合格者の声|「○○駅から△△駅までの間に何問解けるか?」といったタイムトライアル形式にして、楽しみながら解く練習をした 益子 亮太さん
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目次
合格者インタビュー
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
職場で行政書士の方と関わる機会があり、また行政書士資格取得者への手厚い資格手当制度があったため、「勉強してみて損はないだろう」と軽い気持ちで学習を始めました。これまで法律について学んだことがなかったため、これを機に法律の世界を少し覗いてみたいという好奇心で、まずは独学者向けの指南書を購入しました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
当初は独学でと考えましたが、分厚い参考書や過去問集を前に法律初学者の私はあまりに無力でした。そもそも試験が年1回のため「不合格になり来年以降もこの勉強を続けるのは避けたい。受験するからには一発合格したい」との思いが強くなり、予備校または通信教育の力を借りることにしました。何校かのサンプル講義を視聴し、初学者にも理解できるようテキストの内容をオリジナルの表現で説明する豊村先生のスタイルが自分に合っていると感じ、受講を決めました。
「受講料全額返金」の合格者特典も決め手の一つでした。
合格体験記・学習上の工夫
アガルートへ申し込んだのは1月下旬でした。まずは豊村先生のYoutube動画を参考に、2~3月は民法、4~5月は行政法、6月は憲法と基礎法学、7月は一般知識の総合講義を一通り受講し、8月以降に記述対策や問題演習・模試の受験・・・という大まかなスケジュールを組み、夏まではひたすら総合講義の受講に時間を費やしました。
本来は講義受講と過去問・問題演習を並行して行う「ジグザグ学習」にすべきでしたが、問題演習までは中々手が回らず、8月のお盆休みを過ぎた頃にようやく商法以外の講義を視聴し終える状況でした(当初、商法・会社法は「捨てる」つもりでした)。
一通りインプットはしたものの、8月に受けた他校の模試は120点台と合格には程遠く、今思えば8~9月が精神的には最もキツい時期でした。9月頃から短答過去問解説講座と記述過去問解説講座の受講を始め、商法にも手を延ばし・・・と付け焼き刃的な学習になってしまいましたが、テキストと問題集を行ったり来たりするうちに記憶が定着し始め、10月上旬の模試で初めて合格ラインに達し、不安とともに若干の希望を持って本試験に臨むことができました。
参考になればと思い、学習において私なりに工夫した点を以下に記載します。
<通勤時間の活用>
平日は仕事+通勤(往復約3時間)で中々学習時間が確保できなかったため、通勤電車の中で、予めダウンロードしておいた講義音声を聴いたり、スマートフォンに入れた過去問アプリを何度もやり込みました。
「○○駅から△△駅までの間に何問解けるか?」といったタイムトライアル形式にして、まとまった問題数を一定時間で解く練習を楽しみながらすることができました。
<自分専用ノートの作成>
学習を進める中で出会う「確実に暗記したい重要項目」「自分にとっての苦手ポイント」については、科目を問わず一冊のノートに(大き目の字で)書き込んでいき、スキマ時間などに何度も参照することで頭に叩き込みました。テキストに載っている図や表についても、重要なものはコピーし同じノートに切り抜きを貼りました。
結果的に「全科目の重要ポイントと自分の弱点が一冊にまとまったノート」ができ、直前期や本試験当日午前において効率的な復習・見直しができました。
<○記マークの一覧化>
民法・行政法の記述対策として豊村先生が講義中に示す「○記マーク」の箇所と内容をエクセルで一覧にまとめ、紙出力して上記の自分専用ノートに貼るとともに、データを自宅PCやスマートフォンでも参照できるようにしました。
○記マークの文言を全て暗記するのは容易ではありませんが、文言に含まれる語句・キーワードのみを消して穴埋め式にするなど、覚えやすいように編集したりもしました。
総合講義のご感想・ご利用方法
他校のカリキュラムと比較して総講義時間数が長く、特に法律初学者は消化するだけでもそれなりの時間を要しますが、どの科目も本試験で問われる可能性のある内容が網羅されており、「これだけやれば大丈夫だろう」という安心感を得ることができました。
豊村先生は一見難解と思われる内容でも具体的な事例に落とし込んで説明されるため、難しさはそれほど感じず、むしろ次のコマを早く視聴したくなることさえある位でした。(民法で「父ちゃんとバカ息子」や「アケミちゃん」等の人物が登場するのが個人的は好きでした)
科目ごとに自分なりの受講期限を決め、コマ数を期限までの残り日数で割って1日に消化すべきコマ数を算出し、消化できなかったコマは翌日や週末にこなすなどして少なくとも民法・行政法・憲法については一定の期間内に全コマを受講するようにしました。
私は平日日中は仕事があり、かつ法律初学者だったこともあり、1.5倍速で聞いていたにも関わらず民法と行政法の総合講義受講だけで5か月ほど要しました。そのため他の科目や問題演習に割ける時間が減ってしまいましたが、得点配分の大きい民法と行政法については、出来るだけ苦手分野を作らず、満遍なく理解するためにも全コマを受講して良かったと思います。逆に商法・会社法や一般知識については豊村先生も仰っていましたが頻出分野に絞った受講でもよいかと思いました。
