合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

令和2年に宅建士の資格を取得した際、行政書士の資格を持つ義理の父が大変喜んでくれました。「行政書士も目指してみたらどうだ?」という父の言葉に感化され、もう一度喜んでもらうべく勉強を始めてみる事にしました。

また宅建の試験勉強で始めて法律に触れ、その楽しさと奥深さを知りました。行政書士は更に広く深い知識が求められる資格であり、もし取得できればその後の人生をより豊かにしてくれると思い、挑戦する決意をしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

宅建でお世話になった資格講座で行政書士を目指すも、令和4年は不合格。勉強期間中にアガルートの無料ユーチューブを閲覧した際、豊村先生の分かりやすい解説に魅力を感じました。またその動画の中でただアガルートを100%勧めてくるのではなく、受験生の立場に立って、一番自分に合う講師がいる資格学校を選んだほうが良いという意見に好感を持ちました。

今年落ちたら来年は必ずアガルートでお世話になろうと決めていたので、迷わず申し込みました。

合格体験記・学習上の工夫

知識の定着にはアウトプットの徹底反復だと信じていた為、インプット⇔アウトプットのジグザグを全科目1周終わらせた後はひたすら繰り返し問題を解き続けました。いつまでにどこまでを終わらせるかは個人のグーグルカレンダーに登録し、試験日から逆算で勉強予定を立ててから臨みました。

間違えたところ、重要論点、苦手箇所はスマホのメモアプリに自作のQ&A形式で目いっぱい書き込み、公共交通機関の乗車時間、待ち合わせの時間つぶしなど空いた時間に必ずメモアプリを立ちあげる癖をつけ、暗記するまで何度も解き続けました。

インプットで不足しがちだった判例は、予め購入した相賀先生の耳勉アプリを活用。通勤時間は判例を聞き流し、電車に乗ったらスマホでQ&Aを解く。帰宅したら他資格セレクト問題集や1000肢にアタック。理解が浅いと感じた論点だけ豊村先生の講義動画を見返し、自作のQ&Aを更新しつつ逆に覚えた論点は一定期間で削除。これを幾度も繰り返す事で一つ一つ苦手論点をつぶしました。

そして一般知識は田島先生のヤマ当て動画を参考にし、時事問題を中心に定期的にネットニュースに目を光らせました。結果、運も重なり14問中13問正解することが出来、記述の結果を待たずに自己採点で180点を超える点数を取ることできました。

総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートで申し込みを済ませた後、自宅に届いたテキスト数をみて正直言葉を失いました。前年に受講した別の資格講座とは比較にならない講義と問題ボリュームだったからです。ですが、それだけ前年は勉強が不足していたという事かもしれない…だから落ちてしまったのだと考え方を変え、アガルートの講座を全て乗り越えればきっと自分は合格に必要な知識を持てるはずだと信じて視聴を開始しました。

もともとユーチューブで存じ上げていたとはいえ、やはり難しい論点を分かりやすい例えで置き換えてくれる豊村先生の講義は記憶への浸透率が高く、理解できているという実感が継続的な勉強の後押しとなってくれました。30分前後の講座時間には合格に必要な論点だけが集約され、インプット後のアウトプットで記憶定着が捗り、自信を持って次のチャプターに進める仕組みになっています。また全ての問題の一肢ごとにも丁寧な解説動画がついており、なぜ間違えたのか、どの理解が足りていないのかを即座に整理することが出来ました。

そして講座の視聴状況は常にパーセンテージで確認できるため、全体の進捗をイメージしながら日々のスケジュールに落とし込む事も可能でした。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

過去問は、特に行政法全般でその活用意義が高いのは間違いありません。しかし、もともと前年から別会社の携帯アプリで毎日解いていた事もあったので、時間を空けて2周程度解いたのみにとどめました。

寧ろ、特に行政法全般に対していえますが、試験作成側がどの論点を繰り返し出題しているのか、どう受験生を引っ掛けようとしてくるのかの分析に使い、出題回数の多い条文を繰り返し六法で確認・暗記する事を意識するように努めました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

