難関資格のひとつ、行政書士。行政書士試験合格に必要な勉強時間はどれくらいなのでしょうか?

このコラムでは、予備校・講座を利用する場合と独学の場合、それぞれに必要と言われている勉強時間について、行政書士の勉強はいつから始めるか?などについて、行政書士試験に合格した方のアンケート結果とあわせて解説いたします。

他の資格と勉強時間を比較するとどれくらい差があるのか?1日あたりどれくらい勉強するべきなのか?などということにも触れているので、行政書士試験対策の勉強計画を立てる際などにぜひ参考にしてください。

このコラムをまとめると…

  • 行政書士試験合格に必要な勉強時間は600~1000時間が目安
  • 勉強を始めるのはできれば1月・2月から、遅くても4月からがおすすめ
  • 司法書士よりは短く、宅建士よりは長い
  • 実際の合格者はもっと多く勉強していることも多い

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行政書士試験合格に必要な勉強時間とは

行政書士試験合格に必要な勉強時間は、600~1000時間が目安とされています。通信講座など予備校を使う場合で600時間、独学の場合は800~1000時間というイメージです。

1年で1,000時間の勉強時間を目指す場合、単純計算では1日に2〜3時間の勉強時間が必要ですが、一発合格や短期合格を勝ち取った人の多くは、さらに多くの勉強時間を確保している人も多くいます

行政書士試験に合格した人の勉強時間

アガルート受講生を対象に行ったアンケートでも、合格者は多くの勉強時間を確保できていたとの結果が出ています。

令和5年度の行政書士試験に合格した人たちの、平日・休日それぞれの1日あたりの平均勉強時間です。平日は2~3時間、休日は5~6時間という人が多数という結果になっています。

いずれも、休日は5時間以上勉強時間を確保している人が合格することが多いといえそうです。

勉強時間が多ければ必ず合格できるというわけではありませんが、勉強時間が合否を左右する要因のひとつであることは間違いないでしょう。

なお、アガルートの行政書士講座を使った勉強期間のアンケート結果は下記の通りです。

<アンケート調査概要>
調査概要:アガルートの行政書士講座受講生を対象としたアンケート
調査対象:アガルートの行政書士講座を利用し令和5年度行政書士試験に合格した受講生

アンケート回答者の年代

10代20代30代40代50代60代以上
2名25名77名82名59名20名

行政書士の勉強はいつから始めるべき?勉強期間をシミュレーション

勉強時間の目安がわかれば、勉強計画が立てられますね。
行政書士試験は、毎年11月の第2日曜日に実施されます。

関連コラム:行政書士試験日はいつ?日程・申込方法・試験の基本情報を解説!

それに合わせて、何ヵ月前から勉強を始めるのがベストなのでしょうか。ここでは、以下の場合でシミュレートしてみたいと思います。

1日当たりの勉強時間と必要な期間をシミュレーション

①社会人
②初めて法律を勉強する
③講座を利用する

法律初学者(600時間)の学習時間に対して、1日平均何時間確保できるかで4パターン想定してみました。

1日当たりの学習時間週当たりの学習時間必要な月数
5時間/日35時間/週4ヶ月
4時間/日28時間/週5ヶ月
3時間/日21時間/週6ヶ月と20日
2時間/日14時間/週10ヶ月

勤務時間や家庭環境などにもよりますが、社会人の方が1日平均4〜5時間の学習時間を確保するのは、非現実的です。
4〜5時間だと、途中休憩なども必要になります。
1日平均3時間で1週間あたり合計21時間ほどが限界と考えられます。

実際の内訳として、平日は2時間、週末に5時間ずつといったところでしょうか。
このペースを維持できるのであれば、だいたい7ヶ月ほどかかるので、少なくとも4月から始める必要があります

もっとも、急な残業、おつきあい、出張、家族の都合、体調不良など、学習時間が確保できないことも多々あります。
また、実際に学習を始めてみると、さらに時間が必要になることが予想されます。

そのため、余裕をもって1月や2月からスタートするのが得策ですし、祝日やお盆休みなども勉強にあてる覚悟が必要です。

なお、通学タイプの予備校の講座を受講する場合は、講義と復習以外にも通学時間がかかることを忘れないようにしましょう。
例えば、予備校まで片道20分かかるのであれば、1週間に2日講義があって受講終了までに6ヵ月要した場合、32時間が更に必要になります。

