受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

現在、外国人がいる仕事場という環境で働いておりまして、しばしば日本の法令について質問されることがあります。その都度、インターネットで情報を調べていたのですが、ネットの情報の受け売りではなく、もっと法律の内容を理解して自分の言葉で説明できるようになりたいと思ったのが勉強のきっかけでした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学で勉強し、1年目は120点、2年目は144点、3年目には178点まで到達したのですが、4年目に170点が下がってしまいました。4年目の結果を受けて、独学ではやりつくした感があり、どうしていいか分からなくなりました。違ったアプローチが必要ではないか?と思い、アガルートアカデミーの講座を受講し、「今年で終えよう!」という決意のもと受講しました。他の学校の講座も視聴しましたが、先生のインパクトが一番強かったのがアガルートアカデミーを選択した理由です。

合格体験記・学習上の工夫

まったく法律系の学問をしたことがなかったので、初年度は、参考書を読み切ったところで時間切れとなって試験にのぞみました。2年目から、過去問を回していく勉強をyoutube動画で知り、2年目,3年目と市販の過去問集を中心にやっていきました。3年目から自分にとって重要もしくは覚えづらい項目を行政書士試験六法(早稲田経営出版)の関連条文の余白に書き込んでいきました。そうして過去4年分の情報と5年目のアガルートの教材の情報を抜き出してはこの六法に書き込み、これを試験場に持参して試験にのぞみました。

5年目は、4年経っても民法の理解度が低いと思いましたので、民法を重点的に勉強しました。民法の条文の内容は覚えづらく、どうしても覚えられない時は、家族を巻き込みました。条文に沿った質問を自分で作って家族に質問をするわけです。家族にはかなり迷惑な話だったと思いますが、登場人物を身近な人の名前を置き換えたりして興味をもってもらうよう工夫しながら質問をつくるとその条文が自分の頭の中で整理されるようになりました。解答を聞いた家族が感心してくれる時は、調子に乗ってまた新たな質問を作ろうと思うし、「それ当たり前の事じゃん!」と身もふたもなく言われるときは、「自分が難しく考えすぎていたのでは…?」と自分で反省することができました。結構、家族には迷惑な話たったと思いますが、他人に説明するには自分がまず理解してなければならないわけで、頭を整理するという意味でかなりよい方法だと思います。無理に聞いてくれた家族の協力には感謝しております。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

初年度は、法律用語一つ理解するのに四苦八苦で、ひどい時は一か月近くかかったりしておりました。が、独学ながら4年も勉強しておりましたので、5年目に視聴させていただきましたアガルートアカデミーの講義の視聴は、いままで独学でやってきた事項の確認という形となりました。一通り基礎を終えている者にとって図表まとめ講座は丁度よいボリュームだったと思います。講義は会社から帰ってくるとほぼ毎日視聴しました。独学でさんざん勉強していたつもりですが、勘違いして理解していたところ、初めて知ることがところどころありました。改めて他人に教わる利点を噛み締めました。一番動画視聴のよいところは、何度も聞き返し、ノートをとることができる点です。講義の板書も情報量が多いですから、ライブの講義でノートをとりながら、理解するという作業が私にとっては難しいことであったろうと思います。豊村先生の条文や判例を「原則」と「例外」に整理して考える講習は大変理解するのに役立ちました。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

実は、夏に2週間ほど、海外に旅行に行く予定がありまして、旅行中、勉強しようといろいろ教材を旅行に持っていったのですが、結局、何も手に付かずとなってしまいました。唯一したのは、スタートアップの判例集の講義をダウンロードしてオーディオ・プレーヤーで聴くことでした。判例の試験問題はその背景をしっかりつかんでおかないと、スッキリしないことが多々あり、判例の背景を聴くことで、帰国後に、判例問題をスムーズに説くことができ、勉強の遅れをいち早く取り戻すことができました。倍速という機能も、初めは使うことに抵抗がありましたが、ボリュームのある講義を聴くには便利な機能だと思い、後半はこれで視聴することとなりました。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

過去問については市販の問題集で過去4年間さんざんやってきており、アガルートアカデミーの過去問ベストセレクションを一度やってみた段階で初見の問題はあまりない状態でした。問題自体はそれほど苦もなく解いていきましたが、問題を繰り返していないと、試験当日までに忘れてしまうのが心配で、それを防ぐために、何度も繰り返しました。どうしても頭に入らないものや、たまにある、初見の問題は六法の関連条文のページの余白に書き込んでいきました。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

