受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

宅建士試験合格後、それまでに積み上げてきた、民法の知識を活かせる資格を検討していたところ、行政書士試験では、民法のウエイトが比較的大きかったので、学習がスタートし易いと思ったこと。これまでに取得した資格と合わせてコンサル関係の事業が開業できると思ったから。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1年目、2年目は、独学で受験したが、不合格になったので、3年目はラストイヤーと心に決めてもう一度初心に帰って学び直そうと思い、予備校探しから始めました。最終的にアガルートアカデミーと伊藤塾の講座に絞り込んだ。豊村先生の熱意ある講義、他資格試験の演習問題、合格者の授業料全額返金が決手となり、アガルートアカデミーの講座に決めました。

合格体験記・学習上の工夫

1年目、2年目は独学で挑み不合格になり、3年目が最後の行政書士試験と決めて勉強を始めました。

最初に行ったのは、試験結果の分析と自分の弱点の分析でした。民法については、比較的高得点で安定していましたが、行政法分野については、問題により点数のばらつきがあり、行政法分野で安定的に高得点を狙うことが、合格の近道であることを結論付け、行政法分野に関しては、先ずは基本知識の定着を意識して、講義視聴にウエイトを置いて勉強しました。憲法は、判例中心、会社法、商法についついては、過去中心に勉強して、最低5割は、取れるように勉強しました。一般知識については、得意分野だったので、個人情報保護法のみに絞って勉強しました。

勉強方法としては、通勤時の電車、昼休み等の隙間時間を利用して何度も何度も繰り返し、最初は、画面を見ながらしか理解ところも多かったのですが、最後の方は、聴くだけで内容が理解できるようになりました。自宅では、朝勉に徹し、朝5時から7時までの2時間は集中力を高めて問題を解きました。問題集は、市販の肢別問題集と他資格セレクト問題集を並行して解きました。本試験3ヶ月前からは、記述問題集とLECの模試パックを使い、実践で戦える知識を身に付けました。お陰で模試では、6回中、S判定1回、A判定4回、C判定1回と良い成績をおさめることができました。実際の試験では、200点超の得点で合格することが出来ました。

総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートアカデミーの中上級総合講義をはじめて、そのボリュームの多さに正直、面食らいました。

座学で視聴していてもなかなか頭に入ってこないので、最初は焦りましたが、5月連休までに行政法→民法→会社法→憲法の順にインプットとアウトプットが終わるように計画してスタートしました。なかなか計画通りいかず、5月時点で、行政法と民法をなんとか1巡できました。

行政法分野は、暗記重視、民法は、理解重視で学習を進めて解らない点は繰り返し講義を視聴し、間違えた問題は、間違えた原因が、暗記不足なのか理解不足なのか分析して対策を考えました。会社法、憲法については、講義を全量視聴できませんでしたが、他資格セレクト問題集を理解できるまで回しました。

本試験では、憲法、会社法は、思った点数に届きませんでしたが、民法が満点取れたことで、カバーできました。今回の自分の結果からみても、合格の決手は、行政法分野と民法でいかに点数を稼げるかです。中でも記述の配点が高く、記述で一発逆転も十分あります。

アガルートアカデミーの記述は、基礎的な問題が多く、80問の問題と回答を全て暗記し、その知識に肉付けすれば合格点まで到達すると思います。この方法で、記述については、自信をもって本試験に臨むことができました。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

他資格セレクト問題集は、民法、行政法分野、憲法、会社法、商法は、何回も解き直し、時間をかけて勉強し、完璧にした一方で、短答式過去問題集は、時間的な余裕がなく、全く利用することができませんでした。但し、過去問題については、行政書士試験研究センターで公表してる過去問題を直前分の令和4年分から10年分遡ってやりました。

スタートは、8月で模試と合わせると、毎週土曜日か日曜日に3時間、試験時間と同じ時間帯で実施し、間違えた箇所の復習に短答過去問題を利用しました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

