受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

小学生のころドラマを見て行政書士という仕事があることを知ってから興味を持っていました。大学は法学部に進んだものの、行政書士の試験に記述があることを知って、大学の試験で記述が書けないことから挑戦をする前に諦めてしまいました。

2年前に体調不良で退職した後、今度は自分のペースで仕事ができるように独立したいと思い、ついに挑戦することにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

まず、市販テキスト・スクール・通信で自分にとってのメリット・デメリットを考えました。市販テキストとスクールは交通費やモチベーションの維持が難しいので辞めました。通信講座は自分のペースで進められるし、費用もスクールよりは抑えられるので良いと思いました。ネットでいろいろな講座を探して、アガルート、フォーサイト、ユーキャンの3社に絞り、資料を取り寄せました。

その中でアガルートに決めた理由は、体験講義で豊村先生の話し方が自分に合っていると感じたことと、なんといっても合格特典の全額返済です。特に合格した後は独立開業したかったので、登録費用などに充てられる全額返金は魅力でした。

合格体験記・学習上の工夫

【学習の流れ】

2022年5月に仕事を辞めてしばらくしてから行政書士を目指そうと思いいろいろと情報を集めて実際に勉強を始めたのは2022年11月です。最初に届いたのは、行政法・民法・憲法のテキストと過去問の計6冊でした。行政法から勉強を始めるのが一般的ですが、テキストの分厚さを見てまずは一冊全部やりきることで勉強の習慣をつけるとともにやり切ったという実感を得たいと思い、一番テキストが薄い憲法と大学で主に学んでいた民法を並行して勉強を始めました。

基本的には豊村先生がおっしゃっていたように講義を見ながらテキストに書き込みをしていき、ある程度進んだら過去問を解き解説動画を見るということを繰り返しました。過去問にはテキストの該当ページを書き込んで2回目以降にチェックをしやすいようにしました。

2022年中に何とか憲法をやり終えて、2023年から行政法の勉強を始めました。3月には行政法と民法が1周終わり、商法と一般知識の勉強を始めて4月末にはすべてのテキストと過去問を1周しました。

5月からは過去問の2週目に入りましたが、かなり忘れてしまっていることにとても焦ったのを覚えています。まずは全部を1周しようと考えていたので、一度終わっていた憲法や行政法を5月までに復習をすることがなかったことが原因だと思われます。でもまたテキストをやるには時間がないので、ひたすら過去問をやることにしました。このころは過去問をやって間違えた問題と解説を見ても理解できていないところをテキストで再確認し、テキストでも分からなければ動画を見るという使い方をしていました。

7月からは逐条ローラーインプットと文章理解、記述の勉強も追加し、9月末までに過去問3週目とともに終えました。記述は全然書けないことが多かったので、市販のテキストを1冊追加してひたすら書きました。

10月からの直前期は市販の模試をほぼ毎週解いて、間違えたところやあいまいなところをテキストや条文に戻って確認し、残りはひたすら過去問を回しました。一般知識の足切りが怖かったのでニュース検定の見直しもこの頃にたくさん行いました。

1週間前からは、予想問題や一般知識の総復習の講義を見ました。また、テキスト全体をサラッと一読したり、要点整理の本を買ってきて知識の抜けがないかを確認したりしました。

【工夫したこと】

勉強時間を確保するために仕事はアルバイトを掛け持ちし、週20時間程度に抑えました。講義を見ているときは講義単位で休憩をとったりしていましたが、過去問中心の学習に入ってからはまとまった時間が取れるときは25分集中・5分休憩のポモドーロテクニックを取り入れて集中して学習に取り組みました。

2023年に入ってからはアプリで勉強時間を見える化してモチベーションを保つようにしました。また、SNSで月・週・日単位で目標を宣言しておいて、それぞれ結果を報告するようにして逃げられない状況をつくりました。SNSでは、他の受験生との交流もあって今日はサボりたいなというときなどに、今日はこれだけやりました、などの報告を見ていると自分もやらなきゃと思えて良い刺激になりました。

体調管理のためになるべく散歩に出かけたり、家じゅうをうろうろしながら勉強したりもしました。

試験当日は本番直前にいろいろ手を出すのはよくないと思い、復習は前日までで終わらせて、苦手な条文の数字をチェックする以外は好きな音楽を聴いてリラックスするように努めました。

総合講義のご感想・ご利用方法

最初はテキストがたくさんある上に、民法と行政法の分厚さと動画の本数の多さに全部できるかなと不安になりました。しかし、講義を見ていると例え話が面白く、内容が分かりやすく話されているのでどんどん進めていくことができました。それでも、全部をやり切るのは大変で、1周を終わった時には達成感があってまだこれから本格的に過去問を解いていくところなのに勉強が終わったかのように安心したのを覚えています。テキストがほかのスクールや市販のものに比べてかなり色が少ないなと思いましたが、講義が進むにつれて自分で色を付けていってどんどんカラフルになっていくのが楽しかったです。また、自分で色を付けていくので最初から色がついているよりも覚えることにつながったと思います。

講義は同時期にやるのは2冊までとして1冊あたり2か月でやり切ることを意識して取り組みました。2周を目標にしていましたが1周終わった時点で試験まで半年となっていたので諦めて、過去問や模試で分からなくなった都度テキストを何度も確認をしました。テキストの確認で足りないところだけ、もう一度講義を2倍速で見ました。

