合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

定年後に活かせる資格を探していました。同じ会社で2年後に定年を迎える人が独学で行政書士の勉強をしていると知り、話を聞いたところ独学だと難しいが継続していると毎年少しずつ点数が上がっていると聞き、自分でもできるかなと思い目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

最初は独学で始めましたが、行政法が全く理解できず、参考書を少し読んだだけで眠気が襲ってくるといういわゆる拒否反応がありました。それでも合格したかったので生まれて初めて予備校を検討しました。

予備校を決めた条件は次の3つです。

  • 社会人で時間に限りがあるので、通学でなく自分の好きな時間に受講できるオンライン講座
  • 合格率が高く、一発合格できること
  • 講師が魅力的であること

アガルート以外にも伊藤塾やLECも検討しましたが、最終的には合格者全額返金制度を知り、独学でなく予備校利用に決めました。

合格体験記・学習上の工夫

最初のテキストが届いてボリュームの多さにビックリ!しました。

しかし、焦って最初の学習(民法)を開始せずに、まずは軽く全体を把握しました。そして、本試験までどういうスケジュールで進めるかを考えました。スケジュールの決め方はアガルートの資料請求で届く合格体験記(通称コロコロコミック)と豊村講師が言っていたスケジュール(5月までに1周)を目安にしました。

そこで決めたのが次のスケジュールです。

・ゼミが開始する2月までに1周する。

・5月までに2周以上する。「テキスト⇔過去問⇔条文」の相互リンクを完成させる。

・6月から記述学習を開始。模試スタート。

・8月以降は理解度の低い部分を重点的に学習して攻略する。

・9月には模試で合格点を取る。

・10月は一般知識(法令科目と文章理解以外)を中心に学習

・11月の超直前期は体調を整える。

毎日の学習は振り返ると相当な量を勉強していました。1500時間は超えていたのではないでしょうか。

・毎日4:30に起床(勉強を開始する前は6:00頃起床でしたが夜は晩酌をしたかったので朝早く起きて勉強することを決めました)

・5:00自宅を出発(会社まで自転車で20分程度ですが、移動中も骨伝導イヤホンで耳活)

・5:30~8:00まで会社で勉強(誰もいないオフィスで集中できました)

・12:00 昼食は10分で済ませ、残りの時間は勉強。(食べ過ぎると眠くなるのでご飯の量を調整)

・18:00 自宅に戻り入浴(湯船に浸かりながら過去問アプリやYouTube合格者インタビューを視聴してモチベーションを向上)

・19:00 夕食後に1時間程勉強

・20:00 布団の中で眠くなるまで過去問アプリやYouTubeで条文の聞き流し。

※朝すっきりと目覚めるために睡眠時間はしっかりと取りました。

平日・休日を問わず、毎日4時間半以上勉強していました。12月上旬から本試験まで1日も欠かさず勉強していたので1500時間は勉強していた計算になりますが、豊村講師の教え方がうまく、勉強が楽しかったので全く苦になりませんでした。

学習上の工夫したことは、

①講師から与えられた課題(条文⇔テキスト⇔過去問に相互リンクを張る)に対して、「条文にはテキストのページ数」、「過去問の解説部分にはテキストのページ数」、「テキストには過去問のページ数」を書くようにしていました。この方法が豊村講師の言っていた相互リンクのやり方であっているかは分かりませんが、自分なりに分かりやすく、時間をかけずに確認したい部分のページを開くことができるので直前期に重宝しました。

②六法は豊村講師も勧めていた六法の1つであるLECの行政書士試験合格六法を使用しました。この六法は私法、公法で1冊ずつに分かれていて、書き込みスペースも多く、行政書士試験に関係のない条文は入っていないので使いやすかったです。六法で工夫したこととして、条文は文字だけで読みにくいので、条文のカッコで囲まれた部分をグレーのマーカーで塗り潰して見やすくしました。マーカーペンが数本必要ですが条文が読みやすくなるのでお勧めです。