記述は、過去問については、一般社団法人行政書士試験研究センターの過去問題と記述問題の正解例を10年分を2周した結果、過去問題の論点が、繰り返し出題されないと思い、アガルートの記述過去問題集は、確認程度で殆ど使用しませんでした。

記述過去問題集を教材として出版するのであれば、過去問題の周辺知識で、押さえておくべき論点の解説や一般社団法人行政書士試験研究センターの正解例と異なった解答パターンの詳細解説を記載した方が、応用力がつくと思いました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

市販の肢別問題集を使っていましたので、民法、行政法総論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、憲法については、短答過去問題集は、全く使いませんでした。但し、会社法、商法、個人情報保護法、一般知識分野は、最後の確認問題として1回から2回まわして、間違えた問題の周辺知識の確認として使用しました。

総まくり択一1000肢講座の利用の仕方としては、苦手分野の克服に間違えた箇所、理解出来なかった箇所を発掘するつもりで問題を解き、テキスト、講義、問題をワンセットにして3周から5周、回すことをお勧めします。自分は、市販の問題集、アガルートのテキスト、講義でこのやり方で5周から7周回して知識の定着と反射的なアウトプットを習得しました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述問題の仕上げとして、総まくり記述80問攻略講座を利用しました。感想は、問題量が少ないこと、自己採点が出来ないと言う点です。

問題については、基礎的な問題が大半だったので80問丸暗記できました。80問をベースに知識の肉付けを行い、苦手な項目については、別途、まとめて暗記しました。過去の経験から記述の得点が合否を大きく左右すると分かったので、6月に入ってから記述を意識した勉強方法に切り替え、LECの模試パック(6回)、アガルートの模試1回受けましたが、記述は徐々に点数が上がっていき、得点源になることを実感しました。

本試験では、狙い通り記述は60点中50点を取ることが出来ました。アガルートの記述講座については、今後、本試験に近い事例問題を増やしたり、回答例を複数掲示したり、キーワード毎に部分点が何点かを解説に加えることを検討しては如何でしょうか。

模擬試験のご感想・ご利用方法

LECの模試パック(計6回)を利用した後、最終仕上げとしてアガルートの模試を利用しました。模試としては、自宅で問題を解くだけでアガルートに提出して、採点、成績表もないため、総受験者の中で自分の立ち位置を知ることが出来ないので、模試としての効果は低く、知識定着、知識不足の確認に止まると思います。択一の点数は、自己採点で問題ないと思いますが、記述についてだけでもメールやチャットを使って行うなどのサービスが必要だと思います。他の予備校と比較して母集団が少なく、成績分布が参考にならないのかも知れませんが、模試実施時期を明確にして、採点をすることにより定点の自分の立ち位置や合格点に達しているか確認することができます。今後、是非ご検討下さい。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

今回、3度目の受験で最後と決めていましたので2度目まで独学の勉強では、合格ラインまで到達するのは難しいと感じオンラインの予備校探しから始めました。YouTube等参考にしながら自分に合った予備校を探し、最後は、伊藤塾かアガルートの2校に絞り込みました。決め手は、豊村先生の解説の分かりやすさでした。難しい法律の解釈を噛み砕いて解説して頂いたので印象に残り、問題を解いているときに講義の内容が蘇り効率的に勉強を進めることが出来ました。

豊村ゼミの講義は、テキストの隅々まで丁寧に解説するものであったのでボリュームが大きく、視聴するだけでも大変でしたが、再生スピードを1.5倍速にするなどの時短を図り、問題を解く時間を捻出したり、科目によっては問題を解いてから間違えた箇所の復習で講義を視聴するなどメリハリを効かした勉強をしました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生の丁寧な解説でボリュームのある行政書士試験の全科目について効率的に勉強することが出来ました。60歳を超えてこの難関資格に合格出来たのは、最後まで諦めずに励まして頂いた豊村先生のゼミのお陰だと思います。本当にありがとうございました。