読み込んで背景や関連事項を習得しましょう。

言い回しが変わった問題や応用問題になっても対応できる水準まで理解するのが理想です。

一方、間違った過去問の使い方としてよくあるのが「正答と正答部分の解説のみを確認する」です。

ITパスポートでは、過去問と全く同じ問題は出題されないため、正答の選択肢以外の論点が出題される可能性が十分にあります。

正答の選択肢しか確認しないと、頻出分野の論点を学べない可能性があるため注意が必要です。

過去問解説付きの講座を利用する

「学習効率を高めて得点率を上げたい」や「短い時間でも合格を目指したい」と考える方は、過去問解説つきの講座を利用する方法がおすすめです。

ITパスポートは専門的な用語が出題されるため、文章だけで理解を深めるのが難しいと感じる方もいるでしょう。

また、過去問解説のある講座であれば、不明点が生じても書籍やインターネットで調べる必要はなく、講師による説明ですぐに理解を深められます。

特にアガルートの「ITパスポート試験|合格カリキュラム」なら、合格総合講義9時間と過去問解説講義2時間の計11時間で合格に必要な知識を習得できます。

インターネット環境があればスマホやタブレットでも講義を受講でき、テキストは画面上に表示されるため、外出先やスキマ時間でも効率的に勉強が可能です。

さらに、合格特典として受講料の全額返金を受けられる点もポイントです。

費用を抑えてITパスポートの試験対策をしたい方はもちろん、勉強のモチベーションを高めたい方にも適しているため、ぜひ確認してみてください。

まとめ

今回はITパスポートの過去問の使い方やおすすめの教材、効率的な勉強方法などを解説しました。

ITパスポートの試験対策を効率的に進めるためには、過去問中心の勉強がおすすめです。

一言で過去問といっても、さまざまな媒体や商品があるため、特徴を適切に把握して自分に合った教材を選択しましょう。

また、試験対策を効率的に進めて確実に合格したい方は、アガルートのITパスポート試験対策講座がおすすめです。

気になる方は、無料で利用できる受講相談やサンプルテキスト・講義などを体験できる資料請求を活用してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者 渡邉新太

Webライター 渡邉新太(わたなべ あらた)

2020年に専門知識ゼロから独学でITパスポートを取得。

2021年に前職の国家公務員を退職し、フリーランスとして独立しました。

現在は、資格試験や公務員試験を含む幅広いジャンルの記事を執筆しています。

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