ITパスポート試験に電卓は持ち込める?計算問題の解き方とコツを解説
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ITパスポート試験では計算問題が出題されますが、試験に電卓は持ち込めるのか?と疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
結論からいえば、ITパスポート試験に電卓の持ち込みはできません。
しかし、ITパスポート試験では、電卓なしでも十分に解答できるレベルの計算問題しか出題されないため安心してください。
本記事では、ITパスポート試験の電卓の持ち込みや、計算問題の解答のコツなどを解説します。
計算問題を解答するポイントを実際の例題を踏まえて理解できるため、ぜひご覧ください。
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ITパスポート試験に電卓は持ち込める?
ITパスポート試験では、電卓の持ち込みが禁止されています。
IPAの公式サイトでも、電卓をカバンやロッカーにしまわないと、不正行為をした者と扱われる旨が明記されています。
不正行為とみなされると、採点が行われず、解答状況にかかわらず不合格になるため注意しましょう。
ITパスポート試験に計算用紙やメモは持ち込める?
ITパスポート試験では、計算用紙やメモ用紙の持ち込みもできません。
計算用のメモ用紙やシャープペンシルは、会場で用意されたものを使用する必要があります。
また、試験室の机上に置けるものは厳密に定められています。
机上に置けるものは以下の通りです。
- ハンカチ
- ポケットティッシュ
- 目薬
- 確認票
- 受験者注意説明書(会場で配布)
- メモ用紙(会場で用意)
- シャープペンシル(会場で用意)
一方、以下のものを机上に置くと、不正とみなされて採点が行われないため注意してください。
- 時計(腕時計を含む)
- 電子機器(スマホや電子辞書、電卓など)
- 書籍(参考書やノートなど)
これらは必ずカバンやロッカーにしまってください。
時間はパソコンの画面を見て確認します。
ITパスポート試験の計算問題はどうやって計算する?電卓がなくても解くコツは?
ITパスポート試験では、電卓の持ち込みができないため、シャープペンとメモ用紙を使って自力で計算する必要があります。
ITパスポートの計算問題は、四則演算ができれば解ける難易度のため、電卓がなくても難しくはありません。
計算問題で出題される内容はある程度決まっているため、公式を暗記すれば十分に対応できます。
計算問題は平均で7.8問、最大でも10問ほどの出題のため、メモ用紙の片面で5問分の計算を行うイメージです。
以下では、ITパスポート試験の計算問題の例を3問紹介します。
計算問題の例題①:ストラテジ系の例
【例題】
A社のある期の資産,負債及び純資産が次のとおりであるとき,経営の安全性指数の一つで,短期の支払能力を示す流動比率は何%か。
資産の部 | 負債の部 |
流動資産 3,000 固定資産 4,500 | 流動負債 1,500 固定負債 4,000 |
純資産の部 | |
株主資本 2,000 |
ア:50 イ:100 ウ:150 エ:200
【解答】
エ:200%
【解説】
企業の短期の支払能力を示す「流動比率」は、以下の式で求められます。
- 流動比率(%)=流動資産÷流動負債×100
本問では「流動資産=3,000」「流動負債=1,500」のため、流動比率は200%となります。
- 3,000(流動資産)÷1,500(流動負債)×100=200%(流動比率)
計算問題の例題②:マネジメント系の例
【例題】
あるシステムの運用において,利用者との間でSLAを交わし,利用可能日を月曜日から金曜日,1日の利用可能時間を7時から22時まで,稼働率を98%以上で合意した。1週間の運用において,障害などでシステムの停止を許容できる時間は最大何時間か。
ア:0.3 イ:1.5 ウ:1.8 エ:2.1
【解答】
イ:1.5時間
【解説】
1日の利用可能時間と1週間の利用可能日は、それぞれ以下の通りです。
- 1日の利用可能時間:22時-7時=15時間
- 利用可能日:5日間(月曜日から金曜日)
つまり、1週間の利用可能時間は「15時間×5日間=75時間」です。
SLA(サービス水準合意)では稼働率を98%以上で合意しているため、計画停止時間を除き、システムの停止を許容できる時間は2%以内です。
つまり、1週間の利用可能時間75時間の2%である、1.5時間が許容できるシステムの停止時間となります。
- 75時間×0.02(2%)=1.5時間
計算問題の例題③:テクノロジ系の例
【例題】
次のデータの平均値と中央値の組合せはどれか。
〔データ〕
10,20,20,20,40,50,100,440,2000
平均値 | 中央値 | |
ア | 20 | 40 |
イ | 40 | 20 |
ウ | 300 | 20 |
エ | 300 | 40 |
【解答】
エ
平均値:300 中央値:40
【解説】
平均値と中央値の定義はそれぞれ以下の通りです。
- 平均値:すべての値を合計して、値の個数で割った数値
- 中央値:すべての値を大小に並べた際の中央に位置する数値(中央の値は2つの場合は、その平均値)
つまり、今回では以下のように求められます。
- 平均値:(10+20+20+20+40+50+100+440+2000)÷9=300
- 中央値:10,20,20,20,【40】,50,100,440,2000
今回紹介したいずれの問題も解き方を覚えていれば電卓を使わずに求められるでしょう。
そのためにも過去問を繰り返し、出題のパターンや解法を覚えることが重要となります。
まとめ
今回は、ITパスポート試験で電卓を持ち込めるか否かや、計算問題を解答するポイントなどを解説しました。
ITパスポート試験では持ち込めるものが厳密に定めされており、電卓は使用できないため注意が必要です。
しかし、計算問題は電卓を使わなくても解法を覚えておけば十分に対応できます。
問題演習を中心に頻出テーマや解き方を学習しましょう。
また、問題演習を含むITパスポート試験の対策には、通信講座の活用もおすすめです。
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2020年に専門知識ゼロから独学でITパスポートを取得。
2021年に前職の国家公務員を退職し、フリーランスとして独立しました。
現在は、資格試験や公務員試験を含む幅広いジャンルの記事を執筆しています。