受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

行政書士試験を目指した理由としては会社の異動が大きなきっかけとなります。元々、現場の部門にてヘルメットをかぶって仕事をしていましたが、管理部門へ異動となりました。その部署では他の部からの契約書のチェックを行っているのですが、これまで法律など勉強したことがなく知識のないままかろうじてこなしていました。しかしこのままでは駄目だ、法律を勉強しないと!と思い探していたところ行政書士試験をみつけてチャレンジしてみようとなりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

通信講座であったことが大きな理由の一つとなります。通学の講座も考えたのですが、恥ずかしながら腰痛もちでこまめに体を動かさないとどうにもならないので自宅でしかできないなと思い、まず通信講座を選択しました。そしてアガルートを選んだ理由はまずなんとなく気になっていたことに加えて、高い合格実績があったことや体験講座を受けてみてビビッとてほぼ直感できまてしまいました。結果としてこの直感が正しかったので本当に良かったです。

合格体験記・学習上の工夫

学習上の工夫とまでは言えませんが、意識していたことが1つあります。

それはとにかくわからなくてもやりきろうと思いガンガン進めていったことです。講座の中で豊村先生がわからなくてもまずは一周をやりきろうということを言われています。

本当にこれが大事なことで丁寧に一つ覚えてから次へ、そうしてまた次へとやっていくと間違いなく間に合わずかつボリュームが多いので少し前にやったことは忘れるということを繰り返していく(もしくは別の覚えたものと混同してよくわからなくなっていく)ことになると思います。

実際に民法を始めたばかりのころは何度も巻き戻したりしながらゆっくり進めていったのですが忘れることに加えて、進捗があまりないので達成感がない、そして勉強が苦痛になっていくという悪循環にはいりかけました。そこで一旦割り切って考え、最初から完璧を目指さすのではなくできれば半分以上、ひどい時はとりあえず何か一つキーワードを覚えるだけのようなレベルでもいいのでまずは前に進んでいこうと思ってやっていきました。

実際に講座は3周ほど見たと思うのですが一回目より二回目のほうが、二回目より三回目のほうがより頭に入ってきていたと思います。丁寧な知識を積み重ねていくことは後々では重要なことですが、その前に全体を大まかにつかんでそれから丁寧に知識を積み上げていくすなわちまずは一周して全体像をふんわりとでもいいので把握していく方法のほうが全体的に効率がいいのではないかと思いました。

総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義の感想としては、「必要十分」の一言に尽きます。実際には年度ごとに多少の変動があると思うのですが、少なくとも今年の試験に関しては全くわからないという個所はほとんど出てこなかったと思います。少なくとも回答を二択に絞れる若しくは間違えた個所も回答を読むとなんとなく聞いたことがあったり、これはやったことがあるそしてなぜこちらの選択肢を選んでしまったのだろうかというところがほとんどでした。

これから勉強をしていく皆さんもどこかのタイミングで勉強に行き詰る時が来て、その時に気分転換のように新しいテキストに手を出してしまいたい欲望にかられると思います。しかしそれはたいていの場合、お金や時間の無駄にしかならないのでやめておいたほうがよいです。この講座で受け取れるもので十分です。

利用方法については兎にも角にも「繰り返す」この一点に尽きます。はっきり言って一回では絶対に覚えることはできませんし、いくら択一式の問題が多いといえども少ない回数では試験問題を解くことができるレベルに達することができません(そんなことができる人であればそもそも独学で十分でわざわざ通信講座をとる必要はありません。)。私たち凡人は何回も何回も繰り返していくとことで知識を定着させていくことで合格に近づいていくしかありません。とにかく繰り返して頭の中に刻み付けるという意識で!

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問講座について意識をしていたことは徐々にステップアップをしていくということです。どうステップアップをしていくかというとまず第一段階として、どれが正しい選択肢かわかるようになる、どんな解き方でもいいので正解を選ぶことができるというところから始めました。答えを回答自体を覚えてしまうということもしました(ほとんどここからスタートでした)。第一段階なのでクイズのように答えがあっていた、間違えていたということに一喜一憂してもよいと思います。何よりも答えがあっていてうれしいという達成感を得ることを第一にして勉強を継続したくなるような精神状態を保つようにしていました。そして答えがわかるようになってきたら第二段階としてほかの選択肢のどこが間違っているのかということを意識していく、第三段階ではなぜ違うのかがわかる、最終段階として頭の中で選択肢のどこの部分がどのように違うのか、さらにそれをどのようにすれば正しい選択肢になるのか簡単な説明ができるという順序で進めていきました。これによって択一だけでなく記述問題のほうにも対応することができたと思っています。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問講座の利用方法としては頭の中の知識の整理と覚え漏らしている個所の把握を意識しながら解いていました。

