ITパスポートは合格率が比較的高い試験のため、「一夜漬けやノー勉でも合格できる?」と考える方もいます。

結論からいえば、IT知識のない初心者が一夜漬けでITパスポートに合格することは難しいです。

しかし、基本的な知識がある方や経験者であれば、最低限の対策で合格できる可能性があります。

そこで本記事では、ITパスポートに一夜漬けで合格するための勉強方法などを解説しています。

試験日まで時間がない方や、最短合格を目指す方はぜひご覧ください。

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ITパスポートは一夜漬けで合格できる?ノー勉でも受かるの?

ITの知識がない初心者の場合、ノー勉での合格は極めて困難といえます。

また、本気で一夜漬けをしたとしても、合格の難易度は非常に高いです。

ITパスポートは、ITの基礎知識だけでなく、経営戦略、財務・法務といったビジネスに関する知識も幅広く出題されます。

これらの領域になじみのない方にとって覚える量が非常に多く、理解も簡単ではないため、一夜漬けではなく計画的に学習することが大切です。

参考までに、ITパスポートの合格には100〜180時間程の勉強が必要といわれています。

一方、既にITの知識が十分にある方や、関連する業種で働いている方の場合、最低限の対策でも合格できる可能性があるでしょう

ITパスポートに一夜漬けで受かるための裏技はある?前日対策で合格するための勉強法

ITパスポートに一夜漬けで合格することは極めて困難ですが、中には一夜漬けで合格した例も存在します。

一夜漬けで合格水準の知識を得るためには、勉強する内容を取捨選択して、アウトプットベースの対策を行うことが重要です。

ここでは、ITパスポートに一夜漬けで合格するための勉強方法を紹介します。

  • 問題集をいきなり解く
  • 過去問を繰り返し解く
  • 難しい問題は切り捨てる

問題集をいきなり解く

ITパスポートの基礎知識がある方や、関連する職種に就いている社会人の場合、参考書は読まずに最初から問題集を解きましょう。

ITパスポート試験では、過去問と同じ論点が繰り返し出題されるため、実際の問題に触れながら頻出の知識を習得できます。

一方で初心者の場合は、問題集に移る前に参考書を軽く読むことがおすすめです。

しかし、一夜漬けでインプットに時間を割きすぎると効率が悪く、1〜2周で全範囲を網羅的に理解することは不可能です。

そのため、出題範囲の雰囲気を軽く掴む程度に読んだら、すぐに問題集にとりかかることをおすすめします。

過去問を繰り返し解く

ITパスポート試験に最短合格するためには、過去問を繰り返し解くことが重要です。

ITパスポートは、過去問の表現や形式を変えた出題内容が多いため、過去問を繰り返し解くことで効率よく重要な論点に触れられます。

一夜漬けで合格を目指す場合、じっくりと参考書を読む時間がないため、とにかくアウトプットを重視した対策を行いましょう。

基本的には新しい年度の問題から勉強を始め、徐々に過去に遡る形がおすすめです。

また、問題を繰り返し解くことで、自分の苦手分野が明確になります。

ITパスポートは、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系のすべての分野で300点以上の評価点を獲得しないと不合格になります。

苦手分野を中心に学習して、評価点をクリアできる水準の知識を得ながら得点率を底上げしましょう。

難しい問題は切り捨てる

一夜漬けでITパスポートの合格を狙う場合、網羅的に知識を習得することは難しいです。

全体で6割、各分野で3割以上得点できれば合格できるため、理解に時間がかかると判断した分野は切り捨てることも検討しましょう。

ひとつのテーマの理解に時間をかけるよりも、確実に得点できるテーマの理解を深める方が、6割の合格点を狙いやすくなります。

ただし、ひとつの分野でも300点の評価点を下回ってしまうと不合格になるため、切り捨てる問題の取捨選択は特定分野に偏らないようにしましょう。

ITパスポート試験に一夜漬けで合格することはおすすめしない

基本的にITパスポート試験に一夜漬けで合格を目指す選択肢はおすすめしません。

中には8〜10時間程の学習でITパスポート試験に合格したという方もいるようです。

しかし、資格試験への合格が目的となり、各テーマの知識を十分に理解できず、定着もしない可能性が高いです。

ITパスポートはITに関する基礎知識を証明できる国家資格ですが、形だけの合格では今後に活かすことができません。

ITパスポートを受験する方の中には「IT企業に就職したい」「業務に活かしたい」「上位資格を取得してキャリアアップを目指したい」などの目的をもつ方が多いでしょう。

各論点を適切に理解して合格後にも知識を活かせるよう、まとまった学習時間を確保し、計画的に対策を行うことをおすすめします。

ITパスポートの効率的な勉強方法や勉強サイトなどは以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひご覧ください。

参考コラム:ITパスポートの勉強方法とは?初心者・社会人のおすすめ勉強法や勉強サイトも紹介!

まとめ

今回はITパスポートに一夜漬けで合格するための勉強方法や、一夜漬けでの勉強はおすすめしない理由などを解説しました。

ITに関する基礎知識がある方に限れば、一夜漬けでもITパスポート試験に合格できる可能性はあります。

しかし、資格取得後に就職や職務、キャリアアップでITパスポートの知識を活かしたい場合は、まとまった時間を確保して計画的に学習を進めることをおすすめします。

ITパスポートは毎日1〜2時間継続して勉強すれば十分に合格を目指せる試験です。

コツコツと継続して勉強すれば、一夜漬けよりも知識は定着し、自分のためにもなるため、まずは学習計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。

また「最短かつ確実に合格したい」と考える方は、通信講座の活用がおすすめです。

通信講座であれば、自分の好きな時間や場所で勉強でき、スキマ時間も有効活用できます。

さらに、文章だけでは理解が難しいテーマも専門家の解説の下で理解を深められるため、得点率を高められるでしょう。

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この記事の執筆者 渡邉新太

Webライター 渡邉新太(わたなべ あらた)

2020年に専門知識ゼロから独学でITパスポートを取得。

2021年に前職の国家公務員を退職し、フリーランスとして独立しました。

現在は、資格試験や公務員試験を含む幅広いジャンルの記事を執筆しています。

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