③ある程度学習したら理解している部分、理解していない部分が分かってくるので、テキスト、過去問とも背表紙を思い切って裁断して必要な部分だけクリップで留めて持ち運びました。

総合講義のご感想・ご利用方法

漠然とした言い方になりますが「総合講義は楽しかった! 合格した後だけどまた受けたい」と思いました。

何がどう楽しかったのかを聞かれると困るのですが、豊村講師の魅力なのか講義テキストの作りが良かったのかは分かりませんが「勉強しなくちゃ」というのではなく「勉強したい。講義が受けたい」と感じます。麻薬のようなもの!?癖になります。

総合講義は、オーソドックスに「視聴して過去問を解いて条文をチェックする」の繰り返しです。他の方の合格体験記にあったようなテキストに付箋紙でメモをベタベタ貼っていくこともせず、豊村講師が板書したものをひたすらテキストに書き込んでいくだけでした。

ただし、相当な量を繰り返し視聴しました。模試を受け始めるまでには民法、行政法で3回以上、本試験までには5回以上は視聴していたと思います。どうせ分からないところだけ繰り返し聞いたんでしょ!?と思うかもしれませんが、そうでなく、民法だと最初の制限行為能力者から最後の家族法まで何度も何度も繰り返し聞いていました。1回目は板書をテキストに書き写すので再生速度は通常モード、途中途中で一時停止して書き写すので時間がかかりますが、2回目以降は板書もないので、1.5倍速~2倍速で聞くことができ、1周回すのに時間はかかりませんでした。先生の講義が面白いんです。こういう講師をカリスマ講師って言うんだなと思いました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問の民法、行政法は7周以上回したと思います。回答の解説を見ても理解しにくい問題については、インターネットで「行政書士」「過去問」と検索するといろんなサイトがヒットします。同じ過去問に対してアガルートの解説、サイトごとの解説を見ながら理解すると理解しやすくなるので私はこの方法で進めました。

最初は間違えてもいいから理解することに重点を置きました。この肢は×だけど何が違うのかきちんと理解することが本当に重要だと思います。独学で受かった人が過去問をひたすら解いて合格したという記事もありましたが、過去問の答え(○か×)を覚えるのではなくきちんと何が違うのか自分で言えるようになることが大切であると豊村講師に言われ、面倒でも問題の肢ごとにテキストと条文をチェックする癖を付けました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述の配点60点を捨てて択一だけで合格を勝ち取ることは非現実的ですが、過去に出題された問題が再び出題されることは少ないということでしたので「記述過去問解説講座」に力を入れることはしませんでした。

しかし、過去の記述問題がどのような傾向で出題されているのかを探るために出題された問題から条文番号や出題のされ方を確認しました。

自分が記述学習に入る前にこの作業を行ったお陰で条文を読むときにただ読むだけでなく2項以降やただし書きの重要性、前後の条文との関係性、豊村講師が言っていたように事案とテーマ、テーマと事案を推測することが重要であることを知ることができました。

記述学習は、直前対策パックを追加で申込み、そこに付いている「総まくり記述80問攻略講座」を使用して徹底的にやり込みました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

行政書士の問題は「条文に照らして」「判例に照らして」という形で出題されます。それほど条文と判例の学習は重要ということが分かるのですが、条文学習は面白くなく、とても根気がいります。最初のうちは条文学習を全くしていなかったので、最初から1つずつ説明してくれる講座は非常に助かりました。おそらくこの講座がなければ条文を最初から1つずつ読むということはしなかったと思います。

また、豊村講師の[テキスト⇒条文]という学習方法に対して、田島講師の[条文⇒テキスト]を振り返る学習方法をすることで、一方通行でなく相互通行の学習ができ、より一層知識の深堀りができたと思います。逐条ローラーインプット講座を受けてから条文の素読も苦になりませんでした。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

