受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

普段は労働法を扱う仕事をしているので労働法関連に触れる機会は多いのですが、事務手続きを越えて法律家としてお客様の相談にあたるために、より範囲を広げて法律を体系的に勉強したいと思うようになりました。行政書士は民法、行政法など身近な法律が基礎にあると聞いたので、この機会に法律の読み方から覚えようと思い、受験を決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

高い合格実績を出しているということはもちろん重要な要素になりましたが、何より豊村先生に興味が湧いたので受講を決めました。

フレンドリーな人柄に加え、講義の中身も面白い・堅苦しい法律の文章を噛み砕き、笑える例え話を出して忘れられなくしてくれます。

真面目なスタイルの先生もよいのですが、日常に疲れていたので面白い話を聞きたいなという気持ちもあり、豊村先生推しになりました。

合格体験記・学習上の工夫

国家試験はいくつか受けてきているのである程度の学習スタイルはできていたのですが、いくつか今までのやり方では通用しないところがありました。

・過去問を読んでみても、そもそも何を言っているのかわからない
・初見の用語がいきなり現れるので理解が難しい(特に民法)
・一般常識という名の広すぎる試験範囲

など、一人では対策しにくいところも含めて教えていただけるので、講座は大変重宝しました。

行政書士試験は独学で受けている方もいますが、独学は通常以上に自己管理能力が求められますし、狙われやすい範囲を見つけたり法改正に対応したりはかなり難しいと思います。社会人だと勉強時間が限られてしまうので、質の高い講座を受けるのが一番効率がいいと思います。

学習をするうえで気を付けていたのは、隙間時間を無駄にしないことでした。

会社員として働き、家では家事育児に追われ、平日に自分のためだけ使える時間はせいぜい寝る前の一時間。しかも疲れのせいでうっかりすると子供と一緒に寝てしまう・・・。

これでは何周もまわせないと思ったので、出勤の行き帰りでBGMとして講義を流し、家事の際も子供たちに特変がなければ様子を見つつイヤホンで講義を流し、休日は出先の待機時間に過去問を解き、隙間時間ができたら即学習にあてる習慣をつけました。

学習期間としては合計2年かかりましたが、隙間時間でもそれなりの勉強時間が確保できました。

こう書くとすごくやる気があったみたいに聞こえますが、自分のやる気、気力はあてにせずやっています。良い先生に出会って、習慣化さえしてしまえばこっちのものなので、最初の一歩を出すのが重要だと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

講義を聞いて問題を解くのは定石ですが、豊村先生は、記憶に残りやすい例えをバンバン出してこられるので定着しやすかったです。エルメスのバックやホステスの明美ちゃん、チキン南蛮唐揚げ弁当が出てくる講義は他にありません。講義の理解が難しくて悩むよりも楽しい話をどんどん聞きたいという欲求の方が勝りました。豊村先生の話があまりにも面白いので家族に笑い話として話すこともありました。着ているTシャツまで話題に上がるのは豊村先生だけではないでしょうか。

机に座る時間があまりとれなかったので、教科書を広げながら動画を見るというよりは、音声データをダウンロードして、隙間時間に聞いていました。1コマ20分くらいですし、基本1・5倍速なので子供の習い事のお迎えに聞くことができました。長時間の移動の際には、車のBGM代わりに流して繰り返し聞きました。むしろそのくらい聞かないと講義の本数が多いので最後までたどり着けないかもしれません。音声ファイルで聴くことが多かったので、ウェブ上の進捗度はなかなか上がりませんでしたが、スマートフォンに入れた音楽再生アプリから音声ファイルの取り込みを行い、隙あらば講義を流していたので、インプットとしては十分だったと思います。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

問題集はアウトプットの主役として使いました。

そもそも国家試験は過去問が解けるレベルまで持っていかないと厳しいので、講義のあとなるべく時間をおかずに問題集を解くようにしました。

机に座っての学習が厳しい環境でしたので、なにかしら問題集を一冊持ち歩き、暇ができると開いていました。

右上に□があるので、解いたら日付と正誤を書き込んで進捗を確認し、間違いが続いているものについては付箋を貼っておき、時間ができ次第教科書と講義を再確認しました。時間がない時には検索して確認することもありました。

