受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

前職の上司に「向いているのでは?」と言っていただいたことがきっかけで10年前に一度挑戦しそのままにしていたところ、将来に向けて自分の自信になるものが欲しいと思い、試験を目指しました。

社会人生活も折り返し地点に入り、定年退職後も自分のペースで仕事ができるかも、という点にも魅力を感じました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受験を決めてから試験まで7か月しかなかったため、独学は検討せず、自由に時間を選べるWeb講座ができる事が前提で複数検討しました。

その中で圧倒的な合格率のアガルートを見つけ、サンプル動画などを確認し、受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

「講師の方のアドバイスを忠実に行い継続する」この1点に尽きます。

・民法は何度も繰り返す
・条文チェックは怠らない
・商法&会社法も捨てない
・模試は回答順番の検討、苦手箇所の炙りだし、一般知識のヤマアテ目的
・直前期に検索をスムーズにするための情報リンク
・忘れて良い過去問、というものもある

などです。

4月中旬から勉強を始めたので、本当に間に合うのか?という不安のなか、月1度のコンサル動画で3月スタートの方向けへ「スタートが遅れていることは間違いないから、初めから全力で」とのメッセージがあり、そうだな、不安を取り除くには全力でやるしかないと気持ちを引き締めました。

試験まで勉強時間の設定を最低1,000時間に設定、月150時間を最低ノルマとし、スマホアプリで勉強時間を測り可視化するようにしました。

1回目のインプット期は時間の設定をしていて本当に良かったです。どうしてもインプットはキツいと感じてしまうことが多かったのですが、まだノルマ未達だと自分で把握できるので、ここぞという時に踏ん張れたと思います。

■スケジュール

以下は実際にした勉強スケジュールです

4月中旬~5月中旬:民法1周目終了
5月中旬~6月上旬:行政法1周目終了
6月上旬~6月下旬:憲法1周目終了
6月下旬~6月末日:商法・会社法(株式・設立・機関のみ)1周目終了
7月~9月中旬:全科目2周目/曜日ごとに勉強科目を決める(動画は1.5倍速~)&一般知識を同時並行
9月20日ごろ~:全科目3週目~、模試、逐条ローラー導入、記述対策開始、移動中&自宅での家事中なども講義音声をイヤホンで聞く

■勉強方法(法律科目)

1周目はインプット→問題集のジグザクとあわせて、六法の条文を引く。六法にテキストのページ数を記入していたのが勉強を進めていくなかで便利だと感じました。とにかく1周目はテンポよく、多少理解が足りないと思っても先に進める事を意識しました。

2周目は問題集から入ったものの、ほとんど理解できず挫折して(特に民法…)、1周目と同様、インプット→問題集として進めました。この時期が精神的に一番きつかったです。

2周目から問題集への正誤のチェックを入れて行き、苦手な問題を可視化。

3週目は問題集→理解や知識が曖昧なものをテキストへ戻って確認、必要であれば講義動画を確認しました。逐条ローラーもこのタイミングで進めていたため、講義の内容が体系立てて頭に入ってくる感覚があり、理解が深まりました。

10月下旬ごろの直前期は、民法・行政法の勉強時間を思い切って減らし、憲法・商法・会社法を1周させる事を意識しました。これが効果絶大。行政法の理解が深まっていることで憲法の理解が深まり、商法・会社法も忘れていた内容にはっとさせられました。

■勉強方法(一般知識)

文章理解・情報通信&個人情報保護は講義でしっかり学習し、問題も繰り返し解きました。個人情報保護法は、資格の大原のアプリから有料の問題を購入し、隙間時間などで確認をしていました。

時事問題はニュース検定、田島先生の直前期講義、模試出題内容を確認し、ポイントを押さえるようにしました。

模試で足切りになった事もあり不安は最後までありましたが、過去問で一般知識の難易度を確認し、模試とは出題傾向が違う事に気が付いてからは、模試の結果は気にしないようにしました。

一般知識は運だという声もありますが、きちんと対策をしておけば得点を獲得できると思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

初学者にもわかりやすい点、動画が細かく分割されている点、音声のみのインストールが可能でスマホで再生できる点など、どのような方でも取り組みやすいアプローチがされているように思います。

法改正部分などは自身で印刷が必要な「レジュメ」が準備されていることもありますが、初めは気が付かず準備不足でバタバタとしてしまいましたので、予め勉強科目の「レジュメ」は確認されることをお勧めします。また、細かく分かれている動画チャプターの番号をテキストに記載しておくと、必要な箇所を後日確認する際に便利です。

豊村先生の講義は、法律の勉強をしていることを忘れるくらい良い意味で気軽に受ける事ができました。重要な論点を何度も表現を変えて説明してくださったり、作画などで理解が進むような講義内容でした。個性的なTシャツや度々かわる髪型に笑わせてもらいながら、ここは新しい動画に差し替えられている→何か改正があったところなのかな?など想像しながら勉強したことも印象に残っています。

