合格者の声|「自分専用の学習計画」を立て自分の現在地を確認し軌道修正ながら進めていった 松村 望さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
行政書士試験を目指した理由・契機
建設業にいますので、建設業許可の更新や農地転用など、業務上の手続きで行政書士さんは身近な存在です。
2年前に宅建を取得した経緯もあり、そのステップアップとして行政書士に挑戦しました。
自己研鑽もありますが、何かしら会社の役に立つことに繋がったら良いなという思いもありました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
仕事と子育てをしながらの勉強でしたので、通信講座の一択でした。
各予備校で無料体験講座を受講し、「この先生の授業なら頑張れそう!」と思う講座を選ぶのがベストだと思います。
私の場合は、アガルートの豊村先生でした。
また、動画が10~20分程度の細切れという点も魅力的で、スキマ時間に最適だったのも選んだ理由です。
合格体験記・学習上の工夫
特にやって良かったと思うのは、「自分専用の学習計画を立てたこと」です。
すべてをアガルート任せにするのではなく、カリキュラムに併せて長期的目標と短期的目標を自分なりに設定しました。
学習時間を1000時間確保したかったので月ごとの時間配分、12月までに法令科目を1周すること、6月から記述対策開始、7月には模試で択一150点取れるようになっていたい、150点取れなったときの軌道修正の方法(例 民法が弱点→民法強化週間を設ける)などです。
ゴールまでのルートや、自分の現在地を確認しながら進めていたため、軌道修正しながら何とか無事に合格までたどり着けたのだと思います。
行政書士試験の勉強を乗り越えて、私は直前期こそ資格試験の醍醐味だと感じました。
苦しい時期を乗り越えた人だけが味わえる、自分自身の成長を最も実感できる時期です。
悔いを残したくない。あと少し…あと少し…!と自分を奮い立たせて過ごした時間は、試験本番での自信となり、緊張をほぐしてくれました。
それでも、「今年はやめとこうかな」「受けても無理だろうな」という気持ちは、本試験直前までありました。
本試験中も周りを見渡し、人の多さに圧倒され「この中で上位1割に入れる気がしない…」と思っていました。
でも諦めなくて本当に良かったです。
「諦めないこと」
簡単そうでなかなか難しいですが、良いことがたくさん待っています。
総合講義のご感想・ご利用方法
結果として1回目で合格できたものの、道のりは決して順調なものではありませんでした。
最初はひたすら、カリキュラムを素直にこなしていました。
問題が解けなくても、そのうち力がついてくるものだと信じていました。
しかし私の場合は、早々で挫折…
インプットの後、すぐにアウトプットの問題(5肢択一)に取り掛かっても、なかなか解けるようになりませんでした。
問題文が日本語なのはわかるけど、日本語なのに意味がわからない…そんな状態でした。
学習記録を見返してみると、約4ヶ月もそんな期間が続いていました。
私の能力では無謀だったかな…と思い悩んでいた頃、豊村先生がYouTubeライブで「5肢択一形式が解けるようにならない場合は、肢別形式の問題集をやってみて!」と話されていたのです。
なんと幸運な場面に出会ったのだろうと思いました。
迷わず肢別問題集を購入し、周回に時間はかかりましたが、だんだんと解ける問題が増えてきました。
正答率が上がると楽しくなってきて、楽しくなると量をこなせるようになり、量をこなすと質が向上して…という好循環でした。
豊村先生、私はあの時のアドバイスに救われました。
心からありがとうございます。
短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法
上記のとおり、私は肢別問題集から出直すことになったため、こちらの講座の活用方法は他の方と異なります。
肢別問題集の解説を読んでも、まだ「?」が残るとき、該当する設問の動画を探して林先生の解説を聞きました。
すると、すんなりと理解できるうえ、私が解けなかった理由まで気付かせてもらえました。
林先生は、その問題を解くために必要だった知識、思考方法を丁寧に解説してくださいます。
「私はAを単に暗記していなかったから意味がわからなかったのか…」
「BとCは似ているから間違えた。比較、整理して覚えなおしたら解けるようになりそう!」
そのような気付きを得るのは、自力では難しかったと思います。