独学者は早めのスタートを

先ほど、講座を利用する初学者の勉強時間の目安が600時間、独学の場合は800~1000時間は必要だとご説明しました。
当然、独学の場合は講座を利用する人よりも早めに受験準備を開始すべきということになります。

法律初学者の社会人であれば、遅くても本試験の10ヶ月前、できれば余裕を持って1年前から準備すべきでしょう。本試験が11月の第二日曜にあるので、同じ年の1月か前の年の11月からスタートということになります。

独学で900時間勉強時間を確保するとして、1日も欠かさず毎日3時間学習できた場合で、10ヶ月前に始めたとすると、1日平均3時間、1週間で21時間です。

実際、残業や出張だけでなく、家族や知人との付き合いなど、予定通りに学習時間を確保するのは至難の技です。平日はせいぜい1時間~2時間、計5〜8時間といったところではないでしょうか。
すると、土日に13〜16時間は学習しなければならず、毎週末はほぼ全面的に受験準備に充てることになります。
対して、1年前から学習を始めれば、余裕をもって計画を立てることができます。
1年前から始めれば、平日は1〜2時間、土日に9.5〜12.5時間ですみます。

このあたりが、社会人にとって妥当なスケジュールではないかと思われます。

受験準備開始時期勉強時間の1日平均1週間あたりの勉強時間
10ヶ月前3時間/日21時間
1年前 2.5時間/日17.5時間

9月から11月の本試験までの直前期には、受験などと同じように最後の詰め込みをすべく、短いスパンで仕上げたものを徹底的に頭に叩き込んでいく時間に充てるとよいでしょう。

行政書士の勉強時間と合格率を他の資格と比較

行政書士の合格率は、例年10%前後です。

合格率と、合格に必要とされる勉強時間を他の国家資格と比べると、下記のようになります。参考にしてみてください。

資格合格率必要な勉強時間(目安)
行政書士9~15%600~1000時間
司法書士3~5%3000時間
社労士5~7%1000時間
宅建士15~16%300~400時間
中小企業診断士4~8%1000時間

関連コラム:行政書士の難易度とは?合格率・他資格比較・偏差値で例えるとわかる行政書士試験の難しさ

社会人が1日5時間以上の勉強時間を確保するためには

多くの人が5時間以上の勉強時間を確保しているとはいえ、社会人が1日に5時間も6時間も勉強に時間を割くことは、困難である場合がほとんどです。

「スキマ時間」を利用しよう

下記のように隙間時間を活用したり、意識的に勉強時間を確保したりすれば、5時間以上の勉強時間を捻出することも不可能ではありません。

  • 朝勉:1時間
  • 通勤時間:1時間(往復)
  • 昼休憩:30分
  • 帰宅後:2時間30分〜

朝はこれまでより1時間早く起き、朝活してみるのはいかがでしょうか。
通勤時間も有効活用し、電車通勤であればアプリや問題集などで問題を解き、徒歩や車通勤の人は講義CDなどを流しながら通勤します。
昼休憩中は手早く食事を済ませ、残った時間を勉強に充てるとよいでしょう。
通勤時間や休憩時間にもよりますが、ここまでで2時間30分ほど確保できています。

あとは、帰宅してから時間の許すかぎり勉強します。例えば19時に帰宅した場合、食事や家事、入浴などを済ませたあと、21時から23時30分まで勉強できれば、1日の勉強時間はトータルで5時間です。

あとは、帰宅してから時間の許すかぎり勉強します。例えば19時に帰宅した場合、食事や家事、入浴などを済ませたあと、21時から23時30分まで勉強できれば、1日の勉強時間はトータルで5時間です。

まとめ

ご紹介した勉強時間、方法は、ほんの一例です。もちろん、状況によっては難しい場合もあるでしょう。

勉強とは楽なものではありませんが、かといって無理をしなければ続かないような場合は、勉強自体がつらくなってしまい、本来の目的を見失ってしまいます。

あくまでも、自分の生活スタイルに合わせて勉強するタイミングや時間の取り方などを模索していく必要があります。

どうすればうまく時間を使えるか、どのように時間を使えば効率よく勉強できるかのか。

短期合格を目指すのであれば、何から始めたら良いのか、どこを重点的に対策するべきなのか、計画性をもって勉強することが重要になります。

勉強時間の確保が難しい忙しい方には、通信講座がおすすめです。

無駄のない最短ルートで合格を目指すため、自分に合った勉強スタイルを確立させましょう

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