1周目はテキストへの書き込みなども含め、全ての講義の視聴は時間がかかってしまいますが、2周目からは講義動画を倍速で視聴したりとスピードは格段にあがりますし、音声だけで内容を理解できるようになるので、移動時間や隙間時間での学習も進むようになると思います。

そのためにもまず1周目はテンポよく進める必要があるのだと思います。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

初学者は必ず確認することをお勧めします。

が、はじめは林先生の話が「?」となる所もあると思います。大丈夫です、2周目・3週目で理解できるようになります。その時の「そういう事だったのか!」という気づきは視界が開けるような感覚があります。

また、「この問題は復習不要」「〇番と〇番の肢だけ復習してください」と問題を一刀両断されることもありますが、これが直前期に非常にありがたいので、きちんとメモを取られる事をお勧めします。

はじめは、林先生厳しいなぁ・・・と思っていましたが、あの厳しさは優しさの裏返しなのだと、勉強が進むにつれ感じるようになりました。

本当に受験生の合格を目標に掲げ、指導してくださっている熱意からくるものだと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

2周目に一度取り組んでみたものの、分からない事への焦りが強くなったため一旦保留し、3周目の学習時に取り組みました。

記述問題を確認することで、択一の知識を深める事ができたように思います。択一で問われていたことは、具体的にはこういう事案なのかと非常に勉強になりました。

同じ記述問題の出題は無いと思い、確認されない方もいるかもしれませんが、知識の深堀のために必ず確認されたほうが良い講座です。出題問題プラスアルファの知識を加えての説明をされている所もあり、非常に有難い講座でした。

個人的には林先生の試験委員への毒舌も、この講義の見どころで面白いです。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

なかなかスケジュールに組み込む事ができず、本当は学習を諦めようと思ったものの、行政法だけでもと取り組んでみて、結果大正解でした。

豊村先生とは異なる視点からのご説明もあり、このように理解すれば良いのだな、と理解の密度が上がりました。苦手意識のあった地方自治法も、条文学習をすることでパーツがはまっていく感覚があり、得点源にしようと意識を変える事ができました。

ボリュームの多い民法も、勢いにのってすべて視聴させていただきました。「留置権封じ」などの田島語録で理解を深める事ができ、民法の読みにくさが緩和されました。

絶妙なタイミングでの雑談も、励まされた受験生は多かったと思います。私もその一人です。有難うございました

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

一般知識の足切り回避のため、絶対に落とせないカテゴリーだと緊張していましたが、講義内容が非常にわかりやすく、学生の時に出会えれば、もっと現代文を好きになれたのにと思いました。テクニックだけではなく、文章をきちんと読んで理解するための細かなアプローチなど、なるほどと思う事が沢山ありました。感覚ではなく根拠をもって問題を解けるようにトレーニングできるのは、本当に有難かったです。

1点お願いがあるのは、板書にある「ミクロ」「マクロ」の説明動画をつけて頂きたかったです。講義動画を飛ばしてしまったかと戻って確認してみたりしましたが、動画はありませんでした。説明内容を聞いてみたかったです。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

2周目より取り組んだものの、過去問に比べて難易度が高いと感じる問題も多かったです。ですが、そのような問題を解くことで本試験での不安を払拭できるようになるのかな、という思いで解いていました。知っているはずなのに解けないという問題も、解説動画を聞き、何度も解いていくと難しいという感覚も薄らいでいくので、継続して続ける事で力がついている事を実感できます。これらの問題を解くことで、模試や本試験で「なんじゃこりゃ」と思う問題が少なくなることは間違いないと思います。豊村先生の解説は言わずもがな、非常にわかりやすく、「テキストになかったかもしれないので、プラスで知識を入れましょう」など、新たなインプット教材としても有効でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

9月上旬に受ける予定だったものの、スケジュールがおしてしまい9月20日ごろまでずれこみました。アガルートの模試は難しいとの評判だったため、まずは他社予備校のものからはじめ、アガルートのものは10月中旬に取り組みました。

模試は2週間に一度行うようにし(申し込んでいた他社模試パックのすべての消化は難しいと判断し、一部は一般知識の問題確認のみとしました)、その際には下記を目的に実施しました。

・本試験と同じ時刻で取り組む
・問題の解く順番の検討(順番通りに基礎法学から解くか、行政法から解くか、など)
・それぞれの科目での回答目標時間の設定と回答時刻の計測
・回答後は間違えた問題から、苦手箇所のあぶり出し

解く順番が決まったら、それぞれの科目の終了時刻のリミットを設定し、順調に進んでいるか、少し時間がかかっているかを時刻を見て判断できるようにしました。

時間をオーバーしそうな場合は、難しい問題をパスするようにし、確実に回答できる問題に時間を取れるように意識しました。

また、苦手箇所は次の模試までに必ず理解しておくように勉強を進めました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生をはじめ、アガルート講師陣の総合力で合格させて頂いたと思っています。

正しい努力の方向を示して頂き、知識を与えて頂き、時には励ましていただき、本当に有難うございました。