受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

現在社労士として開業して仕事をしているため、ダブルライセンスでお客様のニーズに応えられるようにしたいと思い、受験を志しました。特に民法の知識を身につけて社労士の知識に上乗せして今よりも説得力のある説明をできるようになりたいという思いがありました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

YouTubeで豊村先生の動画を拝見しまして、分かり易い説明をされていたので興味を持ちました。また、豊村先生の行政書士試験の勉強法の書籍も以前から拝見していたので、先生の試験に対する考え方や指導方法について良いイメージを持っていたのがきっかけです。

合格体験記・学習上の工夫

私は今回4回目の受験で合格しましたが、毎年受けたのではなく平成29年が初受験でしたがその後2回目の受験は令和3年になってしまいました。これは私のこの試験に対するモチベーションも当初は低く、よく世間で言われているように行政書士試験は簡単だから半年も勉強すれば受かる…という話を嘘と分かっていても都合の良い解釈を自分でして、本気を出せばいつでも受かるくらいの軽い気持ちでやっていたのだと今は思います。それで2回目の受験が令和3年になってしまいました。しかし決してこの間に何もしていなかったわけではなく、他校の通信講座を申し込みはしたのにほとんどやらずに試験申し込みをしたのに本番にも行かなかったということもありました。かなりお金の無駄使いをしていたと反省しております。令和3年の試験に向けて学習を始める時期になって、さすがにそろそろ本腰を入れないとこのまま合格できないかもしれないと思い、気持ちを入れ替えようと思いました。しかし勉強を毎日するという習慣をつけることがなかなかできず、周りの誘惑に負けてテレビを見たり飲みに行ったり、その年も好きなことを優先する1年になってしまいました。令和4年の試験対策を始めるあたりからようやく毎日勉強をするというただそれだけの習慣を身に着けることができるようになったと思います。きっかけは特にありませんが、とにかく毎日机に向かうという事を周りの誘惑を我慢しながらやることでやっと落ち着いて毎日勉強できるようになりました。合格した今もこの勉強習慣を他の勉強をすることに役立てることができています。社会人、特に私のように学生時代以来、40代まで勉強せずに来た大人が久しぶりに勉強習慣をつけるということは人によっては克服に何年もかかるハードルの高いことだと思います。しかしこれができなければ、どんなすばらしい講座を受けても絶対に合格できませんのでまずこの点を意識して、自分にはできないと思う人は初めから行政書士試験は諦めた方が良いと思うくらいです。

総合講義のご感想・ご利用方法

私は他の予備校で前年まで学習経験がありましたので、基本テキストは前の学校の書き込みをしてあるものを継続して利用し、アガルートのテキストは苦手な科目、苦手な論点のみ動画を見たり、テキストに目を通したりしました。このような使用方法でも前のテキストだと載っていなかった内容やより突っ込んだ内容があり、アガルートのテキストで学習して初めて理解できた、気づかされたことがたくさんありました。

とにかく仕事をしながら夜2時間程度の勉強しかしませんでしたので、前年までのアドバンテージを利用してやらないでも理解できていることはやりませんでした。特に基本テキストの講義は膨大な時間が掛かりますので、これを全部徹底的に受けると問題演習をする暇がなくなりそうだと思い、比較的得意な行政法は地方自治法しか受講しませんでした。これも褒められた勉強法ではないかもしれませんが、通信で受講できるメリットだと思います。

六法の利用については豊村先生がレックの六法もおすすめですとおっしゃっていたので、これを取り寄せて使用しました。本自体は大きいのですが字が大きくて余白もあり、先生が大事なことを言った時はこの余白にメモをしたりしてとても利用しやすかったです。豊村先生のおすすめに従ってよかったです。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

短答過去問集は行政書士試験の過去問が論点ごとにまとまっている問題集です。私はこのような構成の問題集が個人的には一番必要だと思っています。それは、本試験を受ける時となるべく同じ状況で問題を解き、本試験を受験するときの問題の解き方の練習をすることができるからです。普段の勉強の時は最終的には全肢検討して分からないことがなくなるまで確認もしますが、最初に問題を解くときはこの問題は本試験であれば何分で解く必要があるのか?これを意識して毎問目標時間を決めて解きました。例えば行政法であれば一題あたり2分を目標にしてましたので、三題を6分で解けるように時間を計って解きました。このときは全肢検討しなくても答えが出ればOKとして、次の問題にとりかかります。ミニ本試験のように5肢ある各問題を本試験の現場でどのように解くのかを普段の勉強で練習し、三題連続正解を目指してゲーム感覚も感じながら勉強していました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

