受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

司法書士試験に挑戦していた経験があり、行政書士試験は2年前に1回目の受験をしていました。行政書士試験は司法書士試験と被る科目があるので、そのときはほぼ思いつきで受験してしまい、行政法の理解不足や記述でまともな点が取れずに不合格でした。翌年は受験を見合わせていましたが、今回は本気で合格したいという思いで受験しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2年前に受験した時は独学で試験に臨みましたが、行政法については市販の書籍を読んだだけだったので理解不足であり、また民法は司法書士試験では記述問題はないので不慣れな点があって失敗した状態でした。これらの問題を解決するためには予備校を受講するしかないと考え、予備校の講座を受講することにしました。

合格実績が良いことやネットの口コミ情報で豊村先生の講義内容が良いことを知り、試聴してみてわかりやすそうな印象だったので、この2点を重視してアガルートさんに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

速習カリキュラムを8月21日に申込みをして受講を始めました。

司法書士試験科目のうち民法・憲法・会社法は被るので、行政法と一般知識を中心に据えて民法は記述問題に対応できるようになることを目標に基本のおさらいをする意識を持ち、憲法は司法書士試験より難易度が高いという印象があったので、不得手なところを中心に取組むこととしました。

行政法の講義は、9月15日までに聞き終えて、それからは過去問を解いて理解不足なところをあぶり出してその内容についてテキストで復習しました。それと平行して一般知識の講義の視聴を開始しました。一般知識の講義全てを受講することは時間的に無理があるので、豊村先生が重要なものとして絞り込んだアドバイスに基づいて、その範囲のみをやることにしました。

またおすすめYouTube動画も視聴してなるべく学習時間の短縮を図りました。一般知識は、情報通信・個人情報保護・文章理解については全問正解を目指す方向でいこうとしたので、講義受講後この分野だけは過去問を解きました。行政法と同じく、アウトプットにより知識が不足している箇所をあぶり出し、インプットしていく手法で学習を進めました。

民法と憲法は苦手なところはしっかりと講義を聞いてインプットし、過去問も解きました。

総合講義のご感想・ご利用方法

豊村先生は教材テキストへの線の引き方を明確に示してくれますが、自分にとってはとても理解し易くなるものでした。

これまで私が教材テキストに線を引くときは、ポイントとなるワードのみを目立つようにするのみでした。

それに対して豊村先生の線の引き方は、キーワードを目立たせるだけではなく、意味や内容を踏まえて分類したりもされるので、私にとって記憶が定着していない行政法の復習をする際、後で見返してもわかりやすくて、理解する時間を短縮できたと思います。

また、定義等の長文をそのままマークされるので最初はあまり意味がないことだと思っていましたが、文章の連なりをひとつのものとして捉えた方がイメージが広がり、学習には効果があることを実感させてもらいました。

赤線→重要部分

青線→自説(条文・判例)とは異なる見解/否定的な結論

この線の引き方も効果的で色によって知識が整理されることも実感できたので、今後に活かせる経験でした。

豊村先生の講義はユーモアがあり、日常の場面等に例えたりしてくれるので、わかりやすく記憶が定着し易いように工夫されたものでした。

行政書士試験における民法は記述問題もあるので、より基本的なことをしっかりと理解する必要があると思いますが、下記の項目についての豊村先生の講義はあくまで主観ですが、特にその目的を果たせる内容だと思います。

意思表示・無権代理人・条件・時効・消滅時効・177条の第三者・共有(改正)・債務不履行・詐害行為取消権・弁済・担保責任・請負・寄託・不法行為・配偶者の居住の権利

アガルートさんの教材テキストは、メモができる余白があるので情報の一元化が図りやすく、適度に表があり、カラー刷りであることも学習効果に大きく寄与していたと思います。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

2023速習カリキュラムには講義映像の視聴は含まれていないため、短答過去問集の利用について述べたいと思います。行政法については、入門総合講義を一周視聴した後は、この過去問を解いて、テキストで復習するパターンを繰り返していきました。行政法は不慣れなため学習に時間がかかってしまい、この過去問集を一周するのがやっとでしたが、復習のインプットをするためにアウトプットをするという学習スタイルの教材として、非常に役立ちました。

一般知識は、情報通信・個人情報保護・文章理解で全問正解しようと考えていたので行政法と同じく短答過去問集で当該問題を解いて、テキストで復習するスタイルで学習を進めました。

民法と憲法は、苦手な分野のみ過去問を解きました。民法は、司法書士の問題では出題されないような内容もあり、より基本を固めないといけないことに気付くことができ、憲法は判決の一節が出題されている問題に触れることで司法書士試験より難易度が高い印象を持つことができ、準備につながったと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

8月21日に申込みそれから学習を開始したので時間の関係上、残念ながら講義はあまり聞くことはできなかったのですが、記述過去問集が優れていたので参考にさせていただきました。

前回の試験では、司法書士試験の経験があるのにもかかわらず民法の問題でも点数があまり取れなかったのですが、今回の試験では34点取ることができました。初めて受験したときはそれほど細かく採点されることはないものと勝手に思い込み、対策は全くといっていいほど取れていなかったのですが、本テキストには配点の目安が細かく記載されているので、シビアに採点されるものだという意識になり、豊村先生が記述で出題されそうだとチェックされるものを中心に、細部に注意することを意識して勉強することができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、10月29日に受験し行政法が19問中10問しか正解できず、記述に至ってはまともに解答できませんでした。行政法の理解がまだまだ不足していることに危機感を感じ、豊村先生の解説講義を聞いてからその後2日間に渡ってしっかり模試の復習しました。本試験日まで10日ほどしかないので、行政書士試験の肝である行政法の実力を上げることに軸足を置いて、注力する覚悟ができ、記述問題も部分点を少しでも多く取れるように成長することを意識してインプットしていきました。

本試験での行政法の成績は19問中12問の正解しかできず、さほど実力を上げることはできなかったのですが、記述ではほぼ正解と思える解答をすることができたので、実力の確認作業をして、行政法の実力を上げなければ合格できないという意識を高めるきっかけになったこの模試の存在は大きかったと実感しています。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

今回2回目の受験でしたが、前回市販の書籍により独学で勉強したときと比べると、豊村先生の講義のおかげで短い時間で学習効果が大きかったと思いますし、直前ヤマ当てフェスで出された問題をやったおかげで行政法の記述の問題に対応できたと思っています。

豊村先生についていったら合格できたといった印象です。

約3か月弱の学習で合格できたのはアガルートさんの講座を受講したおかげであるのは間違いありません。

本当に有難うございました。