ITパスポートの取得を検討しているものの、資格の価値やメリットに疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。

「ITパスポートを取得しても意味がない」という声も聞かれますが、ITパスポートには多くのメリットがあります。

このコラムでは、ITパスポートを取得することで得られるメリットを5つ紹介し、ITパスポートがどんな資格なのか、どのように取得するのかを詳しく解説します。

また、ITパスポートを短期間で取得できるおすすめのITパスポート講座も紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

ITパスポートを取るメリット5つ

それでは、ITパスポートを取ることで得られる、以下の5つのメリットについて詳しく解説しましょう。

• ITリテラシーが身につく
• 補助金や手当の対象になる
• 就職や転職の役に立つ
• 大学の入試優遇・単位認定を受けられる
• IT上位資格を目指せる

ITリテラシーが身につく

現代社会では業種を問わずITリテラシーは必要不可欠です。

ITパスポートの試験範囲は、情報セキュリティやネットワーク、データベース、クラウドなど、現代社会で必要不可欠なITの基礎知識を幅広くカバーしています。

この資格を取得することで、業務の効率化やトラブル解決能力の向上が期待できます。

例えば、ITパスポートの学習を通じて、エクセルやワードなどのオフィスソフトの操作の理解が深まるだけではなく、ネットワークの基本的な仕組みやセキュリティ対策の基礎も学べます。

結果、業務で発生するIT関連の課題に対して、柔軟に対応できるようになり、仕事の質・効率を向上させることができます。

補助金や手当の対象になる

ITパスポートは、企業によっては受験料や講座受講料の補助、あるいは資格手当の対象になる場合があります。

補助金や手当を利用することで、金銭的な負担を軽減しながらキャリアアップを目指すことが可能です。

ITスキルは現代のビジネスにおいて欠かせない要素であるため、社員のITスキル向上に積極的に投資する企業が増えています。

実際、全国の大手企業・官公庁・自治体などが、ITパスポートを活用して、社員のスキルアップを奨励し、IT人材の育成に力を入れています。

大手企業・官公庁・自治体のITパスポート活用例は以下のコラムを参照ください。

就職や転職の役に立つ

ITパスポートは、就職や転職活動において大きな強みとなります。

近年、ITスキルはあらゆる職種で求められており、ITパスポートを取得していることは、ITに関する基本的な理解があることを証明することになります。

ITパスポートは、IT関連の職業を目指す人だけではなく、ほかの業界や職種を目指す人にとっても有益です。

例えば、オフィスワークや営業職でも基本的なITリテラシーを持っていることは評価されるでしょう。

ITスキルが必須ではないとされる職種でも、職場ではデジタル化が進んでいるため、ITパスポートで得た知識が活かされる場面は多いからです。

ITパスポートを取得することで、転職や就職の選択肢を広げることができます。

面接でのアピールポイントが増え、ほかの候補者との差別化も図りやすくなるでしょう。

大学の入試優遇・単位認定を受けられる

ITパスポートは、大学の進学においても大きなメリットをもたらします。

近年、多くの大学で、ITパスポートの取得を評価し、入試優遇や単位認定といった特典を設けるケースが増えています。

大学のITパスポート活用例は以下の通りです。

活用内容	大学数
入試優遇	226校
単位認定	111校
シラバスの一部または全部を参考とした授業カリキュラムの策定	80校
受験対策支援講座の実施	138校
受験を推奨（受験料補助、合格者の表彰、報奨金など支給）	118校