試験には過去問にない問題も出るわけで、ご提供いただいた他資格試験過去問ベストセレクションは、アガルートアカデミーを受講している方以外の方には手にいれることができないわけですから、この問題集を解くということは私にとって知識の広がりもたらし、アガルートアカデミーを受講していない方と差がつけられる武器となると思いました。司法試験の問題や司法書士試験の問題等、はじめやった時はさすがに難しいと感じましたが、なんども繰り返し解いて自分のものになった時は今まで以上に自信がついた気がしました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述式問題については、完全正解というのがないという点で、どうやって勉強したらいいかがわからなかった過去4年間でした。5年目でアガルートの先生の講義をきっかけに問題用紙の余白に人間関係を絵図にすることを練習しました。それまでは賃借人と賃貸人を取り違えたり、甲土地と乙土地の所有者を間違えたり等の致命的かつ初歩的なミスを犯していました。登場人物の関係を時系列にして絵図を表現することは大切な事だと思います。

記述の問題については過去問はもう2度とでないと聞いておりましたので、記述問題対策としては、過去問より総まくり記述:をメインにして勉強しました。記述については、この講座の問題集と市販の予想問題集の記述問題を繰り返し、実際の試験を想定して絵図にする練習をスピード感をもって行い、できるだけ模範回答に近づけるようにしました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座の視聴を始めたのは、夏の旅行から帰ってきて折り返し地点をすぎた8月後半でした。始める前は、時間的な焦りもあり、視聴するか、それよりも試験場に持ち込む資料をまとめるべきか、大いに迷いました。が、はやる気持ちを抑えて視聴しました。実際視聴を始めると、これは、大変ためになりました。講座の名前の通り、条文をひとつももらさない田島先生の解説は、今までの勉強の総決算とも言うべきものになりました。ここでも、2、3の解釈の勘違いを発見し、試験前に見つかったよかったと胸をなでおろしたことを記憶しています。試験場には勉強の内容をまとめた六法とこの逐条ローラーインプットのテキストを持ち込み、試験直前まで読んでいました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

日ごろから読書をしているせいか、文章理解の勉強については過去4年間、4年目の1問を除いて落としたことがありませんでしたので、割愛し、法律関係の勉強にふりむけました。私見ですが、行政書士試験の長文読解というのは、とても問題文を最初から最後まで読むのでいる時間はないので、虫食いのある段落、文節の前後を意味をつかんで、接続詞、とくに逆接の接続詞をとらえるか、接続詞がなければ、文章の流れのなかで反対の意見を述べているところを探し、選択肢となっている段落、文節、接続詞をあてはめていくことから始めていくと他の選択肢も自然と埋まっていく場合が多いと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートアカデミーの模擬試験は最後の総ざらいと思い、温存していたら、時間切れでやることができませんでした。それまでには市販の予想問題が早くから出ておりましたので、LEC、TAC、伊藤塾を購入して間違った所を覚えるようにしました。ただ、そこで決して点数がよかったわけではなく、記述以外の部分では150点位を前後していたので、4年目にしてこんな点数か…とちょっと落ち込むこともありました。が、「本番でなくてよかった…」と気分を換えて間違った問題をつぶしていきました。過去、予想問題の中にはかなり類似した問題も出題していたので、市販のものでもやっておくべきだと思い取り組みました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

行政書士試験勉強5年目にしてようやく、合格することができました。ただ、5年間かけて身に付けてきたものが無駄だったとは思いません。むしろ5回目の試験では5回も受けているので、試験に臨むときも、初めて試験を受ける方よりも勉強していると自負がありました。それでも不安はありました。その不安を払拭してくれたのが、アガルートアカデミーです。過去4回の受験と5回目の受験はまったく違いました。独学の過去4年間は試験時間ギリギリに試験をなんとか終わらせていました。5年目は、問題の見直しができる時間ができました。この見直しで一般知識の問題の訂正を3か所することができました。終わってからも、受かっているという自信が心の隅にありました。この心の余裕と自信をもたらしてくれたアガルートの講師の先生とスタッフの方に感謝いたします。