なお、問題集とノートを広げて・・・というのが生活スタイル上無理だったので、特記事項は問題集に赤ペンで書き込んでいました。

赤シートを挟んでおいて、解くときは赤シート越しに読めば書き込んだものは消えるので、膝元で一冊広げればよいことになります。

学生さんと違う工夫をしないといけなかったので、小さめサイズの問題集は大変ありがたかったです。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

一回目の試験で記述で落ちているので、記述は注視しました。

落ちた時の試験では、問われていることの大枠はなんとなくモヤモヤと出てくるのに、正確な言葉にできない。択一や選択式とは明らかに毛色が違う「消去法では対応できない問題」でした。

知っているだけでは不十分で、書けるようになる練習が必要でした。

過去問が解けないなら本番は難しい、というのは記述も一緒なので、記述過去問をやっていくうちに、論点整理と、敗因を知ることができました。

二回目の試験に向けて、論点は何かを意識して書く練習をしました。また、通常の講義で記述で狙われやすいところが出てくると、論点をまとめて書けるようにしました。文字数の調整などは現地でもできるので、重要なワードを書き出して大筋が外れていないかを確認する練習をしました。

記述は配点が高いので、問題集で書くことに慣れておき、総まくりと直前予想で記述力をあげておくことは必須だと思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

「こんなに解けるかな」というのが正直な気持ちでしたが、難易度的には過去問と変わらないので抵抗なく解くことができました。意外と覚えているつもりでも間違ってしまう問題もあり、細かい論点の整理や抜けやすい問題の把握をすることができました。

一冊のなかに色々出てくるので、意外と横断整理になってよかったです。

サイズの割りに重量もボリュームもあるので、持ち歩きというよりは枕元において何問か解いてから寝る・・・という使い方をしました。断片的な知識が少しずつ埋まっていく感覚があったので、寝る前に少しでも気力があるならば解くのがおすすめです。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

一回目の試験に落ちた際、記述は自分で書かないと解けるようにならないことがわかったので、二年目からは積極的に記述問題を解きにいきました。しかし、文字数が限定されるなかで重要ワードを使っての文章構築は簡単ではありませんし、ある程度範囲を絞っておかないと時間がいくらあっても足りません。総まくり記述80問は、限られた時間の中で効率よく学習を進めることができるので、大変役立ちました。試験当日は、緊張感の中でも重要ワードを思い起こすことができ、なんとか繋げて部分点をもらうことができました。苦手意識のあった記述問題に対応できたのは、総まくり記述80問があったからだと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

条文をひとつひとつ見ていく講義だったので、永遠に終わらないのでは?と思うボリュームなのですが、やってみるとそんなことはなかったです。同じ条文でも角度を変えて見ることでより厚みのある理解ができます。ここまで丁寧に条文を見る講義は他にはないと思います。総合講義でつけた知識に根拠が加わることで理解度が上がるので、法律初心者におすすめの講義だと思います。

ボリュームがあるので「総合講義が終わってから・・・」と思っているとあっという間に試験日を迎えてしまうので、総合講義と同時進行でも良かったかなと思いました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解問題に出てくる文章は普段あまり目にしない文章が多く出てくるので普通に読んでいると余計な時間を費やしてしまいます。

アガルートの文章理解対策は、文章すべてを理解しなくても解けるように解き方そのものを教えてもらえるので、効率よく正解にたどり着けるようになります。

よほど読解力に自身がある人でもなければ、一通り文章理解講座に触れておくと現地で胸焼けを起こすことがなくなると思います。

読み方解き方にさえ慣れてしまえば基礎知識もなく解けるボーナス問題ですので、確実に正解するためにも対策をおすすめしたいです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は自分の現在の理解度を点数化して見れるうえに、時間配分や集中力についても本番さながらにできるので、国家試験対策には必須だと思います。

アガルートさんの模擬試験は本番と同じような冊子で雰囲気もバッチリ出ているので、問題集やアプリと違った真剣勝負の気持ちで挑むことができます。

あとから豊村先生が解説してくれるので、正解しても間違えてもひとつレベルを上げて本番を迎えることができます。

なんなら一回目の試験も実質模擬試験だったと思います。

まとまった時間を確保しなければいけないのが一番難易度が高かったですが、一回だけ通しで解いてしまえばあとは冊子を丸めて持ち歩いてひとつひとつ潰していけばいいので、過去問と同じ要領でできました。