合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

建築設計事務所で勤務しており、入札参加資格の申請などの業務を行なっていたときに、行政書士として引き受けることができる仕事であることを知り、また、自社の宅建業の会社設立も定款を行政書士さんにお願いして、その他は自分で行ったので、副業でできるといいなと思ったのがきっかけです。また契約書などの業務もあるので、知識を身に付けたかったことも理由です。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

YouTubeで豊村先生の講義を拝見したのがきっかけです。こんな有料級の授業をYouTubeで視聴できるなんてすごいなと思いました。もっとその次も聞きたいと思いました。聞き取りやすい声と熱血豊村先生の授業を受けで、モチベーションをあげたいと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

会社の社長に今年こそは合格するのでほぼ定時に仕事をあがることを直談判。通勤時間は原付で5分なので、恵まれた環境だったと思います。平日は夜の8時か9時ごろから2時ごろまで、休日の午前中は家事ややりたいこと、午後からは勉強の時間をとっていました。営業のために今までは業界の会合や、参加団体の行事、情報交換会などには出席することが多かったのを最低限しか行かず、好きなお酒も炭酸水に変えました。週1回はビールOKのチートデーもつくりながらではありますが。夜のお付き合いも体調が良くないと嘘ばかりつくのも悪いので、実は受験生をしているということを伝えました。言ったからにはというプレッシャーがありましたが、自分ももう今回で最後と腹をくくって取り組みました。

荷物が多くなるのが嫌なので、仕事で電車移動するとき用に、テキストの「記述マーク」「まとまっている表」「覚えるのに苦労しそうなところ」などは、写真を撮って、スマホのアルバムに入れて、移動時間に見れるようにしていました。

自宅での勉強は、いわゆる「ジグザク勉強」で、テキストの一括りが終わったら問題集を解いてみる、というやり方をしていました。問題集でわからなかったところ、問題から得た知識などは、テキストに書き込むようにしていました。あとであちこち探さなくていいテキストを作る、追い込みの時のために作るんだと豊村先生がおっしゃっていましたが、これは本当に大事と思います。それでもテキストが重いので、まとめ用ノートにも書き込みして、今日は移動だとか待ち時間が多そうだなという日は、持ち歩いていました。

記述は言い回しが独特と感じたので、解答を声に出して読む、文章を紙に書いてみるなどしました。そのまま出ることはなくとも、慣れることに重点をおきました。手を動かして書くことも大事だと思います。2回目の試験の記述で漢字間違いをして失点したのが反省です。「妨害排除請求権」の「妨害」を「防害」と書いていました。下書きのまま清書したと思われます。試験の独特な雰囲気だからか、自分でもびっくりするミスをした経験があります。

総合講義のご感想・ご利用方法

2回目の試験で、8点不足で不合格でした。

自分自身MAXで挑んだのに、一体何が足りなかったのか、これからどう勉強していけばいいのか、このまま後には引けないけれども、と、途方にくれていました。

アガルートさんで講義をうけることにしたのは、わかっていないところ、足りないところのあぶり出しが必要と思ったからです。次で3回目なのに、がむしゃらにやるだけでは効率が悪いだけ。プロがまとめた講義なので、無駄はないはずと考えました。全部の講義を1.5倍速で聴きました。

ただ、前年受かったつもりでいた分、試験終了から2ヶ月間、何にも手をつけずでしたので、初学者よりはマシぐらいのレベルしかないんだと言い聞かせて、3月から必死に一通り講義と問題集のジグザクを終えたのが6月末ごろでした。

講義を受けていて、今までわかっていたつもりになっていただけのところ、理解はできているけれど書けないところ、理解して書けるところ、のあぶり出し作業でした。

民法は特に、今の仕事でもお客様に説明するときに、専門用語で話してもわかってもらいにくいので、簡単な一般的な言葉で的確に自分は説明できるか、契約書を一通り読み合わせるときと同じように、「これはこういうことなのですね、例えば」という具合にできるかな、ということに重点をおいて、条文をちゃんと読む、六法を勉強するときは脇に置いておく、を繰り返していました。

行政法は、これはルールなんだと割り切って、表などは簡略化したものをビジュアルで覚えて、書けるようにしていました。覚えていたら得点につながるんだから、と言い聞かせながら。でも勉強していると普段の生活の中でも、意外と行政のきまりごとが入り込んでいるんだなとわかってくると、だんだん面白くなってきました。運転免許証の更新の書類など、以前まではとりあえず免許証が届けば、あとはすぐ捨てていた小さい紙切れに、結構大事なことが書いてある!ということがわかり、なんだか嬉しかったりしました。勉強ではあるけれども、割り切って面白いルールを知るチャンスと思って取り組みました。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

あまり時間に余裕がなかったので、1回だけしかさわれなかったです。

間違ったところは解説とテキスト、条文の確認に使いました。8月以降に、問題に慣れるという感覚で使っていました。

解説がわかりやすく、ここを思い違いしていたから間違ったんだと認識するのに使用していました。テキストに間違ったところで、不足している知識は書き込みをしていく、本番までに自分のテキストを作っていくことを心がけながら、解いたら終わりではないようにしました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

記述は、アガルートの問題集と市販のものと、並行して取り組みました。まずはキーワードを書き出す練習、解答をみて、一度自分で書くようにしていました。

もう少し問題を多く用意いただけるといいなと思いました。あれだけやったのに、試験で書けたと思っていたのに、全然点数になっていなかったので悔しさが残ります。ふわっとした知識では書けないことを念頭にいれて、取り掛かるべきだったと思います。自分での採点は甘くなりがちでした。この文言が書けてるんだし、言っている意味は合ってるはずだし、間違ってはいないと。でも実際得点できていなかった。いまだになんであんなに低かったのかなと不満ではありますけれども。何とか択一で稼げていたのが救いでした。記述のツボがイマイチなままでした。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