出題済みの論点は繰り返し問われにくい傾向とはいえ、選択肢での出題は十分にあるのでキーワードだけ軽くおさえるような解き方をしました。結果的に今年は民法で過去論点の焼きまわし出題があったことから、本試験ではどうにかキーワードこそ書けたものの、もう少し時間をかけて向き合っても良かったかもと振り返っています。

ですが3周4周と繰り返す時間は勿体ないので、別の論点や商法会社法、一般知識等に時間を割いた方が良いとは思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

試験間際は、他資格セレクトと1000肢をひたすら周回しました。勿論過去問も疎かにしてはいけませんが、過去問は繰り返し解いていると正解肢を覚えてしまいがちですので、新鮮さのある他資格セレクトを基礎法学から一般知識まで1~2か月かけて順に解き、その後に1000肢を解き、総まくり記述を解いてまた他資格セレクトの基礎法学に戻る…を重点的に繰り返しました。

正直、1000肢の全部の解説講義は時間が取られるので視聴していません。分からない論点だけ視聴するようにし、その分アウトプットの時間を確保しました。またこの繰り返しで2度3度間違える肢や論点は自作のメモにQ&Aで落とし込み、目にする機会を増やすことで対策しました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

他資格セレクトと1000肢の周回ルーティーンに差し込み、定期的にアタックしました。エクセルを使って自作の記述解答用紙を何枚も印刷し、40字前後で文章をまとめる練習も並行して行いました。また、どうしても字数に足りない場合であってもキーワードだけは箇条書きで絞り出せるように意識して取り組みました。この周回ルーティーンにより、総まくり記述のキーワード絞り出しは選択肢対策に、他資格セレクトや1000肢の選択肢分析や六法確認は記述対策に、それぞれ効果があると周回する度に強く感じました。

また記述80問については全講義を視聴し、豊村先生の予想される出題されそうな論点や条文もしっかりケアして本試験に臨みました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

当初、条文第1条から視聴していましたが、個人の進捗に後れを感じていた為、途中で視聴を断念してしまいました。ボリュームこそ多いですが、田島先生が非常に丁寧で分かりやすく解説して下さっており、時間が許せば1周聞いておきたかったと思える内容です。

ただどちらかと言えば、頻出の重要条文や言い回しが独特な条文、引用が複雑な条文をピックアップしてポイントごとに再生して勉強する活用が良いのではと思える内容でした。六法の素読は合格に不可欠な勉強方法ですが、ただ漫然と流し読みしても頭に残らない事が多いです。そういった時に気分転換で流し聞きしてみるのも効果があるかもしれません。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解はもともと苦手では無かったので、このチャプターもほとんど活用していません。問題集も息抜き程度でたまに数問解き、あとはアガルートを含め数社受けた模試で練習をする程度にとどめました。ここは正直に個人差があると思いますので、文章理解が苦手な方は重点的に取り組まないと足切りのリスクが本試験当日までつきまとう事になってしまいます。令和6年から出題傾向が変わるそうなので何ともいえないですが、同じ出題・採点傾向であれば最低2問は確実に文章理解で取れる自信がつくまで、繰り返し取り組む事をお勧めします。

私は代わりに個人情報保護法や情報通信用語、政経社の勉強に時間を割き、足切り対策を行いました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験はアガルート以外ではLECで5回(全国公開模試2回、ファイナル1回、ヤマ当て2回)、と伊藤塾で2回、計8回受験しました。夏頃、最初に挑戦した模試がアガルートで結果は余裕の不合格ライン。正直かなり焦りました。難易度は本試験相当であると感じましたし、奇問難問が多い訳でもなく、単純な勉強不足を痛感。前年と同じ轍を踏むつもりかと自分を戒め、毎日ひたすらアウトプットを繰り返しました。

結果、その後の他社7回はLECのファイナルを除いて全て合格ラインに乗りました。前年は1度も合格ラインに乗らずに本試験に臨んでいる事を踏まえると、アガルートで確実に実力がアップしている事が数字でも如実に表れた1年でした。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

おかげ様で無事に前年のリベンジを果たすことが出来ました。アガルートを選んで、また豊村先生に出会えて本当に良かったと心から思っています。インタビュー当日、お会いできる事を楽しみにしております。ありがとうございました。