ITパスポート取得を目指す方で、「ITパスポートのマネジメント系(IT管理)はどんな内容が出るのか不安」「経営管理の知識0でも大丈夫?」といった不安を抱えている方もいるのではないでしょうか?

このコラムでは、ITパスポート試験のマネジメント系分野に焦点を当て、出題数や出題範囲を詳しく解説します。

過去問から抜粋した問題例も紹介しますので、難易度や出題形式の確認もしていただけます。

これからITパスポート試験の勉強を始める方はぜひ参考にしてください。

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ITパスポートのマネジメント系とは?何問出る?

ITパスポート試験の出題範囲には3つの分野「ストラテジ系」「マネジメント系」「テクノロジ系」があります。

マネジメント系はその1つで、システム開発に関する知識や、マネジメントの用語・概念、ITサービスの管理や運営に関する仕組みを理解するための重要な領域です。

マネジメント系は、プロジェクト管理やソフトウェア開発管理技術、サービスマネジメントなど、実際のビジネスシーンで役立つ知識が問われます。

マネジメント系の出題割合は全体の2割を占めており、100問中20問程度がこの分野から出題されます。

したがって、マネジメント系の内容をしっかりと理解することは、試験合格への大きなステップとなります。

また、近年のIT業界では、プロジェクトの成功を左右するマネジメント能力が求められています。

ITパスポート試験のマネジメント系を学ぶことで、基礎的な知識を身に付けるとともに、実務に役立つスキルを養うことができます。

ITパスポート試験概要について、より詳しく知りたい方は下記記事を参照ください。

ITパスポートとは?試験内容・難易度・合格率・必要な勉強時間を簡単に解説

ITパスポートのマネジメント系の出題範囲

マネジメント系の出題範囲は、「開発技術」、「プロジェクトマネジメント」「システムマネジメント」の3つに分けられ、それぞれがIT分野の異なる側面をカバーしています。

マネジメント系の出題範囲の詳細は下表の通りです。

分野大分類中分類
マネジメント系開発技術・システム開発技術
・ソフトウェア開発管理技術
プロジェクトマネジメント・プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント・サービスマネジメント
・システム監査
参考:【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲

次に、「開発技術」、「プロジェクトマネジメント」「システムマネジメント」それぞれの出題内容を紹介していきます。

開発技術

開発技術の分野は、システム開発のプロセスや手法についての基本的な知識を求められます。

この出題範囲は「システム開発」と「ソフトウェア開発管理技術」の2つの中分類があり、以下のような内容が問われます。

システム開発

システム開発のプロセスについて、要件定義、設計、プログラミング、テスト、ソフトウェア保守などといった基本的な流れを理解していることが求められます。

また、システム開発において重要な「見積り」の考え方についても出題されます。

これは、プロジェクトの進行を円滑にするために必要なリソースやコストを正確に把握するスキルです。

ソフトウェア開発管理技術

代表的な開発モデルや手法についての理解も重要です。

例えば、アジャイル開発は柔軟性と迅速な対応を重視する手法としてよく知られています。このような開発モデルの意義や目的を理解することが求められます。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントの分野では、プロジェクト全体を管理するための知識が問われます。

中分類は「プロジェクトマネジメント」です。

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントの意義や目的、プロジェクトの成功に必要な考え方や手法を理解することが重要です。

具体的には、計画、実行、監視、制御、終了といったプロジェクト管理のプロセス全般について理解しておく必要があります。

これは、プロジェクトを予定通りに、かつ予算内で進めるために欠かせない知識です。

サービスマネジメント

サービスマネジメント分野では、ITサービスの提供と管理に関する知識が求められます。

中分類は「サービスマネジメント」と「システム監査」の2つで、以下の内容が出題範囲となります。

サービスマネジメント

ITサービスマネジメントの意義や目的、そしてそれを実施するための考え方について出題されます。

これは、ITサービスを顧客に提供し、維持するための基本的な知識です。

またサービスデスク(ヘルプデスク)に関する理解も重要であり、顧客や社内のユーザーからの問い合わせに対応するための役割を理解していることが求められます。

さらに、コンピュータやネットワークといったシステム環境の整備に関する知識も問われます。

システム監査

システム監査の意義、目的、対象を理解することも重要なポイントとなります。

システム監査は、システムが適切に運用されているかを確認し、その結果を報告し、必要に応じて改善を指示するプロセスです。

監査の計画、実施、報告、フォローアップといった一連の流れについて理解しておく必要があります。

また、内部統制やITガバナンスの意義と目的についての知識も求められます。これらは組織が法令を遵守し、リスクを管理するための基本的な考え方です。

ITパスポートのマネジメント系の問題例

ここでは過去問からマネジメント系の問題を抜粋し、頻出とされる3つの中分類「サービスマネジメント」、「プロジェクトマネジメント」、「システム監査」の問題例を紹介いたします。

具体的な問題を通じて、出題傾向を把握し、効果的な対策に役立てていただければ幸いです。

サービスマネジメント

問題:a~dのうち、ファシリティマネジメントに関する実施事項として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。

a.コンピュータを設置した建物への入退館の管理
b.社内のPCへのマルウェア対策ソフトの導入と更新管理
c.情報システムを構成するソフトウェアのライセンス管理
d.停電時のデータ消失防止のための無停電電源装置の設置

(令和4年春期 問46)

ア.a,c
イ.a,d
ウ.b,d
エ.c,d

解答:イ

引用:【ITパスポート試験】過去問題 令和4年度分 問46【ITパスポート試験】過去問題 令和4年度 解答例

プロジェクトマネジメント

問題:システム開発プロジェクトにおいて、テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。
テスト結果及び不具合の内容を表に記入し、不具合ごとに根本原因を突き止めた後に、根本原因ごとに集計を行い発生頻度の多い順に並べ、主要な根本原因の特定を行った。
ここで利用した図表のうち、根本原因を集計し、発生頻度順に並べて棒グラフで示し、累積値を折れ線グラフで重ねて示したものはどれか。

(令和6年春期 問51)

ア.散布図
イ.チェックシート
ウ.特性要因図
エ.パレート図

解答:エ

引用:【ITパスポート試験】過去問題 令和6年度分 問51【ITパスポート試験】過去問題 令和6年度 解答例

システム監査

問題:内部統制において、不正防止を目的とした職務分掌に関する事例として、最も適切なものはどれか。

(令和5年春期 問50) 

ア.申請者は自身の申請を承認できないようにする。
イ.申請部署と承認部署の役員を兼務させる。
ウ.一つの業務を複数の担当者が手分けして行う。
エ.一つの業務を複数の部署で分散して行う。

解答:ア

引用:【ITパスポート試験】過去問題 令和5年度分 問50【ITパスポート試験】過去問題 令和5年度 解答例

まとめ

以上、ITパスポート試験のマネジメント系分野に焦点を当て、その出題範囲や重要な内容を詳しく解説しました。

マネジメント系は出題割合が全体の2割を占め、プロジェクトマネジメント、開発技術、システム監査など、実務で活かせる知識が問われるため、合格を左右する重要な分野です。

専門知識はもちろん、実践的な問題解決力も求められるマネジメント系を効果的に攻略するなら、通信講座の活用が有効です。

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