講義を受ける前に合格体験記などで、とにかく麦茶とラーメン屋さんがたくさん出てくる、と聞いていたので、それらの単語が出てくるたびにおっ出てきた!と推しに会えたかのようにテンションが上がりました(笑)。また、豊村先生の服装がとても個性的で今度は何の服を着ているかな?と次の動画を開くのが楽しみでした。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

全部で3~7周やりました。4周目以降は間違えた問題のみです。

1周目はテキストである程度の単元が終わってから取り組みました。1周目なので普通に解いて解説動画を見てペンで書き込みしていきました。

2周目は全テキストを1周終えた2023年4月から3か月くらいかけて取り組みました。2周目はわからなかった問題だけ再度解説動画を見たりテキストの該当箇所を読んだりしました。

3周目は8・9月の2か月でさらにスピードを上げて取り組みました。この時に過去3回分の正答率によって4種類の付箋を貼って4周目以降に苦手なところだけに取り組めるように準備をしました。

10月から本番まではひたすら付箋の貼ってある問題を解いていって付箋をはがしていきましたが、最後までなくなることはありませんでした。

8月以降はとにかくスピードを上げて取り組んだことで、模試などで初見の問題文でも早く読めるようになったのだと思います。また、10月以降は毎日最低でも本番と同じ40問以上はやると決めて取り組んだので、本番でもスタミナが切れることなく挑めました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

8月に入ってから始めて2・3周やりました。最初は答えを見て10ミリ方眼ノートに書き写すことから始めました。1周目は書き写しながら講義も見ていったのですが、これだけでは書けるようになる気がしなかったので、市販の記述問題集を購入してそちらをメインに使用しました。過去問は市販テキストを1周終えるごとに解きなおしました。

市販のものは3周以上やりました。こちらも1周目は書き写すことがほとんどでしたが、時間があるときはテキストや条文を調べて自分なりに記入してみるということもしました。2周目は全体的に自力で書いてみてキーワードがかけていればOKとし、キーワードも出てこないものはテキストや条文を再度確認しました。3周目は重要度の高い問題を中心に解きました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

7月から9月にかけて1周だけやりました。条文の確認が重要だとは認識しながらもなかなか六法を開いて確認することをやっていなかったので、条文問題が苦手でしたが、この講座をやり終えてからは条文問題で点数が取れるだけでなく、記述も楽に書けるようになって急に理解度が増しました。六法では書き込めるスペースが少なくて、色を付けるだけになっていたので、テキストにたくさん書き込んで、10月以降の勉強の際は六法の代わりにテキストを使用しました。テキストは試験会場にも持参して最後まで条文の確認に使用したりして、一番役に立ちました。もっと早くから取り組んでいればよかったと思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

7月ごろに過去問演習や逐条ローラーインプットの講義の合間に息抜きとして使用していました。もともと趣味で本をたくさん読むので、やらなくても大丈夫だろうと思っていましたが、文章によっては興味が持てずに何が書かれているのか分からないという問題が結構あったのでやってよかったと思います。とくに空欄補充問題の選択肢に出てくる単語が分からないと、当然どれを選んでよいのかが分からないのでいろいろな言葉を知ることができたのもやってよかったと思う点です。

普段文章をあまり読まない人は絶対にやっておくべき教材だと思いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

得意科目の民法を完成させるために直前期の10月から使い始めました。とりあえず解いてみて、自信をもって正解していた問題は動画を飛ばし、間違えた問題、選択肢を迷った問題は解説動画を見て、テキストや条文を合わせて確認をしました。すでに得意科目だったので、1周目から正答率は高かったのですが、念のため2周やりました。

模試では問題との相性もあると思いますが、1度も満点を取ったことがありませんでしたが、本番ではなんと民法択一で満点を取ることができました。得意科目な故、この教材をやりこんだわけではありませんが、「民法が得意だ」という自信を持てたことが点数につながったと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートでは模試が1回しかなく、自己採点でほかの受験生との比較もないので他のスクールの模試を受けることも検討しましたが、試験会場までの交通費と時間を考慮して、最終的には市販の模試1冊を追加でやるだけにとどめました。

最初に模試に取り組んだのはかなり遅く、9月下旬です。7月に令和4年度の過去問を本番形式で解いた際に点数が悪く落ち込んだので、過去問の3周目と逐条ローラーインプットも1周終えてからやりました。記述の点数を甘めにしたこともあって1回目では180点を取ることができましたがその後、2回、3回とやっていくうちに点数はどんどん下がっていって落ち込みました。アガルートの模試は最後の仕上げとして11月に入ってから本番と同じ時間帯に取り組みました。合格点をとれたのは1回だけであとは140~160点でしたが、本番までに間違えたところの見直しをしたり解説動画を見て苦手をつぶしていきました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

目標であった一発合格を達成することができたのは先生方のおかげです。ありがとうございました。最後のほうは本当にしんどくてもう二度と試験は受けたくないと思っていましたが、試験から3か月が経ってまた勉強したいと思うようになりました。まずは行政書士として活躍できるよう業務を覚えていきますが、いつか他の資格に挑戦しようと思った際はまたアガルートにお世話になろうと思います。本当にありがとうございました。