ITパスポート試験の受験を考えている方の中には、「1ヶ月で合格したい」と短期合格を目指してる人も多いのではないでしょうか。

結論からいえば、ITパスポートは1ヶ月でも合格を目指せます。

しかし、通常は100〜180時間の勉強が必要とされているため、スケジュールを立てて効率的に対策を進めることが重要です。

そこで本記事では、ITパスポートに1ヶ月で合格するための学習スケジュールやポイントなどを解説します。

「ITパスポートに1ヶ月で合格するためには何をすべきか」が理解できるため、ぜひご覧ください。

ITパスポートは1ヶ月で合格できる？必要な勉強時間は？

ITパスポート試験は1ヶ月でも合格を目指せます。

しかし初学者の場合、一般的に180時間程の対策が必要とされています。

1ヶ月で合格を目指す場合、1日6時間の勉強が必要となる計算です。

仕事や学業と並行して対策を進める場合、1日6時間の勉強は現実的ではないでしょう。

そのため、効率的に対策を進めて、合格に必要な時間を短縮することが重要です。

入念にスケジュールを立てて効率的に勉強すれば、仕事や学業と並行しながら1ヶ月で合格を目指せます。

目安としては、最短20時間程の対策で合格に必要な水準の知識を習得できるでしょう。

1ヶ月でITパスポート合格を目指す勉強スケジュール

先述したように、ITパスポートに1ヶ月で合格するためには、勉強スケジュールを立てて効率的に対策を進めることが重要です。

ここでは、ITパスポートに1ヶ月で合格するための勉強スケジュールを紹介します。

事前準備

本格的に勉強を始める前に、試験に申し込むことをおすすめします。

ITパスポート試験は頻繁に実施されているため「いつでも受験できる」という気持ちから勉強を後回しにしてしまいがちです。

そのため、最初に試験申込みを行い、逆算してスケジュールを立てましょう。

勉強スケジュールは、後述している例をベースにすると効率よく作成できます。

また、試験申込みが終わったら過去問をざっと解き、現時点での理解度や出題の雰囲気を確認しましょう。

この段階では解答できる問題が少ないはずですが、気にする必要はありません。

加えて、活用する参考書が最新のシラバスを反映しているかも確認してください。

1日目～14日目

1〜14日目は、参考書でのインプットと過去問でのアウトプットを繰り返しましょう。

まずは、参考書をざっと1周します。

各テーマを詳しく理解する必要はありません。

そして、2周目に苦手分野の知識を理解しましょう。

インプット時はノートを作らず、参考書に直接マーカーやメモを残すことが効率的に勉強を進めるコツです。

また、インプットに時間をかけず、アウトプット重視の勉強を行う点もポイントです。

ITパスポートは過去問と同じ論点が繰り返し出題されるため、アウトプット中心の対策によって頻出の知識を効率的に学べます。

15日～20日目

15〜20日目は、過去問でのアウトプット中心の勉強を行います。

基本的に参考書はじっくり読み込まず、過去問での解説では理解できない論点を調べるための目的で利用しましょう。

また、過去問中心の勉強といっても、問題・解答の丸暗記はおすすめしません。

ITパスポートの出題範囲は過去問の論点が中心ですが、全く同じ問題が出題されるわけではないためです。

どの角度から問われても解答できるよう、過去問の解説文や参考書を用いて、論点の背景や関連知識を理解しましょう。

過去問演習で間違えた問題は、翌日に再度解くことで記憶に定着しやすくなります。

21日目～28日目

21〜28日目は、苦手分野や弱点の補強、抜け落ちている知識の確認を中心に行います。

問題演習での正答率が悪いテーマや、何度も参考書を見直した個所が苦手分野といえます。

また、過去問中心の対策では、最新のシラバスに追加された用語が抜け落ちやすいため注意が必要です。

最新の情報が掲載された参考書を使って、新しい用語の確認や例題でのトレーニングを行いましょう。

直前

試験直前は、参考書に残したメモ・マーカーや重要ポイント、間違った問題などを見直して最終確認を行います。

参考書のメモやマーカーは、過去に自分が躓いた箇所であるため「なぜここで躓いたか」を思い出しながら復習しましょう。

また、公式サイトのCBT模擬体験ソフトを活用して、受験のイメージを掴むこともおすすめします。