大学などの進学前、ITパスポートを取得して、基礎的なIT活用力を備えておくことで、入学の学びがより深められるでしょう。

また、IT化が進む現代では、どの業種・職種でもITを正しく、安全に活用する能力が求められています。

企業はこれから社会人になる高校生に対して、表計算ソフトやワープロソフトの操作能力だけではなく、情報セキュリティや情報モラルといったIT活用力を重視しています。

ITパスポートは、進学に有利になるだけではなく、就職にも大いに役立つ資格と言えるでしょう。

IT上位資格を目指せる

ITパスポートは、IT関連資格の「入門」として位置づけられており、上位資格取得への第一歩となる資格です。

ITの基礎知識を体系的に学ぶことで、情報処理技術者試験のワンランク上である「基本情報技術者試験」などの上位資格に挑戦するための土台が築けます。

実際、ITパスポートと基本情報技術者試験の出題範囲は同じで、ストラテジ系（経営全般）、マネジメント系（IT管理）、テクノロジ系（IT技術）の3つの分野で構成されています。

基本情報技術者試験では、ITパスポートよりも専門的かつ高度な内容が問われる傾向があります。

ITパスポートの学習は、上位資格に必要な基礎力を養い、さらなる知識やスキルの習得へと繋がる「足がかり」になるでしょう。

ITパスポートと基本情報技術者試験の違いについては、下記コラムで詳しく紹介しています。

参考コラム：ITパスポートと基本情報技術者はどこが違う？ 勉強時間や難易度など比較

ITパスポートとはどんな資格？

ITパスポートは、ITの基礎知識を問う国家試験。

ITを利活用するすべての社会人や、これから社会人になる学生が備えるべき基礎的なIT知識を証明するための資格です。

具体的には、AI、ビッグデータ、IoT などの新しい技術や、アジャイルなどといった新しい手法の概要に関する知識をはじめ、経営戦略やマーケティング、財務や法務といった経営全般の知識、さらにはセキュリティやネットワークなどのIT知識、プロジェクトマネジメントの知識まで、幅広い分野を総合的に問われます。

ITパスポートは、情報処理技術者試験の中で最も難易度の低い「レベル1」に位置づけられており、初心者でも挑戦しやすい資格です。

IT化が進む現代社会では、どの職種でもIT知識が必要不可欠とされるため、ITパスポートはあらゆる分野で活用されています。

2009年に開始された比較的新しい試験ですが、累計応募者数は令和5年に200万人を超え、幅広い世代に指示される人気資格となっています。

ITパスポートを取得するには？

ITパスポートは、合格率が約50％と難しい試験ではありません。

しかし、試験範囲が非常に広く、IT分野と縁のない人にとっては、なじみのない専門用語が数多く登場します。

そのため、勉強せずに受かる程、簡単な試験ではなく、しっかりとした対策が必要です。

ここでは、ITパスポート試験の準備方法として以下の2つを紹介します。

• 参考書などを使って独学
• 通学講座・通信講座を利用する

参考書などを使って独学

ITパスポート試験の準備を、参考書や問題集を使って独学で行うことは可能です。

書店やインターネット上では、多くの参考書や問題集が販売されており、自分の学習スタイルに合った教材を選ぶことができます。

以下のコラムでは、初心者におすすめの参考書やテキスト、問題集を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