短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法
直近の過去問10年分全ての解説と林先生による丁寧な解説講義がついており、過去問については他に書籍を購入する必要はないように思いました。
ただ、最初のうちは1問ごとに解いては解説を聞いて・・を繰り返しましたが、時間が掛かることもあり徐々に解説文に目を通すだけになってしまいました。解説を読むだけで理解できる位に基礎力がついた、とプラスに考えましたが、講義では問題の解説のみならず重要事項の整理や解法のテクニックが示されることもあり、時間が許せば一通り受講しておきたかったと思います。総合講義のものに比べテキストが一回り小さく、通勤電車内などでも無理なく視聴できます。
記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法
本講座では記述問題へのアプローチから、解答の組立て、字数調整まで丁寧に解説があり、9月頃にずれ込んでしまった記述対策の第一歩として大変有用でした。最初のうちは全く歯が立ちませんでしたが、少なくとも5分は自分で考え、キーワードだけでも書いてから解説を聴くように心掛けました。ただ、そもそも過去問だけでは問題数が少ないため、本講座はあくまで記述の練習用と捉え、対策としては別途用意した予想問題集が中心となりました。
最後は予想問題集と模試の問題、総合講義の「○記マーク」を出来る限り暗記し、本試験では何とか32点確保できました。現在のところ記述問題は過去問と同じ論点からの出題がないため、アガルートや他校の出題予想や模試問題を見て重複する分野を中心にヤマを張れば、択一式より対策はしやすいかと思います。
逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法
やるからには盤石の対策をしたいと考え、本講座を含む<入門総合カリキュラムフル>を申し込んだのですが、結果的には時間が取れずほとんど受講できませんでした。民法と行政法の総合講義を一通り受講した後、本講座で改めて実際の条文をインプットできていれば、かなり自信を持って本試験に臨めていたと思います。学習経験者や、本試験の受験経験者の方にとっては特に有効な講座かと思います。なお、テキストはメモ欄が広く取られており、邪道かもしれませんが六法の代わりとしても使えそうです(サイズが大きいため私は六法としては使いませんでした)。
文章理解対策講座のご感想・ご利用方法
田島先生の言われていた通り「文章理解の3問を全問正解するための講座」ですが、個人的に文章読解は苦手ではなかったため、本講座は最初の数コマのみ受講して出題パターンを理解し、あとは模試で練習するのみとしました。
模試でも3問中2問は取れていたため、あと1問を取りに行くことと法令科目に注力することを天秤にかけ、私は後者を選択しました。文章理解の過去問の傾向や出題パターンを分析した上で小手先のテクニックに頼らない読解法が示されており、また田島先生の人柄を含め時間が許せば講義をじっくり聴いてみたかったと思います。
『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法
公務員試験や司法試験など他資格試験の民法の問題をセレクトした問題とその解答解説講義で、私は直前期に取り組みました。問題を解いた後解説を読み、分からない箇所のみ講義を聴く形で進めましたが、全体で5~6割は正解でき、それまで民法を苦手にしていたこともあり自信につながりました。また、正解できた問題でも他の選択肢がなぜ✕なのかを頭で理解できるまでテキストを参照するなどして復習するよう心掛けました。
短答過去問解説講座と同様に通勤電車内でも取り組めるため、会社までの行きの電車で解いた問題を帰りにもう一度解き、理解度を確かめる、といった使い方もしました。(帰りには完全に忘れていてガックリすることもありました…)
模擬試験のご感想・ご利用方法
豊村先生のアドバイスをもとに8月下旬から約2週間おきに計5回の模試を受け、アガルートの模試もその中に組み込む形としました。本番の雰囲気に近づけるべく、近所の地区センターの自習室を使い日曜日の13時から時間を計って行いました。私が偉そうに言うことではありませんが、各校の予想問題に取り組めること、解く順番を検討できること、各科目の配点のウェイトを肌で感じられることなど、模試の効果は計り知れないものがあります。
私は当初、学習時間の関係で商法・会社法を捨て科目にするつもりでしたが、模試で商法・会社法の5問(20点)を毎回落とすことが勿体なく感じるようになり、2~3問は取れるように頻出分野(会社法の設立と株式、商法)だけでも学習することにしました。また、模試を通して一般知識の配点の大きさを感じ、一般知識を行政法と並ぶ得点源にすべく学習に注力した結果、本試験では商法・会社法で3問(12点)、一般知識で13問(52点)正解でき、合格の原動力となりました。
直前期に向け自分なりの作戦を練るためにも、アガルートのものを含め模試は複数回受けるべきと考えます。
講座のご感想、講師へのメッセージ等
独学では到底合格などなしえなかったと思います。
講師の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。