市販の「肢別」と並行して取り組みました。他資格の問題もあり、3年も「肢別」を繰り返すことになっていたので、ある意味新鮮さがありました。今年は市販の分は8回、アガルートさんのものは3回まわしました。講義を受けて、問題を解いてみて、肢別をやる、のループをしました。

間違ったところに最初から付箋を貼って、まだこれだけ理解していない!ということをビジュアルでわかるようにしていました。いつもデスクに置いていました。仕事でくたくたになって帰ってきて、もう今日はいいか〜となりそうなときに、絶対目に入る位置に置きました。「また今年も悔しい思いするのは嫌やろ!10問でいいから進めよう!」と、わたし流「臥薪嘗胆」ですね。

こうやって本番は聞かれる!と経験する回数が多いほど、問題に慣れるということにつながると思います。どうしてこの文章が間違っているのか、を説明できるようにする作業をするようにしていました。何となくまちがっていると思う、でスルーすると似たようなひっかけで必ずやられます。地道な作業ですが、これが本番で即答できない問題に出会って、最後2つまで解答をしぼれたけれど、さてどっちだ?となったときに力を発揮することになるはずと信じて頑張りました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

まずは、状況確認のための図を描く、キーワードを書き出す、まとめて文章にする、を徹底してやりました。試験問題の用紙はあまり余白がないので、本番を意識して、コンパクトに書けるように練習しました。自己採点では甘くなりがちだったので、反省点です。一言一句同じでなくても意味が通っていたらいいんじゃないの?という感覚で解いていました。でも本番はその感覚で解いて、自分の中では書けてるはずと思っていたのに、減点されていたり、部分点がついていなかったりがありました。記述の添削をお願いできるシステムがあればよかったのかも、とは思うものの、そこまでは面倒見てもらえないし、自分で何とか理解して慣れることが大事と思いました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

一度だけさらっとテキスト見ながら講義をきいて、自分の持ち歩いているポケット六法に足りないところを書き足すようにしていました。六法を使うにあたって色分けの仕方など、最初から聞いていればよかったなあと思いました。

見やすくなる、探しやすくなる方法は予備校ならではだなと感じました。満遍なく覚えることももちろん大事ですが、対比して覚えるともっとはっきり記憶に残る。その残し方を教えていただけたと思います。他の作業をするときに(頭を使わない作業、掃除、化粧、着物の整理など)テレビの代わりに音声を流していました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

先生の「テクニックに頼らず、ともかく読め!」が印象的でした。国語の先生ならではだと思いました。行政書士試験の公式の過去問には、著作権の関係で文章が載っていないので、ちょっと不安に思っていました。一冊の冊子になっていたので、これをやり切る頃には解けるようになっているはずと、信じてやりました。一度解くと文章の流れを覚えてしまっているので、2度解くことはしませんでした。

今回の本試験は、判例の文章が出ていました。似たような単語に惑わされてしまいました。判例でよく出る言い回しなどは、理解しているつもりでしたが、これはやられたと思いました。今後の対策に入れていただけるとうれしいです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は10月あたまに一度解いて、解説を全部確認しました。自分の理解であっているな、ここが足りなかったな、ということがわかりよかったです。もう少し回数があるといいなと思いました。

実は、会場で模擬試験を受けることは一度もしませんでした。

土日はスッピンでとにかくやらねばならないことをやる、出かける支度の時間と移動時間がもったいない、足掻いている姿を他人に見られたくない、変なプレッシャーと戦うのは本番だけにしたい、というのが理由です。

TACさんの市販の3回分は10月の土日のどちらかに13時スタート、2時間半で解く、解説をちゃんと読む、ということはしていました。

最低200点は超えられていたので、思わず浮かれそうになりましたが、ここで気を緩めたら負け、なんで解けなかったかを中心に復習しました。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

豊村先生だから、受けたいと思いました。よく通る声とメリハリのある授業がよかったです。太っていたり痩せていたりの映像が、ご病気だった時期があったことがわかり、ある意味ほっとしました。パワフルにみえる豊村先生でもそんなこともあるんだと、人間味が垣間みえました。が、どうぞお大事にしてくださいね。

例え話に出てくるアーティストが思いっきり同世代で、すっとはいってきました。本番前日のYouTubeでも「諦めたら、そこで試合終了です」と安西先生の言葉を借りてお話しされていました。じーんとしました。

本試験の日、全部解き終えて見直し、すっとばした問題に取り掛かる時に、この言葉を思い出しながら解きました。試験当日のモチベーションは「豊村先生に合格インタビューでお会いしてありがとうを言いに行く!」でした。

でも試験終了後は、ダメだっかもしれないと、茫然としていてました。

ぼーっとしすぎて帰りのバスも降りるところを間違え、とぼとぼ歩いているうちに涙が出てきて、はたからみたら怖い人になっていました。あれだけ時間を割いて頑張ったはずなのに、何か間違っていたんだろうかと。当日のアガルートさんのライブ配信はこわすぎて見る気になれず、試験が終わったら飲もうと思っていたワインをひとりであけて、自己採点もせず、酔っ払って気がついたら寝ていました。

「努力は必ず報われるわけじゃない」ことは、ある程度わかる年齢になりました。でも努力すること、諦めないことで見えてくる未来だってあるんだと、信じさせてくれた豊村先生に感謝しています。ありがとうございました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

せっかくたくさんの教材を作っていただいているのに、全部をくまなくやることはむずかしかったです。判例集は市販のものを購入して勉強しました。判例の読み方、ポイント、よく使われる用語などの整理の講義があるといいなと思いました。