記述過去問集は模範解答だけでなく、「配点の目安」、「知識の抽出」、「解答の作成」とあり、そもそもどうやって記述問題の解答を書くのか、自分で解いた解答が本試験ではどのくらい点数がとれるのかが良く分かる良書だと思います。この問題集を通して配点の目安によりどのような点が得点につながるのか、この論点ではどのような点を書けることが出題者に求められているのかなどが少しずつ記述問題独特の雰囲気が分かってくるようになり、記述問題に慣れていない時は一体どうしたら記述ができるようになるのか分からなかったのが、徐々に書けるようになり最終的には本試験でも得点源にすることができるようになりました。本試験では記述は38点取れました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

私は先述の通り、通常の本試験の出題の仕方である5肢が一題の問題が基本的に好きなタイプでしたのであまり肢別問題集はやりませんでした。アガルート以外の通信講座でも過去問ということで肢別問題集を配布する学校がありましたので、本当の初学者の時代はお世話になったのですが、勉強が進んできたためいつまでも肢別問題集をしていては自分に足りない本試験場での実践力がつかないと考えたため、ある時期からやらなくなりました。ただし、初学の時期には肢別問題集は授業で進んだ箇所だけをピンポイントで本試験問題をすぐに体験できるというのがメリットの教材だと思います。これをやる意味は短期合格のためにはやはり大きいのだと思います。王道は肢別問題集がある程度解けるようになったら、これを卒業して5肢一題の問題にたくさん取り組むという流れだと思います。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

この講座で使用する問題集は当然ですが過去問ではありませんので初めてみる問題が多かったです。よって、1回目はほとんど解けず自信を無くしそうになりました。それでも授業を通して解法を理解し、2回目に解くときは授業で言っていたポイントを思い出せるように先生の言った板書以外の話を自分なりにメモをしてそれで復習したりしました。それでも2回目も満足に解けませんでした。それでまた1回目同様の復習です(授業は1回だけ受けました)。やはり記述問題は択一の勉強で得た知識が無いとまず解けませんが、この知識を本試験の緊迫した中、記述問題を解くときにどのようにして解答用紙に引っ張ってくるのかを経験則に近い感じまで覚えるためには、同じ問題をできるようになるまで繰り返し勉強するしかないと思いました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

この講座は民法と行政法関連の法律を一条ずつ田島先生が解説するものです。内容はとても大切なことでやれば実力もつくすばらしい講座だと思いましたが、私はこの講座をこなす時間がなく、最初の方を少し受講してそのままになってしまいました。しかし、記述問題を解くには条文知識が必須ですから、この講座で条文を一つひとつコツコツと理解して記憶する作業を何回も何回も繰り返すことによって本物の実力が身に付き、本試験の現場で初めて見る論点の記述問題に当たっても「あれではないか?」と回答の方針がパッとひらめくのだと思います。行政書士試験は単なる暗記試験ではありません。勉強開始時期から条文を地道に理解して覚えて行かないと試験間近になって習得は困難です。通常の基本テキストや問題集を使用した勉強で六法を引くことに加えて、逐条ローラーインプット講座を利用して条文に特化した勉強をしたらさらに本物の実力が付くと思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

一般知識は足切り点数があり文章理解問題は近年易しめの傾向であるので、全問正解が合格には必須だと思います。私も不合格だった年も含めて全ての年でこの文章理解だけは全問正解でした。政治経済分野が逆に苦手だったため、文章理解は全問正解できないと絶対ダメだと自分にノルマを課していました。しかし私はアガルートで勉強するまでは行政書士試験の文章理解問題のために特別な対策は全くしていませんでした。アガルートではこの文章理解対策の講座があり、私は初めて行政書士試験の文章理解対策の勉強をすることができました。この講座の良いところは、行政書士試験の文章理解問題対策に必要な知識だけ勉強するので、自分で準備した公務員試験用等の他資格用の問題集をするよりも効率的に実力を付けられることです。行政書士試験に出る形式の問題のみ文章の読み方、問題の解き方を解説してくれているのでとても良かったです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

私は答練とか模擬試験という直前期特別対策教材を今まで先送りにして結局やらずに本試験を迎えることがほとんどでした。アガルートでは答練がなかったので教材をためることはありませんでしたが、唯一の模擬試験もかなりギリギリになって取り組みました。それも時間を3時間計ってではなく、今日は民法、今日は行政法というように自分の本試験でのタイムスケジュール(○○法は1問何分で解くか。○○法は全部で何分がリミットか。)を意識して解きました。回答する順番は自分の解き易い順番を別途検討する必要がありますが、3時間続けて模擬試験を家で取り組むことに息苦しさみたいなものを感じたので、科目別に取り組みました。それでも本番は予定時間通りに全ての問題に取り組むことができましたので模擬試験の取り組み方も人それぞれで良いと思います。