試験本番に近い環境で問題演習ができるため、時間の使い方やパソコンでの解答方法の予行練習ができます。

試験前日は勉強を早めに切り上げ、十分な睡眠を取りましょう。

ITパスポートに1ヶ月で合格するための勉強方法

ITパスポートの対策時間を短縮して1ヶ月で合格を目指すには、効率的な勉強が必須です。

ここでは、ITパスポートの対策効率を向上させるための勉強方法・ポイントを解説します。

• インプットとアウトプットのバランス
• 過去問を繰り返し解く
• ノートを取ることに集中しすぎない
• 特定の分野だけに偏らない

インプットとアウトプットのバランス

インプットとアウトプットのバランスを意識した勉強が重要です。

参考書でのインプットが4割、過去問でのアウトプットが6割程のバランスがおすすめです。

参考書の内容を網羅的かつ完璧に理解しようとすると、インプットに莫大な時間がかかります。

また頻出度にかかわらず、すべてのテーマが同じ勉強量になるため、メリハリをもった対策ができなくなります。

参考書を読む作業は最初の2周で十分です。

1周目は流し読み、2周目は不明点を理解する程度に留めることをおすすめします。

その後は、問題集で間違えた論点や、解説文では理解できなかった部分を補足する形で活用すると良いでしょう。

過去問を繰り返し解く

ITパスポート試験に1ヶ月で合格するためには、過去問を繰り返し解く勉強方法がおすすめです。

ITパスポート試験では、過去問と同じ論点の問題が多数出題されるため、頻出テーマの問題に数多く触れることができます。

また、四肢択一の出題形式に慣れることができる点も大きなメリットです。

ただし、過去問と全く同じ問題が出題されるわけではないため、解答を丸暗記する勉強はおすすめしません。

過去問に出てくる論点の背景や関連事項をしっかりと理解することが大切です。

そのためにも、解説が見やすく充実している問題集を購入しましょう。

ノートを取ることに集中しすぎない

ITパスポートの試験対策では、ノート作りに集中しすぎないことも大切です。

ITパスポートは出題範囲が広いため、1分野ずつノートを作ると莫大な時間がかかります。

また、ノートを取ること自体に満足して、理解が進まない恐れもあるでしょう。

合格に必要な情報は参考書に載っているため、改めて書き出す必要はありません。

不明点が生じたら、参考書や問題集に直接書き込みましょう。

参考書や問題集に直接書き込むことで、勉強時間を短縮でき、あとから見返した際も「どのテーマで躓いたか」が一目で把握できます。

繰り返しになりますが、ITパスポートの試験対策はアウトプットが重要なため、ノートの作成に時間をかけず、問題演習に時間を回しましょう。

特定の分野だけに偏らない

ITパスポート試験の対策では、すべての分野をバランスよく勉強することが重要です。

ITパスポートの合格には、総合得点600点以上に加えて、以下の3分野の評価点がすべて300点以上である必要があります。

• テクノロジ系
• ストラテジ系
• マネジメント系

1分野でも評価点に満たないと不合格になるため、特定の分野に偏らず、各分野をバランスよく勉強しましょう。

もちろん「すべての分野を同じ時間勉強する」というわけではありません。

過去問演習で正答率が低い苦手分野を中心に勉強して、バランスよく得点率を底上げしましょう。

正答率が低い分野なら、高い時間帯効果で勉強できます。

まとめ

今回は、ITパスポート試験に1ヶ月で合格するためのスケジュールや勉強方法を解説しました。

ITパスポートは、計画的なスケジュールを立てて効率的に対策すれば、1ヶ月でも十分に合格を目指せます。

この記事で紹介したスケジュールや勉強方法を参考にして、まずは試験申込みや参考書の準備から始めてみてはいかがでしょうか。

また、IT初心者や独学に自信がない方、もっと対策時間を短縮したい方は、通信講座の活用も検討しましょう。

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自宅でじっくりと勉強したい方はもちろん、仕事や学業と並行して取り組みたい方や、通勤時間などのスキマ時間を有効活用したい方にもピッタリです。

まずは無料のサンプル講義やテキストデータを確認して「自分に合った勉強方法か」を判断してみてはいかがでしょうか。