解けない理由が明確になると、その対策も明確になります。
暗記や知識整理の時間も大切にするようになり、正答率の上昇に繋がりました。
記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法
林先生の講義内容は特徴的で、出題形式を3つのパターンに分類することや解答プロセスなど、他にはない講義だと思いました。
いつか本当に解けるようになるのかな…と常に不安要素だった記述式ですが、記述式対策を始めると、択一の理解も深まり、相乗効果を得られました。
記述式対策は、始めるタイミングが大事だと思います。
早すぎると択一も記述も解けなくて、行き詰まって勉強自体が苦痛になってしまうと思うので、択一がある程度解けるようになったタイミングがベストではないでしょうか。
そのためにも、択一を早めに安定させることは理想なのだと思います。
逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法
逐条ローラーインプット講座のテキストが届いたのは春でしたが、受講したのは夏に入ってからでした。
受講対象が「インプットを一通り終えた方」とあったので、全体的に遅れ気味だった私は、後回しにしてしまいました。
その結果、受講するときには駆け足になってしまったのがもったいなかったです。
それでも得られるものは多く、自分には見慣れた条文だったとしても、表面上しか見えていなかったことを思い知らされました。
受講後は、条文理解の深みが増したように思います。
私は、専用のテキストではなく、六法に書き込みながら受講しました。
六法を引くたびに、+αの知識も確認できたことは大きかったです。
田島先生が真顔でおもしろい話をされるのがツボで、ついつい見たくなる講座でした。
文章理解対策講座のご感想・ご利用方法
受講する前は、3問正解するときもあれば全問不正解のときもあり、時間もかかりすぎていました。
いまさら国語力を身に付けるのは難しいだろうと、半ば諦めていました。
運次第と思っていた文章理解でしたが、講座の中で実はコツがあることを知ると私でも安定して得点できるようになりました。
これまでと比べると短い時間での解答が可能になり、記述を落ち着いて考えられる時間が増えるなど、時間配分の改善に繋がりました。
国語が苦手だった学生時代に知りたかったです(笑)
本試験は特に易しい問題ばかりでラッキーでした。
『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法
「他資格試験の重要過去問から厳選されたものを使い、+αで問題演習をおこなう」という大変魅力的な講座でしたが、当時の私の実力や学習の進捗状況から、他のことを優先すべきことが明らかでした。
私は、豊村先生クラスのロケットスタート組として、2022年7月に早めに学習を開始しています。
それなのに、こんなに余裕がないなんて…と愕然としました。
嘆きながらも、まずは基礎をしっかり定着させることに努めました。
結果としては正しい選択だったのだと信じていますが、この講座を受講したかったなと今でも思います。
模擬試験のご感想・ご利用方法
記述の採点を受けてみたかったので、他校の模試パック(7回)を自宅受験しました。
結果に打ちのめされながらも、ありのままの出来ない自分を素直に受け入れて、本試験までに確実に解ける問題を1問でも増やそうと心がけました。
そのうち、模試成績表での偏差値が少しずつ右肩上がりになっていることに気が付きました。
伸びているということは、正しい方向に必要十分な努力ができているのだと解釈し、自分の現在地の確認と自信に繋げることができました。
模試は、現在の実力を知るツールでもあり、自分の弱点を知るツールでもあります。
同じ意味のようですが、前者のみで満足する人と後者をチャンスと捉える人とでは大きな差が出てくるのだと思います。
アガルートの模試は、試験の2週間前に解きました。
難しく感じたとおり結果は散々でしたが、「これが本試験でなくて良かった」と切り替えて、見直しに注力しました。
講座のご感想、講師へのメッセージ等
豊村先生をはじめ、林先生、田島先生。
お一人ずつにお会いして直接お礼を申し上げたい気持ちです。
素晴らしい先生方に恵まれて、一回で合格することが叶いました。
地方の田舎に住んでいても、行政書士の勉強が不利ということはまったく感じませんでした。
合格を報告した時の家族の反応は、何度思い返しても幸せな気持ちになります。
頑張って良かったです。
大変お世話になりました。