受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

法律に興味があり、宅建を受験後、更にチャレンジしたいなと考えた時、行政書士試験が良いかもと思ったのがきっかけです。以前公務員試験の勉強をしていた際に学んだ科目とも被っていたので、何とかなるかもと思い受験を決意しました。

現実はこんな軽い気持ちで合格できる試験ではなく、行政法が特に苦手で暫く諦めていましたが、平成26年の行政不服審査法改正で、少し解りやすくなったのをきっかけに受験を再開しました。

仕事上、相続手続きに関わることが多く、行政書士の資格を取得してもっと相続手続きに関わる事ができたら良いなと思うようになりました。具体的な目標ができ、行政書士試験に合格したいという気持ちが強くなりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

独学、講義なしの通信講座で挑戦してきて合格点に届かず悩んでいたところ、アガルートのYouTube受講相談を知り、よく視聴するようになりました。豊村先生のお話の中で、消化不良が駄目な事、可処分時間を考えた結果、2022年は別の通信講座に申し込みましたが玉砕。2023年は可処分時間の不安はありましたが、サンプル動画を見まくり、解りやすい、続けられそうと思い講座を申し込みました。

合格体験記・学習上の工夫

2月の中旬に講座を申し込みました。はじめに2022年本試験の振り返りから始めました。全体的に知識があやふやで5択から2択までしか絞れず、記述も自信のなさから最初にしっかり考えて書いた答えを後から書き直し点数を下げる結果になりました。行政法は手続法の知識があやふや、事件法は問題文自体が難しく自信を持って答えることができませんでした。細かく振り返りをする事で苦手な分野と苦手なことがわかり、学習のスタート前に取り組んで本当に良かったです。

次に『豊村クラスの受講ガイド』などを視聴して受講前の準備をしっかりおこないました。マーカーの仕方など、最初に確認する事で講義の視聴の際はスムーズにマークすることができ、内容もしっかり入ってきて有意義な1周目の視聴ができたと思います。

2月スタートのスケジュールを参考に、2〜6月を基礎知識習得期、7〜9月をテキストなどのリンク付けをする作業完成期、10.11月の直前期にに分けて学習を開始しました。

まず2〜6月は1回目のインプット講義を視聴、該当の過去問を解く、条文にチェックを入れてユニットをどんどん進めていきました。順番は民法→行政法→憲法→会社法と一般知識のテキストが来てからは一般知識と同時進行で進めました。マーカーやアンダーラインなど、指定があったおかげで余計な事は考えずに重要な所にはマーカーが入り復習もしやすいテキストが出来上がりました。条文チェックはなかなかスムーズに行かず最初の頃は辛かったです。でも条文チェックが去年との大きな違いでもありました。慣れたら自然と六法を開くようになりました。ゼミも申し込んでいたので少しずつ視聴していきました。

次に7〜9月はインプットの2週目と過去問、条文チェックをしました。記述やニュース検定をインプットの合間に少しずつ学習しました。この頃は条文チェックも慣れて六法もチェックが入っている所が目立つようになりました。行政法の過去問は苦手意識が強すぎたため進捗が悪く、問題文に○✖️を付けて読み物にしました。

10.11月は直前期で模試も取り入れました。ヤマ当てフェスも受講し試験で力を出しきれるよう準備しました。ただ9〜10月は仕事が忙しく勉強時間も限られていて大変でした。どうしても勉強時間が取れない時はゼミを1.5倍速で聴きまくりました。

試験前には当日持って行くものを決めてテキストや条文のコピーを準備しました。

試験当日は早目に出発し、試験会場のカフェで軽い食事と準備した物を繰り返し確認しました。

会場は知っいる場所だったので、水分補給やお手洗いなどを済ませて集合時間の少し前に着席しました。

あとは試験で力を出し切るのみ!と気合を入れて試験に挑みましたが、もともと緊張しいだからなのか、ちょっと厚着をしてしまったからか、暑いしドキドキするしで今までにない落ち着かない状況でした。決めていた順番で解き始めましたが、自信のある科目が解き辛くかなり動揺してしまいました。でも今回は自分にできる限りの準備はしてきたと言い聞かせ、最後まで諦めずに解きました。

試験終了後は択一に手応えを感じられず、記述は書けたものの、皆できているんだろうなと落ち込みました。

なんとか当日に自己採点はしましたが、択一だけで合格点を取ることができず、記述待ちとなり暫くは何もする気が起きませんでした。

合格発表までは、また来年受けるかどうかは考えられず、仕事の繁忙期の疲れと合間ってボーっとすごしていました。

結果は何とか合格。記述は思っていたより点数はもらえずでしたが、合格は合格だと開き直る事にしました。

また、今まで色んな試験を受けてきましたが、家族や友人が合格をものすごく喜んでくれたことが嬉しかったです。

一時期、帯状疱疹になったりコロナにかかったり、仕事で心がポッキリ折れたりと大変でしたが、アガルートの講座と豊村先生のおかげで何とか合格できました。本当にありがとうございました。

総合講義のご感想・ご利用方法

民法

1週目は1日10ユニットは進めるようにしました。慣れたらキリが良いところまで講義を視聴して過去問を解くようにしました。過去問を解いた時は解説を読み、条文とテキストをチェックしました。次の日の昼休みにアプリで同じ範囲の肢別過去問を解くようにしました。豊村先生の授業はわかりやすく、楽しく勉強できたのが良かったです。マーカーやアンダーライン、書き込みなどの作業はたくさんありましたが、なんとか一周し、2週目からは見やすくなったテキストを使って1.5倍速で学習を進めていきました。何でも満遍なく学習したい性格なので、単元ごとにランク付けがしてあり、余計な深追いやまわり道をせずにすんで良かったです。

