合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

法学部卒で、いつかしっかりと法律を学びたいという思いがありました。20年前、会社の同僚が行政書士・中小企業診断士を独立開業したことを契機に、行政書士という法律系の士業の存在を身近に意識するようになり、定年を目前に、年齢を言い訳に諦めて今後の人生を消化試合みたいにしない為にも、今こそ行政書士資格を目指し、しっかりと法律を学び、少しでも困っている人の役に立てればと思うに至りました。

また、会社で株主総会、取締役会、株式、配当金、定款変更等会社法改正対応等を長く担当したこともあり、行政書士試験では捨て科目になりがちな商法を得意科目にできること、従前から民法、憲法、行政法はしっかり勉強したいと思っており、勉強する上で、苦手科目のないことも行政書士試験を目指すきっかけになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

カリスマ講師「豊村慶太」先生による200時間超の充実した圧巻の講義が受けられること、受講生の合格率56.17%(合格者数296名)という合格実績から、じっくり丁寧に法律を学び、確実に合格できると感じました。

更に、合格者には受講料の全額返金(又は合格祝い金5万円)がもらえることはモチベーション維持に繋がると確信し、迷うことなくアガルートに決めました。

合格体験記・学習上の工夫

スタートが前年9月で試験まで十分な期間があるので、無理せず、1日3時間の勉強を継続することにしました。(朝早く起きて1時間、通勤行きかえり1時間、帰宅後1時間)

講義のチャプターも10~20分と短く、場所も時間も選ばず隙間時間を有効に活用でき、仕事をしながらでも(私は途中で定年退職しましたが)十分な勉強が可能だと感じました。

1回目は、先ず講義を聞き、該当頁を、ダイアリー手帳の翌日、1週間後、2週間後、1か月後の日付に書き込み、テキストをその該当日に計4回読み込み復習しました。

アウトプットは章ごと等ある程度の区切りで問題を解きました。

最初の負担は少なく、1か月経過すると1日で4回分の復習をするようになりますがそのころには勉強に慣れてきているのでそれほどの負荷とは感じませんでした。

この方法で

憲法(9月1日~10月11日)
民法(10月12日~12月21日)
行政法(12月24日~3月5日)
商法(3月7日~4月12日)
一般知識(4月13日~4月29日)

1回目を回すのに8か月かかり、一般知識の頃には憲法が遠い過去のようで(一般知識などやってる場合なのかと)焦りましたが、輪唱方式の復習により、ある程度記憶は定着していました。

私はあえて憲法からスタートしましたが、暗記要素の低い科目で、判例等も興味深く、主要科目の民法、行政法に向けて良いアクセルになりました。

2回目は倍速にして、民法、行政法は逐条ローラーインプットとセットで回しました。

7月に初めて模試(LEC到達確認模試)を受験しましたが、3時間で初めて問題を解き切り、結果も216点で、自分でも知らないうちに合格レベルに達していることがわかり、アガルートの講義、テキスト、問題集を確実にこなせば結果はおのずとついてくると確信しました。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストはフルカラーで図解や図表が豊富にあり、複数の登場人物が出てくる場面では図解で示し、複雑な内容や比較して理解すべき内容はしっかりと図表で知識を整理され、用語解説や補足説明なども欄外余白に随所にあり、完全な初学者の方でも安心して学習できると思います。

また、豊村先生の講義では、カラフルなマーカーとペンが使用され、マーカーは4色あり、それぞれの色に意味を持たせてマーカーし、また文章にラインを引くときも、原則、例外を見分けるマークやとんがりカッコなど工夫がなされており、復習する際に一目瞭然になりました。

更に豊村先生の講義は、民法の代理でドラ息子、相続では六本木ホステスの明美登場と無味乾燥に思いがちな法律を具体的かつ的確な表現を織り交ぜて説明(演技)する等法律の講義とは思えぬほど(コントを見ているように)楽しみながらしっかり理解できるものでした。

2回目以降1.5~2倍速で視聴しましたが、倍速の方がかえって聞きやすいと感じるほど、豊村先生の声は聞きやすく心地良いものでした。

また、林先生がフェイスブックで直接回答してくれる質問対応はとにかくスピーディーです。民法ではとにかく1回全体を回すことが大事とは言うものの随所で疑問点が生じてしまいます。そんな時でもあっという間に疑問点が解決され前に進むことができ大変助かりました。更にフェイスブックでは他の受講生の質問に対する回答も閲覧でき、参考になりました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

基本的に問題を解き、解説を読んで理解できたので、とにかく5回は問題を回すことを優先し、解析講座は理解不能なレベルの問題(全体の1~2%くらい)のみ視聴しました。

憲法、民法、行政法、商法については、一通りテキストと短答過去問を5回しました。最初は1問解くごとにぐったりするほどで、本番はこれを3時間で60問も解けるのかと不安でしたが、回数がすすむごとに回答時間も短くなり、間違いやすい論点が明確になりました。主要科目はこれ以上手を広げず、ひたすらこの過去問を繰り返し、結果的にそれで充分であったと感じています。