国語嫌いなんです。

小学生の頃から国語は大嫌いでした。読むのが苦痛なんです。何を言っているのか分からないんです。

だからこそ早めに勉強をスタートしました。田島講師が「しっかり訓練すれば必ず分かる。全問正解しましょう。」という言葉を信じて受講しました。

インターネット上では「文章理解を解くコツ」という動画などがありましたが、小手先の技でなく「理解して解く」という技を習得するために頑張りました。本講座を受講した後は、公務員試験の問題集を毎日1問解くことを継続しました。

本試験の文章理解問題は3問とも非常に簡単な問題でしたが、この3問を自信を持って答えられたこと、あまり時間をかけずに解くことができ、他の問題に時間を割くことができたのはこの講座のおかげだと思います。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

入門フルに付いている「択一式対策完成への問題」は、行政書士試験以外の資格試験(司法試験、司法書士、国家一般職など)で出題された民法の問題(80問)がついていました。

解いてみたところ、行政書士の過去問では答えられるのにちょっと出題のされ方が変わると全く知らない問題のように感じました。

「まぁ行政書士試験じゃないから別に構わない」と思わず、「これは知識が不足している。もしかしたら本試験でこのような問題が出されたらパニックになる可能性があるかも」と思い、しっかりと学習をしました。

また、調べてみると民法以外の問題は、直前対策パックに付いている「総まくり択一1000肢」で学習することができると知ってスグに申込みました。講義動画付きで1000問なので相当な量がありますが、集中して勉強すれば1週間で1周回すことができました。この他資格試験問題は自分の理解度が不足している部分を洗い出し、より知識を深め、一発合格する確率を高めるものと思いました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試は、市販の模試(2022年、2023年)13回分とアガルートを含めた予備校の模試(LEC科目別答練7回を含む)17回の合計30回受けました。

アガルートの模試を9月上旬に受けましたが一番難しく、30回の中で一番低い166点でした。

模試は6月から開始して、当初から合格点を超える点数が取れるくらい順調な仕上がりでした。その理由としては、豊村講師が「5月までに1周まわすくらいのペースで勉強」と言っていたところを何としても一発合格したかったのと他の人と同じ勉強をしていたら負けてしまうと思い「5月までに最低2周」を目標にしていたので6月の模試から良い点が取れていたのだと思います。

LECの模試(7回)は会場受験し、会場の雰囲気や時間配分、解く順番のシミュレーションをしました。模試では、合格点を取るだけでなく、時間が足りず焦ってしまうことがないように2時間以内に解くということを目標にしていました。また本試験を想定し、直前学習に何をするかを考えていました。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

豊村ゼミは通信で受講しました。ゼミでは豊村講師がオンラインで受講されている方に問題を出していくのですが、

・豊村講師の質問に自分は答えられるか(○)

・オンライン受講者が答えられるのに自分が答えられない(×)

・オンライン受講者も自分も答えられない(△)

のように判別して、学んだところがきちんと理解できているか、あやふやな知識はないかなどをチェックして復習すべきところを明確にしていました。

ゼミ受講者は、レベルの高い方が多かったので自分の進捗度が遅れているのかどうかなどの目安にすることができました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

これまで登録販売者、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士、FP2級をはじめ多くの資格を取得しましたが、全て独学で合格しています。行政書士試験も最初は独学でやろうと思い市販のテキストを購入しましたが、行政法が全く理解できず、勉強すると眠くなる。いわゆる拒否反応に近いものがありました。

しかし、アガルートで勉強すると「あれ?すごい分かりやすく、楽しい」と思うようになりました。本試験直前に豊村講師のYouTube「行政書士試験まであと1日前!」では豊村講師がカニのイラストなのに「たこ」と書かれたTシャツを着て笑いを取りにきていましたが、「受かったらもう豊村講師の講義が聞けないのか」と思うと、目に涙が溜まっていたのを覚えています。1年間ありがとうございました。

スグに行政書士を開業することは考えておらず定年まで残りの時間、他の資格を取る予定です。その際は是非アガルートのお世話になりたいと思います!!本当にありがとうございました。