行政法

行政法は学生の頃から苦手意識が強く、学習を始める時から不安でしたが、民法の学習がスムーズに進んだのでそのままのペースで進めて行く事ができました。

時々目次や不服審査法の図をみて確認しながら、今自分がどこの学習をしてるのかを意識していました。

憲法

前半の人権部分は判例が多く、今までは違憲、違法なものを覚えるくらいでしたが、豊村先生の判例解説がとてもわかりやすく、理解が深まった上に過去問もスムーズに解けるようになりました。

商法

商法、設立、機関を中心に学習しました。直前期になってほかの部分も気になりましたが、テキストはこの3つのみ繰り返しました。

一般知識

テキストが届いたらすぐに学習を始めました。個人情報保護法などは条文が単調で結構きつかったです。講義を淡々と進めて復習しやすいテキストを作ることを心掛けました。

政治経済はニュース検定の動画やYouTubeを参考にしつつ一通り学習し、直前は山当てフェスに出ていた内容を中心に復習しました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

行政法と会社法はテキストに解答を書き込み、読み物として利用しました。解らない肢に付箋をつけて行く予定でしたが、満遍なく読む事で本試験の問題に慣れる事に重点をおきました。おかげで過去問でよく見る肢は本試験でも正誤の判断が早くできました。会社法は直前期に解説動画を一通り視聴し、学習していない部分の過去問も解くようにしました。

一般知識は個人情報保護法などの法律系を中心に問題を解きました。

民法、憲法は繰り返し解きました。

中上級の講座で使用する問題集(ジャンプ)を利用したかったのですが、私には時間的にも短答過去問集がちょうど良い分量でした。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

1日に行政法1問、民法2問をコツコツ解くようにしました。1回目は解いて解説動画を視聴し、テキストや条文をチェックしました。時間が取れないときは、JTだけチェックしたり。受けた模試の問題をストックしたりしていましたが、基本的に過去問とテキストの⚪︎記マークを繰り返しチェックしました。

直前期では中々書く練習に時間がかけられず、本試験ではキーワードは大丈夫だったのに点数はイマイチでした。試験中はやり切った感がありましたが、解答を読み直してみると解りにくい文章だな、もっと書く練習が必要だったと反省しました。問題練習後に暫く時間が経ってから見直す事も大事かなと思いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

民法の一周目の学習時から単元が終わったら解くようにしました。他資格の問題なので、新鮮な感じはしましたが、行政書士の過去問で手いっぱいだったので、常用はできませんでした。総則、物件辺りは割と解きやすい印象でした。債権は少し苦手意識があったので、解答を読みながら進めることが多かったです。試験の種類によって出題の方向性が違うので、これは行政書士試験に出るのかなと思う事もありましたが、テキストでしっかり学習をしたはずなのに間違える時があり、解説を見た後にテキストを再度確認するとちゃんと記載があってこれは為になるなと実感しました。テキストに載っていないか見つけられなかった時でも条文がちゃんとあって新たな学びになりました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

市販の模試を3回、他校の模試を1回、アガルートの模試を1回解きました。(市販の模試は3種類購入)

日曜日の13時から解いて、本番のシュミレーションとして利用しました。解く順番も色々試してみました。最終的には憲法→行政法→民法→多肢選択→一般知識の文章理解→記述→一般知識→基礎法学と会社法の順番にしました。本試験は憲法が難しくと言いますか、解きにくかったので、だいぶ焦りました。

9月に解いた模試が一番良い点数で、見直し、テキストや過去問とのリンクもバッチリできていましたが、仕事の忙しさに比例して点数も悪くなり、直前期は合格点に届かないくらいになりました。やり直しやテキストとのリンク貼りは何とかできたので、勉強の合間に見直したりしました。記述は予想問題として一部切り取ったりしました。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

今回一番お世話になった講座です。民法、行政法、憲法を一気に総確認できる所がとても良かったです。最初の頃は、ゼミで先生が指摘された所をシャープペンでチェックを入れておき、繰り返し視聴するなかで大事なところや勘違いしていたところ、関連事項のリンク先などをマーカーで使用していない色のペンで書き込みをしました。9月から試験までの期間は仕事が忙しく、思うような勉強ができない時もあり、車の移動中にダウンロードした音声を聴きまくりました。

レジュメは最初の頃はどこのページかわからずあたふたしましたが、テキストに貼り付けたりして集約しました。民法と憲法は判例をより詳しく確認できましたし、行政法は今どの部分の勉強をしているのかを意識することができたと思います。却下と棄却について迷うことがなくなりました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生のメリハリのある講義のおかげで挫折せずに最後まで頑張ることができました。2022年の試験日以降、受講相談のYouTubeライブを見まくり、自分の可処分時間を見つめ直して入門講座を申し込みました。本当はジャンプが付いてくる講座を受けてみたかったのですが、消化不良になると思いとどまることができました。オーサムコンサルティングも楽しみでした。勉強中の悩みや質問にシャキシャキと答えが返ってくるのでまた頑張ろうという気持ちになりました。

条文とはまあまあ仲良くなれました。

無権代理と相続は忘れないと思います。

ありがとうございました。