一般知識については、ニュース検定のテキストと問題を追加で2回、回しました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

基本的に問題を解き、解説を読んで理解できたので、とにかく5回は問題を回すことを優先し、解析講座は理解不能なレベルの問題(全体の1~2%くらい)のみ視聴しました。

記述については、一通りテキストと短答過去問を回してからおっかなびっくり取り組みましたが、その頃には的外れな回答(部分点が狙える程度)にならない程度の実力はついていました。

記述は、10回の模試でも記述以外で合格まであと10点程度の状態だったので、部分点狙いでも合格レベルには到達するなと思いつつ最後まで不安でした。合格できたので記述は部分点狙いで間違いはなかったのですが、もし不合格であれば、ブラックボックスといわれる記述の採点基準に怯まぬよう対策に力を入れようと考えつつ、不安な記述結果待ちの日々を過ごしました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

民法、行政法のテキスト2周目の講義と並行し視聴しました。実際の条文構成とテキスト内容を確認しつつ理解を深めました。

条文ごと、重要度をランク付け(S,A,B)し、丁寧に確認することができ、テキストと重複する説明も豊村先生と田島先生の講義の違いを感じつつ、刷り込みができ、復習としても有効でした。

逐条ローラーインプットは自力で取り組むにはかなり根気を要するので、この講座は助かりました。条文の構成を把握することは試験の対象範囲が明確になり、今後、法律の学習する上で有意義であると実感しました。

また、田島先生の唐突に始まる雑談が救いとなり励まされ、最後まで続けられました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は自信があり得点源だと思っていたのですが、内容合致、要旨把握はほぼ正解できたものの、空欄補充、文章整序が殊の外正解にたどり着けず、特に文章整序はやたら時間を要する割に、正解でない組み合わせでも意味が通っていたりして戸惑いました。

しかも試験の傾向では内容合致、要旨把握は出題可能性が低く、空欄補充、文章整序が頻出であったので、重点的に空欄補充、文章整序の講義を視聴し、とにかく考えすぎず問題文の限定範囲のキーワードで数学のごとく解くと意識して取り組みました。

文章理解については、公務員試験の過去問(空欄補充、文章整序)も追加で回しました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

基本的には問題を解き、解説やテキストの該当箇所を確認することで理解できたので、とにかく5回は問題を回すことを優先し、解析講座は理解不能なレベルの問題(全体の1~2%くらい)のみ視聴することにしました。

他資格試験の問題ということで司法試験や司法書士試験、国家総合職と超難関資格の試験問題なので、おっかなびっくりで取り組みましたが、殊の外解答できることに気づき自信に繋がりました。

また行政書士試験とは異なる角度から民法の同じ論点が問われるので、似て異なるものに気づかされる等より深い理解に繋がり有益だと感じました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルート 

1回目144点 
2回目(1回目と同問題)220点

LEC

到達確認①216点 
到達確認②190点
行政書士①194点
行政書士②206点
ファイナル218点
ヤマあて①176点
ヤマあて②210点

伊藤塾

1回目196点
2回目200点

7月以降毎月受験しました。(スケジュールのメリハリがつき有効でした)

本番会場に場所的に近い会場や本番会場となる大学(別キャンパス)の試験会場、また本番と同時間帯(13時~16時)を選び、本番当日の感覚(昼食を何時にどこで食べるか、会場に何時に到着するか等含め)を体験できました。

とにかく3時間の間、ひたすら長い文章を読み続ける試験だと感じました。

途中で不安にかられ具合が悪くなることも多々ありましたが、とにかく逃げずに最後まで解き切りました。また、そうすると不思議と結果がついてくると実感できました。

私は、①法令等5肢択一(1-40)②多肢選択(41-43)③記述(44-46)④文章理解(58-60)⑤個人情報(55-57)⑥一般知識(47-54)の順で、法令択一がひと段落した後に時間がかかり焦りやすい記述、文章理解をまとめて取り掛かり、次に確実に得点すべき個人情報を先に回し、比較的あせらず直観で解ける一般知識を残り時間で一気に片づけるというのが精神的に落ち着くと感じ、本番までその順で回答しました。

アガルート模試の1度目144点、割と直前期のLECヤマあて①176点に焦りましたが、あくまで模試と考え、点数は敢えて気にせず間違えた個所をチェックするにとどめました。

むしろ、時系列に点数が伸びるわけでないところに、この試験の出題範囲の広さ故の、対策の難しさ、(僅かな失点で不合格の現実味を感じ)怖さを実感しました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ

初学者でも、1年間しっかりやれば確実に合格できるレベルまで押し上げてくれます。

一方で試験当日は、どんな難問奇問が出ても最後まで自分を信じあきらめず解き切ることが何より大切だと思います。

豊村先生へメッセージ

豊村先生の講義を受け、法律の勉強が、身近に興味深いものに感じ、自分でも知らぬ間に合格レベルの実力を得ることができました。

1年間超の間、お世話になり本当にありがとうございました。