受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

司法試験の合格発表待ちの、7月から11月の間に何かしら法律の勉強を継続したいと考えました。行政書士試験は、司法試験と科目が重なる部分が多く、また、難関資格であると思ったため試験を受けてみようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

司法試験の学習で、アガルートアカデミーの講座を受講していたからです。シンプルなテキストや、ウェブ受講のスムーズさに満足していたため、行政書士の講座でも同様の満足感が得られるだろうと期待し、ほかの予備校を検討することはありませんでした。

合格体験記・学習上の工夫

行政書士受験を決断したのが7月下旬だったので、学習期間が4カ月弱しか取れませんでした。法律の学習経験はあったことから、自分にとって必要だと思う勉強を選択し、そこに集中することで効率よく点数をとることにしました。過去問を見て、自分にとって記述式の民法は確実に得点できそうだと思いました。そこで、択一と選択で160点を目指し、記述で30点~40点を取り合格する、という作戦をとることにしました。記述が苦手な方は、記述抜き180点を取れば合格点にのるので、択一と選択で合格点を狙うのも作戦として良いと思います。初学者であればどこで点をとるべきかという作戦を立てづらいので、まんべんなく頑張ることになると思います。自分がどのように点数を取るかをイメージすることが大切だと思います。

主要科目である憲法、民法、行政法、商法は一応勉強したことがありました。しかし、行政書士試験で出やすい分野は特徴があるので、ひとまず過去問を解いて、出やすい分野を集中的に押さえるようにしました。

勉強時間は1日0分~30分程度でした。勉強時間をあまりとることができませんでしたが、移動中などの隙間時間を利用して過去問を解き、行政書士試験の勉強にもなるべく触れるようにしていました。

総合講義のご感想・ご利用方法

憲法、民法、商法、行政法は一応学習したことがありました。しかし、同じ法律であっても試験によって特に出やすい分野が変わります。総合講義は、特に大事だという分野について厚く説明がしてあります。一通りの体系的な知識があっても行政書士試験に出題されやすい分野が何なのかがわかっていなかったため、総合講義はざっと視聴しました。特に、行政書士試験の行政法はかなり細かい部分まで問われることがわかりました。

私は行政法について細かい知識がなかったので、行政法の総合講義はしっかりと視聴しました。テキストを読むだけではなにが大事なのかがわかりませんが、講義の中では先生が大事なところを強調してくださいます。その点を重点的に学習しました。一方、行政法以外の科目は少し視聴しましたが、問題演習をすれば十分対応できると感じたためテキストをざっと見る程度にとどめました。行政法も、総合講義を視聴したのは1回のみで、それ以降は問題演習に切り替えました。問題演習でわからない点がある場合、総合講義のテキストを見直すという程度の活用方法で十分だと思います。総合講義は、知識ゼロの方にもわかりやすいように計算された講義です。初学者の方も、学習経験者の方も満足できる内容になっていると思います。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

本当に学習時間が取れない方は、最悪短答過去問集のみ勉強すればなんとか合格すると思います。そのくらい、行政書士試験において過去問演習は大切だと思います。私は、短答過去問集をすべて解き、一度正解した問題には印をつけてもう解かない、という方法で早期に全問題に目を通すようにしました。行政法はそもそも知らなくてわからないという問題が多かったため、解きながら覚えるようにしました。そして、わからない問題は繰り返し解く中で定着させるようにしました。過去問集は、解説が適切かつ簡潔であるので、過去問演習は本過去問集で十分です。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

私にとって、記述式問題は得点源になるだろうと感じていました。一方、記述式は六法を参照できないこと、字数制限が厳しいことという制約があり、戸惑いました。記述は過去問と同じ問題が出にくいと思いますが、どのような問題がでるのか、どのように解けばいいのかという把握に役立ちます。また、直近でこのテーマが出たので今年は出ないだろうという予想にも役立ちます。解説も、根本からの理解を促す内容ですので、短答対策にもつながり、有用だと思いました。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

様々な試験種の科目の択一問題が掲載されています。行政書士試験は過去問に出題実績のない問題も出題されます。そのため、万全の態勢で本試験に臨みたい方は本講座をおすすめします。私は学習時間の都合上、手が回らず、行政法の問題を少し解いたにとどまります。しかし、本試験でも行政書士試験の本番では見たことがない問題が出たので、本講座で様々な問題に触れることで、より高得点のチャンスが広がると思います。行政書士試験は記述抜きで180点を取れば合格できますので、記述が不安な方で短答で180点を目指す方は、ぜひ本講座も解いて、知識を盤石なものにすることをおすすめします。学習方法としては過去問を解き終わった分野の復習として同じ分野を解いて、知識の定着を確認し、わからないことはテキストを確認する、というものがおすすめです。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述は過去問と同じ問題が出にくいと考えられるので、本講座は未知の問題にどのように対応するかのいい練習になると思います。記述にでると考えられるテーマは無限にあるので、予想することは難しいです。そのため本試験で知っている問題がでるかどうかは運の要素も大きいです。しかし、出やすいのはどのような請求をするか?どう反論するか?という部分です。そのため各テーマについて、どのような請求が立てられ、どのような反論が考えられるかを学習するつもりで本講座を受けるのがいいと思います。そして、本講座に記載のないテーマも請求や反論を確認することで、記述対策になると思います。本番では比較的書きやすいテーマが出題されましたが、本当にラッキーだったと思います。できれば短答で確実に180点を目指すことが安全だと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

行政書士試験は、六法がなくても合格可能な資格だと思います。一方、過去問を解くだけだと、問題ごとの理解や記憶をすることはできますが、同じ条文が過去問と異なる聞かれ方をしたときに、なんとなく見たことがあるのにあいまいな知識で回答することになり誤ってしまうという危険があります。本講座は条文をSランクからBランクに分けて解説されています。総合講義や過去問で身につけた知識を体系的に整理するのに有用だと思います。また、条文自体を問題集にすることで、過去問を一通り身につけた後で、本講座を受講すれば、過去問の丸暗記にとどまらない理解を身につけることができ、問われ方が異なる問題にも自信をもって回答できるようになると思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解の問題自体は、フィーリングで解くことができそうだと感じしていました。しかし、講義の冒頭で、文章理解にも解き方があるのでなんとなくの感覚で解くことはやめよう、という趣旨のお話があったため、講座を一通り聴くことにしました。文章理解は知識が不要な問題であり、知識の有無で勝負が決まる問題ではありません。しかし、文章理解にも様々な形式がありますので、問題文との相性で正答がわからなかった、という事態は避けたいものです。本講座で解き方をつかめば、あらゆる文章理解に対応でき、確実に得点につながると感じました。利用方法としては、講座を一周聴くだけで十分だと思います。知識のインプットが必要ないので、疲れているときややる気の出ないときに取り組むといいと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、時間の都合上、本試験当日の午前中に解きました。時間配分が難しいと感じる方は、時間配分の練習として解くことをおすすめします。模擬試験は問題予想の側面があると思いますので、記述問題が的中した時に確実に得点が望めると思います。また、直前に見ていた問題が出ることはよくあるので、直前まで何かしら問題に触れておくという意味で模擬試験は有用でした。模擬試験で記述抜きで160点を取れていたので、なんとなく本番も記述を合わせれば合格するだろうと思えたので、精神的にも直前に解いたことはよかったです。

ただ、模擬試験を通して自分の理解できていない分野といった勉強が必要となる分野がわかる場合があります。勉強時間がある場合は、本試験当日ではなく、一通り過去問を解き終えた時点で模擬試験に取り組むことをおすすめします。