交通事故業務に特化した一般社団法人交通事故治療の窓口 高萩代表にインタビュー!
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今回は、一般社団法人交通事故治療の窓口の代表をされている高萩 慎司様に特別インタビューを行いました。
行政書士の中でも珍しい、交通事故業務(傷害の被害者請求)を専門とする行政書士によって設立された協会です。
交通事故業務の内容や立ち上げに至った背景、印象に残ったエピソードなどについて詳しくご回答いただいています。
これから行政書士を目指す方は、ぜひ参考になさってください。
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一般社団法人「交通事故治療の窓口」はどのような活動をされているのですか?

当法人は、全国の接骨院や整骨院と連携し、交通事故被害者が正当な補償を受けられるよう、行政書士による自賠責保険への「被害者請求」の代行を推進しています。
そのために、全国の接骨院さんに向けて被害者請求制度に関するセミナーを開催しております。
また、会員の行政書士に対しては、業務のサポートやノウハウ提供、営業ツールの共有、セミナー登壇など、実務に直結した支援を行っています。
交通事故業務とは?
交通事故に遭われてケガをした方が、本来自賠責保険で補償されている治療費や慰謝料を得られるように、行政書士が自賠責保険へ請求を代行する業務です。
現在、任意保険への加入率が約90%となっており、加害者側の任意保険会社による「一括対応」によって、事故後の補償を得るのが一般的となっています。
しかし、この一括対応では、本来自賠責保険で最低限認められる補償が受けられないケースも多いです。
この中で、行政書士が自賠責保険への傷害の被害者請求を行う事で、上記の矛盾を解消する鍵になると考えています。
交通事故治療の窓口を立ち上げた経緯や背景を教えてください
任意保険による一括対応が当たり前になった現代において、本来被害者が利用できる自賠責保険の「被害者請求制度」が知られていない現状に強い危機感を持ちました。
この制度を知らずに、本当はまだ治療に通いたいのに通えなかった…という人を私が行政書士として数多くの申請をする中で多く見てきたからです。
しかし、私1人では全国のこのような困っている人を救う事は不可能です。
ですが、全国の行政書士が一丸となってこの業務に取組むことで、被害者さんの権利救済になると考えたのです。
これこそが、行政書士法1条に定められている【行政に関する手続の円滑な実施に寄与するとともに国民の利便に資し、もつて国民の権利利益の実現に資する】ことになると考えました。
そのため、この業務の専門家とかる行政書士を全国に増やすため、同じ志を持つ仲間と共に一般社団法人を立ち上げました。
交通事故業務を主にやるようになったきっかけはありますか?
行政書士になる前は、建設会社の資材を運ぶドライバーをしていました。
その中で、交通事故に遭い、仕事にも行けず経済的にも追い詰められた事があります。
その際に、行政書士が私を助けてくれました。
この時、行政書士の仕事にあこがれて、行政書士を目指すようになりました。
1日の簡単なスケジュールを教えて下さい
いつもは行政書士として、自ら経営するピンチヒッター行政書士法人での業務に当たっています。
午前中は接骨院さんや依頼者さんとのやり取りを確認し、抜けや漏れがないかを見ています。
午後は、スタッフとの打ち合わせや書類の確認、クライアント対応を行います。
その間にも、接骨院さんや社団会員の行政書士からの相談が電話で入ります。
経験がなければ回答できないような事案も多く、相談の電話が1時間を超える事もしばしばです。
社団の業務でメインとなるのは、月に1回行うZoomセミナーでの説明や、各月で行っている対面セミナーへの登壇です。
対面セミナーは、全国各都市で行っているので、その出張の際に各地のサウナや名物を食べるのを楽しみにしています。
印象に残っている仕事・案件のエピソードがあれば教えて下さい
ある被害者の方が保険会社から治療打ち切りを迫られ、困っていた案件で、当方が間に入り被害者請求をサポートしました。
結果として治療を継続でき、慰謝料も受け取れたとき、「先生がいてくれて良かった」と泣いて喜ばれたことは今でも忘れられません。
また、この業務は接骨院さんのサポートという側面も持っています。
そのため、接骨院さんから「髙萩さんがいたから店舗を増やすことができた!」「売上が増えたので法人化することにしました!」と言われた事も印象深いです。
今後の展望等がありましたら教えて下さい
現在約50名の行政書士会員さんがいます。
今後も、全国の行政書士と連携しながら、被害者請求制度を本当に必要としている被害者や接骨院の元に届けていきたいと考えています。
「行政書士の手で、社会的矛盾をなくす」という理念のもと、被害者の権利を守れる仕組みを、行政書士のネットワークで実現していきたいです。
その中で、2025年2月に東京ビックサイトで行われた接骨院業界向けの展示会にも出展することができました。
今後は、さらに多くの人の目に留まるような活動をしていきたいと考えています。
加入を検討している行政書士の方やこれから行政書士を目指す方へ向けて一言お願いします

交通事故業務は、知識や経験だけでなく「困っている人の力になりたい」という想いが何より重要です。
また、目の前の依頼者さんや接骨院さんの役に立つという事が一番大切ですが、その根本にあるのが「社会的矛盾をなくす」ということです。
最低限の補償であるはずの自賠責保険による補償を十分に受けられていないという社会的矛盾を解消できるのは、行政書士しかいないと考えています。
せっかく行政書士になるのであれば、みんなで力を合わせて大きなことを成し遂げましょう!
実務経験がなくても、当法人ではサポート体制を整えています。
一人ではできないことも、仲間と一緒ならできる。そう信じて、ぜひ一歩踏み出してみてください。
一般社団法人「交通事故治療の窓口」公式サイトはこちら