短答過去問講座でも記述問題の対策ができるようになることを意識中でどこが違うか、なぜ違うか、そしてどのように直せば正答にできるかということを意識しながら解いてはいました。しかしやはり実際に記述として紙に書いてみるということに及ばなかったようで、始める前は択一の過去問を解けるようになってきたので記述の過去問は楽勝ではと思っていたですが実際に解いてみると、書かなければいけないポイントのうち一部は記載できているのみで、甘く採点して半分程度しか点数がもらえないだろうなという答えばかりしか書くことができず、自信を失いました(笑)。しかしこの過程があったことによって自分の知識がうろ覚えであること、同時に紙に書いてまとめることで頭の中の整理ができたと思っています。そして記述だけでなく択一の対策にもつなげることができた実感しています。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプット講座の感想としては、もっと早く受講すればよかったという後悔して出てきません。私はこの講座を後回しにしており、夏頃から見始めていました。その時は少し壁にぶつかっており、例えば行政手続法や行政不服審査法の内容や言葉は覚えてきてはいたもののそれぞれの条文の内容を混ぜられたりすると対応ができず残り100日を切りそうだけど大丈夫かコレ?と不安になっていました。そういった中で逐条ローラーを受講しましたが受講してからその状況が一変しました。総合講義を周回していたので知識はある程度入っていると思い込んでいた自惚れを完全に破壊され、そしていかに条文の知識を取りこぼしていたかを実感させられました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解対策講座について主に過去問へ慣れる目的で使用していました。元々、大学受験の時は現代文が得意だったため根拠のない自信を持っていましたが、実際に解いてみると同じような感覚で解くことができたのであまり力は入れずにいました。問題の形式になれさえすれば何が出てきても大丈夫だ!と思い過去問含めて二周程度して、浮いた時間を行政法や民法への時間に充てていました。ただ今思い返すと、これでよかったような気がしています。なぜなら文章理解については何回も繰り返して知識を入れるというよりも、一般的な解き方をマスターしてそれをどんな問題にでも適用でできるようにすることが目標となるので、ほかの科目と違って少ない回数でマスターするということを意識して解いていったのが結局は最短ルートではないかと思います。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

この講座に関しても必要な知識の完成に必要な講座であったと思います。短答過去問講座を何周かしてからこの講座に入取り組みだしたのですが、初めて一周回し終わったときはおそらく正答率は2割から3割程度であったと記憶しています。個人的な感覚なのですが短答過去問講座と比べてより正確な条文の知識が求められている問題が多かったので、うろ覚えの知識ではほとんどの問題で解くことができず、ひどい正答率になったのだと思います。しかしここで多くの問題を間違えたおかげでその都度条文やテキストを読み返して知識の整理とその反復をすることができた思うので、早い段階でなくとも逐条ローラーを見終わってからぜひ取り組むべき講座だと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は総合講義、過去問、逐条ローラーに並ぶほどの重要な存在だと思っています。というのも自分の現在位置を知るため、また夏に入って勉強がきつくなってきた時期に自分の短期的な目標としてこれ以上の存在はないと思っているからです。まず自分の現在位置を知るためということについてですが、おそらく模試をやる時期になってくると担当過去問講座はある程度周回が終わって間違えることはほぼなくなってきていると思います。そうした中でこれなら大丈夫だと自信を持つのですが、実際に過去問を解いてみると思った以上に点数が取れないことを実感させられます。そこではじめて自分の弱点に気づくことができたり、また三時間ぶっ通しで問題を解くので集中力が続かず落ち着けばとれていたはずの問題なども見つかり本番での準備を行うことができます。また模試の時期になると本試験まで残り〇〇日と具体的に意識し始めてきて余裕がなくなってきます。そのなかで焦って闇雲にいろいろな科目へ手を出すのではなく、模試を受けてみて自分の苦手なところや重要論点をこなしていくことが合格へ近づくために大事なのではないかと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

もし行政書士試験をうけようか迷っている方がいればお伝えしたいのが、この講座は講座を一通り受講するだけでも時間がかかりますし、それに復習をしていればさらに時間をかけることになり、決して楽だとか簡単な講座ではありません。しかし覚悟を決めてしっかりと取り組めば間違いなく結果が返ってくる講座です。おまけにやりきることができた胸を張って言えるような自信へつながります。法律を勉強したいといったことやキャリアアップにつなげたいなど行政書士試験への動機は人それぞれだと思いますが、どんな人に対しても勧められるそんな講座でした。