参考コラム：【2025年】ITパスポート試験おすすめの参考書・テキスト・問題集7選！

ほかにも、過去問アプリやYou Tubeの解説動画を活用することで、効率的に学習を進めることができます。

ただし、IT分野は技術進歩が早く、試験範囲の見直しが随時行われています。

直近では、2024年10月に出題範囲・シラバスの改訂がありました。

情報処理推進機構のホームページでは、今後IT化の加速や技術の向上により、出題範囲の改訂を行うことが記されています。

積極的に情報収集し、新しい用語や変更点を押さえておきましょう。

独学は、自分で学習スケジュールの管理や最新情報の収集などができる人に向いています。

計画的かつ自主的に勉強を進められる人に、独学はおすすめです。

通学講座・通信講座を利用する

ITの知識が全くない初心者や独学に不安を感じる人、カリキュラムや教材がほしい人は講座利用を検討しましょう。

社会人受験者が多いITパスポート試験。

まとまった学習時間が取れない人が多いため、特に通信講座が人気です。

通信講座の魅力は、テキストや教材がすべて揃っており、自分でテキストを選んだり、情報収集したりする手間が省ける点です。

中でも、スマホやタブレットなどで利用可能な、持ち運びのできる教材がおすすめ。

隙間時間や休憩時間を有効活用できるため、効率的に学習を進められます。

また、資格を取得したい時期が決まっている場合や、最短で合格したいという人にも通信講座は最適です。

無駄のないカリキュラムやポイントを押さえた講義で、短期間で必要な知識を効率良く習得できます。

ITパスポート講座ならアガルートがおすすめ

ITパスポート試験対策で、効率的かつ実践的な学習を求める方にアガルートのITパスポート試験対策講座がおすすめです。

他社では試験範囲を一通り学ぶのに20時間かかるところ、アガルートでは出題傾向に合わせた深さで解説し、わずか9時間に凝縮。短期間で効率的に合格を目指すことが可能です。

アガルートのテキストは、試験の出題割合に合わせて手厚く解説された、網羅性の高いテキストです。

ITパスポート試験は、テクノロジ系45％、ストラテジ系35％、マネジメント系20％という出題割合となっています。

アガルートのテキストは、テクノロジ系が約75ページ、ストラテジ系が約50ページ、マネジメント系が約15ページと、出題割合に基づき説明を厚くしています。

試験概要や効率的な学習方法を冒頭で説明したうえで、各章に進む構成のため、初学者でも無理なく理解できるでしょう。

また、問われ方の傾向を踏まえた過去問解説も充実しており、インプットからアウトプットまで一貫した学習が可能です。

実際の業務において即戦力となる知識とスキルを身につけられることもアガルートの強み。

講師を務めるデータサイエンティストが、「なぜこの技術を学ぶべきなのか」「その技術が実務でどのように活用できるのか」を解説します。

現代のビジネスシーンで求められる最新技術や手法についても解説があり、柔軟な思考力や対応力を養えます。

そして、アガルートのITパスポート試験対策講座は、スマホやパソコン、タブレットを活用して、いつでもどこでも学習できる受講環境を提供しています。

移動中や隙間時間を活かした学習が可能で、忙しい社会人、学生の方に最適です。

さらに、受講生のモチベーションを高める受講料全額返金の合格特典キャンペーンも実施中。（利用条件あり）

初学者の方や短期間で効率的に試験対策を進めたい方、実務に直結するスキルを習得したい方は、アガルートのITパスポート試験対策講座を検討してください。

現在、資料請求で講座の無料体験ができます。ぜひ、お気軽にお試しください。

ITパスポートは役に立つ！

ITパスポートは、現代のビジネスシーンで必要不可欠なITリテラシーを証明する国家資格です。

合格率は約50％で、比較的取りやすい資格と言えますが、試験範囲が広く、専門用語が多いため、誰でも簡単に受かる試験ではありません。

初学者の方、最短での合格を目指す方は、独学よりも通信講座の利用がおすすめです。

ITパスポートを取得することで、業務の効率化が進み、トラブル解決能力も向上するため、職場の評価が高まります。

ITパスポートの資格手当や受験料補助のある企業も多く、金銭的な負担を軽減しながらスキルアップできる点も魅力です。

就職・転職活動においても、IT基礎知識を持つ証としてアピールでき、キャリアの選択肢が広がるでしょう。

また、大学入試の優遇措置や単位認定を受けられることもあるため、進学希望者にもITパスポートはおすすめです。

さらに、ITパスポートは、「基本情報技術者試験」などの上位資格への足がかりとなります。

短期間で確実に合格を狙うなら、アガルートのITパスポート試験対策講座がおすすめです。広範な試験範囲を的確に絞り込み、プロ講師が実践的知識と最新技術をレクチャー。

隙間時間を利用して、スマホで学べるため忙しい社会人・学生の方に最適です。

ITパスポートの勉強法に迷いのある方、最短でITパスポートに合格したい方は、お気軽にお問い合わせください。