【行政書士試験】一般知識の政治・経済・社会(政経社)の対策法
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政治経済社会は対策が難しいといわれていますが、対策する方法はないのでしょうか。答えはNOです。
もちろん全問正解は難しい分野であることは間違いありません。
しかし、対策によって2~3問正解することは可能です。
本記事では無理なく政治経済社会を2~3問正解する方法を示します。
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一般知識の中の政治経済社会の位置づけ
行政書士試験の一般知識は14題出題されますが、そのうち6問以上正解しないと、足切りになってしまいます。
これは法令科目がいかにとれていても一般知識で6問以上正解しないと不合格になるということです。
その14題のうち、政治経済社会の問題は7問程度出題されます。
一般知識は文章理解が3問と情報系が毎年だいたい2問程度出題されますが、その全てに正解したとしても、6問にはとどきません。
つまり、7問中、最低でも1問は必ず正解しないと不合格になってしまうということです。
この7問全てを運と勘に頼るのはあまりにもリスキーですね。
したがって、7問中、2~3問は自信をもって正解できるレベルに仕上げていきたいところです。
政治・経済・社会の出題範囲と傾向
政治・経済・社会は大変範囲が広く、「政治経済社会の範囲外なのでは?」という問題も散見されます。
よって、捨て問題が存在するのは確かです。
しかし、逆の視点から考えると、しっかり対策していれば正解できる問題も数題あるということです。
これを取りにいきます。
この対策で正解できる問題とは「大学入試の『政治・経済』『現代社会』の範囲から出題される問題」と「時事問題」です。
前者は、だいたい大学入学共通テストのレベルのものが出題されます。
ただし、大学入学共通テストのように細かい知識を問われるわけではない点で、大学入学共通テスト対策よりも短い時間で完成させることができます。
その方法は後述いたします。
「時事問題」は試験の年の数年前から話題になったテーマから出題されることが多いです。
したがって、新聞やニュース検定の対策本を使って対策していきます。
法令科目で手一杯のところ、大学入試の政治経済社会や新聞・ニュース検定の対策本まで手が回らないと考えている受験生も多いと思いますが、実はこれらの対策はそれほど時間をかけずにできます。
その方法は以下に示していきたいと思います。
政治・経済・社会の勉強法
政治経済社会の分野はセンター試験(共通テスト)用の「政治経済」の参考書を活用するとよいでしょう。
その際の注意点ですが、「重要用語を中心に全体の流れに注意する」ということです。
細かい用語や数字等を意識するのではなく、全体の流れと、太字や赤字になっているものを中心に暗記していくことです。
行政書士試験の「政治・経済・社会」は、残念ながら「センター試験(共通テスト)用の参考書」からそのまま出題されるという可能性は低いです。
しかしながら、これらの参考書に類似する問題が数題出題されます。
その際に流れを知っていれば消去法を使う際に格段に正答率があがります。
これらの参考書を使って学習する目的は、「政治経済社会」の問題へのセンスを養うということです。
したがって、細かい用語や数値の暗記よりも、赤字や太字のみ覚えて、何度も繰り返し読むことが重要です。
時事対策について
次に時事対策ですが、まずニュース検定用の参考書をおすすめいたします。
これは当該年度の『ニュース検定発展編』(毎日新聞出版)がおすすめです。
さらに万全で臨みたいのであれば、『朝日中高生新聞』をおすすめいたします。
中高生新聞はゴシップネタなど、不要なものがなく、時事問題などを完結にまとめてくれているので、おすすめです。
これらを使って学習する際にも、細かい用語よりも全体の流れをつかむことです。
また、これらを効率よくすすめていきたいのであれば、予備校の講座を受講することがやはり一番の近道になります。
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行政書士試験全体で見た際の優先度
「政治・経済・社会』」分野は、今までの学習経験によって、得意、不得意が分かれてしまう分野でもあります。
また、行政書士試験全体の位置づけからしても、一般知識の全体の位置づけからしても、優先度が低い分野なのは否めません。
前述した対策をとっても、数題しか類似する問題が出題されませんので、費用対効果は低い分野となっています。
そこで、この分野は行政書士試験の勉強をはじめた日から毎日5~10分やるということが重要になるのです。
重点的に短期間で対策をするより、広く薄く何度もふれることが重要な分野といえます。
これをすることで、「この選択肢はどう考えても違うだろう」というセンスが磨かれます。
これにより、本番での正答率が格段にあがります。
毎年一般知識で高得点をとっている受験生に話を聞くと「なんだかよくわからないけれど、消去法で当たった」といった意見を耳にします。
これらは実は当たったのではなく、「政治・経済の学習」や「時事対策」を行ったことにより、選択肢の数個を推論から根拠をもって潰すことができているのです。
まるまる的中を狙うというよりも、このセンスを磨くことが重要になります。
まるまる的中を狙う分野は「情報の分野」であり、確実に3問正解する分野は「文章理解」です。
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