合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

  1. 法律を体系的に学ぶ
  2. 行政書士の入管業務に興味がある

という2つの理由で、行政書士の資格取得を目指しました。

私は、現在、国家公務員として海外で勤務しています。

経済区分の国家総合職試験で入省し、過去に法令改正に携わった経験がありました。しかし、法律の知識不足と不安を感じていたため、以前から体系的に法律を学びたいと考えていました。このような背景になか、日本の入国管理業務に詳しい友人から行政書士の資格取得を勧められました。

調べてみると、日本が今後、より多くの留学生・労働者を受け入れるなかで、入管業務の重要性を感じました。そこで、行政書士資格を取得し、入管業務を理解したいと考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

法律初学者であり、学習の継続に不安があったため、まずは受講料の高くない講座を探していました。さらに、私は海外在住であったため、オンラインのみで完結できる講座を探していました。そこでアガルートの講座に出会いました。YouTubeで豊村先生の授業や合格者インタビューを聞いていると、合格実績と質が高いことと受講料返金制度があることを知り、受講してみたいと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

受講時期は、23年2月からという遅めのタイミングでした。法律はまずは入門書で全体像をざっくりと押さえておくと効率の良い学習ができると友人に聞いていたため、市販されている「行政法入門」という書籍を読みました(その後、時間のあるときに憲法、民法、会社法の書籍を読了しました)。その後、まずは大部である行政法の講義を視聴し始めました。しかし、3月は別の資格試験と重なっていたため、十分な勉強時間が確保できず、ようやく3月末に行政法を視聴し終えました。

4月からは、憲法を聞き終え、民法の講義も視聴し始めましたが、民法は5月にようやく終えました。

6月15日に行政法、憲法、民法の講義を視聴し終えた状態でしたので、それから3科目の過去問を解き始めました。7月に行政法と民法の過去問を終える予定でしたが、行政法しか終えることができませんでした。

8月に民法の過去問に手を付ける際、学んだ内容を忘れていたため、テキストをもう一度見る必要があり、テキストを見てもわからない箇所が多かったため、講義を再度、視聴することになってしまいました。8月末時点で民法の過去問が終わっていない状況でしたので、強い危機感を持ちました。民法の過去問は時間がかかってしまい、9月20日に1週目を終えました。

模擬試験は、海外在住のためスケジュール上、基本的に受験できませんでした。唯一受験できたのが、本番1ヶ月、3週間前のLECのものでした。それぞれ、120点、134点という点数で、愕然としました。そこで、本番2週間前にアガルートの模擬試験に望むことを目標に頑張りましたが、アガルートの模試でも撃沈しました。

本番前の最後の1ヶ月は、人生で最も自分を追い込みました。2月から勉強してきたにも関わらず、300点中120点しか取れないとは思ってもみなかったため、一旦絶望し、そこから、全ての時間を勉強に注ぐ覚悟を決めることができました。

本番1週間前は、最後の1週間ということを意識せず、毎日同じ時間に起きて、同じ時間から勉強を開始して、同じ時間にご飯を食べて寝る、というペースを維持しました。

本番が無事終わり、自己採点をしてみると、記述を除いて240点中、154点(憲法2問、行政法14問、民法6問、多肢9問、一般知識11問)でした。記述は手応えがなかったため、落ちていても仕方がないと思っていました。

結果、記述は28点、合計点数は182点でギリギリ合格していました。

総合講義のご感想・ご利用方法

23年2月からの受講開始で仕事もしていたため、あまり多くの時間が確保できず、講義は基本1.5倍速で、場合によっては2倍速で視聴しました。豊村先生から、「3月に学習開始する人は、Rocket Startで常にTop Speedで学習する必要がある」と言われていたにも関わらず、2月、3月は、まだまだ時間もあると勘違いしてしまい、受験生モードになれず、勉強時間も少なかった点は反省しています。

4月に民法を視聴し始めてから、範囲の多さに驚き、ようやく受験生モードにシフトしました。それ以降は、1週間に15時間の勉強時間を確保することを心がけました。

講義時間が長くても30分以内に収まっていたため、できる限り隙間時間を活用して受講しました。また、脳の使い方の書籍を読み、効率の良く記憶するため、できる限り夜寝る前の30分と、朝1時間は勉強をするようにしました。

反省点としては、過去問の1週目に予想以上に時間がかかってしまったことです。

原因は、最初に講義を視聴した際に、①復習をしなかったこと、②視聴してからすぐに関連個所の過去問に手を付けなかったこと、で講義の内容を覚えていなかったためです。

どんな資格試験であろうと、講義視聴後にすぐに過去問に手を付けるというのは、王道であるにも関わらず、実践できず、時間がない中で遠回りをしてしまいました。この点は、今後の受験者の方々に同じ過ちを繰り返さないようにして頂ければと思います。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

行政法と憲法は、解説を見ることで理解できたため、講座を受講しませんでした。行政法と憲法は、暗記の要素が強いため、講義内容とテキストの内容を見れば、過去問は解けます。他方、民法は解説を見ただけではわからない箇所が多かったため、すべて視聴しました。問題を解くたびに1つずつ見ていくと理解が進みました。また、林先生が解くべき問題と、解けなくても仕方がない問題を瞬時にコメントして下さり、1問あたりの解説時間も短いため、効率の良い過去問学習ができました。板書して下さる文字が綺麗で、図がわかりやすかったため、図を写すだけでも理解が進みました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

結論から申しますと、講座は時間がなく視聴できませんでした。記述対策に関しては、まずはアガルートの過去問をすべて解き、解説・解答を読みました。その後、LEC出版の「2023年版 出る順行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集」を解きました。その後、全ての問題は解けませんでしたが、TACの「みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集 2023年度」を眺めました。記述は、20点が3問と配点比率が高く、民法は特に自分が覚えていない論点が出れば、大きく失点することになるため、できるだけ多くの問題を解くことを心がけました。市販されている問題集の記述は、過去問からの引用が多いため、まずは過去問を徹底的に何度も回すことを心がけました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

行政法のみ視聴しましたが、他の科目は時間がなく視聴できませんでした。国家行政組織法、国家公務員法、行政手続法、行政不服審査法、地方自治法は、目的条文を把握し、条文を読めばどの法律か判定できるようにする。行政手続法と行政事件訴訟法は、細かい所まで出題されるため素読する必要があります。このように、基本方針を立ててから、逐条ローラーインプット講座で必要な箇所のみをうまく活用することがお勧めです。

色分けマーカーを塗るだけ勉強している気になってしまう可能性があるため、本当に重要な部分だけ、頭に叩き込みました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

国家公務員総合職の試験等、各種の試験を受けていて、文章理解は得意だったため、全問正解できる自信がありました。講座の必要性を感じませんでしたので、視聴しませんでした。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

時間がなかったため、『択一式対策完成への問題』解説講座を受講しませんでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は、海外在住のためスケジュール上、基本的に受験できませんでした。唯一受験できたのが、本番1ヶ月、3週間前のLECのものでした。そして、本番2週間前にアガルートの模擬試験に望むことを目標に頑張ることができました。アガルートの模擬試験は、紙質も良く、綺麗な体裁で本番通りの雰囲気でトライすることができました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生は、テンポがよく、非常にわかりやすい説明で理解が進みやすかったです。

アガルートのおかげで、2023年は法律の勉強を頑張ったと胸を張って言える思い出深い年になりました。